あともう少し!!!

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1月20日 月曜日
【エクアドル】 キト





「ナオちゃんが南米の後にヨーロッパだから、ユーロ買ってもらえばいいんじゃないですか?」


航空券代の資金繰りに頭を悩ませているとケータ君が言った。


そ、そうだナオちゃん!!
ナオちゃんヨーロッパ行くって言ってた!!!!


この手持ちの200ユーロが売れたら一気に274ドルのプラス!!

こいつはデカイ!!!





photo:02



いつもの中華料理店に行き、Wi-Fiを繋いでスカイプで電話をかけた。



「どうしたんだぎゃー。」


「ナオちゃん、ずっと伝えたいことがあったんだ。俺の正直な気持ちなんだ。それにしてもいつ聞いても可愛い声だね。まるで足助の渓流沿いで鳴く可愛らしい小鳥のようだ。」


「………な、なんだぎゃー……照れるけん。心の準備がいるぎゃー。」


「大好きです。だからユーロ買ってくださいませ。」


「フン!!そんなことと思ったぎゃー!!いくらあるの?」



というわけでナオちゃんにユーロ販売完了。ちょっとオマケして270ドルゲット!!
ケータ君がペルーでナオちゃんと会うみたいだから立替ときますよということで、これで俺の手持ちは………



930ドルにまで到達。


あと少し!!!
航空券代の1100ドルまであと少し!!!


ナオちゃん!!ありがとう!!
今度会ったらお菓子いっぱい買ってあげるね!!!







よし、もうこうなったら手持ちの他のお金も換金するしかないか。

あと足りないのは170ドル。



ブルガリアが120ドルくらい。
ボスニアヘルツェゴビナが100ドルくらい。
スウェーデンが143ドル。



ボスニアヘルツェゴビナの金とかこの南米ではマジで何それ?ケツ拭く紙?くらいの価値しかないので、スウェーデンのお金を換金できないか両替屋を回ってみた。



スウェーデンは北欧の国。
強い通貨だ。

普通に換金できるはずだし、レートも悪くはないはず。


143ドル分あるから、まぁ130ドルくらいで換えられれれば満足なのだが……………






photo:03



両替屋にやってきた。


「スウェーデンのクローナを売りたいんですが。」


「あああ?スイス?スイスね。」


「違います。スウェーデンです。スウィディッシュ。」


「スイスのフランのレートはなぁ、」


「だから、スウェーデンです!!スウェーデン!!スウェー、デン!!」


「なんだそれは?そんな国知らん。」



両替屋さんのくせにスウェーデンを知らないという南米の実情。


それからも何軒か回ってみて、なんとかスウェーデンが通じたんだけど、そんな金、換えられないという。


なんで!!スウェーデンだぞ!?

ボスニアヘルツェゴビナじゃないんだぞ!?



しかしヨーロッパのお金で換えられるのはユーロとスイスフランのみだという。





ま、ま、ま、マジか………
南米ってそんなに閉鎖的なんだね………

やっぱり他の大陸でお金を換金してはいけないと思い知る。


そんな中、スウェーデンクローナを換金してくれる両替屋さんを発見!!



やった!!
いくらになりますか!!130ドルくらいですか!?







「84ドルになりまする。」






…………143ドルのお金がなんで84ドルなんだよ。
てめー、その消えた60ドルはどこに行くんだよ。


鬼のような顔をしていると、電卓の数字を打ち直して、94ドルにしてきたオッさん。


なんで両替なのに2秒で10ドルも値段変わるんだよ。

もうこの時点でスウェーデンクローナの販売は諦める。

こんなに足元見た舐めきった値段で売るわけねぇ。







と言ってもなぁ…………お金作らなきゃいけないし…………

でもどうせこんな値段で売るくらいなら実際にスウェーデンに行く予定の人に売った方がお互いハッピーになる。


でもキトで日本人ほとんど見かけないしなぁ。

欧米人宿に乗り込んでも、なんだこいつラリってんのか?って思われるだけだし。

宿のヒッピーたちになんてもちろん話にならないし。


マジでどうしよう…………







と、とにかく今日も歌わないと!!


あと170ドルならスーパー気合い入れれば3日でなんとかなるはず!!



でも3日かけてなんとか稼いでも、それを全部航空券代にぶち込んだら、南米を南下していく金がないんだよな…………


当面の移動費や食費をどうにかしないといけないし、マチュピチュとかウユニ塩湖とかかなり高いみたいだしあああ!!!!マジできつい!!!









