諸聖人の日

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11月1日 木曜日


気がつけばあっという間に4ヶ月か………

日本を出てもうそんなに経ったのかと、スロバキアの橋の下、川の流れを見ながらこれまでの旅路を思った。

振り返るにはまだまだ早い。
今日も濃い1日にするぞ。





しかし、街に行ってみると、なぜか人がまったく歩いていなかった。
ガラガラのメインストリート。
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なんだこれ?

ゴーストタウンみたいだ。

通りのお店もほとんど閉まっており、静寂が街を包んでいる。

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いったいどういうことだ?






かろうじて広場のデパート、ミラージュだけは開いていたので、そこのマクドナルドでネットを繋いで調べてみた。



そうか、今日はカトリックの祝日、諸聖人の日なのか。

聖人たちを敬う日で、ゆうべのミサはその前夜祭だったってわけだな。


そして明日は死者の日。
すべての死者を敬う日で、みなお墓参りに出かけるらしい。


あー、最近スーパーや露店でお花やロウソクがやたらたくさん売られてるなぁって思ってたけど、そういうことだったんだな。
photo:03







もともと1300年ほど前から始まったとされるこの慣習。
英名ではオールハロウズという。


ケルト人の文化では11月1日が1年の始まりとされており、その前夜の10月31日には精霊に祈りを捧げる民間信仰が伝わっていた。
これはキリスト教以前からの風習だったそう。


これが移民によってアメリカに伝わり、オールハロウズの前夜ということでハロウズイブ、ハロウィンになったそう。

しかしアメリカはプロテスタントが多いので、諸聖人の日という祝日自体は廃れ、イベントとしてのハロウィンだけが残っている。

日本においては、もうなんのイベントかよくわからないけどとにかく仮装するイベント!!みたいな感じで最近人気だよな。



敬虔なカトリックの国では、あの不吉な仮装をするという行為は、もともとキリスト教の風習でもないし、悪魔崇拝につながるということで禁止されているそうだ。


たしかに昨日、今日と街を歩いてみても、ハロウィンのハの字も見かけない。
仮装をしてる人も、浮ついた商業的なグッズなんかもどこにもない。



街全体がしん、と厳かな空気で包まれているようだ。

クリスマスにしてもイースターにしても、イベントなんかではなくてはるか昔からの大切な行事なんだよな。
彼ら敬虔なカトリック信者からみたら、浮かれた仮装をしてるアメリカ人や、クリスマスを楽しむ仏教徒の姿はどういう風に見えているんだろうな。
俗なものに見えてるんだろうな。






おかげで今日は歌えず。

カトリックの国だもんな。郷にいっては郷に従おう。






オーストリアのイングリッドおばちゃんからメールが来た。


「今日はallerheiligenの日なのよ。この日になると私たちは亡くなった息子を思い出すの。」


聖人と殉教者とすべての死者を敬う日。


カボチャのロウソク立てはどこにもない。



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