ドラえもんとニュージーランド人

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4月10日 木曜日
【オーストラリア】 ゴールドコースト





朝、公園の端っこで蚊帳を片づけていると手に痛みが走る。

見てみると、昨日蟻に噛まれた甲の部分が赤く腫れていた。

昨日よりもさらに腫れ上がっている。




エクアドルのジャングルでもそうだったけど、たかが蟻でこんなに腫れるとか勘弁してくれよ。

痛みはそこまでないけど痒くて痒くて仕方ない。

まぁそのうち収まるだろうと今日もブロードビーチへ向かった。









太陽が降り注ぐゴールドコーストハイウェイ。

ギターを持つ手が痛い。


最近ずっと宿だったのですっかりなまっていたけど、今俺の右手の手のひらはギターを常に持っていることで皮が分厚くなってゴツゴツと荒れている。

蚊かダニに刺されたところを掻いてしまい、腕や肩に傷ができている。

サンダルばきの足は靴ずれで皮がむけている。


最近よく歩いている。

とてもいいことだ。

野宿をすると体が鍛えられるな。









最高の日本食屋さんを見つけたおかげでお昼ご飯が楽しみで仕方ない。

今日もワクワクしながらブロードビーチにあるラーメン横丁へ。


あああ!!メニューが多くて選べない!!優柔不断!!






photo:01



悩みに悩んだ結果、カツ丼を選びました。

そう、無難な男。





あへほ………


え、なにこれ………?


口に入れた瞬間、衝撃で言葉を失う。


う、美味すぎるんですけど………



こんな美味いカツ丼、日本でもなかなか食べられないですけど………


石垣島の明石食堂のカツ丼に並ぶくらい美味いんですけど!!!!



「大将!!今日も死ぬほど美味しかったです!!明日も必ず来ます!!」


「ありがとうね。旅してるの?何か困ってることある?ケータイの充電とか大丈夫?」


「あ、もし良かったら夜に戻ってくるので充電させてもらえませんか?」


「もちろん、お安い御用だよ。よし、ここで充電しとくからね。頑張ってね!!」


日本人、オーストラリア人の分け隔てなくめちゃくちゃフレンドリーな大将。
やっぱりここ最高。











photo:02



大満足で今日もいつもの場所で演奏開始。

今日はなんだかそんなに気合いが入らず、休憩を多くはさみながらノンビリと歌った。

photo:03






今月内はオーストラリアで稼ぎまくる予定なのだが、そのルートを変更しようかなと思っている。

当初の予定はこのまま北上してケアンズまで行って、そこからオーストラリアを脱出しようと思っていた。

オーストラリアの後はニュージーランドに行くんだけど、まだチケットは取っていない。


というわけでそろそろ買わないといけないなぁとさっき航空券を調べてみたところ、どうやらニュージーランドへの飛行機はここゴールドコーストからが1番安いみたい。

2万円くらい。



もしケアンズから飛ぶとしたら、安くても3万6千円はする。


マジか……結構変わるんだな………



しかももしケアンズまで行こうと思ったらものすごい移動距離だ。

地図ではそこからそこのように見えるけど、ヨーロッパなら国を3つくらいまたぐほどの距離。
そんなとこをヒッチハイクで行こうと思ったら最低でも4日はかかる。

ではそんなに日数を使ってまで行くほどの魅力がケアンズにあるのか?





ごめんだけどないかなぁ………

ていうか何も調べてないしまったく何があるのかわからない。

ただこの道のりにはカンガルーがいっぱいいるよとは聞いていた。






よし、ケアンズなしだ。


もうこのままゴールドコースト、サンシャインコースト、ヌーサなど、東海岸の高級ビーチリゾートをしらみつぶしに回ってやろう。

別にオーストラリアでは必ず行きたい!!っていう観光地もないし、ただこの国の雰囲気を感じられればそれでいい。

余計な場所には行かない。
1日も無駄にせず歌いまくって確実に稼いでやる。



それにこの美しい海岸が続くビーチリゾートエリアをすっかり気に入ってしまっているというのもある。

自由な空気、潮の香り、治安の良さ、

ここにとどまるのも悪くない。
やっぱり海が好きだなぁ。


ていうわけでこれから20日間ほど僕はゴールドコースト、サンシャインコースト、ヌーサのヌシとなりますので、遊びきた際には是非お声をおかけくださいませ。

いいラーメン屋さん教えます。
あと野宿場所も。蟻いるけど。








そうと決めてしまえばもう気が楽だ。
ギターを弾く手にも余裕が出る。


余裕が、







出る、







ん……







photo:04



ウケる。


なにこのドラエモン。




昨日の蟻だ。
蟻に噛まれた部分に水泡ができて、手首全体が猛烈な痒みに襲われている。

いつの間にか掻きすぎて手の甲の皮が剥けてしまっている。

これ以上掻くと傷口が広がってしまうのでなんとか我慢したいんだけど、またちょうど右の手首。

腫れ上がって、風が吹いても痒くなるくらい敏感になってるのに、その手でギターを弾かないといけない。

ピックを持って振り下ろすたびに、猛烈に痒くてリズムが狂う。



時間が経つにつれてどんどん腫れていく手首。



photo:09



photo:10



なにこれ?バカじゃないの?



