神が望むならば

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7月12日 木曜日

モロッコ人のおじさんはとても上品だ。
タバコもお酒もやらず、キレイな服に着替えて、顔を洗う。テーブルの上や自分のスペースを整頓し、所作の中に厳しく自分を律しているところが見える。

彼はムスリム。
イスラム教徒。

彼は言う。

世の中たくさんの宗教がある。
仏教もキリストもヒンドゥーも、どれも良いもので、素晴らしいものだ。
神は一つ。ムスリムはすべての宗教を愛するし、すべての人間を愛する。
ムスリムに敵はいないんだよ。


イスラム教のことなんて全然知らないけど、彼のように美しく自分を律することのできる人たちの守る教えって、きっと素晴らしいんだろうなって思った。


モロッコおじさん
「フミ、インシャラー。」

文武
「あ!インシャラー!!知ってる!!」

モロッコおじさん
「知ってんのかい?If God want. 明日死ぬかもしれない、明日も生きられるかもしれない、ご飯が食べられる、無事に帰れる、全ては神が望むこと。神が望むのならばどんなことも受け入れましょう。」

インシュアラー。
有名な言葉!
本物を聞いちゃったー!!
優しくほほ笑むおじさん。


そこに列車の乗務員がモーニングコーヒーの料金を払ってくださいとやってきた。

モロッコおじさん
「あぁぁぁぁぁん?!!これサービスじゃねぇのかよ!200ルーブル!?そんなこと一言も聞いてねーぞ?は?英語がわからない?!ロシアは革命してもうソビエトじゃないんだから変わっていかなければうんたらかんたら!!」


おじさん、

インシュアラー。




そしてついにロシア最後の街、サンクトペテルブルクに降りた。

よっしゃ今日も気合いで歩くぞー!!


って、いきなり道を間違えて8kmくらい無駄に歩く。

1人でクソがって50回くらい言う。



肩が壊死しそうになりながら歩き続け、エカテリーナ二世像、血の上の教会、宮殿広場、聖イサク寺院、ペトロパヴロフスク要塞と見て回る。

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サンクトペテルブルク。

こんなに美しい街がこの世にあるのか。
こんな美しい場所に人が住めるのか。

今もホテルの窓から、運河沿いに立ち並ぶ街を見ている。

見知らぬ人生に自分を重ねる。
その擬似体験こそが旅の喜びであり、苦しみだ。


あぁ、ペテルブルク。

ここに来ることができたことも、
またいつかここに来れるかどうかも、

神が望むならば、だ。

インシュアラー。

photo:04





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