メキシコ入国!!!

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9月26日 木曜日
【アメリカ】 サンディエゴ
~ 【メキシコ】 エンセナダ






「よっしゃー!!ホナ行こかー!!メヒコやでメヒコー!!下ネタちゃうでー!!」


朝から元気いっぱいのジェニファーさん。
俺が脱ぎ捨てた服を綺麗にたたんでくれてたり、洗面所のお風呂セットとかをまとめてくれていたりと、その豪快さとはうらはらにとても女性らしい繊細さが見え隠れする。

こちらの写真をご覧になればお分かりいただけると思います。



photo:01







「テンゴアンブレ?ケキエレスコメール!?」


ジェニファーさんはどっからどう見てもただのタコ焼き大好きなハイテンションなネイティブ大阪人なのだが、英語がペラペラだ。

まぁそれは以前アメリカに住んでいたからわかることだけど、実はスペイン語までペラペラに操るという語学の天才。


やっぱ大阪の人ってのは誰とでもすぐにお話を始める会話が大好き人種なだけあって、言葉に対して並外れた嗅覚と想像力を備えているんじゃないかと思う。

そんなジェニファーさんとの国境越え、心強い。









とりあえずまずはご飯を食べに行くことに。




「んー、マックとサブウェイは嫌かなぁ。もうずっと食べてたから飽きました。」


「はい?なんやのそれ?」


「え?マックとサブウェイですよ。」


「え?マック?なんなんそれ?」


「はい?だからマックですよ。ハンバーガーの。」


「あーあー!!マクドか!!よーわからへんかったわ!!」



そこはわからんのか(´Д` )?



「あれホンマややこしいよなぁ!マクド言うくせにビッグマックはビッグマック言うねん。朝マックも。」



そんな語学の天才と、まずは腹ごしらえ。
南米に入ったら本格的なラーメンは食べられなくなるだろうと言うことで、最後にラーメンを食べに行くことに。


ロサンゼルスで大衆的に1番受け入れられていてチェーン店が何店舗もあるお店といえば山田屋。

photo:02



それが最近サンディエゴにも出店しているとのことでそこに行ってみた。

コッテリトンコツで8.5ドルかな。
最後の贅沢だな。

味はまぁ普通。












「スフィシエンテー!!」


「お腹スフィシエンテー!!」



よっしゃぁぁぁぁぁああああ!!!!!
腹もふくれてついに戦いの時!!!

アメリカ出国、メキシコ入国の国境へと車を走らせる!!



うおおお、怖え………

もはや色んなトラブルがありすぎて国境恐怖症になっている俺。
ボーダーが近づくとドキドキが止まらない!!


「大丈夫大丈夫!!メキシコ人はみんなホンマ親切やねん!!なんも心配あらへんねんー!!!」



ウッキウキで車を飛ばすジェニファーさん。

も、もうちょっとゆっくり走っていいんですよ(´Д` )



サンディエゴの街からしばらくすると、道路に標識が見えてきた。


photo:04




「Mexico only」


と書いてある!!
うわー!!怖い!!!!

質問のシミュレーションしないと!!!





「メキシコでの滞在先は?」

「メキシコシティーのリックの家です。マジメキシコリスペクトしてます。」



「メキシコにはどれくらい滞在するのか?」

「2週間くらいです。毎日タコス食べるつもりです。あー、鼻ヒゲはやしてー。」




「メキシコへ来た目的はなんだ?」

「簡単なことです。メキシコが大好きだからです!!!」





完璧。
我ながら完璧なる受け答え。

これで越えられない国境はこの地球上にない。



photo:05



助手席で追い詰められたダービー並みに震えていると、車は高速道路の料金所のようなゲートに入った。

しかし1~2ヶ所のゲートではなく、入り口が6ヶ所はあるような巨大なチェックポイントだった。

photo:06



車がガンガンやってきては通過していく。







俺たちもドキドキしながらゲートに入ると、ぶらぶらしてる係員の兄ちゃんが話しかけてくる。


「どこ行くんだいー?」


「エンセナダですー!」


「そうかー。楽しんでー。」



ジェニファーさんの愛想100%の笑顔と流暢なスペイン語にご機嫌な係員。
これでチェックは終わり。
ゲートを抜ける。

どうやらここはただの質問ポイントみたいだ。
この先にイミグレーションがあるんだろう。


えー、イミグレーションはどこだ?







えー、イミグレーションは………









イミグレーションがねぇ…………










えええ!!!あれで終わり!!??

あれで入国審査終わり!!??

ぎゃ、逆に困るんですけど!!




アメリカからのメキシコ入国は、72時間以内にアメリカに戻るのならばパスポートチェックをする必要がない、という話は聞いていた。

しかし俺はもうアメリカには戻らない。
アメリカ入国の際に渡されたカードをアメリカカスタムに返却しなければいけない。
これを怠ると出国した記録が残らず、次回の入国に不利な状況になりますとカードに書いてある。


そして俺はメキシコに72時間以上滞在するので、メキシコのスタンプをパスポートにもらう必要がある。



はいはいー、さっさと進んでー、とテキトーに入国させている係員。

有難いんだけど、逆に困るから!!!








