チリの物価マジビビる

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3月6日 木曜日
【ボリビア】 ウユニ ~
【チリ】 カラマ ~ 南下





真っ暗なウユニの町。
荷物を担いでフラフラと歩く。

ひと気はなく、完全に寝静まっている。





ゆうべあれから宿に帰ったけれど、寝たら終わると思って一睡もせずに起きていた。
荷物をまとめ、シャワーを浴び、ウトウトしながらもなんとか瞼を開け続け、かろうじて起きていられた。

だいぶ疲れてたな。


そんな状態で深夜の3時半に宿を出た。










photo:01



バス会社が並ぶ通りに着いた。

真っ暗な夜の道路脇にたくさんの人たちが群がっている。

大きなバッグを持った旅人たちが寒そうに寝袋にくるまってバスを待っていた。

俺もブルブル震えながらその中に混じる。





「あ、金丸さん、おはようございます。」


そこにはこの2日間一緒に飲んだ栃木県民のヨウスケ君の姿があった。
ヒゲがはえてて、落ち着いた貫禄のある雰囲気がベテラン旅人を思わせるけど、実はただの23歳の大学院生。

池袋ウェストゲートパークの坂口憲二みたいな、クールでちょっと危ない空気をまとっている怪しげな男。

いきなりキレて暴れたりしないよね……?

まだヨウスケ君がどういう男が見えないな。







バスがやってきた。
ボリビア、本当にあっという間だったな。
こうなるともはやウユニの国というイメージしかないけれど、きっと他にも面白いものがたくさんあるんだろうなぁ。

まぁ今はゆっくりしている時間はない。
次の国だ。

イースター島へのフライトに間に合うか。










バスは朝の荒野を駆け抜けていく。
ウトウトして意識がおぼろげであまり記憶に残っていない。

photo:02




そんな状態でバスは国境に到着。
ボリビア側のイミグレーションで停車し、ゾロゾロと手続きを済ませる。

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ここで1人日本人が揉めていて、どうしたのか聞いてみたら、どうやらボリビアの入国の際にスタンプをもらい忘れていたみたいで、罰金を払えと言われてるようだった。

入国のスタンプがないってどういうことだ?

ボリビアの入国カスタムはかなり自由な雰囲気で、各々でちゃんとやってくださいねというような感じだったからもしかしたらスルーしてバスに乗ってしまったのかな。

そのお兄さんは5千円の罰金をしぶしぶ払っていた。

ちなみに全員出国税で15ボリビアーノが必要。225円。









ボリビアの出国を終えるとバスはチリ側へと向かって行く。


そして何もない寂しい荒野の中に止まった。
チリ側のバスに乗り換えるためだという。

みんなでゾロゾロとバスを降りると、30分ここで待てと言う。

photo:04




無音の乾いた砂漠の中、太陽がギラギラと照りつける。
トイレも売店もなにもない、西部劇みたいな風景の中に放置。

青空、茶色い山、遠く向こうに見えるチリのカスタム、


こんな放置も悪くないと思った。

photo:05







そんな放置された中で地面に座り込む。
席が隣だった大阪の大学生、栃木のヨウスケ君、そしてさっき罰金を払っていた男前のケンタロウ君はなんと宮崎の都城出身だったという驚きの事実。

そんなメンバーで地面に座ってボンヤリと何もない荒れ地を眺める。




「暇ですねー………」


「うん………」


「どれくらいでバス来るって言ってた……?」


「30分くらいって。でも3時間かかる時もあるって話です………」


「えー………嘘やろ…………」



photo:06



こんなところに3時間とか冗談もほどほどにしてくれよ。

といっても本当に何もすることがなく、他のバッグパッカーたちもみんな本を読んだり暇そうに周りを歩き回ったりしている。

俺たちもぼんやりお喋りすることくらいしかやることもない。





「大阪のどこ出身なの?」


「東大阪です。町工場がたくさんあるとこです。」


「あー、そうなんだ………東大阪って治安悪いんじゃないの?ヤンキーとか。」


「僕住んでるとこ、ひょうたん山っていうんですけど、まぁまぁ治安悪いですね。」


「ひょうたん山とボリビアってどっちが治安悪いの?」


「え………そりゃボリビアですよ………でも石切のドンキはマジでヤバイっすね。まぁ最近は治安改善されてきてますけど。」


「栃木はどう?治安悪い?」


「栃木はもう完全にアウトです。」



茨城県出身のショウゴに茨城のイトーヨーカ堂はヨルダンより治安が悪いって話を聞いてマジヤベェと思ってたんだけど、同じ北関東の栃木はどうだろう?
ヨウスケ君に聞いた。




