もう………スペイン楽園すぎ

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4月1日 月曜日
【スペイン】 べヘール・デ・ラ・フロンテーラ ~ カディス







ハーイ、僕今スペインにいます!!
スペインいいところですよー。牛追いすごい(^-^)/




ってエイプリルフールでしたー(^-^)/


じゃなくてマジでスペインだった怖え!!(´Д` )








マジでスペインにいるんだなぁ。
たまにふと信じられなくなるよ。



でも現実だからね!!
進まないと帰れない!!
歌って稼がないと帰れない!!
現実怖え!!(´Д` )



てなわけで日記いってみます。
















凄まじい暴風で目を覚ました。


荒れ狂う風にテントがすごい形に歪む。

バタバタバタ!!!と叩きつける雨が、ものすごい勢いでテントを叩く。




うわぁ!!!と飛び起きて体を丸めた。



絶え間なく吹き荒れる風にテントがひしゃげ、中が狭まり、膝を抱えてもそれだけのスペースさえない。



手で内側から抑える。
photo:01




染み込んできた雨で、すでにテント内は水びたし。

寝袋もバッグもギターもびしょ濡れになっている。


怖い!!



風は止むことなくテントを叩き続ける。
固定の杭が抜けてしまったら一瞬で崖の下に吹き飛ばされてしまう。




頼む!!
止んでくれ!!

雨か風か、どっちかでいいから止んでくれ!!!




時計を見た。

まだ深夜の2時。


頼むよぉ!!!






















そんな恐怖の時間がどれだけ続いただろう。

風は勢いを弱めることなく、テントを潰す勢いで吹き荒れているが、バタバタと雨が叩きつける音が聞こえなくなった。





今しかない。

濡れてぺちゃんこになっている寝袋をバッグに押し込んで、テントの外に飛び出した。



ドバッ!!!と暴風に帽子が吹っ飛びそうになる。

真っ暗な崖の上。









もうテントは諦めた。

今はどこか風のこないところに逃げなければ。

外灯が照らすテントは無残に歪みまくっている。


朝、取りに戻ってくるからな!!


それまで生きててくれ!!!










人っこ1人いない深夜の道を暴風によろめきながら急いで町の方に歩いた。


すると少ししたところに、ちょっとした囲いのあるバス停を見つけた。



助かった!!




迷うことなくそこに逃げ込み、ベンチに濡れたマットを敷く。


囲いがあるおかけで風が来ない。


ここならなんとか眠れそうだ。


ベンチに横になり、びしょびしょの寝袋に体を突っ込んだ。





















どれくらい時間が経ったか。

最低の一夜が明ける。


寝袋の外から明るい日が差し込んだ。

体を出すと、そこにはさっきまでの暴風雨が嘘みたいな青空が広がっていた。
photo:02





はぁ………ツンデレ具合の落差が激しすぎだよ。














荷物をまとめてテントを見に行ってみた。


一晩中あの風に吹かれ続けてたはずだもんな。

跡形もなく消えてるだろうな…………







photo:03


と思ったら以外にもグシャグシャになることなくゆうべと同じ位置に残っていた。




背景には美しい緑の丘陵地。
遠く高原には風力発電の風車がいくつも並んでいる。

見晴らしの良い景色が、は?なんかありました?みたいな顔でしれっとしてやがる。


仕方ない。持ってってやるか。

テントをたたみ、太陽で乾かしてからバッグにつめこんだ。











さて、このべヘール・デ・ラ・フロンテーラ。
photo:04





奇妙な魅力に包まれた白亜の町。
photo:05





まだまだ探検しがいのある顔を持っているんだろうが、昨日の牛追い祭りで結構満足している。


この先にもいくつもの町が待ち受けている。
天気もいいことだし先に進むか。


牛がちょっと変だしね!!
photo:06
















次の目的地をどこにしようか。

全然調べてもいないので、どこにどんなものがあるのかもまったくわからない。


バス停にいたおばちゃんに地図を見せ、どこがグッドですか?と聞くと、おばちゃんは少し悩んでカディスと言った。



よし、目的地決まり。

12時半にやってきたカディス行きのバスに乗りこんだ。
値段は5.3ユーロ。






振り返ると、緑の中に白い町が見えた。
まるで映画のセットみたいに出来過ぎの外観。


古城と迷路。
山の上の白い町。

ここもまた戻ってきたいと思える素晴らしい町だった。



バイバイ、べヘール。














バスは南部ののどかな海岸線を走る。

こっちの窓には風力発電の風車。
こっちの窓には太陽光発電のパネル。
photo:07



photo:08








次世代エネルギーは先進国の最重要課題。


しかし潔白そうに見えるスペインも、モロッコに建設されている原子力発電所から電力を購入しているそうだ。

田舎に大金をばらまいて原子力発電所を作る構図は日本と一緒の業の中だ。















バスはいくつもの町を通り過ぎて行くんだけど、





まぁー、綺麗だわ。スペイン。

整備された街並み、パームツリーの並木、お城のような建物。

どの町もメルヘンチックな美しい景観で、窓がテレビのスクリーンみたいだ。

しかもそれらが今までのヨーロッパになかったような独特な雰囲気を持っている。

地方色豊かな南部スペインの鮮やかな空気に、バスの中からうっとりさせられるよ。


















そんな景色を眺めながら走り、バスはカディスに到着。


地図で見るとこのカディス、小さな島みたいになっていて、海を越える道で繋がっている。


どんなとこだろう?









