だってカリフォルニアだから

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8月31日 土曜日
【アメリカ】 ロサンゼルス






ブラインドカーテンの隙間からカリフォルニアの太陽が優しく差し込む。

リビングのカーペットの上で並んで寝ていた俺たち。


「オハヨウゴザイマス。私は今からジュニアのバスケの大会に行ってくるからゆっくりしていってな。」


そう言って出かけていったマックス。

のそのそと起きて寝袋を片付ける俺たち。


優しくて可愛い奥さんのケリーが、俺たちの服を洗濯してくれる。


濃いめのニューオリンズコーヒーをカップに入れて、ルーフに上がった。












今日も空は爽快に晴れ渡っている。
真っ青なキャンパスに雲が絵を描く。
気温もちょうどよく、柔らかい風が髪をなでる。

photo:01



家の前からのびているのは、ベニスの名前の由来となった水路。

築100年近くの歴史ある町並みの中を張り巡らされている運河の水面に、青い空が写り込む。

緑の垣根の中をのんびりと歩いている観光客の顔は、アジア人であったりアラブ人であったりメキシカンであったり。

ここはロサンゼルスでも有名な観光地だ。



そんな穏やかな光景を眺めながら、新鮮な空気でタバコをふかす。
コーヒーが美味しい。




ああああ………もう完璧にカリフォルニアの虜だ。

体の力が抜けていく。









昨日なかなか稼げたこともあって、ロサンゼルス名物のラーメンを食べに行こうということに。

ラーメンがロサンゼルス名物?

いや、ほんとにそれくらいロサンゼルスには日本人がたくさん住んでいて、ラーメン文化が浸透している。

こっちで出来たラーメン屋さんが日本に出店するという逆輸入ってなお店もあるくらいだ。

吉野家もあったしね!!




ただこのベニス周辺にはラーメン屋さんがない。

ソウテルっていう日本人街、それとダウンタウンの中にあるリトルトーキョーにはたくさんあるみたいだけど、バスに乗って行くとそこそこ値が張ってしまう。

またの機会にするかと、今日もいつものサブウェイのサンドイッチで済ませた。










さてー、今日もバスキングいっとこうかー。

大きな荷物は置かせてもらい、楽器だけ持ってビーチに向かった。



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まぁ今日も物凄い人出でごった返しているベニスビーチ。

サンサンと降り注ぐ太陽の下、水着姿の人たちが楽しそうに歩いている。

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痴女としかいいのない体の女の人、デコピンで人殺せそうなマッチョマン、お婆ちゃんもビキニだし、お爺ちゃんも身体中イレズミだらけだ。

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そんな中で一際地味な格好をしたアジア人がいたらたいがい日本人。わかりやすいね。




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もはや稼げる臭いしかしない。
ていうかこの開放的なビーチで歌えることが嬉しくたまらない!!

特に俺はアコギの弾き語り。
このカリフォルニアの青空に良く合う。
ギターを持ってるだけで、ヘーイ!!どこでやるんだい!?とスケーターたちが声をかけてくる。


あ、伝説の旅人、カオルさんと同じパフォーマー発見!!
パームウィービング。

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まずはカッピーたちが演奏場所を決め、楽器を広げる。
彼らの新しいレパートリーを聴きたい。

今まで訪れた町で、そこに合った曲をレパートリーに加えていってる2人。



ナッシュビルではカントリーロード。


メンフィスでは恋せずにはいれない。


ニューオリンズではワッタワンダフルワールド。


ヒューストンでは、何も思い浮かばなかったらしくホイットニーヒューストンをやろうとして思いとどまったよう(´Д` )


オクラホマは時間がなかったのでナシ。


ラスベガスではセリーヌディオンをやろうとしてた。


そしてこのロサンゼルスでは………






カリフォルニアドリーミン(´Д` )

ベタ(´Д` )



でも俺もホテルカリフォルニアやるけどね!!



後から知ったんだけど、レッチリのメンバーが住んでいる家の前で演奏を開始するカッピーとユージン君。

一瞬にして人だかりが出来始めた。
ビデオで撮影する人も。

うおー、こりゃ今日すごいぞ。



と思ったらセキュリティの人に止められてしまった。

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残念そうな観衆たち。
何度もいうけど、レッチリのメンバーが住んでいるという目の前の家のベランダからおじさんが顔をのぞかせて、やらせてやれよー、と言ってくれる。レ、レッチリ!?


でも止められたのは場所が悪いだけで、もう少し中心部の賑やかな方なら良しとのこと。

ちなみにお店が並ぶ陸側に立つのは禁止で、海側でやらないといけないルールもある。
違反したら250ドルの罰金だったかな。


ここでカッピーたちと別れて俺もいつもの場所に向かった。











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パームツリーの木にもたれかかってギターを鳴らす。
優しい浜風にハーモニカの音がさらわれる。

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あまりにもサーフミュージックにマッチしたこのシチュエーション。
ゆったりとした曲を中心に歌う。


たくさんの人が立ち止まって歌を聴いてくれる。


日本人は立ち止まってくれないけど(´Д` )


あああ!!そこの可愛い観光客のお姉さんー!!
よかったら今夜メキシカンの凄腕ギタリストとジャムるんですけど一緒にパーティーをーーー!!!!!




