グレープフルーツムーン

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4月19日 土曜日
【オーストラリア】 ヌーサ






ガヤガヤガヤ…………











ガヤガヤガヤガヤ…………







ん………うるさいな………





蚊帳から頭を出す。








photo:01



おはようございます。





朝の美しい日の出を期待して展望スペースで寝て、目が覚めたら顔面の前にオッさんのケツとスキンヘッド。

顔面の前に。


ビビって眠気さめた。







photo:02




ていうかここメインストリート?


何この人口密度。

俺たちが寝ている展望スペースに何人もの人が立っている。
足元で俺たち寝てるのに完全無視。ウケる。

photo:03




そしてこんな森の奥の遊歩道なのにランニングする人で渋滞が発生している。



時間まだ6時半じゃねぇか………

欧米人のランニングに対する執念半端じゃねぇ…………



みんなカッコいいランニングウェアに身を包み、腕には防水のバンドを巻いてiPhoneを装着し音楽を聴きながら走っている。俺たちの真横を。



「あ、金丸さん……おはようございます………」


「……おはよー…………」


「すごい人通りですね………」


「うん……もうここでバスキングしようか………」



みんな寝ぼけ眼の俺たちのことを全く気にしておらず、笑顔でグッドモーニング♫よく眠れたかい?と声をかけてくれる。

ニコニコしたおばさんが写真撮ってもいい?と聞くので、いいですよと答えると、嬉しそうに写真撮りながら、あなたたちとてもアンハッピーに見えるわ♫となかなかの打撃力の言葉を投げつけられたのでウルトラハッピーですけどねと強がりを言って蚊帳に潜って号泣。



ああ………海綺麗だなぁ………

photo:04




燃えるような朝日が崖の下の海を染め上げ、どこまでも広がっている。

そんな真っ赤な海に豆粒みたいなサーファーの姿が見える。

カヤックを漕いでいる人の姿も。

みんないざなわれるように太陽へと近づいていく。


海の中からこんな壮大な朝日を見たらどんなに素晴らしいだろう。
贅沢すぎる日の出だな………

photo:05







ぼんやりと朝日を見つめているが、蚊帳も寝袋も夜露でビショビショになっている。

8時にもなれば太陽で乾いてしまうんだけど、まだ日の出の光にそんな力はない。

俺はまだいいけどそのまま地面に寝ていたジュンペイ君は全身ビショビショだ。

早く乾いてくれないかなぁと思っていると、散歩のおじさんに罵声を浴びせられてしまう。



「おいてめーら!!どこで寝てんだ!!さっさとどっか行きやがれ!!ファックオフ!!」


「………ああ!?ファックオフだとこの野郎!!」


「おお!!ファックオフだ!!」


いきなりファックとか言われてムカついて立ち上がりそうになってしまったが、うん、そうですよね、こんな展望スペースで寝てたら邪魔でしかないですよね………

そそくさと荷物をまとめて朝日に背を向けた。

photo:06












なんじゃこれ?ってくらいランニング&ウォーキングで大混雑の遊歩道を歩きビーチにやってくると、まだ朝の7時過ぎだというのにすでにものすごい数の人が溢れていた。

photo:07



photo:08





ヘイスティングストリートの高級カフェでは朝っぱらから3500円くらいのブレックファーストを食べる人たちで賑わっている。

photo:09





おおお………朝から貧富の差が激しすぎる。








そんな貧乏な僕らはセブンイレブンでコーヒー飲みながらカップラーメンと食パン。

photo:10



う、うめぇ……ロンだ。






目の前のバス停には次から次へと海水浴を楽しもうという人たちがすでに水着の状態でバスから降りてくる。

さすがはイースター休み。
ヌーサだけじゃなく、この東海岸のビーチはきっとどこも行楽の旅行者で溢れかえっているんだろうな。




「ジュンペイ君、お昼に歌えばいいじゃん。俺は夜からやるから。」


「え……いやー……俺なんかまだまだですから………」


「大丈夫だって。イクゾウ君はレパートリー9曲でガンガンやってるんだよ。」


「うーん……でも僕自信が………」



大阪出身のジュンペイ君。
昔はバンドでドラムを叩いていたみたいで、それからはソロでギター弾き語りでライブハウスでもやっていたそう。

実際彼の演奏はなかなかのもので、声量は少ないが、甘い声で、オリジナル曲のクオリティも高い。


これから1度日本に帰ってまた世界の旅に行きたいというジュンペイ君。

しかし別に日本に帰らないといけない理由はないそう。

だったらもうここにギターはあるんだし、ここから旅始めてしまえばいいじゃんと話してみるが、まぁそんなに簡単に決められることじゃないよな。


photo:11



スプーンとか何も持ってないので指で食パンにバターを塗る男。











フードコートに行き、ケバブを食べる。

オーストラリアってケバブがかなり人気みたいで、どこに行ってもオシャレなケバブ屋さんがあって若者で賑わっている。


でもめちゃ高いんだよな………

10ドルとかする。

しかし10ドルのご飯が安いという金銭感覚もだいぶ馴染んできている。

photo:12





っていうかマズ!!

なんだこれ!!全然ケバブじゃねぇ!!

クルクル回る肉の塊からナイフでそぎ落とせばケバブでしょ?ってくらいナメくさったシロモノ。

ああ……ヨーロッパのケバブ美味しかったなぁ。



「ちょっと俺、歌ってきてみます。」


ご飯を食べ終わると意を決したジュンペイ君がギターを持ってフードコートを出て行った。

大丈夫、ジュンペイ君なら稼げる。
自信を持って堂々とやることが大事なんだよ。











そして30分くらいで戻ってきた。


「金丸さん、稼げました!8ドルも入りましたよ!」


「ほらね!よし!!もう日本に帰るチケットは破り捨ててこのまま世界一周はじめちゃおう!!」


「い、いや……それはちょっと………」



おお、いかんいかん、また1人若者の人生狂わすところだ。







photo:13



photo:14



photo:15



これ身障者トイレの中。ここで暮らせる。

photo:16













日記を書いたり新しいレパートリーの練習をしたり、ジェニファーさんの車の中に忘れてきた野宿マットを探しにショッピングモールに買い物に行ったりしていたら時間は16時。


よし、そろそろ場所取りに行くぞ。

昨日17時くらいに行ってみたらすでに他のバスカーが陣取っていたいつもの不動産屋前のベンチ。

あそこがおそらくこの通りの1番のスポット。


路上の場所取りってのは早いもん勝ちだ。
警察以外なら文句を言われる筋合いはない。

目の前の不動産屋が閉まるのは17時。
それから人がひける22時までが勝負だ。






「ハーイ、君たちバスカーかい?」


ギターを開いてここは俺たちの場所ですよーってアピールしていたら、なんかオッさんが話しかけてきた。ニコニコしながら。



「あ、はいそうです。」


「そうか、この場所はエミリーの演奏場所なんだ。金曜と土曜はエミリーがここで演奏するからすまないけど移動してもらえるかい?」






…………………ああああああああああんんんんん!!!!!
誰の場所とか知ったこっちゃねぇわこの野郎!!!!
路上はみんなのものだぞエミリーとか関係ねぇわ!!!

どんなビッチだ出てきやがれ!!!










photo:17



超可愛い。



相方、さらに可愛い。

photo:18








ああー、昨日歌ってたあのウクレレのほのぼのしたあの子ですね。
なんかイースター仕様でウサギの耳とかつけてきてますね。自分のキャラよくわかってらっしゃるっていうか親がやらせてんのか?


エミリーがぽろんぽろん歌って、その横で小さな妹がバスケットの中のイースターチョコを配るという勝ち目ゼロにもほどがある鉄壁の布陣。

こちとら汚いアジア人2人。
メキシコのルチャリブレのマスクならありますが。





全然向こうで余裕ッスから、と大人の余裕を醸し出しながら昨日のポイントに行ってみると、広場のところで機材を組み上げたステージが出来ており、パソコンを駆使したデジタルミュージックにディジュリドゥをフューチャーしたイカしたライブが行われていた。


おお…………かっけェ…………








やる場所がなく、仕方なく少し人通りの少ないあたりまで離れて演奏を開始したものの、100mくらい向こうで今度はジイさんがペキョペキョとブルースを弾いている。


だからこんな静かな通りでアンプ使う意味がわからねぇ!!




うるさいけど我慢して歌っていると、ジイさんこっちにやってきた。



「おい!この野郎!!てめーがここでやったら俺の稼ぎが減るじゃねぇか!!ああん!?うせやがれ!!」


「ええ?なまりがひどくてわかりません。」


「てめー、路上演奏ってのはなぁ!!150フィート離れないといけないんだよ!!近ぇんだよ!!」


「フィートがわかりません。」


「コノヤロウ……チッ!!」



怒りながら自分の場所に戻って行ったジイさん。


てめー………アンプ使ってるし、これだけ離れてたらてめーの声は聞こえても俺の声はそこまで聞こえねぇだろが?

ジイさんはたどたどしいブルースを弾いて独り言みたいにぶつくさ何か言ってるだけでお金はほとんど入っていない。

なので俺が近くで稼いでるのが気に食わないだけのことだ。

知ったこっちゃねぇよ。





と、言いたいところだけど、ここはジイさんの方がヌーサの先輩。
若干頭のおかしい感じの人だけど、一応立てておこう。

ヌーサで稼ぐ以上、他のバスカーともめたくないので、和解の意味を込めてジイさんのところに行って50セント入れた。

その瞬間、機嫌がよくなるジジイ。
さっきまで超敵対視してたのに。



「ヘイブロー!!一緒にギグしようぜ!!カモン!!ロックンロール!!」


「………嫌です。」


「なんでだよ!!お前がギターを弾いて俺が歌う!!俺のアンプ使っていいからよ!!お前とギグしたいんだ!!」


「………嫌です、向こうでやります。」


「イェーイ!!ジョニービーグッド!!」





ジジイを無視して歩いて行くと、さっきのディジュリドゥバンドが終わっていたのでそこに移動して演奏再開。

photo:19



さすがにホリデーの土曜日の夜。
人通りは増える一方で、どこのレストランも満席で大混雑。

通りにも人が溢れかえり、どんどんお金が入っていく。

よーし!この調子でガンガン行くぞ!!

photo:20












しばらくするといきなりさっきのジジイ、スティーブ爺さんがやってきて、なんかわけわかんないことを言いながら俺の横でギターを取り出した。

こいつ、うっとおし!!と思っていると、ギターを俺に渡してきた。

そしてヘッドマイクを俺の頭にはめて、アンプにつないだ。


「よっしゃ!!これでやりな!!もっと稼げるぜ!!」


自分のギターとアンプを俺に貸してくれるみたい。
スティーブ爺さんなりの友好の気持ちみたいだ。

photo:21




ていうか路上でアンプ使うのって、何気に初めてかもしれない。
日本でもずっと生音でやってきた。

一応何曲かやってみるけど、モニターがないので出音がどんなんかわからない。
これでいいのか?と不安になるけど、アンプを通した途端いきなりお金の入りが良くなった。

やっぱりはっきり大きく聞こえるほうが通行人には分かりやすいのかな。




でもやっぱいいや。
アンプ面白くない。

路上のギター弾き語りってのは生音だからこそ味があるものだと思っている。
シンプルであればあるほど表現の幅が広がるものだ。

電気を通したら聞いてくれる人の間に何か壁ができるように感じる。

やっぱり路上は生だ。



「スティーブ、ありがとう、でもアンプはいいかな。」


「ああ!?なんだてめー、変わったやつだな!!じゃあ使用料で5ドルもらっとくな。」



そう言ってギターケースの中から5ドルを取るスティーブ爺さん。


こ、コノヤロウてめぇ!!