バスを降りると、そこは綺麗な目抜き通り。
高いビルやオフィスが並ぶオシャレな街並み。
歩く人々も洗練されている。
photo:09




ビルの隙間から青い海が見える。

解放的なビーチリゾート。


へー、カディスってこんな街なんだ。

なんか新しい開発された街みたいだな。









photo:10


テキトーにピザを食べ、島の先端の方へ歩く。

この先っぽの部分が中心地みたいだけど…………







お、城壁ですか。
photo:11




アレですね、中がオールドシティーになってるやつか。







足を踏み入れると…………












photo:12




あーもうダメ。




スペイン南部ダメ。

photo:13







美しいにもほどがある。


なんなのこれ?
楽園なの?


宮崎にこんな海沿いないよ?
photo:14








美しくのびる海岸線。

モスク風の大きな教会がそびえ、ヤシの木がきらめく。



心まで風に飛ばされそうだ。

ずっとこの美しさに抱かれていたい。
photo:15











海岸線から町の方に入ると、そこは巨大な迷路。
これぞヨーロッパといった石造りの建物がどこまでも続き、細い路地が入り組んでいる。
photo:16



photo:17




建物が全て同じ高さで統一されているのもヨーロッパらしい。
両側の壁が迫り、まるで谷底を歩いているよう。
photo:18




揺れる洗濯物や、路地のバー、噴水のある広場のカフェなど、ここにヨーロッパの魅力の全てがつまっているような気がする。
photo:19









一瞬。






一瞬で心奪われた。






旅しながら、彼女との新婚旅行はどこにしようかなーっていつも考えながら町を見てるけど………


ここ1位。






ていうか決められねぇ!!!

