ヒューストンで途方に暮れる

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8月17日 土曜日
【アメリカ】 ヒューストン






北米を安く回るならバスです。


鉄道はあまり充実していません。

トレインホッパーってホーボーがやってる、貨物電車に飛び乗って目的地で飛び降りるってやつがありますが、もちろん違法だし、見つかったら重罪だし、落ちて死ぬ危険も高いです。


なので大人しくバスに乗ります。

あ、飛行機も安いです。
前もってチケットをとれば、たぶんそんなにバスと変わりません。



さて、そんなバスだけど、グレイハウンドが一般的です。
安いです。コンセントもWi-Fiもついてるのでまぁまぁ乗り心地はいいです。

もうひとつ、メガバスってバス会社があります。

こちらは、キャンペーンとかを狙えば1ドルとかふざけた値段のバスがあります。
かなりの長距離でも。


そして今回、ニューオリンズからヒューストンへの移動、6時間半の距離がメガバスだと、たったの14ドル。


てなわけでゆうべメガバスに乗り込んだわけだけど、ここで一悶着。


まず、メガバスはクソ安いだけあってグレイハウンドみたいにターミナルがない。

路上で待たないといけなくて、路上に降ろされます。
つまり乗る時間を吟味しないと、降りた時に途方に暮れることになる。

photo:01



バス乗り場があるのはフレンチクオーター。
治安が悪くて有名な場所です。
こんなところに夜中にいないといけないのはちょっと気持ち悪いです。





次に、安いので貧乏人たちに大人気で柄の悪そうな黒人でひしめき合うので怖い人には怖いかも。そして混み合うし。

一方グレイハウンドはいつもそんなに満員にならないので、2席を1人で使えるので寝やすいです。






そんで、一悶着ってのは荷物のこと。

荷台に入れられるのはバッグひとつのみ。
そして車内持ち込みも荷物ひとつのみ。

俺たちはバッグ2つと楽器を持ってるので、どうしても荷物3つ扱いになるんだけど、だいたい楽器ってのは優遇してもらえるもんで、今回も俺とカッピーは何も言われずバッグと楽器を持って車内へ。



しかしユージン君が引っかかった。

ユージン君はギターとバンジョーとバッグひとつを持って入ろうとしたら捕まってしまい、荷物分であと2席シートを買えと怒られ、急いでバンジョーを分解してバッグに突っ込んで難を逃れたわけだけど、急いでたもんだから部品がわけわからんことになってしまい、もう二度と組み立てられないよ………と凹んでました。


