バイバイ、ジャングル

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2月13日 木曜日
【エクアドル】 テナ ~ バニョス




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朝イチ、まだみんなが起きていない中、ソッコーで家を出た。

タイミングよく走ってきたバスに飛び乗りやってきたのはもちろんここ。





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うおお、今日こそは銀歯ぶちこんでくれ。



「あー、この前のお兄さんだね。よし早速やろうか。じゃあここに座って。」


笑顔全開の優しいお医者さん。

日本の設備となんら変わらない見慣れた寝台と天井からのびてるライト。
歯を削るドリルも何種類もある。

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結果から言うと最高でした。



接着剤を塗ったくって銀歯をはめこんで、はいお終い、みたいなことにはならないでくれよと思っていたんだけど、何度も入念に消毒をしてくれた上に、はめ込んだ後のはみ出した接着剤のカスまで綺麗に除去して仕上げてくれた。

以前よりもピッタリと完璧にフィットしている。


エクアドルの歯医者レベル高ぇ!!



そして支払い。
リーナには無料と言われてたけど実際はいくらなのかな………


「1.5ドルねー。」


歯1本あたり150円だそうです。
わかりやすい値段設定!!!



エクアドルでは国民の税金によって医療がとても安い金額で受けることができる。

税金を払っていない俺がその優遇措置を受けるのは若干の抵抗はあるけど、そんなこと言ってわざわざ優遇措置のない国まで行って治療を受けるほどの時間も金もない。

ここがエクアドルでよかった。

旅行者であろうと対象にしてくれるエクアドルの懐の深さに感謝。



何はともあれついに歯の治療も完了。

これでようやく先に進める!!!!
マチュピチュが待ってるぞ!!!

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口の中の完璧な出来栄えの歯にウキウキしながらリーナの家に帰ると、みんなが料理を作っていた。

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新しいバッグパッカーが2人増えている。

ペルー人の男の人とリトアニア人の女の子。

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いつもたくさんのヒッピーたちがここにやってきているけど、リーナはカウチサーフィンにでも登録してるのかな。
じゃないとこんな森の奥になんて絶対にたどり着けないもんな。

この2人もまたとってもフレンドリーで、これからのペルー、ボリビアに向けてたくさんの旅情報をくれた。

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山奥の美しい町、海沿いの夢のような町、ここから先にも魅力的な場所は山ほどある。


ここにきて南米という場所の旅の仕方がわかってきて、歴史と大自然に彩られたこの大陸が旅人にとってどれほど刺激的で出会いに満ち溢れた旅の舞台かということが見えてきた。

まさにバッグパッカーの聖地と言えるんじゃないだろうか。

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毎日個性的な旅人たちと出会い、美しい景色に抱かれて現地の人々と触れ合う。

南米は楽しい。
旅という言葉がこれほど似合う場所は中東以来だ。


出来ることならもっともっとたくさんの場所に行きたいんだけどなぁ。

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そんな旅の話をしながらみんな煙をふかしている。

俺は川に行き、集落のおばちゃんたちが洗濯物を石にパンパン叩きつけながら洗っている横でジャバジャバ泳いだ。

そして川の中でシャンプーをして体を石鹸でこすった。

赤ちゃんが水に濡れて笑っている。




「俺たちの毎日ってほんとスリープ、シング、スイム、スモークだなぁ。」


「ヒッピーの4Sだ!!」


「これでセックスがあったら5Sなんだけどなぁ。」



早くクスコに行って卒業旅行でやってきている女子大生と仲良くなるぞ!!!