美しい町ありすぎ!!!
photo:20















そんな迷路の中をウロチョロしていたら、綺麗なショッピングストリートを発見。

この町もまた人通りは少ない。

夕方になってからお店が開くんだろう。





それまでカフェでエスプレッソ。
1.5ユーロ。
photo:21





濃いコーヒーに多めの砂糖。
甘すぎるくらいが俺は好き。

タバコをふかしてWi-Fiをつなぐ。

スイスイの質のいいWi-Fi。




石畳の道を歩く人々。

この町の一員になれたみたいな、コーヒー1杯の贅沢な気分。













17時から路上開始。
photo:22



歌っていると、1人のオッさんが話しかけてきた。

スペイン語で、俺も楽器やってるんだ的なことを言っている。


どこかに消えて行ったオッさん。


しばらくして片手にフルートを持って戻ってきた。
俺の歌にあわせて吹いてくれた。




石畳の町にギターとフルートが麗しく響く。

あぁ、なんて甘美な音色。


人々がお金を置いて行く。









しばらくセッションしてから、そろそろ行くよと言うオッさん。

楽しかったー。


あがりの中からお金を渡そうとすると、ヘイヘイヘイー!!それはなしだぜー!!とそそくさと帰って行った。


もう………受け取ってくれよ………



今日のあがりは少し早めに切り上げたので25ユーロ。














カフェでビールを飲む。
小さいグラスで1.5ユーロなので安くはないが、この石造りの町の路上で飲むビールは格別だ。



女の人が可愛いなぁ。

セクシーだなぁ。


人々の笑顔には嘘なんてカケラも存在しない。

隣人愛に満ち溢れている。

その駆け引きのない笑顔が俺の心を抱きしめてくれる。

なんて素晴らしいところだ、南スペイン。












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photo:25


路地を抜けて、小さな商店で缶ビールを買いこんで海岸沿いを歩き、綺麗な公園を見つけた。


俺からしたらファーストクラスのような立派な石のベンチに寝床を決める。
photo:24



マットを敷いて寝袋に入り、ビールを飲みながら日記を書く。


風が強く、荒波が防波堤を打ち、崩れる音がすぐ後ろで聞こえる。


こんな夜でも、公共のバスが静かに走り去っていく。









充実感に微笑みさえも浮かんでくるよ。

木々の隙間から星空がのぞく。


おやすみ。








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4月2日 火曜日
【スペイン】 カディス









朝方にパタパタと雨が寝袋を叩いたが、お構いなしに寝続けた。


次に起きた時にはサンサンと照りつける太陽がフカフカに寝袋を乾かしていた。
photo:01





荷物をまとめて、さぁ散策開始だ。











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海沿いの道を歩く。

お爺ちゃんお婆ちゃんがベンチに座り、大学の前では学生たちがキャーキャーはしゃいでいる。



太陽は天の恵み。
こんなに素晴らしいサービス、モロッコずれしてなくてもチップを払いたくなる。










島の突端に古びたお城があった。

photo:03



ほんの小さなものだが、海にせり出した城壁に波が当たり、見張り塔の上でウミネコが風を受けている。

photo:04






チケットいるかなー、と中に入ってみると、係りのおじさんが無料だよと言う。
しかも荷物まで預かってくれる。













別に何も見所のない城郭。

観光客の姿はなく、チラホラと展示物もあるが忘れ去られたような雰囲気。




城壁の上にあがり、海を眺めた。

役目を終えた砲台が、はるかな水平線に向けられている。

photo:05













宮崎の実家の窓からは海が見える。

広がる水平線とその真ん中に浮かぶ灯台の島。


かなたには宮崎平野の陸が緩やかな弧を描きながらのび、天気のいい日にはとても遠くまで望むことができる。


あの陸の、あの白んで霞んでいる部分には何があるのかな、どんな町があるんだろう、あそこにも人がいて、俺と同じような気持ちでこちらを眺めているのかな。



いつもそんなことを思っていた。


これが旅を始めた理由なんだろうな。

俺は今、ユーラシア大陸の端っこ、南スペインで同じように水平線を眺めている。



この海の向こうには何があるのかな。
向こう側からも、俺と同じことを考えながら水平線を眺めている人がいるのかな。


あのころとなんにも変わってない。
大好きなマギーメイを口ずさんだ。
















ここともうひとつお城があるんだけど、そこは海岸から眺めるだけにして、迷路の中に向かう。



photo:06



photo:07


小さなバーでは昼前からビールを飲んでる爺さんたち。
子供のお守りを頼まれてるおばちゃんたちがカフェでコーヒーを飲みながらお喋りしている。



ヨーロッパでは、お昼にこうしたベビーカーを押すおばちゃんの姿をよく見る。
女性の社会進出が日本よりも進んでるんだろうな。

そして託児所というやつをほとんど見かけない。

家族で助け合う構図にヨーロッパの家族の愛の深さを感じるな。
photo:08



photo:09





ガシャポン!!
photo:10
















ゆうべ見つけたケバブ屋さんでピザを注文。

photo:11





ピザが死ぬほど好きです。

でも日本ではゲロ高くてたまにしか食べられません。


20ユーロとかしますもんね。
2000円超えるとか異常ですよ。全然美味しくないのに。




ヨーロッパではだいたいマルゲリータが5~6ユーロで食べられます。

しかもスーパー美味いです。




ブログランキングのりり記さんがナポリのこと書いてらっしゃいましたね。

美味そうにもほどがあるマルゲリータが3ユーロとか書いてましたね。


すでに西ヨーロッパ編の目玉と言っても過言ではありません、ナポリ。



ここのピザは全種類6ユーロでした。
1食6ユーロとか高いですけど、野宿やヒッチハイクで色んなものを削って旅してる中で、せめて食事だけは美味しいものを食べたい。


まぁレストランなんかには行けないけどね。



もう、このとろけるチーズなんなの!!?
美味すぎる!!












photo:12



腹ごしらえしたところで、今日も早速路上。

市街地の迷路の中は、細い路地が複雑に入り組んでいるのだけど、ところどころに小さな広場があり、憩いのスペースになっている。


ちょこちょことギター弾きやサックス吹きなんかのパフォーマーがいるけど、場所ならいくらでもあるのでお互い邪魔し合わないで済む。





ビルの谷間に2時間ほど気持ちよく声を響かせ、お昼の部のあがりは19ユーロ。
photo:13


清掃の方、ご苦労様です!!






人通りがなくなるお昼すぎは休憩タイムで、17時から夜の部。





まぁ、あれだね。

街もオシャレだけど人もオシャレだわ。

photo:14


白のパンツをこんなに嫌味なく着こなせるなんてさすがはヨーロピアン!!


オッちゃんも!!
photo:15




夜のあがりは22ユーロ。

合計41ユーロ。













路地裏に雰囲気のいいバーを発見したのでしけこんだ。
photo:16




ドアを開けるとストーンズやACDCなんかのロックが流れ、ビリヤード台やダーツが薄暗い中に置いてある。
photo:17



photo:18




木でてきたカウンターでは地元の兄ちゃんたちで賑わっており、俺もビールを注文。
小さいグラスで1.5ユーロ。

歌い終わって疲れた喉にビールがしみる。










すると、大音量で流れていたロックが少し小さくなった。

店内の全員の目がテレビに向けられる。










そこには…………













photo:19


サッカーですよね(^-^)/


リーガエスパニョーラ(^-^)/







「ああああああ!!!!!バッカヤロウ!!!ナンデファウルナンダヨ!!!!!」


「オラァァァァ!!!!キメロヤアアアアアア!!!!!!」









まずどこのバーに行ってもライブ中継してます。

21時くらいに行くと100パーセントでライブが観れます。

そして100パーセントみんなイカれてます。











いやー、やっぱ本場すげーよね。

バルセロナとかレアルマドリードとかの激アツな試合が毎日のようにやってるんだもん。



みんなの応援具合を見ていると、バルセロナって日本野球でいう巨人みたいな感じやね(^-^)/

スター選手がたくさんいて、観てて面白い。






今夜の試合は、バルセロナ対なんとか。

サッカーそんなに詳しくないからわかんないけど、なんとかってチームにはイブラヒモビッチとかベッカムとかいたよ。




贅沢!!!













プレーのひとつひとつに、な、なに!?ってくらい大騒ぎする店内。

日本ではサッカーって若者のスポーツってイメージだけど、ヨーロッパではお爺ちゃんもお婆ちゃんも観ながら興奮している。




「あああああああああ!!!!!!
イケエエエエエエエエ!!!!!!」


「ヤッタアアアアアアアアアア!!!!!!メッシイィィィィィ!!!!!!」



メッシが入れた。

爆発するように歓声が上がる店内。

バルセロナのユニフォームを着た人たちが肩くんで歌ってる。



ていうか飲みすぎ。
photo:20





「こんなの普通よ!!フンフンフ~ン♫」













もうー、フラメンコやら牛追いやらサッカーやら。



毎日飽きさせないでくれるよ!!スペイン!!








