ダハブ最終日

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3月8日 金曜日
【エジプト】 ダハブ







チキンカツ。
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25ポンド。350円。



エジプトなのにチキンカツとご飯と味噌汁。


サクサクの衣にトンカツソースがかかり、口に含むと日本の食堂の風景がぶわっと浮かぶ。


ご飯を頬張り、ワカメの味噌汁を飲む。


目の前に広がる、きらめく水平線。

汗ばむほどの日差し。




ここはサンレストラン。

愛すべき旅人たちのオアシス。

至福の時。
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それからいつものメンバーでシュノーケルに出かけた。


女子読者サービス!!
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男子読者サービス!!
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ナナちゃんたちがディープブルーからシュノーケルセットを持ってきてくれた。


通りを歩き、波打ち際に行き、そのままドボン。
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顔を水面につけると、色鮮やかなサンゴと魚たちが踊っている。


やろうと思えば数分でこの宝箱を楽しむことができるダハブ。

こんなに長く滞在したのに、結局たったの2回しか海に入らなかった。

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サンレストランに戻り、荷物をまとめる。

10日以上いたこのサンレストランとも、これでおさらば。


「ママ、ありがとうございました。ママがいなかったら僕野垂れ死してました。」


「何言ってんの。私は何もしてないわよ。またいつでも戻ってきなさい。」




サチコ、レイヤにも別れを告げる。



サチコ、可愛かったな。
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俺のトランプのケース、
寝袋の袋、
帽子、


油断して色々と噛みちぎられてしまったけど、こんなに可愛いんだもん。
怒れないよ。




ああ、至福だったな。
サンレストラン。


子供の頃に思い描いた秘密基地をそのまま形にしたような、そんな自由な夢がたっぷりと詰まった空間だった。

絶対忘れられない。

ママ。いきなりやってきて風邪ひいて寝込んだ放浪者をあんなに手厚く看病してくださって、本当にありがとうございました。



何も出来ない自分のアイデアのなさが口惜しいけど、せめてものプレゼントとして日本から持ってきた俺のCD、ホームレスを渡した。




ママ、どうかお元気で。
これからもたくさんやってくる旅人たちを、楽しいトークと美味すぎる日本食で癒してあげてください。










ショウゴ君に手伝ってもらいながら荷物をかついで階段を降りた。


レストランには、セブンヘブンのメンバーたちが、明日のダイビングのディスカッションをしているところだった。



「え!!行くんすか!!」


「フミさん!出るんですか!!」




みんなに挨拶してサッと背を向ける。

俺はセブンヘブンの宿泊者じゃない。
もちろんダイビングもしていない。
ただサンレストランに居候し、やってくる日本人たちと会話していただけ。

インストラクターのヨシさんとも、この時初めてちゃんと挨拶した。



軽い感じでいい。
そう思ってたのに、




セブンヘブンの入り口へ向かっていると、レストランの中にいた全員が出てきてくれた。


「歌ってくれてありがとう!!」


「またどっかで会いましょう!!」



完全に部外者のはずなのに。

そして日本人宿っぽい、見送り、ってやつに若干抵抗があったのに。


笑顔で手を降ってくれるみんなの清々しい顔を見ると熱いものがこみあげてくる。





みんな旅人。
所詮観光旅行ではあるんだけど、やっぱり海外での日々は毎日が戦いだ。
金の計算、ルート決め、危険に怯え道を歩く。
信用出来ない人々との心おけないコミュニケーションがどれほど精神的な疲労をもたらすことか。


その苦労を知る彼らの笑顔には特別な親しみがある。


わかってくれている、


その意識が優しく背中を押してくれる。


毎回日本人宿に行く必要はない。
でもたまには思いっきりリラックスしに行くのもおおいに有りだな。


みんな、ありがとう。
お互い健康に旅しよう。そしてまたどこかで会おうな。


バイバイ。
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そのまま、ディープブルーへ向かった。

ディープブルーはほとんど毎晩シェア飯を作っていて、みんなでワイワイと料理を作り、食べ、仲良くやっているとの評判を聞いていた。

もちろんシェア飯なので1人頭の値段も安い。


恐る恐る宿の中に入ると、日本人たちがガヤガヤとご飯を作っているところだった。



「こ、こ、ここ、こ、コンドーム、じゃなかった、こんばんは。」


「あ、こんばんはー。どうぞ、ゆっくりしてて下さいー。」



フレンドリーなメンバーに混じって俺とショウゴ君もお手伝い。

今夜のメニューはギョウザ。
みんなでもくもくとタネを皮に包む。

まぁみんな下手だけどね。
皮が分厚い(´Д` )
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「王将でバイトしたことある人とか、めちゃくちゃ上手いんでしょうね。」



そんな話をしながらみんなで作ったギョウザ。

美味しかった。
1人頭12ポンド。170円。
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ビールを飲みながらテラスでみんなでお喋りした。
周りのクラブからダンスミュージックが流れ出ている。


ご飯を食べ終わり、数人のメンバーが大きなバッグパックを抱えて宿を出て行った。

彼らもまた旅に戻るんだな。







0時。
ショウゴ君とカッピー、ナナちゃんと散歩した。

夜風が優しく吹き、波の音が気持ちいい。

あぁ、この町ともこれでお別れか。


離れ難い。
離れたくない。

いつまでもこのやったりとした空気に抱かれていたい。

この寂しい気持ちこそ、恋するダハブってことなんだろうな。

誰もがダハブに恋して虜になるんだ。








カフェ通りを抜け、静かな波打ち際のベンチにやってきた。

パラソルの下に置いてある、クッション付きのベンチ。


そう、ダハブに来た最初のころに寝ていたあのお気に入りのベンチだ。




暗い海の向こうにかすかな明かりが見える。

あそこはサウジアラビアなんだよな。

異国の明かりは星屑と混ざり、夜空に散らばっている。



「あー、出たくないねー。」


「ダハブ出たくねー。」


「旅怖えー。旅の仕方もうよくわかんねー。」


「セックスしたいっぺー。」


「あ、セックスはしたいね。」


「そうだね、セックスいいよね。」


「ダハブ出たくねー。」




ビールをあおると、夜空がまたたく。

もう充分楽しんだ。


明日、出発だ。









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