全然友好の証じゃねえじゃねぇか!!








photo:22



ふぅ、まぁいいや。

時間は22時になり、人通りも少なくなってきた。
この時間になると酔っ払った若者ばかりになるのでヌーサといえどガラが悪くなる。

とにかくアジア人と見るやおちょくってくるのでムカつくんだけど、奴ら体がデカイのでもし囲まれたら勝ち目なし。

ギターを片付けてヘイスティングストリートを後にした。


今日のあがりは115ドル。










ゆうべろくな場所で眠れなかったので今夜も寝床探しで歩き回った。

海沿いは人が多すぎるので坂をのぼってジャンクションの方へと向かう。



この坂の途中にKBというバッグパッカーホステルがあるんだけど、周りは何にもない静かな場所でそこだけが狂気のように盛り上がっていた。

聞いた話では週末の夜になるとこの宿自体がクラブと化して、全員が全裸になって水をぶっかけまくりながら踊り狂うというただのアホの溜まり場になるそうだけど、まさにそれが繰り広げられているようだった。


宿の周りに若者の酔っ払いたちが溢れかえっており、騒ぎまくっている中を俺たちが歩いたらまぁ絡まれるよな。

ヘーイ!!ファッキンエイジアー!!とかなんとか叫んでくるボケどもを無視して歩いた。











しばらくすると暗い公園を見つけた。

もう2人とも疲れて汗をかいて、ジュンペイ君の顔からもう嫌だっていう感情が伝わってくる。

頼む、いい寝場所あってくれ………






そして公園の真ん中に小屋を発見。

屋根あり、水道あり、テーブルあり、おまけにバーベキューコンロまであり!!


オーストラリアの公園には誰でもいつでも使っていい公共のバーベキューコンロがあり、ボタンひとつで自動で火がつき、しかも使用後にキチンと洗わなくても毎日お掃除の人がピカピカに清掃してくれるという奇跡的なサービス。

なんつー、国民の豊かな暮らしを追求してる国だよ。






やっと見つけた落ち着ける場所に2人とも安心してテーブルで乾杯。
夜の公園で飲むビールの美味いこと………

静かな公園の中、遠くのほうで叫び声がこだましている。
ホステルの若者たちだ。
それが余計に公園の静寂を引き立たせる。

photo:23









するとジュンペイ君がおもむろにiPhoneで音楽をかけた。

聞き覚えのあるピアノの前奏。


トムウェイツのクロージングタイムのアルバムだった。

ジュンペイ、なんて話のわかる男だ。







優しいピアノ、しわがれ声、切ないメロディ。

いくつもの思い出が暗闇の中に浮かんでは消える。



そしてふと気づいた。
英語の歌詞をだいぶ聞き取れるようになっている。

中学、高校の時はただ訳詞カードを見てこんな意味なんだなって理解していただけだったけど、いつの間にかこんなに英語が自然に頭に入るようになっていた。


トムの言い回しとか、微妙な感情とかが、今までよりもより深く理解できる。
神のように崇拝していたトムも、ただの1人の人間なんだよな。






いつもあのメロディを聞くたびに
俺の中で何かが壊れる

グレープフルーツのような月










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4月20日 日曜日
【オーストラリア】 ヌーサ






宮崎の一番街のマクドナルドがなくなったみたいです。

これで晴れて県庁所在地の中心部にマクドナルドがない県になりました。



なんてこった………

サラエボでもあるのに………





ちなみにオーストラリアのマクドナルド、チーズバーガーが250円くらいです。最安メニューで。カンガルーに食わしとけって感じですね。


しかもコンセントがないのでもう行く価値1ミリもないんだけど、ソフトクリームだけはなぜか30セントという破格の値段。

なのでマクドナルドを見かけたらいつもソフトクリームなめてます。


ここヌーサには町の中心部にマクドナルドがないのでそれだけ残念。





ていうかなんでマクドナルドって人気なんだろう。

海外にきて知ったことだけど、ハンバーガーとフライドポテトって海外では日常的に食べられているもので、そういったお店ってめちゃくちゃたくさんある。

バーガーキングとかハングリージャックとか他にも星の数ほどあるハンバーガー屋さんで、どうしてあんなに美味しくないマクドナルドをみんな選ぶんだろう。たいして安くもないのに。


ブランド力なんだろうなぁ。




一番街からマクドナルドは消えたけど、宮崎には最高に美味しいご飯屋さんがたくさんあるのでみなさん是非遊びに来て下さい。

案内しますね!
プロバンスの風!










photo:01



蚊帳から顔を出すと、生い茂る木々から漏れた陽の光りが芝生を照らし、朝露がキラキラと輝いていた。

朝から叩き起こされることもなくゆっくりと眠れたこの公園。

ランニングの人もおらず、静かな朝のひと時。


photo:02





「おはようございますー………」


コンクリートの上にバスタオルを敷いて寝ていたジュンペイ君がノソノソと起き上がる。


バスタオルて(´Д` )
可哀想すぎる(´Д` )





「いやー、ゆっくり眠れましたね、最高です。」


「そ、そんな格好で寝てて大丈夫?寒くない?」


「大丈夫です。中学生の時にお父さんが借金を残して蒸発して家なくなってヤクザに拉致られたりとかしてたんでこんなの全然楽勝です。」




た、頼むからこれ以上不幸な話やめてくれ!!
涙が止まらない!!




「蒸発するたびにオカンと大阪市内のサウナを一軒一軒探して回ったりとかしてましたね。今はめちゃ幸せですけどね!!あー、食パンうめー。」


「ジュ、ジュンペイ君、明日ヌーサ出るんだよね?」


「はい、ブリスベンからメルボルンに飛んで、そこから日本に帰ります。」


「よし、今夜はここでバーベキューしようよ。」


「なんすかそれ、完璧じゃないですか。」


短い間だったけどイクゾウ君に負けず劣らず面白い男だったな。

不幸すぎるけど。



まぁ俺のバッグもかなりの不幸っぷりだけど。

photo:03



もういい加減限界だな。









photo:04



photo:05




「イレブンスリーって知ってます?」



そんなジュンペイ君とセブンイレブンで朝のコーヒーを飲みながらのんびりとお喋り。

ジュンペイ君は大阪の和泉というヤンキーが多くて有名な危険エリアの出身だ。


「毎年11月3日の夜に近隣の暴走族たちが集結して走るんです。信号無視したり道路封鎖したりしてすごいことになるんですけど、11月3日だからイレブンスリーって言うんです。」



荒んだ少年時代を過ごしていたことでグレてしまい、ジュンペイ君も1度だけこのイレブンスリーに参加したことがあるそう。

ナニワトモアレって漫画があるけど、あんな感じなのかな。


今はそんな元ヤン的な空気はまったく感じさせないジュンペイ君。
むしろ内気で爽やかな好青年。

彼の作る曲のメロディはとても俺の中にはない美しいもの。
もっと経験を積んだらきっといいシンガーになるだろうな。








photo:06



今日は夜にバーベキューをしたいので早めに路上をやって夕方くらいに寝床に戻ることにしよう。

イースター休みの日曜日。
月曜日まで連休ということで今日も溢れんばかりの人で賑わうヘイスティングストリート。

木漏れ日の中、いつものジーンズ屋さんの前でギターを鳴らした。

photo:07








photo:08



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photo:10



最近また連続で路上に立っているので少しずつ疲れが溜まってきている。
声の調子は悪くない。
お金の入りもいい。

でも集中力が続かないな。





すると目の前に止まった1台のバンから、おじさんがたくさんの機材をおろし始めた。

ここの広場でいつもやっているミニライブの準備みたいだ。

俺の真後ろでセッティングを始めるおじさん。



「あ、すみません、動いたほうがいいですか?」


「大丈夫大丈夫、まだ準備に1時間くいかかるから続けて。」


とてもフレンドリーで笑顔が素敵なおじさん。

どうやら彼が演者らしいんだけど、プレイヤー自ら1人でこんな大きなセッティングを全部やってしまうんだな。





photo:11



photo:12




おじさんのセッティングが終わったので俺も路上終了。
あがりは58ドル。


そして少しおじさんのライブを見ていくことに。




photo:13



まぁ、上手い。

歌もギターもアレンジも、全てが完全に一流のプロの域。

こんな素晴らしいボーカルなかなかいないぞ。




このおじさん、この前もここでやってたみたいで、その時に緑色の照明に照らされていたのでジェニファーさんがピッコロが歌っとったでーと失礼極まりないことを言っていたけど確かにピッコロ。

ピッコロだけど歌うますぎ。






オーストラリアに入ってから、バーやレストランの中でライブミュージックをやっている雇われミュージシャンをよく見かけるんだけど、そのレベルの高さはこれまでの国でもトップレベルに入る。

日本でオッちゃんたちがポロポロと懐メロをやってるのとはワケが違う。
完全にホールでやってもおかしくないレベルの人が小さなバーとかでBGM代わりの歌を弾き語っている。


そんな人たちの中で路上をやっていると、自分の演奏の力のなさが身に染みて情けなくなる。

俺はこの旅の中で少しは上手くなったんだろうか。
少しは人の心に届く歌がうたえるようになっただろうか。

わからなくなるよ。



そろそろ行きますとおじさんに言うと、販売していたCDをくれた。

ハリーさん、勉強になりました。
ありがとうございました。













よーし!!若干へこんでるけど今夜はジュンペイ君との最後の夜。

スーパーでお買い物をして公園に戻り、バーベキューコンロのボタンを押す!!




そして、

photo:14








これの、

photo:15










これ。

photo:16








「うめぇ!!」


「これ美味すぎるやろ!?ビールうめぇ!!なんで男2人なんだこの野郎ジュンペイ!!」


「よし!!音楽かけます!!」



ザ・バンドのライブで、ニールヤングやボブディランやマディーウォータース、クラプトンとか奇跡みたいなゲストが立て続けに出てくるアルバムを流すジュンペイ君。


この野郎!!いい趣味してやがる!!なんで女の子いないんだ!!

photo:17











暗い公園の中にウェィトが流れる。

ザ・バンドの味のあるラフな演奏がとても渋い。


ドンドンパン、ドンドンパン


たどたどしいタム回し。

それがすごくカッコイイ。





音楽って楽しい。

でもすごく辛い。

やり甲斐はあるけど、ずっと背負っていくのは苦行みたいなもんだ。

捨ててしまえば楽なのにな。











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また楽しみが出来た

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4月21日 月曜日
【オーストラリア】 ヌーサ





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「行かなくていいんじゃないの?ギターあるんだし、今からでも稼ぎながら旅始められるよ。」


「そうっすね、よし、チケット破り捨てようかな………でもなぁ……やっぱりそれはなぁ………」




バスターミナルでジュンペイ君をそそのかしてみるが、そりゃそう簡単に決められるもんじゃないよな。

むしろ、分かりました!!っていきなりチケット破り捨てたら、え、嘘……冗談なんですけど………ってなりそう。


いずれは世界の旅に出たいというジュンペイ君。
しっかり準備するのもいい。いきなり出るのもいい。

無謀だよ、なんて言葉の冷水で情熱が冷まされてしまわないよう、祈ってるよ。


ジュンペイ君、またどっかで会おうな。

photo:02













さて、ターミナルの中、久しぶりの1人。

さっきジュンペイ君とタイ料理屋さんに行ってボビーにも会った。

昨日歌を聴いてくれたフランス人のめちゃ可愛い女の子をナンパしてご飯も食べた。

もう今日はゆっくりしよう。








Wi-Fiに繋いでメールのチェック。

実はつい先日からある人とメールのやりとりをしている。
世界の旅をしてる人でとっても可愛らしい女の子。


そう、ブログランキングの中の写真家、あんなさん。


あんなさんがオーストラリアでウーなんとかってやつでなにかしてるのは知ってたけど、数日前に彼女からメールが来て、実はここヌーサからすごく近い場所にいるということがわかった。

そして、もしかしたら週末にヌーサに遊びに行くかもしれませんという連絡をもらったんですね。





ほう、なるほど。

ヌーサに来られるとおっしゃる。

私の根城のヌーサに。





そういうことならここはジェントル金丸ですからね。


蚊帳を綺麗に掃除して寝袋を完璧に洗いまくって服を全部コインランドリーにぶち込んで体を血管見えるまで洗いまくって、ついにヨーロッパで豆澤さんにいただいた極薄コンドームの箱を開ける時が来たわけですね。
困っちゃうな!!




