夢は終わらない

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人気投票、カオルさんが独走かな!?


お母さんとミユキさんが追っかけてる!!


ショウゴが意外と人気ない(´Д` )


他のみんなもそれぞれ奮闘してる!!


そして番外多すぎ(´Д` )
集計大変だから(´Д` )


明日か明後日に締め切ります!!

コメント100件いくかな?








6月27日 木曜日
【カナダ】 ハミルトン ~ トロント








部屋の中、荷物をまとめる。


ここはマーシャルの家。

いつまでもここにいたい。

でもそういうわけにはいかない。

トロントに戻らなければ。









バッグをかついでリビングに行くと、マーシャルがギターを構えて待っていた。


「ヘイ、フミ、まだホワイトスカイを全て翻訳してないぜ。俺たちにはやるべきことがある。さぁ、とりかかろう。」




売れない絵描き。

英名はホワイトスカイ。


まだあと8行だけ残っている。

この曲のとてもとても大事な8行。

もちろんさ、マーシャル、最後までやってしまおう。







photo:01





「オパァァァァァア!!!!!ふ、フミ!!これはどうだ!!どうですか?僕の瞳が白に見えますか?ホラ!!これだよ!!聴衆に投げかけるんだよ!!クエスチョンさ!!ホァァアア!!すげえ………!!」


「あ、いや、マーシャル、違うんだよ。絵描きはこの時に初めて気づくんだよ。いつの間にか失ってしまったことを。」


「ん、んん………なるほど、クソウ、わかってる、ここはとても大事な部分だよな。アアアアアアハハハアアアア!!!!シット!!これはどうだ!!」


「うおお!!ジーニアス!!マーシャル、ジーニアスだよ!!」


「そうさ!!俺はジーニアスさ!!2人のジーニアスが協力してやってるんだ!!ケミストリーがスパークしてやがる!!!」

photo:02








そうして3時間後。

ついにホワイトスカイの翻訳が終わった。

photo:03






世界に出たら必ずやりたかったこと。

売れない絵描きを英語に訳すこと。

それをこの愛に溢れた、それも優れたソングライターであるマーシャルとやれたなんて。










静かな部屋の中、完成したホワイトスカイを2人で演奏した。


レコーディングする時間はもうない。

もう行かなければいけない。










絵描きは自分のためだけに絵を描いた
白い空の絵を
彼のその目には白い空がうつっていた
でも誰もが彼の前を通り過ぎた












歌い終わるとマーシャルが肩を震わせていた。

ボロボロと泣いていた。

あの熊みたいに大きな体のマーシャルが顔を赤くして涙をこぼしていた。



「フミ………もうダメだ…………はぁああ!!ふううぅぅぅぅ……………も、もう行ってくれ……早く………夢を見させてもらったよ。これを持って行ってくれ………」




そう言ってマーシャルは俺に何かを押しつけて、自分の部屋の中に入って行った。



それはネックレスだった。


泣きそうになるのをこらえる。



行かなきゃ。

次に進まないと。

photo:04






静かな部屋の中、荷物をかついだ。

ネックレスを首にかけ、玄関を出て、歩く。







マーシャル、楽しかった。

バディ、っていつも言ってくれた。

俺も本当のバディだって思えるよ。

音楽やってたらまた必ず会えるよな。
またセッションしような。

俺たちの夢は終わってなんかいない。

世界中の人たちが同時に30秒間、喋るのをやめるんだよね。

ビリーブだよな。









振り向きたくなかったけど、曲がり角の手前で振り向いてしまった。


玄関のところでマーシャルが手を振っていた。

手を振ってすぐに前を向いた。

ここで足を止めたらダメだ。







路線バスでダウンタウンに向かい、そこから10カナダドルのチケットを買ってトロント行きのバスに乗りこんだ。














photo:05



トロントに戻ってきた。

首が痛くなるような高層ビルが白い空を削っている。


そしてそのままコンクリートの路上に座り込んでギターを鳴らした。


3時間歌って21時になりフィニッシュ。

あがりは38カナダドル。

photo:06














腹ペコのペコペコでストリートカーに乗りこんでやってきたのは…………

photo:08




「ぴょおぉぉぉぉぉおおお!!!金丸さんお帰りなさいいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!」



