ビールとウインナーにありつく

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9月18日 火曜日


いやー、この橋の下、バッチグーだぜ。
今日もゆっくり眠って行動開始。



昨日調べたんだけど、メインストリートにある中央広場の一角に、一際高い塔を持つ教会があるんだけど、1.5ユーロで登ることができるみたいだ。

てなわけでやってきた中央広場。ここはマリエン広場という名前らしく、このでっかい建物は新市庁舎だったんだな。
快晴の日差しが照らす中、今日もたくさんの人々が行き交っている。
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高い塔を持つ教会は広場のすぐ目の前。すぐに見つけることができ、まずは中に入ってみた。



めちゃんこすげぇ!!
photo:02



今まで行った教会の中で1番の壮麗さ。

金色に輝く像が並び、壁や天井には美しい絵が描かれている。

まさに豪華絢爛。



こういうのだよねー、テレビでよくやってるナニナニ紀行、みたいなやつ。



それから一度外に出て、裏に回ると塔への階段があった。
1.5ユーロ。
安い。

この塔を階段で登るんだよな………

荷物を預かってもらえませんか……………って切符売り場のオッサンめちゃ無愛想なので、仕方なくバッグもギターも持ったまま階段を登りはじめた。


クソ狭い。
photo:03



クソ狭くてクソ急なので寝起きからかなりの苦行。

しかも階段はこれしかないので上からも人が降りてくる。

下からも登ってくる。


バッグがでかすぎてすれ違うこともできないので大渋滞ができてしまう。


切符売り場のオッサン、こうなるのわかってんならなんか言ってくれればいいのに。



たくさんの人たちが、笑顔で大変そうだね!と言ってくれ、バッグやギターを持ってくれ、頭の上を渡してくれる。

ひと時の微笑ましい共同作業。



汗だくでなんとか頂上までたどりつくと、素晴らしい景色が待っていた。
photo:04



マリエン広場と新市庁舎、有名なオッパイ教会、旧市街の密集した街並みと、はるかに広がるミュンヘンの街並み。

何百年も昔にミュンヘンが街として機能し始めたころに、街を囲む城壁が築かれた。
かつては城壁の外は何もなく、この旧市街だけの街だったんだろうな。
それがどんどん城壁の外にも建物が増え、役割を終えた城壁は崩されたんだろう。
こうして上から眺めると、歴史とともに街が拡張していった様子を想像することができる。




さて、落ち合う約束をしていた植松さんはすでにこのミュンヘンに入っている。
ゆうべFacebookでやり取りをして、18時に指定されたホテルで会うことになった。


それまで路上だ。

今日もたくさんの人に聴いてもらい50ユーロになった。
photo:05


夏の間をよくドイツで過ごされるというレイコさん。ビアホール行こうかって誘ってくれた。
植松さんとの約束がなければ行ってたのになー。
日本でお会いしましょう!!!



この大きなスポーツセンターの前のスペースは、あるアコーディオンのおじさんの定位置なんだよな。
昨日も夕方にやってきてそろそろ交代しないかい?と言われてバトンタッチしたんだけど、今日ももちろんやってきた。
ルーマニア人のコジキアコーディオンではなく、本格的に上手いちゃんとしたパフォーマーだ。


調子はどうだい?と笑顔のおじさん。
もちろん商売ガタキなんだけど、きちんと気を配って譲り合ってやっていればモメることはない。



そんなおじさんから面白いお話を聞いた。

実は、驚くことにここミュンヘンでは路上パフォーマンスをするには免許が必要で、ツーリストインフォメーションに10ユーロを払って許可証を手に入れなければいけないらしい。


しかもしかも、パフォーマンスのオーディションがあるってんだからビックリ。

昼の部と夜の部があり、夕方の5時で交代しなければいけないとも言っていた。


えー、そんなんあるんだなぁ。

まぁこんだけの街だもんな。
ものすごい数の路上パフォーマーが世界中から集るだろうし、何よりルーマニア人のコジキたちがいい加減な演奏をしたりするのを防ぐ意味合いもあるんだろう。


「まぁ俺も払ってないけどね。」


ニヤリと笑うアコーディオンのおじさん。
毎日10ユーロなんて払ってらんねーよな。多分ほとんどの人が払ってないだろう。

photo:06


つーか、これのタネを知りたくてしょうがない(´Д` )!!






路上を終え、6時前に約束していたホテルについた。


植松さん、どんなかたなんだろう。
気難しい人だったりしたら嫌だなぁ。

ちょいとドキドキしながらフロントの前のソファーに座っていたら、日本人の声がホテルの中に入ってきた。



「あ!金丸さん!どうも植松です。いやー、急がしてしもうたみたいですみませんでした。」


すっごい優しい笑顔のおじさんだ!
一気に心配がほぐれた。

ご一緒に来られていたのは、植松さんのお店でパンのシェフをされているオオクマさん。

そして現地に住んでらっしゃる日本人女性のカナコさん。

このカナコさんもミュンヘンでお店を経営しているケーキ職人さんだ。


「ほな、ビール行きましょか。」


こてこての関西弁になごみつつ、ミュンヘンを知り尽くしたカナコさんの案内で、旧市街の教会の前にある古いレストランにやってきた。

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石造りの歴史がありそうなお店ではたくさんの人たちがビールをあおっており、民族衣装を着たウエイトレスさんが忙しく動き回っている。
ミュンヘンでも屈指の人気店で、カナコさんいわく、このお店は地下の貯蔵庫の樽から直接ビールをつぐので味わいや鮮度が最高なんだそう。
そしてグラスも良いんだそう。
ドイツではみなビールへのこだわりが半端じゃないんだな。

逸話としてはヒトラーがここでよく演説を行っていたというから驚きだ。



ていうか、こんなとこ来ていいのか俺?