あ、あんなさんから新しいメール来てる。

いやー、コンドーム足りるかな。







「ホステル予約しました。お会いできるの楽しみにしてますね。」



終わった。

夢破れた。



そうだよ、女の子が野宿なんかするわけないよ………

ちょっとでも期待した自分をカンガルーのサンドバッグにしたい………




ていうかこのブログ、あんなさんのお婆ちゃんも見てるかもしれないのでこの辺にしときましょう。



そういえばあんなさんからメールで動画が送られてきたんですね。

日本にいるあんなさんのお婆ちゃんが、「金丸抜きたいね~、金丸がね~、抜きたいね~」と喋っているものでした。

現在5位にいるあんなさんのブログランキングを応援する内容のものですね。

微笑ましい動画でした。


もう僕としても本当あんなさんに是非ヌイていただきたい所存なのですよ、お婆ちゃん。





よし、やめよう。








photo:06



そんなわけで今日は本当に何もせずにギターを弾いて曲作りをしたりしながら夜になり、1人寂しくいつもの公園に戻り眠った。


ここで終わってくれたら穏やかな1日だったのになぁ。














ガヤガヤガヤ………







イヤッフオオオオ!!


ヒョオオアオオオオオ!!!!





遠くのほうで叫び声が聞こえる。

今夜も向こうのバカ騒ぎホステルでアホたちが全裸で踊りまくってるんだろう。

暗闇に響き渡る絶叫。

頼むからこの公園には来ないでくれよと、バーベキューコンロの影で寝返りを打つ。












ガヤガヤ……………





ヒャヒャヒャヒャ!!!!







う、ヤバい、声が近づいてきた。







ガヤガヤガヤガヤ!!!





すぐ横のテーブルにビール瓶らしき物を置く音。
4~5人の男たちの声。

バーベキューコンロを挟んだすぐそこのテーブルで宴会を始めやがった。


マジかよ……勘弁してくれよ………



こんな状況でテンションがおかしなことになってる酔っ払いの若者に見つけられたらどんな絡まれ方するかわかったもんじゃねぇ。

頼むからどっか行ってくれー……と蚊帳の中で耳をすましていた。








緊張の時間は長いもの。

酔っ払いたちのファックを連発する話し声に体がこわばる。

しかし30分くらいして、ようやく芝生を踏みながらどこかへ歩いていく音がして、また公園に静寂が戻った。

ふぅ、やっと眠れる………











ガヤガヤ…………







ガヤガヤガヤガヤ……………






また来やがった…………

もう勘弁してくれよ……………


しかし今度はバカ騒ぎの団体ではないみたい。

どうやら男女のカップルみたいだ。

周りに聞こえないようにヒソヒソ話をしながらテーブルで語り合っている。
話し方からして、彼らも若者だ。


これなら害はないかな、と眠ろうとしたら…………










ぴちゅ

くちゅくちゅ




アンアンアンアンアン







アオカン勃発。






あああ………どうしよう………

俺があんなさんとよからぬことを期待したせいでこんなことに………



声がどんどん大きくなる女の子。

男の腰を振るスピードが上がっていく。

俺蚊帳の中で超絶震えている。








その時!!


向こうの方から違う若者たちの話し声が近づいてきた!!

シュババ!!っと何かが俺の上を飛び越えた。


セックス祭り中だったカップルが俺が寝ているバーベキューコンロの影に駆け込んできた!!



真横!!

ケツマヨコ!!

男のケツもマヨコ!!



暗くて俺がこの白い蚊帳の中にいるってことに気づいてねぇのか!?

顔面のすぐ前に全裸のブロンド。



そして若者たちの声が遠くの方に消えて行くと、カップルたちもヒソヒソ話を始める。



「いやー、マジ危なかったぜー。」


「あんたこんなところに寝転がったら汚れるわよ。」


「俺芝生の上に寝転がるのが好きなんだ。ホラ見てみなよ、星綺麗だぜ。」


「なぁ、ところでサメの話しようぜ?」



暗闇の中、いきなり真横の袋の中からヒューマンの声がしたらマジビビるだろうなと思いながら息を殺すことに全生命力をつぎ込む。


た、頼む、頼むから早くどっか行ってくれ…………

なんでこんな目に遭わないといけないんだ…………




















アンアンアンアンアン…………




第二次世界大戦、勃発。


真横でおっぱじまりやがった。

手を伸ばしたらケツに触れる位置でおっぱじまりやがった。


ああ、目の前でエアーズロックがディジュリドゥしてるよ…………






アンアンアンアン



アンアンアンアンアンアン!!!




アンアンアンアンアンアンあんなちゃーーーーーんんんん!!!!!







そんな夜でした。








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4月22日 火曜日
【オーストラリア】 ヌーサ





何もしなかった1日。



起きて、森の中に荷物を隠して、近くのショッピングモールでWi-Fiしながら新しいレパートリーの書き出しやらコード拾いやら。

顔も洗わずに1日ボーッとしていた。




何もしない日もあってもいい。
喉を休める日は必ず必要。

でも時間を有意義に使わないことの罪悪感は万力のように胸を締めつけるもんだ。

それもまた生きてる実感にはなるが。







公園に戻り、いつもの小屋でベンチに座ってギターを弾く。

なかなかいい言葉がメロディに乗らなくてどうしたらいいかわからなくなる。
曲ってどうやって作ってたっけなぁ。





もう今日は早めに寝ようかなと、森の中に隠しておいた荷物を取りに森の中へ。

iPhoneのライトで照らしながら草木をかけわけて行く。

確かこの辺に隠したよなー…………






そして青ざめた。






荷物が…………ぶちまけられている。




やられた!!!
誰かにあさられている!!!

暗闇の森の中で真っ白になる頭。


キャリーバッグの中に詰めて置いていたのに、中身がそこらじゅうに散らばっていた。


嘘だろー!!と叫びたくなるのを抑えながら荷物を確認していく。


大事な物は入れてなかったはず!!
寝袋とか小物入れとか衣類とか盗むようなものはなかったはず!!


あ!!ジェニファーさんから受けとったみんなからの支援品!!

急いで袋を開けてみた!!



中は犯人がめちゃくちゃに荒らして混ぜこぜになっている。

頼む、頼むから何も盗られてないでくれ…………









ない………


ハーモニカがひとつない…………

AとGのハーモニカが入っていたのに、なぜかGは残してAだけがなくなっていた。

弦やその他のものは手をつけられていない。
テンガは………ある。




チックショウ………!!

悔しくて拳を握りしめる。

植松さんからいただいたあの大事なハーモニカ。
まだ1度もプレイで使用していない新品をやられてしまった。

なくなったことよりも、そんな大事なものをここに置いていた自分に腹が立って腹が立ってしばらく森の中に立ち尽くした。

植松さん………本当に申し訳ありません………




金目のものは入れてなかったんだけど今まで行った各国のコインを全て集めていた袋もなくなっていた。

豆澤さんにいただいたコンドームも消えている。

あとはもうぶちまけられてて何がなくなっているのかも分からない。

アメリカでヒッチハイクをしててもらった聖書も落ち葉の上に投げられていた。


この聖書を見て何も思わなかったのか。
宗教は欲望の制止にはならないか。

犯人がどんな顔して物色していたのか考えるとなんだかゾッとした。







服や小物など、散らかったものを拾い集め、とぼとぼと小屋に戻る。

イグジトのキャリーバッグもいい加減ボロくなっていたところで乱暴に扱われたみたいで、もはや破けまくってバッグの役割を果たさなくなっている。






何やってんだ………

情けなくて1人でボーッと暗闇を見つめる。
今日1日何もしていなかったことが余計に心に穴を開ける。

静寂で耳が痛い。







ああ、このままじゃいけない。

ここにいたらなんだかエネルギーが減っていくような気がする。

ヌーサはいいところだ。
でも今は新しい刺激がないとダメになっちまいそうだ。

明日他の町に行こう。




ああ………ちっくしょー…………







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パーフェクトな1日

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4月23日 水曜日
【オーストラリア】 ヌーサ ~ ムールーラバ






「………ヘイ………ヘイ………エクスキューズミー。」



「…………はいはいはい!!」



声がして飛び起きると、蚊帳の外に人が立っていた。

チャックを開けて顔を出すと、2人のおじさん。
おそろいの服を着ている。


お!!アベックファッションのゲイでございますか!!









うん、ただのセキュリティのおじさん。


「ここで寝たらいけないよ。」


「分かりました、2秒で風のごとく消えます。」


「罰金550ドルだから、キャンプしたら。」



ぼひゅ!!!



「で、で、でもここ、他の公園みたいにキャンプ禁止の看板とかなかったから………あ、ちょっとウンコ漏れちゃった。」


「公共の場所ではどこもダメだよ。はいこれ、宿泊施設の名簿。」


わざわざヌーサの安いホテルや無料のキャンプサイトの住所が書かれた紙を持ってきてくれていたおじさんたち。


「こことか5ドルだから安いだろ。じゃあ公園で寝たらダメだからね。」



そう言って笑顔で去っていった。




あー………罰金550ドルとかウンコどうにかなるかと思ったわ………


ていうかこのヌーサに5ドルの宿泊施設があることにビビる。
なんだよなんだよ、そんな安いとこがあるなら野宿なんかしてる場合じゃねぇよ!!

たったの5ドルで泊まれるなら出発しようと思っていたヌーサ滞在を延ばしてもいいな。

オーストラリアもやればできるやん!!

photo:01












そして紙に書いてあったバッグパッカー宿にやってきた。


「1人宿泊お願いします。いやー、ここマジで安いですね。僕実はカンガルーのことがすごく好きな………」


「OK~♫27ドルね~。」


「コアラもいいですけどやっぱりカンガルーとかマジでヤバイっていうか今なんてぬかしました?」


「27ドルよ~。5ドル?あー、それはマイカーで寝るなら5ドルってことよ~。5ドルで泊まれるわけねぇだろ早漏の分際でオーストラリアなめんな。」






ヌーサ出発決定。










ムカついたのでショッピングモールに行ってヤケ買い。

ボロボロになってたお風呂セットのポーチと小物入れポーチを新調。

そして昨日の事件で南米のホームレスも舌を巻くようなズタボロ具合になっていたイグジトのキャリーバッグをゴミ箱にダンクシュート。

photo:02







この旅5代目のキャリーバッグ、見参。

photo:03









嘘………何このカッコ良さ………

photo:04




イグジトの骨組みとタイヤは残して合体させるという天才っぷり。
タイヤはまだ生きている。

イグジトバッグには粉々になるまで働いてもらおう。











よし、バッグも新しくなったことだし次の町に行くぞ。

場所はどこでもいいけど、ここから少し南にサンシャインコーストという町がある。

どんなところかわからないけど、名前からしてきっと素敵なところだろう。

とりあえずそこを目指そう。


週末にあんなさんがヌーサに来るという話だったんだけど、何度かメールのやりとりをするうちに、あんなさんが月曜日にブリスベンから飛行機に乗るということがわかった。

俺も来週にゴールドコーストから飛行機に乗る。

それならばステイ先により近いブリスベンでお会いしましょうということになった。


しかもブリスベンにはあんなさんがお世話になっている日本人の方がいらっしゃるようで、その方が俺のブログを読んで下さっているらしくウチに泊まりに来ませんか?とお誘いもいただいている。

日本人の女性でオーストラリアの男性と結婚してこちらで暮らしているA子さんという方で、この日曜日にあんなさんも一緒にA子さんのお宅にお泊りさせていただくことになった。

3日ほどサンシャインコーストで稼ぎ、土曜日にブリスベンでA子さんのお宅へ。

そして日曜日はあんなさんとチュー。まさに完璧すぎる流れ。






オラアアアアアア!!!!!!