リックの家。

てぃちゃんがご飯を作ってくれていた。


「あ、金丸さん、お帰りなさい。ハミルトンはどうでした?」


「こ、こ、これどうやって焼けばいいんですか!!?フライパンにこうやればいいんですか!?」



ナオトさんも帰ってきて、てぃちゃんが作ってくれたお好み焼きを食べた。

photo:07




はぁ………落ち着く。


でも、このみんなとも同じようにもうすぐ別れがやってくる。


大好きですあればあるほど、別れが辛くて仕方ない。




嫌だなぁ。

ずっとみんなと一緒にいたい。

じゃあ旅なんかしなければいいんだよな。

出会わなければいいんだよ。

人と出会わない人生なんてクソつまらないけどね。





気づけばアメリカ入国は、もう4日後。

もう待ったはきかない。

全力を尽くすのみだ。


photo:09










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それでも歌わないと

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6月28日 金曜日
【カナダ】 トロント





photo:01



バケツをひっくり返したような雨が降っている。


裏庭の木々の緑が濡れて光り、雨の匂いがたちこめる。


勢いは増すばかりで、これでは路上どころか外に出ることすらできない。




今日は歌えないかな…………

もう日にちもないのに。









photo:02



ナオトさんと朝ごはんを作り、それからアメリカでの滞在予定表を作成した。



何日から何日はニューヨークのどこどこホテルに滞在。移動はなになにバスでいくらかかるか。


全ての町のホテル、移動手段、

それらの住所、料金を細かくノートに書き出した。



もちろんこれはアメリカの入国審査の時に、質問に対してスムーズに答えられるように、そして審査官の印象を良くするために知恵を絞って作り上げたプラン。


この通りに動くつもりは一切ない。

あくまで、どっからどう見ても一般的な観光旅行者でなければいけない。

路上で稼いでます、なんて絶対ダメ。


彼らが警戒しているのはテロや不法就労。アメリカの風紀を乱す者を取り締まってるわけだ。

パスポートを見れば、旅をしてるのはすぐわかることなのでアメリカを出て行くだろうというのは予想できる。

これに出国の航空券も用意してるんだから完璧。



ただシェンゲンのオーバーステイがどこまで引っかかってくるか…………


そして所持金の額…………


今なんとか1600カナダドルくらいにはなっている。

あと路上で歌えるのは4日。

目標金額だった2000カナダドルにはおそらく到達できない。


この金額で入国することが出来るのか。





怖え………












雨が小降りになってきた。



この怖さを紛らわすには歌うことしかできない。

ギターを持って街に向かった。








photo:03



トロントの一大フェスティバル、ゲイパレードはこの週末に開催される。

すでにフライングで街はすごいことになってるんじゃないかな?と思ってダウンタウンにやってきたんだけど、別にこれといって普段と変わったところはなかった。


相変わらずやかましい路上パフォーマンスの嵐が繰り広げられているダンダススクエア。



屋根のある場所を探して回っていたら、完璧な場所を発見。


屋根のある凹んだスペース。

目の前がトラム乗り場になっていてたくさんの人がトラムを待っている。

くぼんだスペースになっているので声が響いてとてもいい音響。

トラム待ちの人々に無理矢理歌を聴かせ、トラムがやってくるとみんなお金を入れて乗りこんでいく。



完璧。







もう時間が遅かったので2時間くらいしか歌えなかったけど、それでもあがりは55カナダドル。

いい場所見つけた。

あと3日、ここでなんぼ稼げるか。

photo:04














家に帰ると、てぃちゃんが冷やし中華を作ってくれた。

photo:05




それとベジタリアンのお店で働いてるナオトさんが持って帰ってきてくれたサラダ。

ベジタリアンの中でも、最強にストイックなベジタリアンをビーガンって言うらしい。

もう本当に野菜しか食べないっていう。


そんなビーガンお弁当の野菜でお腹いっぱいになった。

野菜もちゃんと食べないとな。

photo:06











「ヘッドマッサージやっでやるがー?」


食後、お酒を飲みながらていちゃんが頭と顔のマッサージをしてくれた。


うわー、完全に王様みたいだ。


俺みんなに何にもしてないなぁ…………

せめて明日は何かご飯を作ろう。






てぃちゃんのマッサージがあまりに持ち良くていつの間にか眠っていた。

てぃちゃんが布団をかけてくれたのをうっすら覚えている。









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登場人物人気投票!!

