ペトラでキレる

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2月22日 金曜日
【ヨルダン】 ペトラ







5時30分。


早え………


でも起きなきゃ………






ゆうべアホな日本人4~5人が夜中の3時くらいまで酒飲んで騒いでいて寝つけなかった。


静まり返ったホテル内に響くほどの声でギャーギャー話していた。



トイレに起きた時、酔っ払ったバカが通路の床に寝転がって寝ていたし。




イスラエルで出会ったメキシコ人のデビッドが、ダハブのセブンヘブンという日本人宿は本当に最悪だったと言っていた。


夜中まで日本人が酒飲んで騒いでおり、まったく他の宿泊客がいることを気にしていなかったって。


ここマンスールにも日本人以外に韓国人が泊まっていた。

彼らはバカな日本人のせいで、マンスールホテルは最悪だったと旅先で話すんだろうなと思った。









そんな夜が明ける前に、なんとかベッドから抜け出し、荷物をまとめてレセプションに降りた。


すでに準備万端のアキ君が待っていた。
レセプションのルアイも起きてくれている。


「おはようございますー。」

「フミサン、オハヨウゴザイマス。」





今日はついに中東のメインともいえる観光地、ペトラ遺跡攻略。


アンマンからペトラに行くには色々手段があるんだけど、1番安くて楽なのが、10ジュディーでルアイが手配してくれる乗り合いタクシー。

4人集めると1人10ジュディーでペトラまで一発で走ってくれる車をルアイが用意してくれる。




そのために昨日のうちに他の宿泊客に声をかけて4人集めていた。


のだが、残念なことにそのルアイの友人の車が今ちょうど壊れてしまっているようで、もうひとつの手段で行くことに。


ジェットバスだ。


ホテル前からタクシーに乗り、バス乗り場まで行き、そこからジェットバスでペトラへ向かうって手順。


バス乗り場まで歩くと30分以上かかるので、4人でタクシーに乗れば安くつく。










6時になり声をかけていた2人の女の子たちがやってきて出発。


ルアイ、長いことお世話になりました。
今度はドラムでセッションしような!!








まだ真っ暗な通りに出る。
タクシーなら宿の前に出ればいくらでも群がってくる。


「バス乗り場なら1人1ジュディーずつだね!!」


「1人0.5ジュディーなら乗ります。」


「ダメダメ!!4人なんだから3ジュディーはもらわないと!!」


「こっちこい!!俺は1人0.5ジュディーでいいぞ!!」



交渉は簡単。
そして人数がいれば安くつく。







ジェットバスの出発は6時30分。
値段は9.5ジュディー。

タクシーと合わせて10ユーロ!!


いざ出発。











photo:01


草木のほとんどない乾いた大地を走ること3時間。


谷間に広がる小さな町が見えてくる。


坂道を下って行くと、だんだんと観光地っぽいお店が増えてきて、そんな中のバス乗り場に到着した。



バスが着くなり、タクシーや客引きたちがどんどん群がってきて、窓の外で待ち構えている。



「ホテル!?バレンタイン!!OK!!バレンタイン、レッツゴー!!」


「ホテルホテル!!チープ!!カモン!!」



うっとおしすぎる客引きたちを振り切って、アキ君と歩く。




まずはペトラに入る前に、お互いの荷物をどうにかしなければいけない。


普通はみんなマンスールホテルに荷物を置いて日帰りで行くか、ここペトラの日本人ご用達のバレンタインインという宿にチェックインして荷物を置いてから出かける。


バレンタインインは5ジュディー、5ユーロ。
安いのだが、飯を食べないと嫌な顔をされるという評判のよくない宿だ。




俺たちは今夜は2人で野宿をすることにしてるので、荷物を置ける場所を探す。





入場ゲートの近くにある換金屋さんの中に置けるということで、値段を聞く。


「荷物3つ?10ジュディーだね。」


宿代と同じ(´Д` )



値切りに値切りたおして、5ジュディーで置かせてもらった。








身軽になったところで、さぁペトラ出発!!!!!

チケットは50ジュディー!!
チンカス!!

6500円(´Д` )
photo:02




2日券が55ジュディー。
3日券が60ジュディー。


お得な気がするけど、お得じゃねえけど(´Д` )



あまりにも高いから、3日券を購入して他の人と使い回すみたいな手を使う人がいたようだけど、今ではしっかりパスポートチェックをされるのでやめた方がいいです。
photo:03












ゲートをくぐると、最初はこんな感じ。
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ゴツゴツした岩が広がり、馬で回れるよーという客引きが歩道沿いで声をかけてくる。
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少し歩くと、切り立つ崖の底を歩く道になる。
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おおー、きたきた。


これペトラだよね!!
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すげえ割れ目!!!
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色んな形の割れ目!!!
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色んな色の割れ目!!!
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いやー、俺なめてたわ。
割れ目なめてた。割れ目をなめて、




あ、こういう言い方やめようかな。
女の子と一緒だしね。
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そしてついに割れ目の向こうにクリトリ………


神殿が見えてきます。
photo:12









すげえ!!!