ヒッチハイクする親指にも気合いが入るううううううううう!!!!!!!


コンドーム盗まれたけどおおおあおおおおおお!!!!!!














うん、車止まらない。

全然止まらない。


あ、あれおかしいな…………
オーストラリアではカンガルーもヒッチハイクしているって話だったのにどうしてこんなに止まらないんだ?


ここはヌーサ。
お金持ちたちの高級リゾート地。
走っている車はレクサスとかフェラーリとかピカピカの高級車ばかり。


そうですか。
そんな高級車には汚いバッグパッカーは乗せられないとおっしゃる。

た、確かに気が引けてベンツには親指立てられない(´Д` )







1時間が経過して雨まで降ってきやがった。
近くのバス停に逃げ込む。

こりゃもうバスで行っちまおうかなぁ………
でもさっき値段聞いたらたった30分くらいの距離なのに11ドルもしやがんだよなぁ………




いや、諦めるな。
きっと何かいいことが待っている。

バス停の外に出て小雨の中で親指を立てた。










photo:05



ゲット。



「ワオ!!私さっきもヒッチハイカーを乗せたのよ!!今日はギブンダイね!!」


めちゃハイテンションなおばちゃんの名前はアンジー。

行くわよー!!とノリノリで俺のバッグをトランクにぶち込んでくれ、サンシャインコーストへと向かった。







運転しながら、サンシャインコースト~♫サンシャイン~♫フォウ!!とゴキゲンで歌っている陽気なアンジーおばちゃん。


「サンシャインコーストってこの辺り全部サンシャインコーストなのよ。どこに行きたいの?」


「歌をうたっているのでバスキングができる場所に行きたいです。」


「イヤッホウ!!バスキングしてるのね!!エクセレントだわ!!だったらムールーラバね。小さな町なんだけどヌーサみたいにカフェやレストランがズラリと並んだ場所があるからそこが完璧よ!!」


「すごい!!アンジーおばちゃん何でも知ってますね!!」


「ブヘヘヘヘ~、任せときんしゃい。」




そんな楽しいアンジーおばちゃんとドライブ。
かつて世界中を旅していたらしく、若いころはパーティー好きで毎晩踊りまくっていたんだそう。

サーファーズパラダイスにいるようなイケイケの姉ちゃんだったんだろうな。


「アンジーおばちゃん、カンガルー好きですか?」


「モチのロンよ~、私歌が好きでねー、でも上手じゃないの。家で歌っていたらいつも庭でカンガルーたちが驚いた顔しながら私のこと見てくるのよ。だから今歌のレッスン受けてるの。カンガル~♫カンガルウウウウ~♫」



俺がまだカンガルーを見たことないんですと言うと、そんなんそこら中にいるわよ!とわざわざ山の住宅地の方に入ってくれ、芝生の綺麗なエリアをゆっくりと走ってくれるアンジーおばちゃん。

いや、そんな簡単に見つかるものなの………?


その時、アンジーおばちゃんが向こうの方を指差した。

目を凝らすと、芝生の上の木陰で何やら見覚えのある姿。










photo:06



photo:07





やべぇ、マジのカンガルーやし。

やっべぇ!!!本当のカンガルーだ!!


「そろーっと近づいてね。でもあんまり近づいたら逃げるからね。」


俺を下ろしてくれるアンジー。
そろりそろりと近づいていき、肉眼ではっきり見えるところまで来た。



あああああああ………カンガルーだよ…………
俺カンガルー見てるよ………


お腹にポケットがついていて、その中に子供を隠しているというあのみんなの人気者カンガルーだよ…………







もう少し近づいてみようとしたらピョンピョンジャンプしながら林の方に逃げて行ったカンガルーたち。

photo:08



ウケる(´Д` )
マジでそうやって進むんだね(´Д` )


世の中いろんな生き物がいるなぁ。

コアラとか灰色で丸くて変な形だし。
ぬいぐるみでしかないよな。

ていうかコアラまだ見てねぇ!!



ちなみにヌーサにコアラを抱っこ出来る動物園がありますが、入場に前日予約が必要な上にチケットが70ドルです。コアラなに食って生きてんだこの野郎。











「ほら~、海が見えてきたわよー!!サンシャインコーストの海は最高よ。ここには全てが揃ってるの!!」


丘を下っていく坂道の向こうに青く輝く紺碧の水平線が見えてきた。

photo:09



緑豊かな住宅地の眼下に広がるその海のきらめきに、昨日までの沈んでいた気持ちが解放されるようだ。



「ここからワイルズが見えるのよ。」


「ワイルズ?ウルフ?狼がいるんですか?」


「ノーノー、ワイルズ。ワイルズよ。背中から水を吹き上げる。」



あー、鯨か。
オーストラリアの発音難しいなぁ。


……ていうか鯨!?


「そうよ、大きな鯨がすぐビーチの近くを泳ぐの。砂浜からもよく見えるわ。彼らは6月にケアンズの方にのぼっていくの。水が冷たいからね。そして10月を過ぎた頃にまた暖かい水を求めて戻ってくるのよ。ベイビーを連れてね!!」


本当にビーチからすぐそこでいくつもの潮を吹き上げたり、ザバーンとジャンプする姿も見ることができるんだそう。



たくさんの動物が住むこの南半球の大国、オーストラリア。

大自然と先進国の文明がこんなにアンバランスに入り混じった光景を目の当たりにすると、人間が開発している地域なんてこの地球のほんのごく一部なんだと感じずにはいられない。

人間は地球を全て支配しているようなイメージを持ってしまいがちだけど、まだまだ俺たちの力なんて微弱なもんだ。









海岸線まで降りてくると、そこには美しいビーチ沿いに高級なアパートメントが立ち並ぶ小ぢんまりとしたリゾートエリアがあった。

ストレートの一本道にカフェやレストラン、ブティックが軒を連ね、目の前にはプライベートな大きさの海水浴場が伸び、とても落ち着いた雰囲気が漂っている。

水族館があったり、RVパークがあったり、有名ではないけれど近隣の人たちが休日にのんびり過ごしに来るビーチのよう。



ゴールドコーストはバカ騒ぎするところ。
ヌーサは高級な保養地。

そしてここムールーラバはさらに落ち着いたファミリーリゾートといった感じだ。



「じゃあ私は今からスーパーでお買い物して帰るわ。お昼にお仕事して少しお金を稼ぎ、帰りにヒッチハイカーを乗せていいことをして、カンガルーを見て、家に帰って料理してリラックス。あ~パーフェクトな1日だわ!!」


そんなムールーラバのメインストリートで車を降りた。

やっぱり人との出会いは元気をもらえるな。
ヒッチハイクは楽しい。

アンジーおばちゃんありがとうございました!!











野宿場所を探すのが面倒なので町の中のRVパークにテントサイトはないかたずねてみた。

が、テントなのに42ドルという謎すぎる値段なので今夜も頑張って人の目につかない場所を探すことに。



重たい荷物を抱えてビーチ沿いを歩いた。

photo:10



photo:11




ああ……綺麗だなぁ。

この東海岸のビーチは本当に楽園のような場所だ。

ヌーサで不動産屋さんの物件を見てみたところ、このオーストラリアでプール付きの一軒家とかが3千万円とかで購入できるみたいだった。

ラグジュアリーな高級マンションも3~4千万円といったところ。

もちろんもっともっとスーパー高いところは天井知らずであるけども、この世界中の人たちが憧れるオーストラリアの東海岸に3千万で別荘が持てるんだったら悪くない。

美しいビーチと輝く太陽、大自然、そしてiPhoneをテーブルに置いてトイレに行っても誰も手をつけないような治安の良さ。

これぞ楽園だなぁ。


でも宮崎なら3万円でアパート借りられるけどね!!街のど真ん中に!!駐車場付きで!!

photo:12









photo:13



photo:14



チキン南蛮恋しいなぁと思いながら、カフェ通りの中のセブンイレブンでお湯をもらってカップラーメンを食べ、そのままそこでギターを取り出して歌ってみた。


夕暮れのビーチから人が戻ってきて、レストランへと繰り出す家族連れでささやかな賑わいを見せるカフェ街。


18時にもなるとブティックなどのお店は全て閉まり、とても静かな通りをのんびりと歩く人々。

ギターをかき鳴らさなくても、声を張り上げなくても、充分に響き渡る。

1番俺の歌が活きるシチュエーション。

photo:15




人々は足を止め、周りのベンチにたくさんの人が座り、曲が終わるごとに拍手が起きる。

セブンイレブンのフレンドリーな店員さんも店から出てきて、ニコニコしながら歌を聴いてくれる。



この静かな通りに、とても穏やかな空間が出来上がった。

ああ………ここ完璧だな。

アンジーおばちゃん、ありがとう。

やっぱり動いてみたら何かが起こる。
動かないで文句ばっかり言ってるだけじゃ墓石だな。







水曜日ということで20時を過ぎると人通りも少なくなってきたのでこのへんでギターを置いた。

あがりは2時間で114ドル。

充実した疲れで後は寝床探しだ。









海沿いの遊歩道はおそらく野宿禁止なので、陸側に入って歩いていく。

運河が複雑に入り組んだ住宅地が広がり、大きな車道にはこの時間だというのに車はほとんど走っていない。

静寂の運河に浮かぶクルーザーやヨットの繋留ロープがギシギシ……と音を立てる。

肩に食い込む荷物が血管を狭め、ギターを持つ手の感覚がなくなっていく。

はぁはぁ……と吐息をつきながらいくつもの橋を越えて暗い方へと歩く。


きつい。

でも夜空には満点の星空。

この世界で動いているものが俺だけのような気分になる。

とても生きている気持ちがした。




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マジ大蛇

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4月24日 木曜日
【オーストラリア】 ムールーラバ





photo:01



橋の下。







ゆうべ、運河を越えて運河を越えて、さらに恐ろしいトンネルをくぐり、ようやくたどり着いた静かなクリーク沿いの橋の下。

photo:02





疲れ果てて眠りについたけど、夜中に人が来てライトで照らされたりして、魚がポチャリと跳ねる音にも怯えてしまいあまりよく眠れなかった。

頭上を車が通るたびに橋の継ぎ目がガタンと音を立てて、そのたびに寝返りをうつ。

それでも雨と夜露は防げる。
こんな場所なら警察も見回りに来ないだろう。

photo:03











前回の教訓を活かし荷物を確実に隠せる場所を探す。

ていうか教訓を活かすなら全部持って歩けってところだけど、ゆうべかなり歩いたせいで街まで結構離れてしまっているんだよな。

もちろん、もう確実に貴重品は置かない。





さてー、どこに隠そうかなー、この橋の下の草むらはどうかなー、






ギャッ!!!!!!


photo:04




スーパーでかい蛇。

マジで動物園とかでしか見たことないレベルの超でかいやつが草むらの中でうずくまっていた。

オシッコ漏らしながらゆっくりゆっくり後ずさりし、ダッシュで逃げた。


こんなやつの巣の真横で野宿してたのか俺(´Д` )

あぶなかったー…………









最悪盗られても痛手にならないものだけをバッグに詰め込み、近くの広い雑木林のかなり奥深いところまで入り込んでバッグを隠した。

落ち葉や木の枝をかぶせて…………


photo:05



これなら大丈夫だろう。





さて、身軽になって街へ向かう。
今日も素晴らしい天気で、穏やかな陽気の中、迷路のように入り組んだ運河が雲をうつして輝いている。

photo:06



水辺に面した家からはそれぞれに桟橋が伸び、クルーザーやボートに繋がっている。

庭からそのままクルージングに出発なんて贅沢にもほどがあるな。

ここもまた世界各国のお金持ちたちの別荘地ってとこなのかな。

でもヌーサやゴールドコーストみたいなケバケバしさはない。
あくまで落ち着いたローカルエリアという印象を保っているところがとてもリラックスできる。

photo:07




photo:08



この道の向こうに何があるかなって思える心はまだまだ消えていない。









街の中のフードコートで少し贅沢にピザを食べ、マジで半端じゃなく久しぶりのコーラを飲んだ。

photo:09



コーラが大好きで毎日飲んでいたのに、オーストラリアではビールの倍くらいの値段がするのでこの国に来てからほとんど飲めていなかった。


麻薬的に美味え!!