photo:04



いつものようにケータ君とバスに乗り込んで行く。

調子は悪くない。

でもタイミングが合わなかったり乗客が多すぎたり少なすぎたりしてバスになかなか乗れない。

躊躇していればバスはどんどん通り過ぎていく。

なかなか上手くいかない。







そうこうしていると、雨が降り出した。

小さな雨粒はドンドン大きくなり、バス停の屋根では防ぎきれないくらいの大雨になってしまった。

photo:05




濡れていくギター。雨は激しさを増す一方。


こりゃもう無理だ。

ギターに上着をかぶせ、土砂降りの中、走って宿に戻った。








photo:06



宿には、濡れてビショビショになった他のヒッピーたちがいた。

みんな外でパフォーマンスをしていて急な雨に急いで帰ってきたところみたいだ。


俺たちも今日は実質3時間くらいしかできていない。

あがりは………







60ドル。





あああ………ダメだ………
あと170ドルも作らないといけないのに、たったの30ドルしかプラスできないなんて………

このままじゃまた今週いっぱいまでキトにいないといけないんじゃないのか………





早く進みたい。

去年の年末にやってきて、すでに22日も経っている。



ていうかエクアドルの滞在可能日数って何日なんだろ………








「よし!!餃子行きましょうか!!!王将王将!!」


心配でたまらなくなっている横でケータ君がウキウキしながら言っている。

実は昨日、このキトに王将があるという情報をゲットしていたんだけど、ビール好きの俺たちにとったら餃子なんて神の食べ物。


それがこの街にあるなんて、行かないわけにはいかない。

雨の中、カッパを着こんで街に出る。





そして目星をつけていた中華料理店へ。


「餃子はウチにはないわよ。でも1軒置いてるお店を知ってるわ。」


そう言って中国人の女の子がわざわざお店から出てきて傘をさしながら王将まで連れて行ってくれた。

キトにいる中国人マジで優しいし可愛い。









そして到着した王将!!!






photo:07



ここ!!!





教えてもらわんと絶対わからない!!!




photo:08



お店の中に入ると、薄暗くてボロい室内にテーブルが簡易的に並んでいる。

中国の田舎にいそうなおばちゃんがメニューを持ってきてくれる。



メニューにはいらっしゃいませの日本語が。


この王将、日本人宿のホステルガラパゴスから歩いて1分くらいの場所にあるので、たくさんの日本人がやってくるんだろうな。





ていうか餃子とかニラ卵とか麻婆豆腐とか死ぬうううううううう!!!!!!

メニューだけでゲロ吐きそうなくらい興奮する!!!!!


ああああ!!!!
ここに日本人の女の子2人組みがたまたま入って来ないかなああああああ!!!!!

宮崎コンビの軽快なトークで楽しんでもらうのに!!!

餃子おごるからついでに俺の水餃子を揚げ餃子にしてもらえないかな?とかわけわからないこと言って笑ってくれる女子がいいな!!




しかし女の子がやってくることはなく、なんならお店の中2人っきりで、うお!!マジ餃子だヤベェ!!麻婆豆腐辛美味い!!
ビールウウウウウウ!!!!

photo:09




と興奮しながら寂しくビールを飲んでいたらお会計が16ドルでした。




だから宮崎人の自己破産率かなりのもんだからああああああああああ!!!!!!(´Д` )



あればあるだけ、使ってしまう。
後先考えず、使ってしまう。

そんな宮崎人が2人揃ってしまったらもう止められない。



や、ヤバイ(´Д` )
今日のあがり、1人30ドルだったのに、結局純利益は15ドル。


ダメだ…………







「ケータ君、明日は節約しよう………1.5ドルでお腹いっぱいになれるお店があるから………」


「そうですね………バッグパッカーなのに何してるんでしょうね………」


「でも美味しかったよね。やっぱり宿代が安い分、ご飯は美味しい物食べたいよね。」


「そうですよ。いいもの食べないといい歌うたえないですよ。また頑張って稼げばいいんですよ。」


「うん、その発想がダメなんだよな…………」


「合コンしたいよー。」



小雨の街の中、男2人でトボトボと宿に帰った。













宿に戻ると俺のベッドの上でアルゼンチン人のヒッピーが何かの紙をハサミで切り分けていた。

何してるのか聞いてみると、それらの紙を見せてくれた。




映画のポスターや絵画、様々な種類のステッカーを作ってるみたいだった。

どうやらこれを50セントで販売するみたい。

ほんとヒッピーたちは色んな稼ぎ方を考え出すなぁ。

photo:11




ステッカーってアイデアはすごくいいし、オシャレで買ってもらいやすい。

俺も見せてもらっていたら気になるのを1枚見つけた。



身体中がぐちゃぐちゃの色にまみれた絵かきが、真っ白なキャンパスを前にうなだれている様子が描かれている。









自分の中に表現すべきことは詰まっている。
あまりにもたくさんのことが渦巻いているというのに、何ひとつ目の前のキャンパスに描き出すことが出来ない苦悩。


それにすごく共感してしまった。



いい曲を作らないといけない。

そのプレッシャーは曲作りを始めた10年以上前からずっと背中にのしかかっている。

解放されたい気持ちとやらなければいけない気持ちの葛藤はかなりキツイ。



でもやらなきゃいけない。


逃げようとしてしまう自分への戒めとしよう。



ステッカーをギターに貼り付けた。


photo:10









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