ドミトリーの中でナイフ振り回さないで

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1月11日 土曜日
【エクアドル】 キト





ガサゴソと部屋の中で音がする。

ヘロニモとマリアンナのカップル、アンドレアスとモニの2人が出かける準備をしている。




「ハーイ、フミ、まだオネムなの?」


「うー………いってらっしゃい………」



それぞれに商売道具を抱えて出ていくみんなをベッドの中で見送り、俺はもう一眠り。







しばらくして目を覚ますと時間は9時。

キトでの1日の流れは、



9時………起床
10時………ブログ更新&メール返信
11時………トロリーバスで旧市街へ。ネットをしながら朝のコーヒータイム。
12時………路上開始。
17時………昼の部、終了。
19時………夜の部、開始。
23時………夜の部、終了。
24時………宿帰宅。
2時………日記を書きながら就寝。




こんな流れです。
規則正しいです。


毎日必ず決まった時間に起きて、決まった時間に帰ってきて、毎週必ず同じテレビ番組を見て、同じ時間に眠る、

そんな規則正しい生活をするお父さんの血が確実に流れています。


大学生時代にチャリンコで九州と四国を回ったというお父さんの血が流れています。


「あの時は夜中にたどり着いた小学校の体育館とかお寺とか色んなところに泊めてもらってなぁー………」


としみじみと若い頃の冒険談を話していたお父さんの言葉をよく覚えていますが、僕は今エクアドルでヒッピーの溜まり場のボロボロのベッドの上で日記を書いています。



だってお父さんの血が(´Д` )




お父さんの若い頃ってヒッピー最盛期のころです。
学生運動が激しさを増し、若者は自然回帰を叫び、ボブディランや岡林信康を歌いながら多くの若者が海外や北海道を旅したといいます。


その頃の若者たちは今や立派な大人です。日本を支えるおじさんたち。

しかしみんな当たり前に、今の俺たちのように不安定で熱く燃えた青春があったわけです。


大人たちはみんな立派なことを言います。
情けないところもあるけど、やっぱり尊敬すべきところがたくさんあります。


そんな大人に俺たちはなれるのか?
こんなに未熟で何も分かってないのに。
その不安はいつもある。



でもきっと、なれるんだろうなぁ。
彼らが若いころにガムシャラに旅をして、夕日を見て美しいと思ったように、俺にも同じ感情があるんだもん。




ていうかもう32歳だけどね(´Д` )
おじさんでしかねぇけど(´Д` )


いやー、32歳って10代のころからしたらスーパー大人だったけど、今こうしてなってみると、まだまだ全然ガキですね。




今はまだガムシャラでいい。

今日もガムシャラに歌ってやるぞ。


ちなみにチンチンはもうあんまり立ちません!!
チンチン!!







photo:03



路上にやってきました。


うっひょおおおおおおおおおおお!!!!!!
久しぶりの青空あああああああああああ!!!!!!!!!!!!


気持ちいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!


気持ちよすぎてああああああああいいいいいい!!!!!!


し、白いのが!!
白いのが勢いよくうううううううう!!!!











photo:04



飛行機雲の話ですね。


このブログの女性読者さんで下ネタが好きですとコメントをくれる方がいますが、そんなあなたが大好きです^_^







いやー、マジ子供可愛い。

photo:02







途中雨が降ってきて、いつものカフェに逃げ込んだりしながらも歌い続け、お昼のあがりは37ドル。

photo:05




仲のいいホステルタクソのカルロスが見にきてくれた。

photo:06












さて、今夜は土曜日。
トロリーバスが深夜時間になる24時ギリギリまでやってやるぞ。


パワー充電でいつもの中華料理のファストフード屋さんで晩ご飯。

もう顔見知りで、おまけの一品を乗っけてくれる中国人の兄ちゃん。

アジア人の優しさって特別しみる。








お腹も心も満タンになったところで昨日怒られなかったロンダストリートへ。

photo:07




おーおー、もうあれですね。


バキの中のモハメドアリ風に言うと、強くなって強くなって勝ち続けると、どうなると思う?戦う相手が金髪のボニータに見えてくるんだよ!!


っていうくらい、今の俺にはこのロンダストリートは全裸の麻美ゆまちゃんに見える。

photo:08







俺の持てるううううううう


全てのテクニックを駆使してええええええええ


ゆまちゃんをおおおおおあああおおお








張り切って路上開始。

と共に凄まじい人だかりが出来上がり、路地を埋め尽くして通行ができなくなってしまった。

こうなると俺も熱が入る。

思いっきり気持ちを込め、そして動きや姿勢などにも気をつけながら、キメをキチンと作っていく。


拍手とブラボーが建物の間に響く。


土曜日のロンダ、マジ最高。


麻美ゆまちゃんとの勝負、前戯は大成功。



さぁ、ここから本番に突入するぞ!!