でも4ドルは高すぎる!!!










フードコートの柱にあるコンセントで充電しながら日記を書き、それからビーチへ。


今日も平日だというのにたくさんの人で賑わうビーチ。
砂浜に寝転んでいる人たちの周りを小さな子供が駆け回っている。

photo:10



ファミリー向けの穏やかな海なんだけど、沖の方ではサーファーが波間に現れては消え、またパドリングして沖へと向かっていく。

弧を描く海岸線の向こうには白い灯台が見える。


寂しげなその姿は遠いノスタルジーでもあり、夢の中の不思議な光景にも見える。

まるで空に白を塗る絵の具のチューブ。

photo:12



photo:13













トイレのシャワー室で水を浴び、体を隅々まで洗い、カフェ通りへ。

昨日のセブンイレブンの店員さんとはすっかり仲良くなっており、1ドルコーヒーを飲みながらお喋り。


「この通りでバスキングする人はみんなここのベンチでやるんだ。ここが1番のホットスポットなんだぜ。」


道の幅、音の響き、そして歩いて来た時の見た目もいい。

周りにたくさんベンチがあるので、座って聞くこともできる。

さらにセブンイレブンでお買い物をする人たちがお釣りのコインをガシャっと入れてくれる。


さらにさらに、このムールーラバ、あまり目立たない町なので同業者のバスカーがおらず、俺の独壇場。


完璧だ。



人の増え始める18時。
路上開始。










時々、自分が信じられなくなる時がある。

この命の使い道は、これで正しいのだろうか。

もっと有意義な使い道があるんじゃないだろうか。


俺はここに生きていて、やりたいことを精一杯やっている。

でもふと、これが本当に自分のやりたいことなのかもわからなくなる。

誰のための人生で、誰のためのやるべきことなのか。


わからないまま歩いていく。

戸惑いながら、一生懸命。



歌やギターや旅が俺の命の本当の使い道じゃないかもしれない。

でも俺は今この道の上。

これまでの無数の選択ののちにたどり着いた道。


大事なのは後悔しないこと。そして楽しむこと。

やると決めたからには最後までやり切る。
そして次に行けばいいはず。

限られたこの人生の時間を我慢ばかりして、退屈に過ごしてなんの意味がある。



人生たった1回。

そのゆるがない事実は、絶望でもあり背中を押す勇気でもある。





ふと自分を信じられなくなる時、 迷いがあるからこそ強くなれる。


今目の前にある笑顔は間違いなく本物。


今日のあがりは143ドル。

photo:14









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ピーナッツバターとオニギリ

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4月25日 金曜日
【オーストラリア】 ムールーラバ






ただのホテル。

photo:01





コンフォタブルなキングサイズベッド。

夜露や少しくらいの雨をしのいでくれる大きな木。

すぐ横に水道。


さらに目覚めに、素晴らしい木漏れ日をお楽しみいただけます。


こんな素晴らしいホテルなのに、宿泊料タダとか奇跡としか思えんすげぇ!!

お母さん、元気です。

photo:02











photo:03



歯を磨いて、顔と髪の毛を洗って街へ向かう。

暖かな日差しで濡れた髪の毛はすぐに乾いてしまう。
この乾いていく感覚がとても気持ちいい。

髪の毛さらさら。




別に毎日稼げてはいるのでホテルにだって泊まれるし、レストランで10ドルの食事くらいできる。

服を綺麗に洗ってみんなの真似をして、先進国のモダンな人たちに紛れ込めば、惨めな思いもしなくてすむ。


でもそこはお金を貯めなければいけない今の状況。
タバコを我慢して、ビールを我慢して、食パンの神になれば、おそらくすでに倍くらい貯まってるはず。


1日1食くらいはちゃんとしたものを食べようとお昼に外食するんだけど、地味に毎日10ドルの出費はでかい。
いや、地味じゃねえ。ランチ10ドルとかマダムが犬連れて行くところだよな?

それ毎日食べてるとか、俺も贅沢な旅してるわ。








そろそろオーストラリアも佳境なのでラストスパートの貯蓄に入ろうと、今日はカップラーメンと缶詰めで済ますことに。

気持ち贅沢したいのでスーパーで2ドルのピーナッツバターを買って、食パンに塗って食べた。

photo:04









え………やだ……なにこれ……?


ピーナッツバターって神の食べ物……?


どうして子供の頃うちになかったの……?



食パンがあああああああ

みるみるなくなっていくううううううう…………









大げさですね。
ピーナッツバターがどんなに美味しくてもいい加減食パンには飽き飽きです。


ちなみに子供の頃にお気に入りだった食パンの食べ方は、マヨネーズを塗ってハムを乗せて焼いたマヨネーズパンと、マーガリンを塗ってその上に砂糖をまぶしてトーストした砂糖パンです。


彼女が作ってくれる、冷蔵庫の余りのもの野菜を乗せまくってマヨネーズとケチャップとチーズを乗せて焼いた特製トーストも好きです。









今日もiPhoneをポチポチ触りながら日記を書きまくって、ようやく遅れていた日付けが全て追いついた。

サボらずに毎日ちゃんと書いていればこんなに大変なことではないんだけどな。


日記を毎日書いて、メールやコメントの返事をキチンとやって、路上で歌って稼いで、次の街に移動して、ある程度観光もして、野宿場所を探して、女の子をちゃんと口説いて、その合間にギターを練習して、曲作りをして、それでもなお、何か違うことをやるだけの時間は確実に捻出できる。

旅って忙しいとか言いながら宿で漫画読んでるようなクソ無駄な時間なんて1秒もない。

無益に月日を浪費するだけの人生なんてまっぴらだ。


少しでも高く、たくさん積み上げないとな。

photo:05



ソフトクリーム美味し。マックの。









photo:07



photo:06



さてー、今日はまだ金曜日だというのにたくさんの人で溢れているカフェ通り。

いつもはまばらな人影のビーチにも、溢れんばかりの海水浴客。

photo:08



photo:09







どうやら今日はオーストラリアの休日らしい。
アンザックデーというものだそう。

かつて戦争で亡くなった全てのオーストラリアの兵隊さんたちを悼む日として黙祷が捧げられ、オーストラリア全土で献花や式典が行われるんだそう。

まぁそんな重たい内容の休日でも人々は海水浴を楽しんだりバケーションに出かけてるわけなので俺としても稼ぎ時ってわけなんだけど、少し気になる話も聞いている。



オーストラリアに住んでいる日本人の方から聞いた話では、このアンザックデーに日本人が外を出歩くのはあまり良くない、とのこと。


一体どういうことか?


前述したように、この日は戦争で亡くなった人々を悼み、讃える日。
そして数ある戦争の中、このオーストラリア国土を攻撃した国って実は世界で日本だけなんだそう。

なのでそんな記念日に日本人がヘラヘラ歩いてたりしたら卵投げつけられたりするようだ。



まぁオーストラリアも第一次世界大戦で中東に攻め込んだりしてるわけだからどこの国も棚に上げることはできない。

でも歴史を理解して、配慮をすることは大事なこと。

photo:10







そんな日に日本人がオーストラリアの街角で歌っていいものか。



………もちろん、いいに決まってる。

歴史は歴史だ。配慮は大事だけどそんなもん気にしてたら何にも出来ない。

思いっきりやらせてもらおう。









photo:11



「ヘーイあんちゃん!!グヘヘ~、調子はどうだいこの野郎!?」


いつものセブンイレブン前に向かっていると、ヌーサにいたあのイかれたブルース爺さん、スティーブが相変わらずイカれた顔でバスキングしていた。


ちょ、何やってんだてめー、俺の秘密の場所で!!



「うへへー………俺もたまにムールーラバに来るのさ。今夜も一緒にギグしねぇかい?」


「しません。」


「よし!!じゃあマリファナを吸えばいいぜ!!」


「いりません。じゃあの意味がわかりません。」


スティーブはイカれてるけど人畜無害な爺さんなのでほっといて、セブンイレブンの前に向かうと、俺がいつもやっているベンチでホームレスっぽいオッさんがなんかやっていた。
ぬぐ……先客か………

photo:12




金曜日だっつーのにマジか……と思いながら近づいていくと、どうやら雑誌売りのオッさんだった。



先進国に行くと、こうしたビッグイシューなんかのホームレス支援雑誌を売っている人がよくいる。

フリーペーパーみたいな雑誌を買ってもらい彼らへのヘルプとする活動。


ホームレスのオッさんって気難しいのであんまり話したくないんだけど、一応話だけしてみる。



「あの、すみません、僕バスカーなんですけど、おじさん何時までここでや………」


「どっか行きやがれコノヤロウ。俺は22時までここでやる。消えろ。」



雑誌全部破り捨ててやろうかと思ったけど、こらえてセブンイレブンでコーヒーを買って、少し離れたところでオッさんがどっか行くのを待つ。

通行人に買ってくれー、買ってくれーと声をかけてるオッさん。


22時までやんのかー………
ここが1番のスポットなんだけどなぁ…………






するとオッさん、なにやら荷物をまとめて立ち上がって歩き始めた。

すかさず話しかける。



「あのー、どこか他のところに移動す…………」


「ただのトイレだ。消えろ。」




こっ!!


ふう、落ち着け。

そうそう、彼らも生きていくのに必死なんだからお互い尊重しあって譲り合いながらそのヒゲ全部むしり取って雑誌に植えつけるぞコノヤロウ!!!



おとなしく少し離れた他の場所で路上開始。









photo:13



はい、ここ完璧。

目の前にモールの入り口があって音がこれでもかってくらい響き、いい感じにお店の明かりが照明みたいに照らしてくれ、シチュエーション完璧。

人通り最高で、わずか30分くらいで50ドルくらい入った。


あーよかった、オッさんがいなくなるの待ったりしなくて。

いいよ、オッさんはそっちで雑誌売りなよ。
こっちで全然いいもんね!!




と、さっきオッさんがいた方を見ると、すでにトイレに行ってから1時間以上経っているのにオッさんの姿はなく、代わりに若い兄ちゃんがサックスでバスキングを開始していた。










………オオオオオオオオオラアアアアアアア!!!!

ジジィ!!てめー!!戻ってこねぇじゃねぇかコノヤロウあああん!!!