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ギター弾きの聖地へ

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4月3日 水曜日
【スペイン】 カディス ~ ヘレス









ゆうべのこと。

ベンチで日記を書いていたら、目の前のベンチにホームレスが来て、段ボールハウスを組み立て始めた。



今夜はお隣さんがいる。



ガムテープを使って器用につぎはぎしていくホームレス。


わずか5分ほどで完璧なカプセルホテルを作り上げ、その中に潜っていった。


段ボールでもある程度の雨は凌げるだろうし、彼ほど年季の入ったホームレスなら隙間なく組み立てているだろうから蚊が入ってくる心配もないだろう。



俺も同じ穴のムジナだけど、彼からしたら立派な寝袋にくるまってる自分はただの贅沢者に見えてるんだろうな。


そんなことを思いながら目をつぶった。















朝の9時くらいに目を覚ますと、目の前にあった段ボールハウスが跡形もなく消えていた。

ゴミひとつ残さずに。


さすがヨーロッパ。
ホームレスでさえスマートだ。


















photo:01


荷物をまとめていつものケバブ屋さんへ。

店に入ると同時に凄まじい雨が降り始めた。

あっという間に道路は冠水し、車が水をはねながら走っている。

photo:02






こりゃ今日はなんもできねぇなぁ、と思いながら日記を書く。













いつの間にかブログが世界一周ランキング1位になってますね。
クリックしてくれるみんなのおかげです!!ありがとう!!


それにしてもインマイライフが上がって来ないなぁ。

あんなに面白いのになぁ。

勝手に楽しみにしてるブログです。


あ、あと女1人の世界旅、だったっけ?すごい勢いで上がってきてる人がいますね。


普通の日本女子が、様々なことに悪戦苦闘しながら進んでる様子がとても新鮮で、初々しくて楽しいブログですね。



伝説だった世界のどこかでさんも日本に帰って、ランキングはすっかり新しい顔ぶればかりになりました。

これからも読者さんに楽しんでもらえるように面白いランキングになるといいね。












なんてことを考えていると、さっきまでの雨が嘘みたいな青空が顔を出してきた。

photo:03



みんな傘をたたんで歩いている。



ほんと南スペインは天気の変わりやすい場所だ。

今日はゆっくりしようと思ってたのにな。


進みやがれコノヤロウ!!って言わんばかりの青空。
行くっきゃねえか!!















歩いてすぐのバスステーションで次の街へのバスを探す。



いやー、楽だーヨーロッパ。

町の真ん中に電車の駅があり、その横にバスステーションがある。

バスで町に入れば、すぐさま中心部に歩いて行けるんだもん。


イスラム国ってなぜかどこでもバスステーションが町から10kmくらい離れた郊外にあったから、バスステーションからまたバスか乗り合いタクシーに乗らないといけなかった。


その間も嘘の嵐で、中心部まで行くのにいつも苦労してた。

それがヨーロッパではゼロ。


なんて旅しやすいんだ。














さて、次の街をどこにしようか悩んでいたんだけど、ギターを弾く者として必ず行かないといけない街がある。


それが、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ。






そう!!

フラメンコの聖地!!!

そしてシェリー酒の聖地!!





みんなシェリー酒を飲みながらフラメンコを歌いまくってるそうな。


怖え。
普通のおっさんがめちゃくちゃ上手いギター弾くんだろうな。

そんな聖地で路上なんかできるのか?



怖えけど、行くしかねえよな。



3.5ユーロのバスに乗りこんでヘレスに向かった。















バスはのどかな草原の中を走っていく。

そんな草原の中、ところどころに闘牛とフラメンコギターの看板が立っている。

ここはアンダルシア地方。
フラメンコと闘牛の発祥の地。

バスの中、1人期待と不安に胸が高鳴る。



そしてバスは聖地、ヘレスに到着した。











photo:04


綺麗な駅舎。
のどかな街並み。

線路の向こうに工場の煙突がたち、フェンスで囲まれたさびれた建物から草がはえている。

高架下の道路やミカンの木。
photo:05



photo:06





ああ、こりゃ田舎だな。
日本のさびれた地方都市によく似ている。

人口は20万人ほどで、これといった名所もない。


今までの海沿いの町のように美しく整備されているわけでもなく、どこにでもある普通の内陸の町。
photo:07



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外国なのにこんな表現おかしいけど、昭和のにおいが残る町を歩いた。




そして2秒でバーへ行き、シェリー酒。

photo:10





うひょひょー!!!

昼からシェリー酒とかサイコー!!!!



あ、あんまり美味しくないな。

渋くて、深みも特にない。

こんなもんなんかな。
ていうか普通の白ワインと味の違いがわからねえ。

グラス1杯、1.8ユーロ。
photo:11





ちなみにこの町にはシェリー酒の工場があって、観光客用の見学コースが人気みたいだけど、別にいいかな。


町のバーをめぐって地元の人が飲むシェリー酒を見つけてやる。












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他の町と同じように、ここもまた昼間の時間はすべての店が閉まってゴーストタウン状態。
人っ子1人歩いてない。







そんな町を探検。

いたるところに古びた教会があり、町と一体となっている。
photo:14



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いいね。この町落ち着くな。
このどこにでもある飾らない雰囲気が、本当のアンダルシア地方の表情なのかな。
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ケバブを食べて17時を過ぎると、少しずつ人通りも増えてきた。


よーし、怖いけど路上やるか!!