なめてた!!!
俺ペトラなめてた!!!!


あまりのでかさに圧倒!!!

写真の5倍ビビります。
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でかすぎ。
ラクダいすぎ。
臭すぎ。
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トロール欲しがりすぎ。
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ていうかペトラ遺跡ってなんの遺跡なのか知らない(´Д` )


ところどころにある看板の年号を見てみると、2400年も昔に作られたものみたいだね。

誰々の家とかビザンチン教会とか、かなり広範囲に見所が点在していて1日で回るのはかなり難しいかな。


だってこれもんだもん。
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この神殿を通り過ぎてさらに奥に進んでいくと、割れ目が終わり、開けた大地に町の跡や劇場跡、岩山を削り出した巨大な遺跡がどこまでも続く。
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そのどれもが素晴らしく、息を飲む力強さ。

この雄大すぎる大自然の中にいると、足を止めずにはいられない。
この岩山の壮大さ!!
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ああ、青空に吸い込まれそうだよ。
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ところで彼女たちは女子大生です。
別に女子大生だったから乗り合いタクシーの人数集めに声かけたわけじゃありませんよ。


割れ目とかダメですよね。


そんな彼女たちはそこら辺を歩いているロバがお気に入りのよう。
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小さくてとても可愛い。

でも元気がない。
ピクリとも動かない。



「いやー、このロバ元気あらへんなぁ。ウルフルズきかせてあげたいわぁ。」


「キャハハハハー。」




く!!アキ、この野郎!!

関西弁だからって軽妙なこと言いやがって!!

ロバにウルフルズを聞かせるだと?
そんな発想、一生出てこねぇ(´Д` )






このロバにしてもそう。
ロバ、馬、ラクダ、すべてお金のかかるアトラクションだ。
かなり長い道のりを歩くので、利用する人も多いけど、かなりふっかけてくるので注意。




photo:25




そんな長い長い道の途中には、いたるところに露店が出ている。

基本ガラクタの骨董品。
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ネックレスとか指輪とか、ラクダの置物とか。

不思議なことに、この壮大な自然の中だと若干欲しくなってしまう。
クソ高いけどね。




中には地面に座って、ただの石とか売ってる小さな子どももいる。
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お父さんがラクダ乗り、お母さんが土産物屋、子どもがロバひきとか小物売り、


そんな家族みたいなのがわんさか商売している。



そして白人観光客が結構買ったりしてるんだよな。









長い道のりを歩くこと2時間以上。

ここから階段が始まる。
photo:26





ペトラの1番奥に、山を越えた向こう側にもうひとつ大きな神殿がある。
ここがハイライト。



なのだが、かなりきつくて長い階段を登り続けなければいけないので、ここで断念して戻る人が多いみたい。


ペトラは2日必要。


というのは、ここのためにあると思う。

きつい!!
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どこまでもつづくかのような長い階段。

女子大生たちは日帰りで、バス乗り場に16時に戻らないといけないということで、ここで断念。
俺とアキ君の2人で階段を登る。




ドンキー!!ドンキー!!とロバひきの子どもたちがしつこく客引きしてくるのをあしらいながら登り続け、最終地点に到着。











おおお………こりゃすげえ………
photo:28




最初の神殿よりもでけえ。



最初の神殿は岩の割れ目の中にパッと現れる感じだけど、ここの神殿はひらけた荒野にドーン!!と堂々とそびえている。


周りにはどこまでも続く、グランドキャニオンの険しい山並み。

すげえって何回言ったかな………


まぁとにかく度肝抜かれるよ。





疲れきって、座りながらボーッと神殿を眺めていたら、ラクダ乗りの兄ちゃんたちが神殿の横の岩を軽快に登りはじめた。

彼は砂漠の民族、ベドウィン。


スイスイと岩を登り、岩陰に見えなくなり、しばらくすると神殿の上に彼らは出てきた。

イヤッホー!!と声をあげながら神殿の柱の上をジャンプしている。

岩山に跳ね返って彼らの声がこだまする。







毎日毎日、ものすごい数の観光客が世界中やってくるペトラ。

そこで商売をしているベドウィンの人々。


神殿に住み着く彼らの人生。
道中にいた小さな子どもたちも、いずれ大きくなりラクダを操り、このペトラで岩山を登りながら夜を越えていくんだろうな。

砂漠の民かぁ。
イカした人生だな。












そこから帰りはパパッと歩けば1時間30分ほどで戻ることができる。
photo:29




疲れきっているが観光客の数はハンパじゃない!!




よーし、歌おうか!!









