バッグ崩壊、足も。疲れた………

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8月15日 木曜日
【アメリカ】 ニューオリンズ





photo:01



ここはニューオリンズ国際空港。

ターミナルのレストスペースにはいくつもの綺麗なソファーが並んでおり、自由に眠ることができる。


快適すぎる………

寒いくらいに効いた冷房のおかげで、寝袋に包まったらちょうどいい温度。


でも、ん………腰が痛い。

カッピーに聞いたら、カッピーも首を寝違えたみたい。

野宿ならグッスリ眠れるのに、快適なところで寝ると逆に体を傷めてしまうという俺たち。


昨日買っておいたカップ焼きそばを朝昼ご飯に食べる。
マズイ。

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さて、今日ももちろん路上に行くわけだけど、俺は空港周りのスーパーマーケット狙い、カッピーたちはダウンタウン狙いと別行動をとることに。

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「あああ~、ニューオリンズでサックスなんか吹きたくねぇよー………フミ君がナッシュビルでビビってた気持ちが分かったわー………」


みんなでバスに乗って、俺は1人近場のショッピングセンターで降りた。
カッピー、ユージン君、健闘を祈る。









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灼熱の太陽がアスファルトを焼いている中、まずは1ヶ所目のスーパーマーケットに到着。

早速路上開始。


もし止められたとしても、空港周辺には無数のショッピングモールが点在している。
しらみつぶしに回ってやるぞ。











んで、早速2曲目でお店からストップがかかる。
まだ3ドル………


いやいや、今日はこっからが勝負だ。


そう、こっからが地獄の始まりだった。










地図を見て、次のショッピングセンターまでの距離の目測を誤った。

というより、普段なら余裕で歩ける距離なんだけど、今俺のキャリーバッグはタイヤが壊れてズリズリと地面を引きずっている状態。

全荷重が腕にかかって肩が抜けそうになる。

加えてこの凄まじい炎天下。




汗がしたたり落ちる。
頭がくらくらしてくる。

木陰を見つけては荷物をおろして休憩。
また50mほどあるいて休憩。

ぜーはーぜーはーと、息も絶え絶え歩く頭上にギラギラと太陽が燃えている。

こ、これはやべえぞ………





わずか数百mの距離なのに恐ろしく遠く感じる。
キャリーバッグはアスファルトの小石をかき集め、どんどん重くなっていく。
汗でぐっしょりになっているシャツとズボン。


きっつ………
なんの苦行だよ………









果てしなく続きそうな道。

陸橋を越え、死ぬ思いで歩き続けること3時間。

やっとこさショッピングセンターに着いた。

中に入ると、ガンガンに効いた冷房が体の熱を奪っていく。
そしてコーラを一気飲み。

はぁ………よし、やっと歌えるぞ………
頑張んなきゃ。






と思ったら、そこらじゅうスピーカーから音楽が流れていて歌えないようになっていた。



お、お、お、終わった…………
こんなに頑張ったのに………




いや、まだ、まだだ、まだ諦めたらいかん。

ショッピングセンターの前にあるバス停からバスに乗って次の場所を目指す。


望みの高そうな空港近くのショッピングセンターへ。




バスを降りた。

そこには寂れきったひと気のまったくない名前ばかりのショッピングセンターがあった。



がっくりとアスファルトに座り込む。

な、何やってんだ………

おとなしく街に行っていればそれなりに歌えたはずなのに………


死んだ………









絶望しながらトボトボと歩く。

肩に食い込むバッグ。
腕を引きちぎりそうなキャリーバッグ。
まるでグラウンド整備のローラーみたいに重い。

苦しすぎる。









すると、






photo:06



寂しげな通りの脇にスーパーマーケットを見つけた。

奇跡。

こ、ここで、ここが最後の望み………

photo:07



すぐに入り口の横でギターを鳴らす。


すると、すごい勢いでお金が入っていく!!
たった2曲で15ドルくらい入った!!




奇跡、奇跡だ。

頑張ったもん。
俺頑張って歩いた。

最後にこんなプレゼントを用意してくれてたんだ。

みんな笑顔で歌を聴いてくれ、親指を立ててくれる。


気合い振り絞って歌え。
これが最後のチャンスだ。










しかし、止められた。

止められちまった。

今度こそ終わった。


荷物を担ぎ上げて歩いた。












歩道もない一本道をガリガリと歩いていく。

日が傾き、夕闇がおとずれる。

ビュンビュンと車が通り過ぎ、むわりとした熱風をまきあげる。


もうすぐ空港。
もうすぐでソファーに倒れ込める。


するとついに引きずっていたキャリーバッグの底のプラスチックが破れて、中身が顔を出し始めた。

バッグを横向きにして、側面を引きずる。
そして少ししてその面がダメになったら、今度は反対側の側面。


大根をおろすようにアスファルトに削れ、ついに両方ともダメになって、とうとう表の面を引きずりながら歩いた。

photo:08







肩が抜けそうだ。
汗が全身から吹き出る。
湿度の多いこの海沿いの街の夜風が体にベタベタとまとわりつく。


30m歩いては休憩し、また30m。

すでに5時間以上歩いている足には豆がいくつもできて、痛くてまともに歩けない。

ひょこひょこと足をひきずる。

なんてひどい1日だ…………













空が真っ暗になったころ、死ぬおもいで空港ターミナルにたどりついた。

うわあああ!!涼しい!!!

フローリングの床なのでバッグの滑りがいい。

そして昨日と同じソファーにドサリと倒れこんだ。






きつかった………
こんな無駄なことに体力を限界まで使い切ってなにやってんだ。

カッピーたちはまだ帰ってきていない。
あの2人のことだから、しっかり稼いでるはず。



ああ、もうダメ。
もうトイレに行く気力もない。

無駄に駆けずり回った最悪の1日だ。




メールチェックでもするかとFacebookを開いた。

ん?

ミユキさんからメールがきている。
スペインからフランスに一緒に旅したあのミユキさん。


どうしたんだろ?





メールを開くと思わず顔がほころんだ。
殺伐とした顔の力を抜いてくれた。

疲弊した体に暖かい気持ちが広がる。


「3人旅がんばってね!」


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ありがとう、ミユキさん。

明日はいい日になる気がするよ。








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