ついに100件突破!!

みなさんありがとうございます!!



まだまだ投票コメント来そうな勢いですが、明日の更新で結果発表にしたいと思います!!



ミユキさんとカオルさんのデッドヒート!!

お母さんが追い上げる!!

しょうご頑張れ(´Д` )









6月29日 土曜日
【カナダ】 トロント






photo:01



さぁ、アメリカ入国まであと2日!!!!


やれることはすべてやった。


あと俺に出来ることは麻美ゆまちゃんの回復を祈ることと、路上で少しでも所持金を増やすこと!!!



気合い入れて稼ぐぞ!!!










photo:02



ストリートカーに乗ってダンダススクエアにやってきた。

話ではこの週末からゲイパレードは開催されており、今日がレズパレード、日曜日の明日が本番のゲイパレード、とのことだが、街はこれといって変わった様子もなく、いつもの雑踏で溢れている。

photo:03









バスステーションに行き、ニューヨーク行きのチケットを購入。




メガバスが安い。

インターネット購入なら半額。





などなど、様々な情報に頭を悩ませたが、すべてはクレジットカードを持っていることが前提。

結局窓口で正規の値段でチケットをゲット。

トロントからニューヨーク、84カナダドル。




これで準備は全て整った。


チケットを握る手が汗ばむ。


うー、怖くて仕方ねぇ!!!














昨日見つけたベストスポットへ。

昼から夕方まで、お腹空いてペコペコになっても歌い続け、たくさんの人に歌を聴いてもらった。

photo:04





ちなみにカナダでは、何歳以下か忘れたけど、小さい子供の写真を勝手に撮るのは違法行為なんだそうだ。

家に子供を1人でいさせるのも違法。

日本でも子供が被害者になる事件はあとを絶たないけど、カナダではとっくにその対策が取られている。


子供の写真が少なくてゴメンなさい。



今日のあがりは81カナダドル。

おっしゃオラァ!!!!

photo:05




アキバ系興奮する!!

photo:06
















家に帰り、台所へ。

いつも食べさせてもらってるばかりなので、今日は俺がご飯を作ることに。

photo:07






メニューは生姜焼きと豚汁。





そこに仕事を終えたてぃちゃんが帰ってきた。


「こいついげすがねごだが、やばつね、つらすがねごだ、やんだやんだ。」



な!!何言ってるか全然わかんねぇ………!!


岩手弁、すげすぎ(´Д` )

飲み方エロい!!

photo:08










大笑いしてると、今度はミニモニカナコちゃんが帰ってきた。


「しんどいわー、今日お店めっちゃ忙してわややってんー。」



コラァ!!シックスナイン!!

鼻づまりした声で神戸弁とか、私スケベですって言ってるようなもんだぞ!!!









いや、方言を喋る女の子は可愛い。

みんなが生きてきた歴史を感じさせるよな。


「ワタス、鈴の音が落ち着くんです!!みんな熊鈴つけて歩いでだがらぁ!!あ、鹿とか学校の窓から教室のぞいだりしでだし!!」




そこにナオトさんが帰ってきた。


「え?方言ですか?まぁ、方言とかはないですかね。ジャン、とかそんなのかなぁ。」


「あー、やんだやんだ。これだから湘南ブランドはいげすがね。」






カナダのトロント。

その一角にある一軒の家に、東北、関東、関西、九州というメンバー。

日本にいてもなかなかないようなシチュエーションなのに、ここはカナダ。


さらにゲイのカナダ人、リック。
そしてリックのパートナーはゲイの韓国人のおじさん。



お互い、これまでどんな人生を歩んできたのか。


すべての岐路と決断が、ここに向かってたんだもんな。

巡り合わせ。


今この瞬間を目一杯楽しもう。



なかなか美味しくできた!!

photo:09




photo:10



これで女子からの高感度うなぎ登り!!