ここもヨーロッパですって感じのショッピングストリートがたくさんあって、どこでも歌い放題。


魚市場がある綺麗な通りのスーパーマーケットの横でギターを鳴らした。

photo:19













ちょっと貸してみろ!!と言ってギターを奪われて超絶上手いフラメンコを披露させる………





こともなく順調に稼いで、あがりは26ユーロ。


2時間でこれなら悪くないな。

photo:21















photo:20


20時に路上を終えて、シェリー酒を飲めるバーを探していると、細い裏路地に数軒のバーが固まってる通りを見つけた。



オッさんたちがワイワイやっている小さなバーに潜り込んだ。
photo:22






「シェリー?ドリンクドリンク。シェリー。」


「オー!!バルログバルログ!!」





笑顔が優しすぎるおじさんたちに肩を抱かれながらシェリー酒を飲む。


やっぱり渋みの強い味わいだな。

しかし値段はグラスで1ユーロ。
さっきは1.8ユーロもしたのに。

裏路地の地元の人たちのバーは安い!!


サッカーに夢中になってるおじさんたちと一緒に盛り上がり、試合終了まで飲んだくれた。
photo:23






















真夜中の町を歩く。

寝床はどこだ。


小雨がぱらついており、ホームレスのおじさんたちが銀行のATMコーナーの中で快適そうに寝ている。



ああ、いいなぁ。
俺も混ぜてもらおうかなぁ。

テント張りたくないし。




でもやっぱり彼らの中で立派な寝袋で寝るのは気が引けた。

町を背に歩き続ける。











毎日毎日、地元の優しい人たちとの触れ合いはあるのだが、触れ合いくらいのレベルでなかなかそこから突っ込んだ付き合いには発展しない。


南スペイン人の人懐こさは神レベルではあるけども、最終的にはある程度の距離を置いてるようにも感じる。

その先進国的な付き合いが心地いいんだけどね。




でも町を観て、観光して周るだけの旅なんてひとつも面白くない。
地元の人との濃密な交流がなければ日本国内のツアー旅行と一緒だ。



明日は何かいい出会いがあるかな。

ここに生きる人たちの人生を感じられるような交流ができるかな。









しかし次の日、この全ての願いを叶えるとんでもない出会いがありました。











町外れの住宅地に、小さな公園を見つけた。

パパッとテントを張って、寝袋に入った。









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スペイン最高の出会い

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4月4日 木曜日
【スペイン】 ヘレス









足が冷たくて目を覚ました。


また雨が土砂降りで水が染み込んできて寝袋がビシャビシャになっている。




もう、スペインって雨多いんだよ…………




膝を曲げてもう一度なんとか眠る。













朝、雨が止んだのを見計らってテントから出てダッシュでたたむ。


寝袋を絞るとジャバーっと水が溢れた。
こんなんでバッグにしまったらカビはえるよな………



しかし太陽は厚い雲の上。

水がしたたるびしょ濡れのテントをバッグに詰め込んで、町に向かった。










今日ものどかな街並みのヘレス。
photo:01



通りのカフェバーではみんなほのぼとの談話している。

photo:04





そんな空気に引き寄せられ俺も適当なカフェでランチ。



これで5ユーロです。
photo:02



photo:05




塩がなくなったら、隣の席のおばちゃんが塩を持ってきてくれた。


優しいなぁ。


パンをおかわりしたけど追加料金もなく、小銭の両替もしてくれた。


たまり溜まった小銭は全部で100ユーロあった。

いい調子。

あんまり思うように稼げてはいないけど、最低でも1ヶ国100ユーロは貯めていきたいな。



ヨーロッパでは宝くじかなんかを売って歩いてる人が多い。
photo:03





これスペインのお料理番組。
アシスタントがエロすぎる。レミパンも頑張って!(´Д` )

photo:11















カフェを出ると、また雨がパラついてきた。

こりゃ今日は歌えないかな。



行くあてもないので、ゆうべ飲みに行った路地裏のバーへ向かった。











たどり着くと、昼間からオッさんたちがワイワイ飲んだくれてた。


おー!!入れ入れ!!とゆうべもいたおじさんたちが招き入れてくれる。


さすがにまだ早いのでコーヒーをお願いしますと言うが、マスターは腕時計をトントンやって、もう酒の時間だよと言ってくる。


photo:06




まだ昼だから(´Д` )






外は雨足が強まり始めている。

もういっかとビールを注文した。










その時だった。


路地裏のどこからか、手拍子のような音が聞こえてきた。


耳をすますと、歌声とギターも聞こえる。




これもしかしてどっかでライブやってんのか?とビール片手に表に出てみた。


手拍子につられてフラフラ歩いていくと、古びたワインバーの前に着いた。



この中で何かやってる。




扉を開けた。










おー!!やってるやってる!!



映画に出てきそうなワイン樽が並ぶ老舗っぽいバー。

その中でオッさんたちがグラスを傾けながらフラメンコを演奏していた。
photo:07




ライブではない。

ただ歌が好きなオッさんたちが集まって遊びでやってるだけ。


みんなご機嫌で歌い、フラメンコ独特の手拍子を打ち、ギターをかき鳴らしている。







ていうかめちゃくちゃウメエ!!!!

ギターも手拍子も歌もクソウメエ!!!!!