ゲートの前の土産物通りでアキ君とギターを抱える。
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行き交う観光客たちに向け、気合いで歌った。


調子良くお金が入っていく。
よーし、これならペトラの入場料を少しでも取り返せそうだな。






と、歌っていると、周りの暇そうな土産物屋のアラブ人たちが集まってきた。

ベドウィンたちもやってきた。




ヘーイ!!と足元のお金を取って歩いていったりする。
おい!!と怒ると、冗談だよ、とニヤニヤ。


まぁそれくらいはヨルダンでやってればいつものことなので、許せる。


しかし、ここのバカたちはそんなもんじゃ済まなかった。





演奏してる俺たちの間に割り込んできて楽譜をめくったり、おどけて踊ったり、話しかけてきたり。

周りで聴いている白人たちにお構い無しにすぐ目の前まできて、ちょっかいを出してくる。


演奏中なのに、アキ君の太鼓をバンバン叩いたり、お金を入れるふりをしてからかったり。




さらにはアキ君のギターを取り、めちゃくちゃに音を鳴らしながら俺たちの後ろで踊ってるバカ。

子どもじゃないからね。

いい大人だから。それが。





そしてついにそのバカはギターを逆さに持ち、振り下ろしてアキ君の頭を殴る真似をした。それに大笑いするアラブ人たち。





もう我慢の限界来た。

演奏を止め、そのバカからギターを奪い、やめやめ!!と荷物を片付ける。


「おーい、なんでやめるんだよ、歌えよ~。チャイナチャイナ~。」




このクソども、もうダメだ。
頭悪すぎる。
片付ける俺たちをニヤニヤ見ている。



「なぁなぁ、わかったよ、俺いいカフェ知ってるんだよ。そこで歌えるから。な!寝る場所も用意するから。」


「うるせえ。話しかけるな。どっか行け。」


「な!!ホラ!!ここなら歌っていいから、ここ俺の店だから大丈夫!!」


「てめーらみたいなプライドのない連中と話したくねーんだよ。これがアラブ人だ。よくわかったわ。」




なぁなぁ、と引き止めてくるバカたちを引き連れながら歩く。
アキ君も驚きながらついてくる。





アラブ人たちを振り切って、ベンチに座る。
心を落ち着けようとするだけど、奴らはほっといてくれない。


「ヘーイ、マイフレンド。ホテルはあるのかい?バレンタインインだろ?よし、行こうか。タクシー。」


「ノー。」


「そうかそうか。どこから来たんだい?日本かい?コニチハ!!よし、タクシーだよね。スペシャルプライスだから。」


「ノー。」


「アンマンに戻るのかい?それともアカバ?デッドシー?俺は日本人の友達がいるんだぜ。よし、行こうか?これで荷物全部?」






タクシーの客引きに群がられて、イラつきがおさまらない。

もうここにはいられない。

アキ君と2人、無言でペトラに背を向ける。





せっかくペトラなんて素晴らしいもの見たのに、台無しだ。
やっぱりアラブ人はダメだ。
我慢がないんだよ、あいつら。

話したい、触りたい、でも曲が終わってからじゃないと、いやでも我慢できない!!

そして行動に出る。

だから列の割り込みとかも普通だし、車が動かなければ1秒でクラクションを鳴らす。





ああ………チクショウ。
嫌な気分だ。








photo:31


今日はアキ君も俺も小さなパンしかかじってなかったので、とりあえずご飯。

ペトラ周辺はめちゃくちゃ高いので、坂を登って行った地元の人たちの町に行けば安くで食べられる。


ケバブ屋さんで腹ごしらえ。
1.5ジュディー。

ここの兄ちゃんがいい奴だったので、それでだいぶ心が落ち着いた。




高台の上でケバブを食べた。
美味い飯を食べたら、気分も楽になる。
photo:32








でももうここにはいたくない。
早いとこ寝床を決めようと、町を外れて寝場所を探して歩いた。






すると小さな商店の前でたむろしているおっさんたちが声をかけてくる。
いいからこっち来いと言っている。


いつもなら無視するところだけど、ケバブ屋の兄ちゃんのおかげでだいぶ心に余裕が出ていたので、もうどうにでもなれとそこに座った。



そしていつものように歌った。

町外れの小さな商店の前、アジア人2人のライブで異常な盛り上がり。

さっきの鬱憤を晴らすように思いっきり歌った。
photo:33







いいパフォーマンスが出来たらご褒美があるものなんだよな。
ひと組のカップルが声をかけてくれた。


「すごいわ!!よかったらウチに泊まらない!?」



アラブ人、嫌いに………なれ………ないか?
いや、どうだ?嫌いに………なれないよなぁ。







この夜は、そのカップルと遺跡の穴を利用したバーに飲みに行き、やっぱりそこでも喉が潰れるまでひたすら歌い、ベドウィンたちと踊り、夜中まで騒いだ。
photo:34












疲れた。
1日のうちに色々ありすぎだ。

音楽は色んな経験をさせてくれる。

嫌なことも、楽しいことも、それを共有できるアキ君と一緒にいられて、とても嬉しい。



長い1日だった。







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