そして、岸部露伴ってマジ絵描くの早いよねという巧みなジョジョ話で盛り上げてから、俺のマチュを女子大生のピチュにインカしよう。うん、やめよう。


去年の卒業旅行シーズンにヨルダンのコーダホステルでたくさんの大学生と会ったけど、まったく馴染めなかった思い出が蘇って泣きそうなので、今年はジョジョの話もっとがんばろう。





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「よし!!フミ!!今からミサワジにキャンプしに行こう!!今夜と明日ミサワジでみんなでキャンプして明後日出発すればいいよ!!ミサワジでキャンプ最高だよー!!」


ギャルでインディアンでシャーマンのリーナが必死に俺を説得してくる。

みんなも行こうぜー!!と引き止める。


一瞬、それも楽しそうと思った。


いようと思ったらいつまででもいられるほど心地いい。
懐こいソロビーノもずっと俺の手の下に頭を持ってきて撫でろと言ってくる。



「ダメだよ、俺本当にあと27日しかないんだ。早く進まないと。」


「おー、フミー………」


「フミー……寂しいよ。」



荷物をまとめた。
ヘロニモたちもみんなテントをたたんでバッグパックに詰め込む。

そして全員でリーナの家を出た。

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まさかこんなジャングルの中のインディアンの家に滞在することになるなんてな。

虫に刺されまくって全身ブツブツができちまってるけど、この痒みとももうオサラバ。

パパ、ママ、みんなありがとう。
一生忘れられない日々になったよ。

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乗客のいないバスの中、みんなでオーディオから音楽を流して歌った。

ガタガタ揺れる未舗装の道、俺たちはどこからどう見てもヒッピーだった。






「フミ、これをアルゼンチンの俺のママに届けてくれないか?」


ヘロニモが俺に袋を差し出してきた。
その中にはヘロニモがいつも路上で売っているマクラメ編みのネックレスが入っていた。


「ママに俺は元気だって伝えて欲しい。フミっていう日本人が会いに行くと連絡しておくよ。」


まだまだ先だと思っていたアルゼンチンももう来月末。
必ず渡しに行くよと言うとヘロニモはニコリと笑った。







バスが大きな道沿いに止まる。
そこでヘロニモとマリアンナが立ち上がった。

何度もハグをして、頬にキスをした。

そして彼らはバスを降りた。

俺に南米の生き抜き方を教えてくれた2人。
そして誠実で真っ直ぐな友情をくれた。

最高の友達だ。



ありがとうヘロニモ、マリアンナ!!

また必ずどこかで会おう!!

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バスターミナルに到着し、パウロとリーナに別れを告げる。


「あああ……フミ、アイミスユー。」


リーナが少し目を赤くして頬にキスしてくれた。

パウロと力強く拳を突き合わせた。




別れなんていつものことなのに、心はまるで真新しい旅の始まりのよう。
もう南米が何年も旅した庭のように親近感がある。
次の町に行くのが楽しみでしょうがない。

さぁ、行くぞ。


4ドルのバスに乗りこんでバニョスに向かった。











2時間半の移動。

バスの中でオカマとギャルのコントを楽しみながらのドライブ。

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外が暗くなってしばらくして、バスはバニョスに到着した。



おお、戻ってきたぞー。もはや住み慣れたバニョスの町。


ターミナルから小走りでいつもの宿、チャルビックホステルへ。


「おー!!フミ!!どうした戻ってきたのか!?」


「うん、今夜だけ泊めて!!」


レセプションの仲のいい兄さんと軽くお喋りしたら荷物を部屋にぶちこんでギターだけ持ってすぐに宿を出た。




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なんだかジャングルから一気にやってきたからか、バニョスがものすごい都会に見える。

たくさんの観光客たちが楽しそうに歩いており、彼ら向けの高級レストランが並び、きらびやかで、一気に時間が50年くらいタイムスリップしたみたいだ。


ここでは料理するときにわざわざ木を燃やす必要もない。






随分鍛えられた。インディアンたちの生活、そしてヘロニモたちとのバスキング。

もう俺は南米にビビっていたあの頃の俺じゃねぇぞ。


俺1人だってレストランで歌って稼いでやる!!!!