路上をしている間に、ドイツの美味しいビールは何?というアンケートをとっていたんだけど、ミュンヘンでの1番人気は、アウグスティーナというメーカーのヘレスというビールみたい。

2番目がバイツェン。
このバイツェンの白ビールが美味しいという話。


カナコさん
「あ、ここアウグスティーナのお店ですよ。もちろん白ビールもありますから。」


どうやらドイツでは醸造所がレストランを直営する形が多いらしく、このお店もそうみたいだ。



テーブルの上にはパンの入ったカゴが置かれているんだけど、なんかこのパンの形、見たことあるなと思っていたら、そうだ、北欧とかでもそうだったけど、パン屋さんの軒先にたいがいこの形の看板がぶら下げてあった。
photo:08



パン屋さんのマークみたいなもんかなと思ってた。
このパンの名前はプレッツェル。
こんなことも知らんかったんやな。

岩塩の粒がついた塩っぱい味。



そしてついに!!


ついに!!本場のドイツビールで乾杯!!

アウグスティーナのヘレス!!
photo:09



うますぎる!!


そして運ばれてくるのはもちろんソーセージ。

このお店の名物、ソーセージの炭火焼。

激ウマなんですけど(´Д` )(´Д` )(´Д` )

炭の香りがたまらない(´Д` )(´Д` )(´Д` )
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発酵させて酸っぱくした味のキャベツがとてもメジャーな料理らしいんだけど名前は覚えてません!!

チーズ入りソーセージ、ジャガイモ、これぞドイツという料理のオンパレード。



あー、うますぎるよー(´Д` )(´Д` )(´Д` )


うまうまうまうまうまうまうますぎるよー(´Д` )(´Д` )(´Д` )(´Д` )





食事をしながら色んなお話に花が咲く。
植松さんは実は大阪で7店舗ものケーキ店を経営し、150人の従業員さんを抱える社長さんで、ヨーロッパによく勉強のために訪れているというすっごい人だった。

さらに日本の食の貧相さを嘆き、数年前から自社の畑を持ち、無農薬の野菜を作ってお店で使っているんだそう。


植松さん
「アトピーも喘息も、色んな体の疾患って食に由来するところが大きいんですよ。今の日本の食材は本当にヒドイから、せめてうちのお客さんにはちゃんとしたものを食べてもらいたんです。」


会社の成長ばかりを追求するのではなく、社会への貢献という大きな志を持ってる社長さんだ。


若いころに御堂筋を逆走して暴れまわっていたというオオクマさんは、今ではパンのスペシャリスト。
今日早速、原麦を挽く機械を買ったらしく、これでより美味しいパンが作れると自信満々だ。


小さくて可愛らしいカナコさんの案内も、本職のガイドさんですか?ってくらい詳しく、知的で、わかりやすい。


植松さん
「音楽もそうやと思うねんけど、自分の目指すものを追求し続けて研ぎ澄まして研ぎ澄ましていくと、人の理解できない世界に入っていくから、おのずと受け入れられにくくなっていくもんやねん。俺がそれやってもうたらアカンねん。やっぱりお客さんに喜んでもらうのが1番嬉しいしね。」


経営者として、人生の先輩として、とても深いお話を聞かせていただいた。

でもすでに白ビールが入って酔っ払いになってたのであんまり覚えてない(´Д` )(´Д` )(´Д` )



植松さんすみません(´Д` )(´Д` )




ひとしきり飲んで気持ちよく夜のミュンヘン散歩。

マリエン広場の裏手に地元の人たちの飲み屋街があって、たくさんの酔っ払いがあふれている。見たいなと思ってた有名な巨大ビアホールも案内してもらって、カナコさんに感謝。



いい気分でホテルに戻り、植松さんたちと別れた。
部屋とっておきましたから、なんて過剰な気遣いをしないところがとても心地よい。

ご馳走様でした!!!!





カナコさん
「金丸さん、コーヒー付き合いませんか?」

嬉しいお誘い。ゲイ通りの中にあるバーでさらにワインをご馳走になった。
オーストリアの赤ワインに、ミュンヘンのネオンが揺れる。


こんないいもの食べたの世界一周に出て初めてじゃねぇのかな。
その国の代表的な料理は必ず食べたいんだけど、やっぱり高かったりするからね。

ドイツはもうこれで胸張って満喫したって言えるな。

植松さんに感謝してもしきれない。







暗い路地裏からバイオリンの音色が聴こえる。

石畳に染み渡るように。



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