ぐおー、こ、これが本場のフラメンコ…………

普通のオッさんがプロ並みの腕だ…………


photo:08



特にこのハットをかぶったクールそうなおじさんのギターがとてつもない。

フラメンコ特有の親指から小指まですべてを使った目にもとまらぬストローク。
感情がほとばしるようなオブリ。
そしてまったくブレないリズム。


その正確で美しいギターに、彼の人生を感じるようで痺れてしまった。





フラメンコの聖地、ヘレスの裏路地。
ちょっとのぞいたバーで歌を楽しむ地元のおじさんたち。

シチュエーションが完璧すぎる。














そのシチュエーションとフラメンコに酔いしれていたら、おじさんたち、演奏を終えて帰り始めた。


あー、もう終わりかーと思っていたら、あのハットのギタリストが声をかけてきた。


「英語喋れるかい?」


「あ、は、はい!!」


「よし、そこで一杯やろうか。」




なんとこのスーパーギタリストにお誘いを受けてしまった。


やった!!という思いと共にめちゃくちゃ緊張しながら、いつものバーに戻る。










「シェリー酒でいいかい?僕のお気に入りを飲ませてあげるよ。」



そう言って彼はマスターにスペイン語で注文した。


クーラーの中からではなく、足元に置かれた大きなプラスチックの容器に入った液体を注ぐマスター。
photo:09




「シェリー酒にはたくさんの種類があってね。その中でも外に出回らない特別なものがあるんだ。地元の人はそれぞれのお気に入りを持っているのさ。」



その色の濃い液体を口に含んだ。

うわ!!美味い!!

芳醇な甘さが口いっぱい広がる!!


すげえ!!これが本物のシェリー酒か。






「バルログ!?ギター!?ハポン!?バルログバルログ!!」


「ギター!!バルログ!!バルセロナアタック!!」




や、ヤベエ。

俺のギターが見つかってしまった。


色めきだつおじさんたち。

そう、彼らはフラメンコの聖地で暮らすギター大好き人間たち。

ギターが生活の一部にある人たち。


ギターを弾くとわかれば、もはややらないわけにはいかない。







マジか…………

怖えすぎる…………

つい今しがた、あんなプロ級のフラメンコを見せつけられたところで俺の歌………










い!!今実は指を複雑骨折していまして…………








とは言えない。


やるしかねえ。




狭いバーの中、興味しんしんで日本人のギターの音を待つ猛者たち。



も、もうどうにでもなれ!!!












思いっきり歌った。


ディランの風に吹かれてをやった。



歌が始まると、驚いたように笑顔で何か言っているおじさんたち。













ドキドキしながら曲を終えた。




ぶん殴られるか。



ワインぶっかけられるか。






しかしそんなことはなかった。

全員が俺を抱きしめ頬にキスをしてくれた。



はぁぁぁぁ、よかったぁぁぁぁ(´Д` )
全身の力がどっと抜けた。











「素晴らしいじゃないか。君の歌は本物の路上の歌だ。心があるよ。」


シェリー酒を差し出しながらハットのギタリストが笑った。





「よーし!!じゃあ俺も!!」


「オレオレ!!俺がやる!!」




三度の飯よりギターが好きっておじさんだらけ。
我先にと俺のギターをとって歌っている。
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しかもうめぇ(´Д` )




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なんていい笑顔で歌うんだよ。

そしてみんなも最高の笑顔。


音楽ってこんなに楽しみながらやるもんなんだなぁ。



店内にスペイン語の大合唱が響いた。





















「よーし!!次行くぞ次!!」



おじさんたちと一緒に町を歩く。

路地裏をグルグル回って、フラメンコ好きが集まるバーをハシゴ。
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どこに行ってもお店にギターが置いてあり、誰かがギターを弾いている。


それもすべて観光客が行くようなショーをやってるフラメンコバーではなく、地元の人たちが楽しむバー。
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「あ、ここはやめよう。違うとこ行こう。」


「どうしてですか?」


「俺、あのギタリスト嫌いなんだ。」



そう言ってお店の中でギターを弾いてる人を指差すハットのギタリスト。


あー、こういう人間関係もまた、田舎っぽくていいなぁ。
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「よし、フミ。もっと面白いところに連れてってあげるよ。俺の行きつけのフラメンコバー。」


このハットのギタリスト。

彼の名前はシモン。

あなたは有名なんですか?と聞くと、まぁこの町ではそうだね、とニコリと笑う。


知的で上品で、50歳くらいなんだけど、男のセクシーさを持つフラメンコギタリスト。













彼の車に乗って郊外へと向かう。


街を抜け、住宅地の奥に入って行く。


こ、こんなとこにバーなんてあるのか?










車は静かな町はずれに止まった。

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これか。


日本にもありそうな、町から離れたライブハウスって感じ。

こんなとこ日本人来たこと絶対ない。










中は意外にも広く、数人のおじさんがビリヤードをやったりカウンターでシェリー酒を飲んだりしていた。

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一角にはステージがあり、いくつものガットギターが置いてある。