ゲートを越えたところで、ガンガン車が通りすぎて行く中に強引に車を止めて、そこらへんの警察に声をかける。


「あ、えーっと、あのー、ソーリー、イミグレーションはど…………」


「オラー!!タコスタコスデスペラード!!」


俺が声をかけようとすると、流暢なスペイン語と最高の愛想のよさで話しかけてしまうジェニファーさん。

すると警察さんもニコニコで他の車を止めて俺たちを誘導してくれる。



うん、俺もさ、なかなかたくさんの人と会話したり愛想良かったりすると思うんだよね。

ジェニファーさんの前では俺の愛想なんて犬レベル(´Д` )






photo:07



横の駐車場に車を止めて、歩いて裏手に回って進んでいくと、そこにはゲートがあり数人の警察が立っていた。

スペイン語でことの次第を説明するジェニファーさん。
すぐに笑顔全開になって親切にカスタムの中を案内してくれる警察さん。



そしてメキシコ側のイミグレーションにやってきた。


パスポートにスタンプくださいなとお願いすると、はぁ?いいよいいよ、そんなの。と言われる。

72時間以内ならスタンプは要らないとの情報だったけど、1週間の滞在でもそんなの要らないよってな具合みたい。


な、なんてゆるい国境なんだ(´Д` )




マジで要らないからどうぞメキシコ楽しんでねー。


あ、そういうことならどうもー。






ってダメダメ(´Д` )
俺の方が厳しいってどういうことだよ(´Д` )








メキシコのスタンプをもらうには25ドルの入国税がかかる。
これで180日間、およそ半年の滞在が許可されるってわけだ。
ちなみに質問などは皆無。

まぁこれは俺がジェニファーさんという女性と2人だから信用されてのことかもしれない。
男1人ならもう少し厳しいかも。






てなわけで無事メキシコスタンプゲット。
ジェニファーさんは警察とすっかり仲良くなってスペイン語の知らない単語を教えてもらったりして笑ってる。

大阪人のコミュニケーション能力、世界トップレベル。











えーっと、これでさぁメキシコ入り!!!

とはいかない。

まだアメリカ入国の際に渡された出国カードってやつを、アメリカ側のイミグレーションに返却しないといけない。

この国境はこれまでみたいに2つのカスタムが並んでいるような仕様になっておらず、アメリカカスタムは別の場所にある。
町の中を歩いてそちらに行かないといけない。


チェックゆるすぎ。



photo:08



メキシコ国境の町、ティファナをジェニファーさんと歩く。

わずか数メートル。
国境を越えた瞬間に、町の風景がアラブ圏に変貌した。


photo:09



あの慌ただしい町並み、ボロい建物、わけわからないものを売ってる露店、行き交う車のスピード、

すべてが、いわゆる後進国の騒然とした空気になった。

photo:10




うわあああ、懐かしい。

カナダから続いた4ヶ月の英語圏、そして西ヨーロッパから数えると半年近く先進国を旅してきた。

旅っぽくなってきたぜー!!







photo:11



意味不明なものを売ってる売り子や、すごい数の物乞いたちの間をすり抜け、ヨルダンを彷彿とさせるバラック市場みたいな通りを抜ける。

photo:12



タクシーの客引きたちをかいくぐり、歩道橋を渡って行くと、そこにはたくさんの人だかりがあった。


どうやらここが別の国境みたいだ。

俺たちが入ったのが車のボーダー。
こちらは電車やバスでやってきた人たち用の徒歩のボーダーみたい。

photo:13





カスタムの前に行き、警備員さんみたいな人に出国カードを見せる。

そのオッさん。あぁ、はいはい、みたいな感じでカードを受け取ってそこらへんにあった小さな箱にポイっと放り込んだ。





はい?終わり?

出国のスタンプとかは?







終わりです。
アメリカの出国カスタム、ゆるすぎです。










うおおおおおおおおお!!!!!!!!!


北米バイバイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!

中米始まりいいいいいいいいいいい!!!!!!




「やべええ!!!!なんかすっごいドキドキする!!!!!英語圏終わって刺激がやべえええ!!」


「私も、なんかドキドキするわー!!メヒコやでメヒコ!!レズにイタズラされた時よりドキドキするわ!!」



ねー!!そうだよね!!
って、ちょ!!何さりげなくすごいこと言ってんだ!!この人!!