「卒業式とかマジハンパないっすよ。」


「どんな感じなの?」


「最初は普通に始まるんですよ。開会挨拶とか生徒代表の挨拶とかがあるじゃないですか。それから校長先生の話なんですけど、校長先生が話し始めた瞬間、どこからかドルルルンって聞こえてくるんです。毎年同じタイミングなんです。校長先生が話し始めた瞬間にドルルルンって外から聞こえてくるんです。バイクをフカしてるんです。でも校長先生の話しとか外から聞こえないはずなんですよ。だから中から仲間が連絡してるんです。先輩今ですみたいに。マジヤバイですよ。」



やっぱり北関東の話は面白い(´Д` )



「僕宇都宮なんすけど、街の南の方にヤクザ養成学校みたいな中学があったんすよ。んでそこにめちゃくちゃ怖くてすげー悪いヤンキーがいたんすよ。近隣では超有名なワルだったんです。丸山っていうやつです。んでこの前テレビ見てたんですよ。そしたら、いつやるの?今でしょ!?っていう塾の先生いるじゃないですか。あの人が不良少年を更生させるっていう番組だったんですけど、そこに丸山が出てました。マジ栃木ヤバイですよ。」



めちゃ大笑い。
栃木すげー。

餃子ととちおとめとジャズと鬼怒川と日光東照宮と佐野ラーメンとヤンキーの県だ。




バスは結局1時間以上来なかったけれど、そんな話をしていたら楽しくてそんなに苦でもなかった。
やっぱり団体行動をすると、こういうのがいい。


しばらくしてチリ側から砂埃をあげてバスが走ってきて、ようやく荒野から脱出した。









photo:07



と、ここで安心するのはまだ早い。

すぐにチリ側の入国カスタムに到着するわけだけど、話ではチリの国境はなかなかの厳しさらしく、厳重な荷物チェックがあるそう。

これまで南米でずっとそんなのなかったからな。何か変なの紛れ込んでないといいんだけど、と思いつつもヨユーヨユーとイミグレーションへ。


ここは入国カードとパスポートのみで一瞬でスタンプゲット。

でもこの次が問題。
荷物チェック。


大きな屋根のある小屋に連れて行かれ、そこの地面に乗客全員の荷物を並べる。

photo:08




俺たちは離れたベンチに座らされる。観客みたいに。


すると屈強な警察官登場。
そして賢そうな警察犬もやってきた。
おお、なんか緊張が走る。



ヘイ!!バモス!!こっち!!そこ!!

とお巡りさんの指示で警察犬が荷物の臭いをかいでいく。

のだけど、


この警察犬がなかなか言うことをきかないやつで、ひゅーってどっか行ったり、走って帰ってきてお巡りさんにジャレついたりしてちゃんと仕事をしない。
お巡りさんも俺たちの手前、ちょっと照れ笑いしながらバモスー!!と犬に合図。
どっか走っていく犬。

観客から笑いが起こる。


なにこの微笑ましい動物ショー?



チリのカスタムはなかなかサービス精神があります。



そんな楽しいドタバタワンちゃんショーを終えると、最後に別の建物で荷物全開けのチェック。

全員の荷物をかなり細かく調べていくので相当時間がかかる。



そんな手間と時間のかかるチリの国境。
無事に全員通過することができた。

ハンパなく厳しい、とは聞いていたけどまぁこのくらいならヨーロッパでもどこでもやってるレベルだし、アメリカみたいに意地悪な質問とかもしてこないので、気軽にのぞんでいいと思います。

あ、食品関係だけうるさいみたいです。
特に生ものは確実に没収、下手したら罰金らしいのでそこだけは気をつけてないといけない。











さて!!チリ入国!!

どんな国だ!!?

イースター島がある細長い国っていうことしか知らん!!