すげぇ。
まさに地元のライブバー。



「これ、僕だよ。」



そう言うシモン。

壁に貼られた立派なポスターには確かにシモンの絵が描かれていた。

photo:19







「バルログバルログ。」



これを見るんだ、みたいな感じでバーのマスターがなにやらYouTubeを再生した。


そこには何かの映画のワンシーンが流れた。

古ぼけたフィルム。

フラメンコの舞台の場面のようだ。


劇場の中で華麗に、勇ましくフラメンコダンスを踊る1人の美しい男に観客が喝采をおくっている。










実はこれ、シモンだった。





シモンはかつて、名うてのダンサーとしてアンダルシアにその人ありと言われたすごい人だったのだ。



「昔はバンドと一緒に世界中を旅したんだ。でも子供ができてね。その子供が大きくなったからまたギターを始めたのさ。」







穏やかに話すシモン。
しかしその顔のシワが激動の人生を物語る。

すげー人と出会っちまった。






シモンのたくさんのビデオを観ながらシェリー酒を飲みまくった。

そしてアンダルシアの有名な生ハムも。
photo:20



この生ハムが信じられんほど美味い。

口に入れると脂身がとろけ、ひと噛みするごとに赤身からまろやかな旨味が染み出る。
photo:21




シェリー酒との相性のよさ!!
photo:22







気持ちよく酔っ払い、ここでも歌わせてもらうと、俺の分の飲み代をタダにしてくれた。

シモンが後から払う、という風に手回ししてくれてたのかもしれない。

その優しさがたまらなく嬉しかった。







「今夜はウチに泊まればいいよ。子供たちは今夜違う家に泊まってるからゆっくりしてもらって構わない。」


「いいんですか!!」


「もちろんさ。だって僕も今までたくさんの人に助けてもらった。僕は君に何かをしてあげたいんだよ。それが僕の喜びなんだ。」















シモンのアパートに着いた。

彼の人柄を表すように、綺麗で清潔に保たれている。

いくつもの部屋、オシャレなキッチン、ステンレスのシャワー。


そして何本ものギターと楽譜があった。







部屋の壁にはたくさんのポスターや絵がかけられている。

シモンのものもあった。
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「これは僕の父親だよ。」


白黒の古いポスター。
そこには逞しく美しいダンサーがうつっていた。
photo:24



父親もまた偉大なダンサーだったそう。













キッチンのテーブルでシェリー酒を飲みながら、シモンがギターを弾いてくれた。

悲しくも力強いギターの音色。


ギターを渡される。


シモンにストロークの指づかいを教えてもらった。


「フラメンコギターにはものすごくたくさんのテクニックがあるんだ。練習練習だよ。ダウン、ダウン、アップ、ダウン、ダウン、アップ。そうそう。」


中指でダウンストローク、追いかけて親指でダウンストローク、すぐに親指でアップストローク。

これを滑らかに繰り返すことで、あのフラメンコの独特なジャカジャカを生み出す。



「フラメンコで大事なのはギターでもダンスでもない。歌が1番大事なのだよ。」










このスペイン南部、アンダルシア地方で、フラメンコに人生を捧げてきた男。


父親の背中を観て育ち、きっと子供の頃から町の小さなバーや劇場で、毎日のように大人たちの歌うフラメンコを見て育ったんだろう。



ニューシネマパラダイスの風景が浮かぶ。小さな田舎町で1人の男が様々な出来事の中で大きくなっていった。


そして栄光をつかみ、誰もが彼のことを讃えた。



彼は歳をとり、今もこの町の小さなバーでフラメンコギターを弾き、勇ましくダンスのステップを踏んでいる。


かつての栄光はないかもしれない。


でも彼は今もこの町の英雄なんだ。
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「最初は難しくて出来ないさ。ゆっくり慣れていけばいい。」



2人だけの真夜中のキッチン。

懸命にギターを弾いた。
フラメンコの英雄に見守られながら。





ダウン、ダウン、アップ。


ダウン、ダウン、アップだ。








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バッテリーなくすとか別になんてことないクソ

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4月5日 金曜日
【スペイン】 ヘレス ~ セビリア ~ ウェルバ









フカフカのベッドで目を覚まし、10日ぶりのシャワーを浴びて綺麗にヒゲを剃る。




photo:02


1階に降りると、身支度を整えたシモンがいそいそとパンを頬張っていた。


「ちょっと今日は用事があるからね。準備はいいかい?」




メガネをかけたシモンは、昨日のセクシーなギタリストモードとはガラッと変わった、普通の優しいおじさんだった。





そんなシモンにバスステーションまで送ってもらった。



「フミ、またEメールで喋ろう。元気でやるんだよ。」


「シモンも。いつかシモンのバンドを日本に呼んでライブを開きたいです。」


「はは。そうなると嬉しいよ。ダウン、ダウン、アップを忘れたらダメだよ。」




シモン、本当にありがとう。
あなたのギターの音色、あなたの優しさ、絶対に忘れない。


いつか必ず日本に招くから。

それまでこのアンダルシアに美しいフラメンコを響かせていて下さい。

photo:01










あまりにも多くのことを感じさせてくれたヘレス。

もう心はすべて満たされた。


進むぞ。












photo:03


8ユーロのバスに乗りこみ、美しい草原の中を駆け抜けてバスが到着したのは、アンダルシア地方最大の街、セビリア。


スペイン第4の都市で大航海時代から交易の拠点として栄えた由緒正しき街だ。








闘牛発祥の地であるアンダルシア。

このセビリアにはスペインでも最も権威のある闘牛場があり、さらに巨大な大聖堂や塔など、世界遺産盛りだくさんで、観光客を魅力してやまない美しい街並みが広がってるそうなのだが、




もうシモンとの出会い以上のものをスペインには期待しない。

俺の旅の中でも指折りに素晴らしい出会いだった。



このまま先にポルトガルまで行ってしまおう。











バスはセビリアのターミナルに到着。

ここから乗り換えて国境近くまで行こうと思ったのだが、そっち方面へのバスは別のターミナルからしか出てないという。



ちょうどよかった。


街を観ながらそちらへ歩こう。









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まぁー、このセビリア。

華麗だね。

華麗。



すべての建物が豪壮な石造りで、街全体が美術館のように味わい深く、それでいて洗練されている。
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まるでウィーンのようだ。


そんな美しい歴史的景観の街並みの中、整備された並樹が揺れ、その足元を最新のトラムが騒音もなく静かに走って行く。

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行き交う人々も、今までの田舎にはいなかった都会的なオシャレさんばかり。