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ラジカセおじさん。
毎日ラジカセで音楽流しながら歩いてるオッちゃん。









「おおー、日本人デスカ?いやー、ここで日本人が演奏してるのを見たの初めてデス。」


そこに初老のご夫婦が話しかけてきた。
お顔はアジア人。でも英語か堪能で、少しカタコトの日本語が話せる。


「私は7歳の時にここにキマシタ。もうずっと日本に帰っとらんのじゃが、母親が広島生まれの人ジャケェ、少し話せるんよ。」


日系二世の旦那さん、ケンジさんと、日系三世の奥さん、ジャニスさん。

とても柔らかい物腰で、笑顔に人柄が滲み出ている。

しばらく話していたら、明日日本人の牧師さんがいる教会でミサがあるので一緒に行かないかい?ということに。

この教会はほとんどが日本人の信者さんらしく、そこで歌ってくれたらみんな喜ぶだろう、とニコニコと話すケンジさんとジャニスさん。

こりゃまた面白いことになった。
まったくロサンゼルスってやつは出会いが途切れない!!

もちろんご一緒させてくださいとお願いし、明日の朝に車で迎えに来てもらえることに。

んー、何歌おうかな。









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今日も夕陽が空を染め上げる。
歌っていて、気になって振り返るたびに雲の色が美しく変化していく。

そんな壮大な絵の中でギターを弾く。
カップルたちが寄り添って歩き、そのよく出来た絵にアクセントを添えている。






夕闇が空を包んでいく。
スタンドバイミーを歌った。


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夜がおとずれ
孤独に打ちひしがれたとしても
泣かないよ 泣いたりしない
だって君がそばにいる



大きな声はいらない。
潮騒がギターと重なる。
語りかけるように、静かに歌う。


目の前のアパートのベランダに住民が出てきて、あなたは素晴らしいわ!!明日も来てね!!とお金を落としてくれる。


いつも聴いてくれるスティーブンとベーデンも友人を連れて聴きに来てくれた。



アメリカ最後の街で、ようやく居場所を見つけられたみたいだ。
最初は、西海岸ー?何気取ってやがんだよ、そんなミーハーなとこ行かねー、って思ってたのにな。

俺がロサンゼルスなんて、なんか似合わないような気もするけど、ここほど受け入れてもらえた場所はアメリカにはなかった。

今日のあがりは97ドル。












ビールを買ってマックスの家に戻る。
ちょうど同じ時間にカッピーたちも帰ってきた。


「ハーイ!!オカエリナサイ!!今日はどうだった?稼げたかい?!ワオ!!97ドル!!2人は85ドル!!スゴイデスネー!!今日と明日はいつも人は多いんですけど、明後日!!月曜日なんですけど、レイバーデイというホリデイです!!ノーワーキングデイ!!だからこの週末はバスキングに最高!!最高の時に来ましたね!!頑張って稼いで!!」



おおおおっしゃあああああ!!!!

そういうことならノンストップで歌いまくってやる!!
この調子ならアメリカで15万作るというちょっと絶望的だった当初の目標も達成できるかもしれない。

まさにロサンゼルスはアメリカ旅最後のご褒美みたいな街だよ。








そこに呼び鈴が鳴った。


「お、来た来た。ヘーイ!!リックーー!!!ブラザー!!」


やってきたのは昨日話していたメキシコの凄腕ギタリスト、リック。

トムクルーズ似の甘いマスクで、優しさが顔から滲み出ている。
気を使うことなくすぐに打ち解け、ルーフに上がってみんなでビールで乾杯。


すると次から次にマックスの友達が集まってきて、ルーフはたくさんの仲間たちでごった返した。



そんな中で恐怖のセッション開始。

まずはカッピーとユージン君の演奏。
2人の音が重なった瞬間、それまでワイワイしていたルーフが静まる。


「……ホーリーシット!!」


「なんだこれは!?マックス!!あああああんん!?よくやった!!良い奴ら捕まえたな!!」


「そうだろう!!クソイカしてるだろう!!」


絶賛の中、今度はリックがギターを弾いてくれた。
照れながらギターを持つリック。





photo:16



はい、ゲロうま。
うますぎる。

マックスがべた褒めする理由もわかる。
なんとグレッチがスポンサーについてるらしい。
ていうかこんな普通にリックいえーい!!とか言ってるけど、本当はメキシコでめちゃ有名なギタリストだからね。

一緒にいるプエルトリコ出身のドラマーのJJもかなり有名な人。

みんなフレンドリーすぎて普通に喋ってるけど、世界ツアーに行くような人たち。


そんなリックの後に俺とかできるわけねぇ(´Д` )

でもやるけどね。


ガツンと歌うとみんな喜んでくれた。








それからは夜中までセッション。
酒を飲み、楽器を弾き、みんなゆるゆるになる。
近所の家のベランダから拍手が起こる。




毎日がパーティー。
だってここはカリフォルニアだから。









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