いいもんね!!いいもんね!!
ここ完璧だし!!!




photo:14



photo:15



そっからはもう俺の独壇場。
久しぶりにこんないい路上がやれてるなってくらいいい声が出て、誰もが足を止め、拍手が起こり、お札が舞う。

今日の俺、誰にも止められない。




去年のクリスマスに奥さんが亡くなって、小さな子供と2人で夜の散歩に来ていたピーター。

若いサーファーの兄ちゃん。


たくさんの人が声をかけてくれ、それぞれの人生を垣間見る。

そんな中で1番嬉しかったのがこれ。






photo:16




「あらやだ、綺麗だなんて。もうアラフォーやでなー!!」


マジで色っぽいお姉さんがオニギリ差し入れてくれた。




あの、大事なことを伝えなきゃいけません。
ずっと心の中にしまっていたことなんです。

これまで2年近く世界中を旅してきてこんな気持ちになったのは初めてです。

思えば僕はこの日のために今まで過酷な旅を乗り越えてきたんじゃないかと思います。

今日、この日にお姉さんに出会えたことを神に感謝します。


だからお姉さん!!1回でいいからセック………!!




「マミー、このお兄ちゃん、オニギリの写真撮ってるよー。おかしいねー。」



子供4人。旦那さんオーストラリア人。
幸せ家族。

photo:17




昨日旦那さんとお子さんたちが歌を聴いてくれたんだけど、わざわざオニギリを作って持ってきてくれたのだ。







「お兄ちゃん!!僕もうハーモニカできるでー!!こうやるんやでー!!」


日本語と英語を両方操るわんぱくな子供たちがすっかりなついてくれて、俺のギターにあわせて俺のハーモニカをプープー吹いている。

photo:18




いやー、可愛いなぁ、可愛いなぁっていうかアイスクリーム食べながらハーモニカ吹くの頼むから勘弁してくれないかな?

ぐちょぐちょ(´Д` )





photo:19



15歳の娘さんは、マジで世界を目指してるんだろうなって思えるほどのバイオリンの腕前で、将来がとても楽しみ。

お父さんが、あれ弾いてくれよー!!と自慢気に言うと、ウザッと吐き捨てるようなイマドキの子供。
お父さんしょんぼり。

オーストラリア育ちでもこの感じは同じだね。


でもとにかく幸せそうなご家族で、子供たちも可愛くて俺もこんな家庭を作りたいなぁと思っていたら、通行人に彼らは君の子供たち?と笑顔で聞かれる。


いやー、そうなんですよー、だから奥さん!!1回でいいからオッパ………


「ホナ、元気でやりやー。気をつけてなー!!」


「バイバイ、お兄ちゃんー!!」




うん!!みんなも元気でね!!



22時前まで一緒に演奏してくれたりしてとても楽しい時間を過ごさせてくれたみんな。

入ったお金をちゃんと分けようと言っても受け取ってくれなかった。

みんな、本当にありがとう。















ひと気の少なくなったカフェ通りを歩き、帰り道にあるマクドナルドで少しインターネット。


メールのチェックをして日記を書いていると、ついにバッテリーが0%になってしまった。
iPhoneの残り電池は50%。


5回はiPhoneをフル充電できる俺の予備バッテリー。
でもオーストラリアではコンセントを見つけるのがかなり難しく、日に日に少なくなっていき、とうとう底をついてしまった。

マクドナルドとかのファストフード店にコンセントがないのも大きな原因だけど、このニセモノiPhone自体、最近恐ろしいスピードで電池が減ってしまう。




明日はブリスベンに行き、誘っていただいているA子さんのお宅にお邪魔させてもらうことになっている。

充電が切れてもいいよう、A子さんのお宅の住所と電話番号をメモ紙に書いた。






昨日と同じただの快適ホテルにやってきた。
フラットなベンチは大の字になっても余るくらいの広々としたベッド。

街灯が淡く公園を照らしているが、道路のほうからこのベッドまでは暗くて見えない。



今夜はさっきから雨がぱらついており、少し不安だ。
一応木が頭上に茂っているので小雨くらいなら防げそうだけど、強く降ったらまた叩き起こされてしまいそう。


初日の橋の下ならなんの問題もないんだけど、実はゆうべ橋の下の寝床に行った時に、地元の若者が釣りをしていて、ここでキャンプしないでくれるかなー、と結構嫌な言い方をされてしまった。

なのでゆうべ歩き回ってここのホテル公園を見つけたわけだ。





そしてさっき路上で歌ってるときに、あ!?お前昨日のキャンパーじゃねぇか!?と若者に声をかけられた。

橋の下は暗くて顔を覚えてなかったんだけど、向こうは俺の帽子でわかったみたい。


なんか嫌味なことをネチネチ言ってきたけど、穏便に済まそうとはいはい応えていたら、今夜もう1泊だけならあそこでキャンプしていいぜ、とお許しをいただいた。



うん、橋の下で野宿するのになんでてめーの許可もらわねーといけねぇんだよ。

やったー!ってアホみたいにお言葉に甘えるとでも思ってんのか。

意地はって橋の下には行かず、雨が降らないことを祈ってこの公園のベンチに寝袋を広げた。






街灯の淡い光の中、目をこらしながら今日のあがりを数えた。

184ドル。



連日のあがりでコインが膨れあがり財布に収まらない。
ギチギチに詰め込んでチャックをしめると、まるで鈍器みたいな重量だ。








ベンチに寝転がって寝袋を頭までかぶる。
蚊が少し飛んでいるがそこまで気にはならない。

道路の方を歩く酔っ払いたちの話し声が聞こえては、どこかへ遠ざかって聞こえなくなる。

こんな木の下に人がいるとは誰も思わないだろうな。






オーストラリアもあともう少しだ。








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4月26日 土曜日
【オーストラリア】 ブリスベン






暖かい木漏れ日が寝袋の上で遊んでいる。



芝生の朝露が光り、向こうの道路を走る車が静かに通り過ぎて行く。

寝ぼけたながら上半身を起こしてぼんやりと運河を眺める。


ポトリと寝袋に何かが当たった。
頭上の木から実が落ちてきて寝袋に跳ねてベンチの上にころころと転がった。

それを人差し指でピンと弾き、立ち上がった。









水道で髪の毛と顔を洗い、ブンブンと頭を振って水をきり、道路に出た。

寝床から高速道路の乗り口まで歩いて5分という効率の良さ。
効率いいの好き!!


道路脇に荷物をドサリとおろすなり、看板も何もなしで車に向かって親指を立てる。
これだけでいい。これだけで旅できる。
新しい出会いと知らない街が待っている。

photo:01














ピーターとルーカス。

photo:02



photo:03




ほとんど待つこともなく2台を乗り継いであっという間にブリスベンに到着した。


photo:04




ビルが立ち並ぶ都会ではあるけれど、シドニーほどの洗練された街ではなく、どこか寂れた地方都市の匂いにすぐに親近感が湧く。

ルーカスがここから電車に乗ればいいよと駅まで送ってくれ、メモ紙の住所を人に見せながら電車を探し出して乗り込んだ。


昼下がりの電車には人がほとんど乗っておらず、贅沢にシートを使い、ぼんやりと窓の外の風景を眺めていた。

photo:05












ダラというブリスベン郊外の静かな駅に降りた。

photo:06



緑が多く、駅前にささやかな商店がポツポツ並んでいるだけの寂しい駅。

アジア系の人が多い地域なのか、商店はどこも漢字の看板だし、イベントや映画のポスターもみんな中国のものだ。

静かすぎる郊外の道路。
なんだかその小さな駅前の風景が日本の田舎を思い出させて切なくなる。








公衆電話の受話器をとってボタンを押す。

今夜お邪魔させてもらうA子さんのお宅はこの近くにあるはず。
駅に着いたら迎えに行きますねとメールをもらっている。

お昼くらいに到着しますと返事していたのに、すでに時間は14時を回っている。

急がないといけないんだけど、なぜか公衆電話が全然動いてくれず、何度やってみてもA子さんに繋がらない。


iPhoneの電池はもう切れてしまっている。

何度もダイヤルしてみるが通話にならない。

ああ!なんでだ!!





こりゃどうするかなぁ………
もう歩いて行くかなぁ…………



中国人の女の子に住所を見せると、歩いて行くなんて絶対無理よと言われた。


静かな昼下がりの駅前。
子供の頃に忘れ物をしたどこかの駅の風景に似てるような。










もう一度かけてみようと、公衆電話の受話器をとる。

すでに何度もダイヤルしているので番号を暗記しており、ポチポチっと素早くボタンを押した。


するとさっきまでとは違う発信音が流れた。
あ!かかった!




「ハロー。あ!金丸さん!!あー、良かった、どこかで迷子になってるんじゃないかと思いましたよー!!」


優しい声の日本語が聞こえてホッと胸をなでおろした。









中国人の女の子に商店でコインの換金をしてもらっていると、わずか15分くらいで日本人の女性がやってきた。


「あらー!金丸さんー!はじめまして、A子です!さ、乗って乗って、うちの家族もみんな待ってるから!!」


背が低くてぽっちゃりしてて笑顔が素敵で、まるでコアラみたいになんとも愛らしいA子さん。
その柔らかい空気にすぐに和んだ。

パッと見はこれぞ日本のお母さん、といったA子さんだけど、かつて世界一周をしていた旅人であり、イギリスで働いていたこともあるグローバルな女性。

なので世界一周ブログが好きでよくランキングのブログを読んでいるそうだ。


そんな中、現在6位にいるアンナちゃんがオーストラリアのホームステイ先で結構キツイ労働やセクハラ被害に遭っているのを読んでいてもたってもいられなくなって彼女に連絡を取ったらしく、それからいろいろと手助けをしてもらっているとアンナちゃんも言っていた。


そんな優しすぎるA子さんなんだけど、僕のブログもかなり前から読んでくださっていたみたいで、今回のお招きに至ったわけだ。



「あの……でもご家族のみんなは僕のこと知らないだろうし………ご迷惑にならないですか?」


「大丈夫!!アメリカで撮ってたフミロッキーのビデオをみんなに見せて了解とってあるから!!何も心配しないで!!」



あ、あのビデオで了解て(´Д` )

ただのふざけた奴としか思われてないはず(´Д` )










車はそのうち閑静な住宅地の中へ。

両側に大きな平屋の家々が充分な間隔を置いて並び、どの家にも木々がしげり、芝生が綺麗に刈り込まれている。

リッチエリアに見えるけども、これがオーストラリアでは標準的な住宅地の風景。

人々の生活水準の高さったらすごいよなぁ。







そんな美しいエリアの中、お宅に到着。
自動でガレージのシャッターが開き、A子さんの運転する車が滑り込む。





家の中は………まぁ広い。

photo:08



奥行きがあり、端っこの方が見えないくらい。
家具も何もかもが立派で、日本と比べてもただの豪邸だ。


「よく来たね、ゆっくりしていきなよ。」


「こんにちは……ハジメマシテ。」


旦那さんと2人の息子さんと挨拶。

フミロッキーのあんななめたビデオを見ているはずなのに、犬じゃなくて人間として扱ってくれる旦那さん人格者。

2人の息子はシャイだけど素直でいいやつらだ。


「フミさんの部屋はここね!これがタオルだからシャワーいつでも浴びてね!ご飯何か作るわね!ケータイの充電は大丈夫?え?アダプターが壊れてて充電できない?マークー!!アちょっと来てー!!ダプター持ってるでしょー!!」


こんなどこの馬の骨ともわからない放浪者をまるで王様のように迎えてくれるA子さん。

ベッドには息子のケン君が書いてくれたお出迎えのメッセージ。

photo:07



旦那さんのマークが、これあげるよとアダプターを持ってきてくれる。


クオリティの高すぎるラーメンを作ってくれ、汚れていた寝袋を洗濯機にかけてくれ、Wi-Fiのパスワードを教えてくれた。

photo:09












温かいシャワーを浴びながら考える。

またこんなにお世話になってる。

見ず知らずの人にまたこんなに色んなことをしてもらっている。

俺はブログを書きながら世界を旅しているが、それがこんなにたくさんの人から様々なものをもらうだけの価値のあるものなのか?