話ではなかなか物価が高いということらしいけど、まぁ同じ南米なんだからそこまででもないだろう。

なんとかしてサンチアゴ行きのバスをゲットするぞ。イースター島までもう少し!!

photo:09









バスはアンデス山脈を越えて、カラマという地方都市に入った。


窓の外に広がる街並みにビックリした。

もうただのアメリカ。
ただの先進国。

めちゃくちゃ綺麗な建物、整備された道路、ゴミもなく、あらゆるものが洗練されている。

おおお、まさかここまでの先進国だとは、チリ。






12時間のドライブを終えてバスターミナルに到着。
バキバキに固まった体をのばしてすぐにチケットカウンターへ向かう。

ノンストップでサンチアゴ行きだ。

どうやら栃木県民ヨウスケ君と宮崎出身のケンタロウ君も同じようにサンチアゴに行くみたい。
3人でチケットを探す。


他の大学生のお兄さん、そしてターミナルにいる日本人たちはみんなアタカマ砂漠に行くみたい。
アタカマ砂漠とは星空がとても綺麗に見られるというチリ北部の有名観光地。

ペルーのリマに飛行機で入ってきて、マチュピチュ、ウユニ、アタカマ砂漠を見てリマに戻るというのがこの時期の大学生の王道ルートなんだそう。
フライト代が18万くらいらしいので、30万もあれば余裕で楽しく回ることができるってわけなので大学生でも来やすい場所だよな。

俺も時間があったらアタカマ砂漠は見てみたかったけど今はそれどころじゃない。

早く南下しないと。








サンチアゴ行きのバスはすぐ見つかった。
今夜の20時出発。値段は22000チリペソ。44ドル。
22時間のドライブだ。


早速ヨウスケ君とお金を換金しに行こうとするが、どうやらこのカラマ、換金所はセントロにしかないみたい。

じゃあターミナルに荷物を預けて身軽になって行こうか、と荷物預けカウンターへ行ってみると…………



なになに………





バッグ預かり、ひとつ500円。


爆笑。




いやー、ウケる。ヨーロッパでもこんなにしなかった気がするなぁ^_^

これがチリの物価というわけですね、めちゃ先進国ってマジかこの野郎!!!?
オシッコ漏らすかと思ったわ!!



「よし……ここ僕がカードで払っときますよ。サンチアゴ着いてから換金して返してもらったらいいんで。」


ヨウスケ君、見た目は悪い坂口憲二みたいな感じでいつもクールだけど、ふと優しい一面をのぞかせたりする。



ヨウスケ君のおかげで無事3人ともチケットをゲットし、それから近くのスーパーにご飯を買いに出かけた。






photo:10



えー、スーパーがめちゃめちゃ洗練されてるううううううう!!!!

品揃えが豊富!!
並べ方が綺麗!!

全部清潔!!!


うわー、めっちゃアメリカ思い出す。
もうずっと中南米のあのグチャグチャのメルカドの感じに慣れていたもんなぁ。


photo:11




ていうか物価ヤベェ。


ちょ、ちょっと待て!!
パンって15円くらいで買えるものじゃなかったっけ?

このオシャレなガーリックトーストが300円!!?



お、おい!!サラダって無料じゃなかったっけ?


パックの小さなサラダが400円!!!?



チリマジ怖えええ!!!

ボリビアから来たから全てが3~4倍の値段。

あまりの恐ろしさにビビり、お惣菜コーナーでチビリチビリとオカズとサラダとパン、それにコーラも買って全部で700円。

あああ………今まで150円も出せばたらふく食べられてたのに………


photo:12




こりゃかなりヤバイな。
イースター島はさらに高いというし。
節約の日々になりそうだ………









先進国になっても今までと変わらないのはヒッピーたちの交差点パフォーマンス。

そうそう、これまで南米の各地で見てきた信号待ちのマラワレスってのはチリかアルゼンチンから来てるってやつがほとんどだった。
つまりここが彼らの本場ってわけだ。

あのヘロニモとマリアンナもアルゼンチン出身。
バスバスキングもレストランマリアッチもやりたい放題だ。






photo:13



そんなヒッピーたちに話しかけてサンチアゴの情報を引き出す。
ヨウスケ君もなかなか積極的な男。

っていうか馴染みすぎ^_^

photo:14




サンチアゴの宿は半端なく高いらしくてドミトリーで1500円を超えてくるらしい。

こりゃマズイ。そんなとこ泊まってたら一瞬で破産してしまうよ。

しかし頼りのヒッピーたちからもいいホステルの情報はもらえなかった。
なんとかして安いとこ見つけないとな。

photo:15











エクアドルから始まった弾丸移動。

ついに最後のバス。

photo:16





毎日毎日、長時間バスに揺られ、バスの中で寝て、徹夜してまたバスに乗り込んで………


そしてまた22時間のドライブ。
もはや22時間くらいなんとも思わない。

頑張った……
途中ストライキに巻き込まれた時はどうなることかと思ったけど、なんとかイースター島に間に合いそうだ。


南米も残りわずか!!






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