というところで警察登場。


「ここでやったらダメだよ。」


本番直前で寸止め。




あああああああああ(´Д` )

ひどすぎるううううう(´Д` )





ロンダで止められることは死を意味する。

この世の終わりみたいな顔をしていると、向こうならやっていいよというお巡りさん。


お巡りさんに連れられてロンダストリートを歩いていく。

バーやレストラン、サルサクラブ、民族音楽のお店、とにかくどこまでも活気に溢れかえっている。


そんな道を歩いて行くと、こんなトンネルがある。

photo:09





どうやらこのトンネルの向こう側ならやっていいよとのこと。


なるほどね、とトンネルをくぐった。








photo:10



えー、ここでやれと。

そこには小さな広場があったんだけど、爆音で溢れかえっていた。

スタチューのパフォーマー、ミッキーマウスとかの着ぐるみ、音楽ガンガン流しながらのダンスパフォーマンス、劇をやってる人たち、さらには7~8人のインディアンの格好をした男たちがマイクとスピーカーで歌っている。

ロンダでやりたがっているパフォーマーたちが、みんなこの小さな広場に閉じ込められており、音楽と見世物が飽和状態のめちゃくちゃなことになっている。

photo:11



photo:12





「ここならやっていいから。」


「ちょ、ちょちょ!!ちょっと待ってください!!こんなうるさいとこで歌えないです!!」


「そう、でも決まりだから。じゃあ。」




歩いて行ったお巡りさん。

爆音の中に立ち尽くす。

こんな小さいところに閉じ込められてみんなすごくやりづらそう。
お互いの邪魔になって仕方ない状態だよ。

警察ももう少し何か考えてくれればいいのに。








仕方なくさっき通ってきたトンネルの中でやることに。

ここでもインディアンの声が聞こえてきてうるさいけど、しょうがない。

ギターを構えると、さっき聞いてくれてた人たちが集まってきた。

よーし、ここで稼いでやるぞ。





と演奏を開始したところで、向こうから杖をついた女の人がヨロヨロ歩いてきた。

盲目の人だ。


そしてその女の人は何かをゴロゴロ転がしながら俺の横にやってきて立ち止まった。


彼女は目が見えない。
でもこの土曜日の夜の活気は充分感じることができるはず。
賑やかな喧騒は元気をくれるものだ。

俺も少しはこの土曜日の夜の飾り役になれてるかな。

聞いてくれてありがとう。






と思ったらその女の人が転がしていたのはスピーカーで、おもむろにスイッチを入れると爆音が流れ出し、手に持っていたマイクでラテンポップスを熱唱しはじめた。

俺の真横で。マジ1メートル横で。



呆然としてギターを弾く手を止める俺。

苦笑いしてる観客たち。

目をつぶって熱唱してる女の人。



この野郎………障害者だからって何やっても許されると思ってんじゃねぇぞ。

路上の場所とりは早いもん勝ち。
目が見えなくても俺がここでやってたのはわかってたはず。

それを、私はここで歌いたいのどっか行け、と言わんばかりに俺の存在無視で熱唱している。



おい、てめーなめてんじゃねぇぞ、ヤルならヤるで声くらいかけろや、










とは言わないよ………

そこはさすがに言わないよ。





渋々ギターを片付けていると、向こうの方から警察が歩いてきた。


するとその盲目の女の人はさりげなくスピーカーの音量を絞り、警察が通りすぎるとまた音量をグイと上げた。









オオオオ、オノレてんめえええ!!!!!!!!
目ぇ見えてんじゃねぇかコノヤロウ!!!!!

警察に対する微妙な配慮とかしてんじゃねぇ!!!!!!






まぁ怒っても仕方ないので、通りからはずれた寂しい通りで1人ポロポロと歌う。

向こうの方にメインストリートを行き交う人たちが見える。


人通りのほとんどない場所だけど、なんとか少しは稼ぎ、話しかけてきたスイス男の旅人とイミグレーションで全裸にさせられることについて談義し、それから地元の若者たちとビールを飲みに行って遊んだりしてたらいつの間にか24時に。


photo:13




もうタイムリミットだ。

これ以上遅くなるのはいけない。





ああ、せっかくゆまちゃんが目の前にいるのに何もできないやり切れなさに肩を落として宿に帰った。

夜のあがりは54ドル。


計91ドルか。

南米でこれはかなりのあがりだと思うけど、本当はもっといけたなぁ。

来週中にオーストラリアまでのチケット代。そして当面の移動費を稼ぎ出さないと。











近くのホットドッグ屋でビールを買って部屋に戻ると、ヘロニモたちがワイワイ騒いでいた。


「ヘーイ、フミ、今日はどうだった?」


「まぁまぁだよ。あー、疲れた。」


「フミは働きすぎなんだよ。もっと気楽に行こうぜー。」



みんなでビールを飲み、酔っ払って大騒ぎ。

photo:15






「ちょ!!アンドレアス!!危ないって!!頼むからやめてくれ!!」


「アヒャヒャヒャヒャーー!!!」


「ヒャアアアアハッハッハーーー!!!」


酔っ払いながらでかいナイフでお手玉を始めるアンドレアス。

photo:16




さすがはクラウン。

バトンとかポイとか、ボールを宙に浮いてるように見せるパントマイムとか、まぁ芸達者だ。



「はぁはぁ………もう寝よう……電気消すからね………お願いだからセックスしないでね。俺一回サラエボのホステルでエクアドル人がセックスしようとしたところに遭遇したことがあって…………」



「ん……んん…………ハァハァハァ…………」



「ちょ、もうやめてよー!!」












「……………」



「あれ?もう終わったの?」



「ヒャアアアアハッハッハーーー!!!!」


「いやー、フミ最高だぜー。」



楽しいやつとのドミトリーはとことん楽しいな。


調子よくなってきたぞ!!!

photo:17









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