不思議だ。
見ず知らずなのに、いきなりこんなにもてなしてもらえるって一体どういうことだろう。

そして今までの旅の中でこうしたシチュエーションが何回あったことか。



知らない人と出会えることはとても嬉しい。
ブログを読んでくださってる人がご連絡を下さり、実際に会って色んなお話を聞いたり楽しい時間を過ごすことはとても刺激的だ。

でもそれが一方的に俺が楽しむだけの時間になってるんじゃないかと思うと恐縮でしかたない。



感謝はとてつもなくしている。
でもどうやったらこんな途方もなく大きな優しさにお返しができるだろう。
どうやったら見合うだけの感謝を伝えられるだろう。













土曜日の夜なので今日はどうしても歌いたいと言ったところ、街まで送ってくれることに。

マークの運転する車でブリスベンの中心地へとやってきた。


photo:10



ブリスベンといえば、オーストラリアで確か3番目に大きな都市。

それなりに大きなビルが並び、綺麗に整備された街路樹やレストランが通りに並んではいるが、シドニーみたいな整然とした閉塞感や冷たさはそこまで感じない。

ほどよい大きさの道路や人の多さ、街中を流れる緩やかな川がとても穏やかな印象をくれる。








サウスバンクというエリアで車を降り、マークとA子さんは家に帰って行った。

なるべく遅くならないうちに帰らないとな。
早くいい路上場所を見つけないと。

photo:11







カッピー情報や、オーストラリアに住む日本人バスカーの人たちから聞いた話では、このブリスベンの路上ポイントは2つ。

ひとつが街中にあるクイーンズストリートモールという歩行者天国の通り。

もうひとつが川沿いに整備された大きな公園、サウスバンク。

どっちでもいいんだけど、とりあえず先にサウスバンクの様子を見に来た。


photo:12



photo:13



対岸のビル群を挟んだ川沿いにゆったりとした遊歩道が伸び、たくさんの人たちがノンビリと歩いている。

ビルを染める夕日がたまらなく綺麗で、新しい街にいる心細さを優しくなでてくれる。


photo:14



photo:15




刈り込まれた芝生、木々のトンネルが迷路みたいに入り組んでいてとても広い公園だ。

公園の中には人工のビーチもあったり、オシャレなカフェやレストランが無数に散らばっていたりして、確かに人の数は多い。

photo:16




ジャグリングのパフォーマーや大道芸人が何組かおり、マイクでくっちゃべりながら人だかりを作っている。

人通りは多いしやる場所もいくらでもあるけど、全体的に暗くてここで生音でやるのはかなり寂しいな。

photo:17



photo:18





とりあえずやるだけやってみようと、薄暗い通路の中で5曲ほど歌ってみたが、笑えるくらい反応は皆無。

悪い場所じゃないけど俺向きではないな。








photo:19



久しぶりの都会の喧騒でなかなかへこたれそうになりながら、クイーンズストリートにやってきた。

photo:20



photo:22



街の真ん中に歩行者天国の綺麗な通りがかなり長く伸び、ファストフード店やレストランが並び、さらにオフィス街のエリアもある。

さすがに土曜日の夜で人通りは多い。
なのに他のパフォーマーの姿はない。

怒られるかもしれないけど、とりあえずやってみるか。













photo:21



メインの十字路の一角でギターを鳴らす。


声の調子がちょっと悪いけど、パラパラと立ち止まる人々。

カップルがやってきて周りのベンチに座ってキスしてる。

酔っ払いの団体がやってきて大合唱して去っていく。

韓国人が多い。
日本人も多い。

ずっと聞いてくれていたトルコ人の兄ちゃんはケバブ屋さんで働いていて1日250ドルもらってるんだぜと言っていた。


なんともない、普通の路上。
ヌーサやムールーラバが楽しすぎたな。

声が枯れてきたので早めにきりあげたけど、2時間やって65ドルは悪くないな。

ブリスベンも稼げる街のよう。
でも、もういいかな。

photo:23



photo:24



photo:25













電車に乗ってダラの駅に着くと、駅前でA子さんが迎えに来てくれていた。


「どう?稼げた?へー!65ドルってすごいじゃない!!」


ああ、こうして1日のことを話せる人がそばにいてくれることってすごく嬉しいことだな。






家に着き、シャワーを浴びると、もう結構いい時間になってしまい、マークもA子さんも寝室へと入っていった。

テーブルには俺のために夜食のオニギリが用意してある。

A子さん、本当にありがとうございます………






寝静まった家の中、キッチンに明かりをつけバッグの中の辛ラーメンを鍋に入れた。

photo:26




オニギリにかぶりついた。

梅干しの酸っぱさが泣けるほど美味しかった。








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アンナが来るぞおおおお!!!

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4月27日 日曜日
【オーストラリア】 ブリスベン





寒い夜だった 辛く悲しい
お前のことを忘れはしなかった
北へ向かう夜汽車は
俺の中の心のようにすすり泣いてた

そんな時お前がよこした便り
ただ一言だけ 寂しいって綴ってた



イクゾウ~ クリスマスキャンドルの火は揺れているかい?

by 甲斐バンド





アンナが来るぞおおおおおおおおお!!!!!!!!!

カメラぶら下げてアンナが来るぞおおおおおおおお!!!!!!!!!


やべぇ!!告白されたらどうしよう!!
コンドーム盗まれたからいざという時はサランラップをアンナああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!




「フミさんー、朝ごはんの支度できましたよー。」




photo:01




なんすかこれ?

photo:02




これが朝ごはん?



こんな朝ごはんゴッドファーザーの映画の中でしか見たことないんですけど。

photo:03



やべぇ!マークさんがマーロンブランドにしか見えねぇ!!




「パワーブレックファーストって言って英国式の朝ごはんなの。はい、ウィンナー食べてね!」


ニコニコと今日もこの上なく柔らかい空気のA子さん。
ショートカットだし、小柄だし、お母さん思い出すなぁ………

photo:04




こんな可愛らしい方のところにお世話になってるんだから下ネタとかやめよう。
本当、自分が情けなくなるだけだよ。下ネタなんてゲスなこと英国式の朝ごはんには似合わないよね。
品のある1日を過ごさなきゃ。









さて、朝から肉食べまくったおかげで下半身の英国紳士がビッグベンになりアンナちゃんを迎える準備完了。
あ、シャワー浴びてなかった、てへ。



うふおおおおおあおおおおおおお!!!!!

ヘチマどこだああああああああああああああああ!!!!!!!







路上とかやってる場合じゃないので今日はA子さんのお宅でいろいろたまっていたことを済ますことに。

汚れていた服や寝袋を洗濯させてもらい、日記を書きまくる。
そしてA子さんの提案でとある曲の練習。

それから部屋にこもってアンナちゃんとのキスに備えてハーモニカを親の仇のように練習しまくる。
心なしかベンドがいつもより冴える。











「フミ君、アンナちゃんが駅に着いたみたいだから迎えに行ってくるね。ゆっくりしててね。」


A子さんがニコニコしながら車に乗って駅に向かって言った。



いや、本当はそれほど興奮なんかしてませんよ。ただの1人の女の子です。
全然取り乱したりしてないし、緊張もしていません。

僕も童貞ではありませんし、こんなこと遠藤ミチロウさんの前座やらせてもらった時の緊張に比べたら米粒みたいなもんですよ。

アンナさんてあれですよ、山梨の素朴なブドウ娘です。
ほうとう食べながらほーけーほーけー言ってるような子ですよ。
まぁ僕は包茎の放蕩ですけどねウケる。




あ、A子さん帰ってきた。

もう1人女の子の声が聞こえる。






ハーモニカをそっと椅子に置いた。

さぁ、爽やかに挨拶しようか。










ドガアアン!!

全裸でドアを蹴りやぶる!!!


「オラアアアア!!!!!!!!ナメんなよてめぇコノヤロウ!!!武田信玄がそんなに偉えのかああああんんんんん!!!????」



妄想





「わー!!かネまるさんだー!!はじめましてー!!」


「あ、え、あばば、ぺぽぴ、か、金丸です………石和温泉とか好きっす、入ったことないけど。」


「日本にいる時からブログ見てましたー!すごいー、かネまるさんだー。」


「あ、ぼ、僕もブログ見てます、かネまるって訛りマジかっけーっす。」




はい、超可愛い。
一瞬マジで楊貴妃が入ってきたかと思った。

え?なにこの可愛い子?

photo:05





「かネまるさんが近くにいるのはわかってたんですけど、まさか会えるとは思いませんでしたー!!」




ブログランキングで常に5位あたりをキープしているアンナちゃんは世界一周を始めて3ヶ月経つみたいだけど、実はまだこのオーストラリアが1ヶ国目。

ホームステイをさせてもらう代わりに庭の草むしりや家の掃除などの軽労働をするというウーフ制度を活用して、このオーストラリアライフを満喫していたらしい………


と言いたいところだけど、これがなかなか運が悪く、変なウーフ先に入ってしまうことが多かったみたいで、朝から晩まで土運びなんて重労働をさせられたり、突き飛ばされたり、爺さんにセクハラされまくったりと、まぁろくなことがなかったんだそう。


全部がそんなヒドいウーフ先ってわけではなかったそうだけど、そんな日常をブログで読んだA子さんがいてもたってもいられずにアンナちゃんに連絡し、アドバイスをあげたりして、そこから今回のお泊まり会に至ったわけだ。


まぁこれだけ可愛いくて笑顔が素敵な子なら男の気持ちもわからんでもないけど堂々としないのは卑怯だよな。







photo:06



綺麗なお姉さんが来てソワソワしているケン君やアキラ君とゲームをしたりしながらノンビリと過ごし、夕方にみんなで散歩にでかけた。

photo:07



photo:08



緑豊かな綺麗な住宅地の中を歩くだけで、とても気持ちがいい。


近くには緩やかな川が流れ、夕日がぼんやりと水面を染めている。

聞きなれない動物の鳴き声が遠くから聞こえては、また静かになる。

本当にオーストラリアは自然の中に拓かれた土地なんだよな。

photo:09












「今日はちょっと豪華なディナーにしましょう!アンナちゃんのオーストラリア最後の夜だしね!!」


何かお手伝いさせて下さいと言っても大丈夫だから座ってて!!とテキパキ動いているA子さん。

マーロンブランドさんも料理してくださいます。

photo:10



そして出来上がったディナーが…………









photo:11



ゴッドファーザーでしか見たことねぇ。



「こ、こ、ここ、これってナイフとフォークを置かれてる外側から使っていくパターンのあれですよね……?い、いやー、やっぱり英国風は違うなぁ。」


「今日は伝統的なオージー料理にしてみたから楽しんでね!!」


「ですよね!!」


「よし、何か音楽が必要だね。何がいい?」


「やっぱりここはAC/DCのヘルズベルあたりから………」


「ビリージョエルでいいんじゃないかしら。」


「それ!!マジ今それ言おうと思ってたとこです。いよっ!さすが川越出身!!」



シャンパンの乾杯から始まり、カボチャのスープ、なんて言うかわからんけどパンにオリーブオイルのサラダが乗ったやつ、大量のステーキ、

photo:15



photo:13



photo:14



photo:18




なんてこった………

昨日まで公園のベンチでポッサムとか蛇とかを怖がりながら寝てたのに、今はこの夢が覚めてしまうのが怖い!!
若かったあの頃なにも怖くなかったただ、あなたの優しさが怖い!!