と、張り切ってレストランの前にやってきた。

何組かのお客さんがご飯を食べている。

よし、行くぞ。









お店の前を通りすぎる。






こ、怖えええ(´Д` )

1人でやるの超怖えええ(´Д` )

チキン投げつけられたらどうしよう(´Д` )



びびってしまってなかなかお店に飛び込めない。

わかってる。
南米の人たちはチキンを投げつけたりしないし、いつもウェルカムだ。

今までのヘロニモたちとの修行でそれは充分わかっている。

心配することはない。いつも通りやればいい。
さぁ、行くぞ。






へー、最近こんなお店できたんだー、ふーん、みたいな顔して通りすぎる。





入れねえええ(´Д` )

怖えよおおお!!!
ヘロニモー!!マリアンナー!!助けてくれえええ!!!



ダメだ!!入れ!!
入っていって2曲歌わせてくださいって言って歌って、最後にお金を集めて出て行く、それだけ!!

大丈夫!!俺の歌はそんなに悪くない!!


ここでやれなかったら南米で生きて行けんぞ!!

1人じゃできないとかクソ情けないこと言うなら日本に帰っちまえ。



あ、日本に帰るお金ない。

よし歌おう。

意を決してレストランのドアを開ける。







テーブルクロス、ロウソク、銀のフォークとナイフがカチャカチャ音をたてる店内にはジャズが流れている。

綺麗な身なりの白人観光客たちが英語で楽しそうに会話している。

ただの高級レストラン。

そこに突然入ってきた汚い格好のアジア人。

ちょっと足がすくむ。



お店の人に歌っていいか尋ねた。


「あ、あの、あああ、あの、2曲歌わせていただけませんかダメですよね、わかってます、すぐ消えますね。出口はこちらでよろしいでしょうか?」


「2曲じゃなくて3曲やって。」


「ガッテンだい。」



そしてビビりながらもカタコトのスペイン語で自己紹介して3曲。

上品な拍手が起こる。




お客さんはみな会話を続けている。

食べるのを止めて俺に注目をする、という状況にはならない。
あくまで俺の役割は雰囲気を演出するBGMなんだ。

しゃしゃり出てはいけない。
でも遠慮しすぎてもいけない。

その微妙な加減が難しい。




演奏を終えて、かぶっていた帽子を持ち客席を回る。
否応無く無理矢理聞かせておいて、聞いたんだからチップくださいってかなりレベル高いカツアゲだよな。

なんだか申し訳なくて、ササっと遠慮気味に回って行く。


他のパフォーマーたちはみんな、帽子をテーブルにグイと差し出してお金をくれるまで動かないくらいのことをしている。それくらいないといけないのかもしれないけど、俺には無理だ。


しかし、なんと10組いた店内、全てのテーブルがチップを入れてくれた。

お礼を言って外に出て帽子の中のお金を数えた。





10ドル。
10分で10ドル。






アバババババババババ(´Д` )

やっぱ観光客すげえ(´Д` )




そのまま次のお店へ。
ここでもアンコールが起きて、店内のほぼ全ての人がお金を入れてくれる。


やべぇ(´Д` )
レストランバスキングすげえ!!



ただ無理矢理に聞かせるわけだし、しかも食事中というリラックスしている状況だ。
キチンといいものを聞いてもらわないといけない。

今まではヘロニモの流暢なお喋り、マリアンナの笑顔で助けられていたけど、全てを1人でこなすのはなかなかキツイ。

もちろんその分、お金も全部一人占めだが。

レストランバスキングをガンガンこなしていったら相当ステージ力がつくだろうな。



photo:21



バニョスは観光地ではあるけど平日の夜は静かなもので、お客さんが入ってるお店は少なく、結局今夜はこの2軒で終了。

15分ほどの仕事で15ドル。






これからの南米南下。

もう俺はどこでだって生きていけるぞ。








はい、お知らせですが、昨日クスコに到着しました。
着いてすぐ歌っていたんですが、有難いことにあるカフェからお誘いを受けてお店で歌わせてもらうことになりました。

南米時間の月曜日の夜20時くらいからです。
ちょうどクスコにいるよという方は是非遊びに来てください^_^

このお店です。

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