はっきり言って止められるかは係員の気分です。


2階建ての車内はすべて満席。
シートも狭い。
そして真冬なみに極寒で、乗ってる人みんなガクガク凍えていました。

メガバスに乗る時は覚悟をしましょう。








シートの上に体育座りして膝に上着をかぶせて、ダルマみたいに丸まって震えること6時間半。

夜明け前のヒューストンにバスは到着した。

photo:02





うーん、ヒューストンって都会なんだな。

カナダのトロントみたいに近代的な高層ビルがズゴンズゴンそそり立っており、白みはじめている空にガラスの壁が奇妙に溶け込んでいる。


とにかく、眠い。
ちゃんと寝たい。

今から空港に行ったら爆睡してしまうので、そこらへんの公園で寝ることに。







まだ静まり返っているひと気のないビル街の中を3人で歩く。

これだけ高層ビルがあれば、昼間にはかなり賑わうだろう。
今日もしっかり歌うぞ。



ダウンタウンから少し離れたところにある高速道路の高架下に、広々とした芝生公園を見つけた。

疲れ果てていた俺たちはテントも張らず、芝生の上にマットだけ敷いてゴロンと寝転がった。

消耗していた身体はすぐに眠りに落ちた。










眠れたのはほんの少しの時間で、すぐに日がのぼり、直射日光に焼き起こされた。

頭上には道路が走っているんだけど、まだ登ってきたばかりの太陽が横から差し込んでいる。


汗だくになりながらも、まだ寝ていたくて我慢し続ける。

向こうの方にある高架の影が太陽がのぼるごとにこっちに迫ってくる。

もう少し………

もう少しで影がくる………


でもあちぃ………


汗が首を流れる………


もう少し………

もう少し………



やっと影が身体にかかった。


とたんにヒヤリと温度がさがる。

そこからまたひと眠り。





photo:03



11時くらいに目を覚まし、それから水道を探し出し体の汗を拭き、頭と顔を洗う。

熱い太陽がすぐに体を乾かしてくれる。


あと、昨日のことなんだけど、日本にいる時からずっと履いてた無印のサンダル。

シンプルで丈夫でお気に入りだったんだけど、ついに鼻緒が切れてしまった。


ぱたんぱたんと開いて歩きにくいことこの上ない。
ていうかこの時点で新しいの買うべきなんだけど、昨日キャリーバッグも買ったし節約しないといけない。

カッピーが裁縫セットを持っていたので針と糸をかしてもらって縫いあわせた。

photo:04




うん、我ながらなかなかの出来。
かなり念入りに縫ったのでまたしばらはもつだろう。

photo:05



もはや雑巾でしかなかったズボンもとうとう捨ててしまったし、いろいろと新しいの買わないといけないけど、それは物価が安くなる中米まで我慢だ。








photo:06



よーし、公園からのぞむヒューストンの街並みは、どこまでも都会。

林立するガラス張りのビルが日差しをはね返してギラギラと輝いている。

どんな賑やかな通りがあるだろう!!
なんたってここはテキサス!!

聞いた話ではテキサスは国として独立を目指したこともあったという。
それほど独自の文化と民族性を持った場所だということがうかがえる。


西部劇とメキシカンとサボテンとサボテンとサボテン!!

陽気なカウボーイとジャンバラヤを歌うぞ!!

さぁ!!カウボーイはどこだ?!







photo:07



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ただのゴーストタウン。

廃墟だらけ。

潰れた店多すぎ。

photo:10




え、えええ!?!

ま、マジで!?!


いや、なんかの間違いだ。
こんなデカいビルがある街なのに、これがダウンタウンなわけがない。

それに今日は土曜日。
ビジネス街は閑散として当然だ。
どこか賑やかなショッピングストリートがあるはず。

カッピーたちに荷物を見てもらって、1人で街を探検した。






photo:11



photo:12




ただのゴーストタウン。

近代的な街並み。
カッコいい路面電車が無駄に頻繁に行き交っているメインストリートには、ホームレスがゾンビみたいにフラフラ歩いてるだけで、まるでひと気がない。


お店は廃墟ばかりで、わずかにあるカフェやレストランもことごとく閑古鳥が鳴いている。

う、ウソだろ?


なんだこの容れ物ばかりが立派で、中身が何もない街は。

街角にやけにたくさん立っている警官に、どこか人通りの多いストリートはありませんか?と聞いてみる。


「そんなとこはないよ。ここはデッドタウンなんだ。デトロイトと同じだよ。」



マジか………



信じられねぇよ。
街自体はこれでもかってくらい立派。
カナダのトロントにも劣らないほどの豪壮なビル群だ。

かたやトロントはこれでもかってくらい毎日人々がアクションを起こし、混乱にも似たほどの賑わいに活気づいている。
だから世界でも屈指の人気を誇る街だ。


なんなんだろう。
ヒューストンは工業の街、石油の街だと聞いたけど、リーマンショックにより2次産業の崩壊はここまで深刻なことになってるのか。

この衰退ぶりはもはや救いようがないほどにまで見える。
デトロイトはおそらくこれ以上に異様な光景なんだろう。


経済って、そして指導者の責任って、とてつもなく恐ろしいものだな。



photo:13



もはや治安の悪さしか感じられないダウンタウンを急ぎ足で歩いてカッピーたちの元に戻った。


「ここダメだ。早く空港行こう。路上やってもホームレスに群がられて終わりだわ。」


1.25ドルの市バスに乗って空港に向かった。







街の規模と同じく、とても立派なこの空港の名前はジョージブッシュ空港。


縁起の良くない名前だけど、まぁひとまずは眠れそうだ。


荷物受け取りのベルトコンベヤーの裏にある、隅っこのベンチの前に寝場所を決めた。

photo:14







うーん、なかなかうまいこといかない。

ヨーロッパではどこに行っても美しい町があり、どこに行っても賑わいのある通りがあった。

どんな小さな町でも、整備されたショッピングストリートがあった。

北米に来てだいぶ様変わりしたが、少しは慣れてきたつもりだった。

しかしアメリカは稼げる町と稼げない町が0か100といったふうに極端にばらつきがある。

そして町から町への移動距離もでかいので、外してしまったら致命的なミスになってしまう。


アメリカは地方都市ではやるべきではないなぁ。
大都会、もしくはニューポートみたいなリゾート地。あとは観光地。


アメリカのバスキング旅は難しい。
早いとこ先に進んでしまおう。







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