「オッちゃん、オラー!!」


「オラー。ニコニコ。」



道端でだべってるオッちゃんたちに挨拶すると、みんなすっごいニコニコ!!
メキシコ人の笑顔やべぇ!!!
可愛いすぎる!!
体型ずんぐりむっくりすぎる!!

photo:14











さて、ここで問題です。

これらの写真に、何かの共通点があることがお分かりになりますでしょうか?

photo:15



photo:16



photo:17



photo:18













そうです。




首がないのです。




「やべぇ!!首なし芳一だ!!」


「首なし族だ!!!」




そう、首がないのです。

松ぼっくりにドングリをちょんと乗せたような状態なのです。

足がびっくりするほど短くてその足で、音楽が流れてるところでサルサのステップふんでます。

足ほとんどないのに、ステップが軽快すぎます。

これがメキシコ人か!!知らんかった!!
綺麗な指してたんだね知らなかったよ並みに知らんかった!!


首がなくて文句あんのかーい。
ウヒョヒョーイ。

photo:19










2人で興奮しながらお店をのぞいたりオッちゃんやオバちゃんに話しかけながら歩き回ります。
みんなニコニコしてます。オニギリみたいな顔でニコニコしてます。超可愛い。

やべぇ、メキシコ人好き。



そしてここでひとつの法則を発見します。
これ間違いないです。















〔首が短いほど優しい。〕

photo:20









これ間違いねぇ!!!

いや!!本当に!!
より首が短いほど親切さがすごいんです!!

ほら!!ここまで来るともう優しさがスパークしてるんです!!

photo:21



あああ!!メキシコ人!!
好きだああああ!!!!















ウキウキで車に戻り、ドライブ開始。
バハカリフォルニアという西海岸の海沿いを下っていく。

photo:22



右手には太陽がきらめく太平洋。
左手には中東を思わせる乾いた丘陵地。
廃墟が多く、いくつもの寂しげな集落が海風の中よりそっている。

のびやかで、ゆったりとした空気。
ああ、心がドンドン解放されていく。

photo:23






「めちゃくちゃ綺麗やね………」


「うん、日南海岸に負けてないね………」



感情をすべて表に出すジェニファーさん。
嬉しい時は体全体で表現し、誰とでもすぐに仲良くなる人。

運転しながら涙をボロボロ流していた。

photo:24





「アカンわー、旅ってええなぁ………海が綺麗すぎるわ………」


メキシコは人の心を解き放つ不思議な魅力がある。

なぁ、トロール、お前もそう思うだろ?

photo:25













国境を越えてわずか40分ほど。
海沿いの町、エンセナダに到着した。

カリフォルニアのアメリカ人が多くやってくるリゾート地みたいで、小ぢんまりとしてるものの、ゆったりとした雰囲気と中米の怪しい空気が混ざり合ってとても旅情をかきたてる。








photo:26



すぐに町中のモーテルにチェックインし、夜の町に食事に出かけた。

平日ということで人通りは少ないが、ポツポツとレストランやバーが並んでおり、観光客向けのシーフードレストランが多い。

しかし観光客向けではあるものの、店員さんはほとんど英語が話せない。

それもまた懐かしい。ずっと英語で話せていたからな。
もちろんジェニファーさんが流暢なスペイン語で対応してくれる。







そして、これぞメキシコという光景を目にする。

1軒のお店に入り、ビールとピニャカラーダで乾杯していると、どこからともなくギターの音色が。

ふと見ると、そこにはギターを抱えたオッさんが俺たちを見ながらポロポロと音を鳴らしていた。

photo:27





「1曲ロマンチックな曲をいかがですか?」



すげー!!これがマリアッチか!!

周りを見てみると、もういるいる。

ギターを抱えた弾き語りの人もいれば、ウッドベースやスネアを従えたバンド編成も。

photo:28




それがマジで、ウケるくらい夜の街をウジャウジャ徘徊している。

photo:29




日本でいうところの流し。
もうすっごい数!!!

うぉぉ、血が騒ぐぜ………





そして彼らはとても紳士だ。

みなスーツやシャツなど綺麗な格好をしており、いきなり弾き始めるのではなく、丁寧にお客さんに許可を取り、断れば笑顔でサッと身を引く。あくまでムードを大事にしているのが伺える。

photo:30






ギターのチューニングもちゃんと出来ていなくて、とても上手いとは言えない人が多いんだけど、その手癖から伺わせる年季がなんとも言えない味がある。


断ってもマリアッチの数がめちゃくちゃ多いもんだから、次から次に、いかがですか?とやってくる。


「オッちゃん、べサメムーチョできる?ウチめっちゃ好きやねん、あの曲。」


「スィ。もちろんです、チカ。」



そしてオッちゃんは浪々と歌い上げる。
べサメムーチョ、いっぱいキスして、という意味のスパニッシュらしい情熱的な歌。





ああ、なんてメランコリックな夜だろう。
怪しげで、不思議な空気が漂う夜のメキシコにガットギターの哀愁ある音色が染み渡る。




慣れ親しんだ欧米から、かけ離れた異国の地。

世界を旅して1年以上。
これだから旅はやめられない。



恐れ続けた中米初日。
最高のスタートだ。

photo:31







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