photo:16



「それではメインディッシュでス……子羊背肉のリンゴソースかけデス………」


「うわー!!美味そうー!!バクバクバク!!ムシャムシャ!!」


「か、金丸さん、なんかオカシイずら!!食べるのをやめるズラ!!」


「ガマンできねえッ!!ハラがイテーけど食わずにはいられねーっ!!リンゴソースの甘ズッパさと子羊の肉汁がのどを通るタビに幸せを感じるッ!!こんな味がこの世にあったとはァーーーッ幸せだァーーーッ幸せの繰り返しだよぉぉぉぉぉ~~~っンまあ~~~いっ!!」





A子さんの周りにパールジャムが飛びまわっていましたよ。メッシャー!!

photo:17








骨付きのラム肉なんだけど、日本の羊肉みたいな臭みがほとんどなくて、絶妙なフレイバーと赤肉の旨味が口いっぱいに広がり、さらに骨まわりの脂身の甘さったらない。


オーストラリアに来て本当ロクなもの食べてなかったけど、ようやくこの国の美味しいご飯を食べられて、オージーってやつの生活を垣間見た気がした。






photo:19



メレンゲに練乳とフルーツが乗った伝統的なオージーデザートまで食べさせていただき、ほろ酔いで最高にお腹いっぱいになった。


「あー……お腹いっぱい……貴族のご飯だね………」


アンナちゃんも大満足だ。









それからはみんなでワイワイとマリオカートをやったり、少しギターを弾いて歌ったりして楽しい食後の時間。

アンナちゃんもウクレレを弾くみたいで、もし時間があったらどこかで一緒にやりたいねということに。



アンナちゃんと言えば、世界カメラ散歩というブログタイトルにもあるように写真をライフワークとしている女の子。

いつもブログで繊細な表現の写真をアップしてるのでその腕前は知っていた。

日本にいる頃は色んなミュージシャンと関わっていたらしく、ライブ写真やアーティスト写真を撮ったりする仕事もしていたんだそうだ。




そんなアンナちゃんが撮ってくれました、僕のこと。




アンナちゃんが俺の写真を撮ったら一体どうなるのか!!!

これ!!!













photo:21



あ、間違えた。





photo:20



photo:22





やべぇ超かっけー。

すげぇわアンナちゃん。
ありがとう、すごい大事にするよこの写真。


ひそかに練習していた甲斐バンドの杏奈を歌ったら、とても喜んでくれた。
アンナちゃんの名前はこの曲からとられたんだそうだ。









遊び疲れて子供たちが眠り、マークもおやすみと寝室に入っていく。

ゆっくりしてね、とA子さんも部屋に入り、静かな家の中でアンナちゃんとワインを飲みながら語り合った。


「なんか私あんまり旅に対して情熱とかってないんですよね。必ず一周してやる!とか、そんな大きな野望とかないんです。旅続けられるかなぁ。」


アンナちゃんは明日、3ヶ月滞在したオーストラリアを離れる。
次の目的地はインドネシアで、それからフィリピンに行って、シンガポール、そしてアジアを回って行く予定だそう。


「そんな感じで今からアジアとか楽しみやねー。きっと旅とはなんぞやみたいなこと語ってくるようなヒゲでバンダナみたいな人がたくさんいるよ、アジアの安宿に行ったら。」


「ああー、なんか怖いなぁ………」



ブログで読む限りどんなお嬢様みたいな人なんだろうと思っていたけど、実際はなかなか砕けた、というかかなり個性的な考えを持つ面白い女の子だ。

なんだかそのサバサバしたところの中に迷いが垣間見えるところが、とても魅力的だなと思った。







美味しすぎるご飯、ノンビリとした1日、優しい人たちと可愛い女の子、

そんな今日のブログ、最後に一言書いて終わりにします。










アンナちゃんのお婆ちゃん、いつかお茶しましょう^_^







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4月28日 月曜日
【オーストラリア】 ブリスベン






「フミ、充電アダプターの調子が悪いって言ってたよな。これを使うといいよ。」


普段そんなにお喋りではない旦那さんのマーク。
寡黙とまではいかないけど、冗談を言って大笑いするようなタイプでもない。

クールなおじさん。


そんなマークが俺に充電アダプターを持ってきてくれた。
つい2日前から壊れて充電できなくなっていたのだ。



「フミ、ニュージーランドの気温は知ってるかい?今から南半球は冬になる。そしてニュージーランドの南部は氷河があるような寒いところだ。だからこれを持って行くんだ。」


また何かを部屋から持って来たマーク。

それはあまりにも上等で、まだほとんど新品とも言えるような防寒ジャケットだった。

かっこいいデザインのスキーウェアで、これでもかってくらいすごく温かい。
おそらくかなり値段も張るような物のはず。


「そんな!こんな立派なものもらえないです!!」


「いいのいいの、マークこういうのたくさん持ってるから着ないやつがあるのよ。だから気にしないで持って行って。ニュージーランド本当に寒いから。」



ニュージーランドは完璧野宿とヒッチハイクで回ろうと思っていた。

厳しい手つかずの自然が残ると言われるニュージーランド。
フィヨルドと氷河があり、あの星マニアのユウタ君が世界で1番星の綺麗なところと言っていた場所。

そしてどこか北欧のノルウェーをイメージさせるものがある。


ラップランドを突っ切って北極圏の果てまで行ってやる!!と冒険心のおもむくままにどこまでも北を目指したあの日々。

大自然とヒッチハイクと凍えるような寒い夜。

全てが新鮮で、あれこそが見果てぬ旅だった。


またあの気持ちを味わいたい。

最果てへと向かう孤独な道をまた進みたい。




先日、ヌーサで森に隠していた荷物を漁られた時、アメリカでもらった防寒着の上着を持っていかれてしまった。

どうにかしないといけないと思っていたところで、こんなにも素晴らしいジャケットをいただけるなんて。



必要なものは必要な時に手に入る。


と昔はカッコつけて言っていたけど、それだけじゃ片付けられないよな。
どうして手に入ったのか、それがとても大事なことだもんな。














「あ、金丸さん、ちょっといいですか?」


テラスでコーヒーを飲んでいるとアンナちゃんが何やら緊張した様子でやってきた。
なんだかモジモジして恥ずかしそうにしている。





ちょ、ちょっと待ってよ………

この空気、







告白する前のあの感じやん。



ええ!!待って!!
アンナちゃんのことはすごく可愛いくて魅力的だとは思うけど俺には彼女がいるんだよ!?



「あの………ずっと渡したかったんです……これ………」



顔を赤くしながら手紙を差し出してきたアンナちゃん。
胸がドキドキしてたまらない。

photo:01





よし、もうキめた。

もうここまでしてくれたんだ。
こうなったら山梨に婿入りしてブドウ農園やって、ほうとう食べて、石和温泉入って、甲府の飲屋街でひたすら長渕のモノマネ弾き語りやってるオッさんと仲良くなって、武田信玄の屋敷のウグイス廊下を音を立てずに歩けるようになろう。

ほうとう美味しいんだろうな!!







photo:02



ん?裏に何か書いてる。








え?

photo:03














………………

photo:04






「これかネまるさんに渡してってタビジュンさんに言われてたんですよー。あー、渡せてよかったー。」







暇人すぎる。

あの人、英語学校行ってるからって暇人すぎる。





タビジュンさん、一言いわせてください。


めちゃくちゃ嬉しかったです。

やっぱりどっかで会いたいですよ。
飯行きましょうね。




というわけでベッドイン。

photo:13





嘘おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!

ただソファーに座ってお互いブログ書いてるだけ!!!!

また彼女からブチ切れメールが来るかな………









さて、というわけでA子さんにお世話になりっぱなしでマジで何か出来ないかと考え、アンナちゃんと2人で料理を作ることに。

photo:05




俺はいつものドライカレー。
アンナちゃんは玉ねぎとトマトを炒めたやつ。

photo:06



こんなことしか出来ないけど、A子さんに美味しいって言ってもらえて嬉しかった。

ていうかアンナちゃんの料理、美味しい。

photo:07














それからアンナちゃんのオーストラリア出国に備えて、アメリカドルを手に入れるべく近くのショッピングモールに行き、金の換金。

まだ換金の仕組みとかなんにも分からないというアンナちゃん。

確かにまだここが最初の国だもんな。
俺もはじめの頃は何にも分からんかったなぁ。



photo:08



俺もこれからのニュージーランドに備えて、なくした野宿マットを買った。
12ドルでかなりクッション性もあって、寝やすそうだ。
キャンプ旅にはマットは必需品だもんな。


これで快適な野宿ライフ!!


キャリーバッグも新しくなったし、こっから危険な国もないし、お金も貯まってるし、アジアなんてただの遊び場だな。







photo:09



家に戻り、みんなでしばらくお喋りしていると子供たちが学校から帰ってきた。

そしてついにアンナちゃんの出発の時間になった。

みんなで車に乗ってダラの駅へとやってきた。

かなり重たいキャリーバッグを引きずりプラットホームへ。

涙ぐみながら別れを惜しむケン君とアキラ君。

その2人と優しくハグするアンナちゃん。

photo:10





俺はもうすぐ世界一周が終わる。たくさんの場所に行ってきた。
でもアンナちゃんの旅はまだまだこれからで、知らないものに溢れている。

別に旅に対してそんなに情熱とかないんですよねと話していたアンナちゃん。


大丈夫、オーストラリアはただの日本だから旅人を熱くさせるような場所ではない。

これからもっともっと、エキサイティングで美しい旅情がアンナちゃんを待ち受けているよ。

ファインダーの向こうにアンナちゃんが何を見つけて、何を感じるのか。
ブログで楽しみにしてるね。

じゃあ元気で!!

photo:11







って実は、

アンナちゃんがシンガポールに到着する日、5日19日。

俺がシンガポールに到着する日、5月18日。


空港泊で乾杯確定やな。

ビール用意して待ってるね。

photo:12











家に帰り、寂しくなった食卓を囲んでみんなで晩ご飯。
パスタと夕べのラムチョップ。

photo:14




やっぱりA子さんの料理が美味すぎてかなりの量があったのにあっという間に全部なくなってしまった。




「フミ君、明日はこのダラの駅からローマストリートで乗り換えて、バスを乗り継いで、だいたい11ドルくらいで………」


食後にA子さんとパソコンでゴールドコーストまでの行き方を調べる。

ヒッチハイクで行こうと思っていたのだが、そんなにバカ高くなければ電車でノンビリでもいい。

1時間半の距離で11ドルってのを安いと思っている自分の金銭感覚にももう別に驚かない。

これは安い。
明日は電車でゴールドコーストに戻ろう。

かつて旅行代理店で働いていたA子さん。
旅程表を作るのはお手の物のようで、すごくわかりやすい一覧を作ってくれた。






「ちょっといいもの飲もうか。」


A子さんがいたずらにそう言って棚から出してきたものは………


photo:15



日本酒(´Д` )

し、死ぬ(´Д` )



し、しかも燗とかつけちゃいますか。


純米のまろやかな旨味と、生酛の芯の強さが鼻に抜けてオシッコ全漏れ。

オリーブをつまみながら純米とか、酒飲みからしたらもう殺人的な贅沢さだよ………






一体なんなんだ、この優しさは。

俺にこんなにしてくれてA子さんやご家族になんの得がある?

なんにもない。

では得があるからやるのか?
俺にしてもらうだけの価値があるのか?

自分じゃわからない。


でも俺は俺のままで、感謝を忘れずに生きていきたい。
俺は俺だもん。





少し飲みすぎて、重たい頭で部屋に入った。

もうすぐオーストラリアも終わり。







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