まぁエクアドルでも3日ほどで治ったし、そのうち腫れも引くだろうと我慢してギターを鳴らし続けた。










「ハーイ、フミ、調子はどう?どうして昨日来てくれなかったの?待ってたのよ。」


そこに話しかけてきたのは、昨日泊まりに来なよって誘ってくれたニュージーランド人のカップル、ダニエルとメラニーだった。

ニコニコしながら今日は来なよって言ってくれる。

ありがたい話。
めちゃくちゃありがたい。
いつもならすぐに泊まりに行くところ。


しかし明日から週末が始まるんだよなぁ。

金曜土曜は夜まで歌いたい。
となると帰りが遅くなるので2人に迷惑がかかってしまう。

それで申し訳ないと思って今回は遠慮させてもらおうと思っていたのだ。


「フミー、そんなこと気にしてたの?なんの問題もないわよ。私たちはいつも夜遅くまで起きているわ。ルームシェアしてるから家の中の誰かが必ず起きてるから何時に帰ってきてもいいのよ。だから今夜は必ず来てね!!あ!!その手どうしたの!?蟻に噛まれたの!?ブルアントよそれ!!」


俺の腫れ上がったアニメみたいな手をとってナデナデしてくれる可愛らしいメラニー。

どうやらブルアントといういかつい名前の蟻がオーストラリアにはいるらしく、この腫れ方はそいつの仕業らしかった。


「じゃあ今夜待ってるからね!!何時でも遠慮しないでいいからね!!」


そう言い残して爽やかな笑顔で去っていったダニエルとメラニー。

オーストラリアに来て出会いが少なく、干からびていた心に2人の優しさがとても沁みた。

ありがとう。






南米では望まずともいつも恵まれていたそんな出会いだったけど、あんまり久しぶりで少しドキドキする。

彼らの家にいるルームシェアの他のメンバーと仲良くなれるかなと不安になりながらも、嬉しくて早めに路上を切り上げて家に向かうことにした。

今日のあがりは77ドル。






photo:06



photo:07



photo:08



一旦いつもの野宿場所に行き、隠していた荷物を取ってゴールドコーストハイウェイへ。

そこから市バスに乗り込み、10分ほど走ったマイアミというエリアにやってきた。

ここもまたゴールドコーストの街の一部なのだが、サーファーズパラダイスやブロードビーチみたいな盛り場ではなく、地元の人たちの生活エリアといった感じ。

スーパーマーケットや小さな公園なんかがあり、とても静かな場所だ。


教えられた住所と地図を見ながら住宅地の中を歩いていく。

まだ21時過ぎだけど、すでにひと気はなく外灯もまばらで寂しげな通り。

どこだろなぁと歩いていると、通りに面したひとつの家から声がした。


「ヘーイフミー、こっちこっち。」



そこは普通の1軒家。暗いガレージの中に人影が見えた。

そこにはダニエルとメラニー、そして何人かの男の人たちがいた。

ガレージに置かれたソファーで裸でビールを飲んでいるみんなに挨拶をしてドサリと座る。

仲良くなれるかなと不安だったけど、こうした状況にもいつの間にか俺もだいぶ慣れていたみたい。

買ってきたビールをみんなにまわして乾杯すると、すぐにリラックスして話が盛り上がった。


「フミは南米は行ったのかい?」


「今まででどこが楽しかった!?」


「嘘だろ!?それで!?そのあとどうなったんだい!?」


みんなが興味津々で俺の旅の話を聞いてくる。
こうした時にすぐに色んな話が出来るくらい俺もずいぶんと色んなところに行ったんだな。

もう1年半か。



オーストラリア英語の発音があまりに聞き取りにくくて、半分くらいしかみんなの言葉を理解できないけど、そんなシチュエーションもはや世界中で経験してきている。

何も気にならず、みんなの会話を聞きながらゆっくりと煙を吐いた。





オーストラリアでは観光はいい。

この先進国でどれだけ友達を作れるか。
それが1番のアトラクション。








気持ち良くまどろみながら、フラフラと家の中に入りソファーの上に横になった。

手はすでに別人のように腫れ上がっている。


ああ、そういえばこれがオーストラリアで最初の建物の中での睡眠だな。

毎日それなりに眠れてはいたけど、やはり少し疲れが溜まっていたみたいだ。
体がソファーにどこまでも沈んでいく。


「フミー、大丈夫?ベッドで寝たらいいよ。」



心配するメラニーたちに笑顔でここで大丈夫と言って、目を閉じた。





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