パンフレット片手に歩いている観光客も多く、彼らの目当てはこの歴史香る美しい街並みの中に点在するいくつもの教会などの史跡。


史跡の周りには観光客向けのカフェやレストランが軒を連ねているが、もちろん下品な客引きなんて一切なし。






何本ものびるオシャレなショッピングストリートには、アコーディオン弾きやお決まりの銅像パフォーマーがこれでもかってくらいひしめいている。

超激戦区。
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まさに都会。

歴史と現代が融合する華麗な街だ。







南部の大都市ってとこでは、日本でいう福岡ってイメージかな。


あ、ラーメン食いてえ(´Д` )

福岡とか禁句。







ラーメン食いたくなったから見つけた中華料理店で酢豚食べた。
6ユーロ。
photo:12



中華料理屋のおばさんはどこも愛想が悪い。
何しに来やがった?みたいな顔をされる。

あー、この感じもヨーロッパだなぁ。東欧でもいつもムカついてたもんな。
でも米食いたいから行くけどね。


でも吐くほどマズイけどね、ヨーロッパの中華料理店の米。
下水で炊いてるんじゃねえか?っていうくらいの臭いがする。
美味い米が食べたいなぁ。









よし、ちょっくら歌うか。

国境の町までは10ユーロもあれば行けるだろう。

1時間だけやろう。








綺麗なショッピングストリートで銅像に挟まれた場所でギターを鳴らす。

photo:15



んんー、さすがは激戦区。
なかなか渋い。





が、それでもポツポツと入り、計算通り1時間弱でジャスト10ユーロゲット。


よっしゃよっしゃ。
バス代でたぞ。











バス停に向かう前にマクドナルドに寄ってブログの更新だけ。

あとついでにバッテリーの充電も。






ああー、アンダルシア最高だなぁ。

シェリー酒、フラメンコ、牛追い。
草原の中の街と、美しい海岸線の古都。

なにより奇跡的なまでに親切な人々。


ここが故郷だったらどれだけ誇らしく思えることだろう。


もちろん九州が1番だよ。

でもこの草原を吹き渡る風はどこか懐かしささえも含み、ノスタルジーに浸らずにはいられない哀愁がある。

フラメンコのギターとダンスは遠い日の幻。


ああ、これが旅情だなぁ。

愛してる、アンダルシア。







そう思いながらトイレに行き、席に戻ると、充電していたバッテリーがなくなっていた。














ぶち殺すぞコラアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!


ど、ど、ど、どどどどどどどいつだ!!!!!


縛り上げて牛追い祭りの道の真ん中に放置して放置して放置するううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!














即店を出てバスステーションに行き、バスに飛び乗りました。




はい、僕が悪いです。


西欧ではスリとか盗難が多いってあれほど言われていたのに、このアンダルシアの奇跡の人たちがそんなことするわけねーって思ってました。


見事に充電ケーブルは残してバッテリーだけ消えてました。

iPhoneを2回フル充電できるナイスなやつでした。


山田電気で買いました。


宮崎市の北バイパスにある山田電気で5000円で買ったやつです。

山田電気の横にはセブンイレブンがあります。


宮崎のセブンイレブンにはチキン南蛮弁当というのがあってとても美味しいんですが数年前に味つけが変わってそれからは食べてません。




要するに僕が悪いんです。








別にそんなにショックじゃないです。

iPhoneに比べたらたかが充電バッテリーです。
いくらでも代わりはあります。


それに僕はもうひとつ3回フル充電できるバッテリーを持っています。
これで十分です。


これも山田電気で買いました。


山田電気から田んぼの中の道を抜けて西都線に抜けたところにあとひきラーメンというお店があって金曜日に行くと普段500円くらいするラーメンが280円で食べられます。味は山岡屋とだいたい同じです。次回使えるギョウザ無料券をくれます。




要するにヨーロッパこれから気をつけます。



ムカつくから男性読者サービスしときます。













photo:17




ろ、ロリコン!?











8.5ユーロのバスで国境近くの町、ウェルバに到着。


もう22時前。
もうポルトガルへのバスはない雰囲気。


近くのバーでビール飲んだくれて、ケバブ食べて、寝床を探して歩く。



少し離れたところに橋を見つけて、久しぶりの橋の下野宿。


暗がりに潜り込み、ゴミが散らかる中、綺麗な地面を探す。


土の上にマットを敷き、体がはみ出して汚れないように慎重に寝袋に入って横になる。


先日の雨でまだグショグショの寝袋。
一瞬でズボンもグショグショに。


それでも根性で目をつぶる。













が…………







物音で目を覚ます。

寝袋の口を少しだけ開けてチラリと外を見る。


物音がする。



首を動かして視線を横にスライドさせていく。



暗闇の中、黒人が立っていた。

心臓が飛び出しそうになるが、あくまで寝返りのふりをする。









落ち着け。

大丈夫、襲う気ならもうやってる。





橋脚の方を見た。

さっきまで暗くてわからなかったけど、ホームレスの家が並んでいる。


どうやらここはホームレスさんたちのアパートだったよう。


家の方に2人の黒人がいる。






大丈夫、襲う気ならもうやってる。


飛び起きたりしたほうが警戒心を与えてしまう。




真横の黒人さんは、どこから持ってきたのかスーパーのショッピングカートを押しながらノソノソと歩いて街の中に消えていった。

これから空き缶かなにかを集める仕事なのかな。



時間は朝4時。


そのまま目をつぶった。









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