僕と彼女

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12月9日 月曜日
【パナマ】 パナマシティー





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目が覚めると建物の外から楽しそうな声が聞こえた。

2人の声。


片方が日本人だった。


窓から外を見下ろしてみると、宿の目の前にあるバスケットコートでケータ君が地元の黒人の兄ちゃんとバスケットをしていた。

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ケータ君はもともとバスケットをやっていたそう。

ホント誰とでもすぐ仲良くなる男だな。


俺もまぁまぁ仲良くなるほうだと思うけど、ケータ君といると彼のフレンドリーな笑顔の魅力は大したもんだなと思わされる。



側面、人と触れ合うことを旅の意義として考え、交流することを努力している風にも見える。

それが危なっかしくもうつる。

まだまだ若いけど、思う理想に近づく努力を何者も恐れず続ける姿がバスケットコートの中にある。




「あー!!金丸さんもやりましょうよー!!」


上半身裸で楽しそうに手を振るケータ君。
俺も窓から手を振った。









日記を書いていると昼過ぎにナオコちゃんが到着した。

photo:03




メキシコから分かれたり合流したりを繰り返していたナオコちゃん。

旅中に女の子と行動を共にするのはストレスになる部分が多いけど、彼女にはまったく気を使わなくていい。

お化粧は毎日キチンとするし、オシャレにも気を使っているイマドキの女の子だけど、こっちに行きたいのー!!とか荷物持ってー、とか男に頼ったりせず、なんでもアグレッシブに挑戦するところがいい。

逆に俺やケータ君が甘えてしまっているよな。




「ほえ!?パナマから船でコロンビア!?でら楽しそうだから行くだらー!!ヤバトン食べたいだやー。」


よし、これで4人の頭数が揃った。
もう水曜日の出航で間違いなしだ。












もはや路上もできず、観光もすることなく、そして出航があさってと決まった今、やることっていったらこのメンバーで楽しく過ごすことくらい。


地獄の中米南下も終わったし、あとはスピードボートで快適に南米だ。

187ドルも払って乗る船だもん。
クルーザー船みたいなやつだろう。


それにパナマのカリブ海側は広大なジャングルに覆われて道がまったくなく、船でなければ行くことの出来ない町がポツポツと点在しているんだけど、それらを繋ぐ船ということだからきっとしっかりした大きなやつさ。


楽勝楽勝。





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というわけで今日はみんなで近くの大きなショッピングモールへ行き、ザラで服を見たりスニーカー見たりして、食材を買って帰って宿で晩ご飯を作って食べたという何もない1日でした。

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早く日本に帰らないとなぁ。

彼女からメールが来る。

いつものごとく早く帰ってこいのメール。









あれは僕が25歳の頃でした。

4年半かかった日本一周が終わり、僕は宮崎に戻っていました。

とてもとても長かった日本の旅。
20代前半の未熟な自分にできる、ありとあらゆることにチャレンジした旅でした。


そんな旅が終わり、宮崎に戻ってから日本一周の旅を放浪記として出版するために、執筆に明け暮れる日々を送っていました。







4年半の歳月は、何も変わっていないようで少しだけ宮崎に変化をつけていました。

ささやかな街だけど、そんな街並みもほんの少し変わっており、それが新鮮な寂しさをくれたものです。



音楽にしてもそう。

宮崎は都会のように成熟した音楽シーンやアンダーグラウンドなどはなく、正統派の、悪く言えばありきたりな音楽をやる人しかいない。

もちろんそれも素晴らしい。

見習うべき先輩ミュージシャンもたくさんいます。



僕も旅に出る前は、フォークミュージックで言えばかぐや姫や吉田拓郎みたいなメジャーが全てでした。
それ以外は知りませんでした。



でも東京、大阪に行ってその音楽観の狭さを思い知らされます。



友川かずき、友部正人、遠藤ミチロウ、遠藤ケンジ、中川五郎、


その他いっぱいの怪物たちの存在を知り、さらに都会の底にうごめくアンダーグラウンドな歌い手たちにたくさん出会い衝撃を受けました。

音楽ってなんて自由なんだろうと。

なんてパーソナルなものなんだろう。


自分や世の中の音楽がどれほど観衆への媚というフィルターをかけているのかを思い知り、それから僕もそういったフィルターを通さない生々しい言葉や表現方法を模索するようになりました。


さらに日本を旅することで、様々な人間の闇を見ました。
タブーとして世の中に広まらないことをこの目で見て、なんて人間って汚いんだろうと勉強しました。



すごくいい変化だったと思います。

良し悪し別として、自分のやってることに疑問を抱けないなんてダメだと思います。


まぁおかげで周りの人からは、とにかく散々言われましたけどね。

金丸文武は変わった、あいつは終わった、純粋で綺麗な歌をうたってた金丸君の目はもう汚れた、とかそんなの。



いいもんね!!変わらない人間なんているか!!と強がっていたけど、すごく悲しかったです。

そんな気持ちで30分で作ったのが、売れない絵描きって歌でした。






その頃に彼女とは宮崎で出会いました。


あれからずっと歌っています。変わらずずっと旅しています。
くじけそうになるときなんてしょっちゅうです。

いつもギリギリのところで気持ちを保ちながらギターを弾いている。


そんな中で彼女の存在はとても大きい。

あの安堵は世界でただひとつです。

いつもありがとうね。






だから帰るのが3ヶ月くらいオーバーしても怒らないでね^_^!てへ!


てへ!!



……………






「ワレ、2年の約束やかいのぉ、どんげな理由があっても1日でも過ぎたらでいじゃど?わかっちょっとか?すぐ捨てるからな。」


と言われてるのでマジやばいので南米かっ飛ばします。


ああ………間に合うかなぁ、あと7ヶ月………









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