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ゲイがうじゃうじゃ

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6月30日 日曜日
【カナダ】 トロント







よっしゃあああああ!!!!!


待ちに待ったゲイパレード!!!!


世界で1、2位を争う規模のゲイの祭典!!!!

ていうか明日アメリカ入国怖えええええええええ!!!!!!(´Д` )(´Д` )(´Д` )






こ、怖え(´Д` )

けどゲイパレードは見ないと(´Д` )


ゲイとか入国とかメイプルシロップとかマジカナダなんなの(´Д` )


あ、メイプルシロップは普通か。






「パレードはチャーチ・ウェズリーが1番のベストスポットだからそこに行くんだ。チャーチ・カレッジのあたりも盛り上がるようんたらかんたら。」



饒舌に教えてくれるリック。

さ、さすがは本物!!(´Д` )







リックの助言通り、街に向かってみた。







のだが………



photo:01



photo:02









人多すぎ。

photo:03




パレードは14時からということだけど、お昼の時点ですでに通りは人で溢れかえっていた。


ていうか実際、ゲイパレードがどんなものなのか想像もつかないんだよな。






ゲイの人たちが全裸でウヒョオオオオオイイ!!チンポチンポオオオオオ!!!!!と暴れまわる感じでいいですか?




し、失礼(´Д` )!?


いや、実際そういうもんだよな?多分。


ものすごくフリーでオープンなイベントなんだろうなぁ。







いやそれにしてもすごい人出だなぁ。


あ、人の数がものすごいって言いましたけど、ぶっちゃけそうでもないです。

だんじりとかのほうがすごいです。





だんじり。






だ、だんじり?!


男子の尻!?





ゲイからのだんじりという軽妙なジョークを知恵を絞って考えてる間にパレードは始まりました。

photo:04








道路が歩行者天国になっており、柵で囲われた通りを向こうから集団がやってきます。

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はい、たくさんゲイが歩いてきました。


音楽爆音で、踊り狂ってます。

水鉄砲持ってて水をかけてきます。


いろんなコスチュームがいます。


中には全裸もいます。

photo:09



photo:10







それを柵の外からみんなが大興奮しながら歓声を送り、写真を撮ったり手を振ったりします。


もう、目の前の女の子とか、いやああああああぁ!!!!!って頭振り乱しながら喜んでました。


photo:12




このパレードのことは正式にはプライドパレードというのですが、みんな、ハッピープラーイド!!!と抱き合ったりハイタッチしたりしてます。

photo:13



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あああ、こりゃあ見せ物だなぁ。

柵の中の珍獣ショーに盛り上がってるだけだなぁ。




普通の格好のゲイには反応を示さない観衆。

でも派手なコスチュームのゲイには大歓声があがる。

photo:16









もちろん、素晴らしいことだと思う。


人の性癖なんて、顔の目の前でオナニー見せつけてきたりなんかしなければ、どうだっていいこと。


人間の動物としての機能には反したことだけど、ゲイもレズビアンも、今のこのありとあらゆる権利が混在する世界ではなんら不思議なことではない。

もはや尊重どころか、そんな次元ではなく、世界には白人やアジア人、黒人がいるように、ゲイもレズビアンもいる。

それくらい自然なことと認識できる。

photo:17





現在の彼らの市民権は、このプライドパレードのように、隠れることなくオープンなスタンスがあるからこそ得られたものだろう。


自分の気持ちを隠すことなく、正直にひけらかし、明るく人生を謳歌する。

カナダでは同姓の結婚も認められている。


もはや、完全に受け入れられているもの。

photo:18



photo:19







しかし、今こうしてパレードを見ていると、みんなイカれた珍獣に一生懸命声をかけて、こっちを振り向かすことに必死になっている。


俺が保守的な人間だからかな。

まぁ日本人だったら大半の人間が同じように感じるだろうな。

photo:20




この子、興奮しすぎ(´Д` )

photo:21










なにが言いたいかってまとめるとなると難しい。


同性愛も、男装も女装も、ひとつの個性としてあっていいものだと思う。

みんな分かっている。

人は皆、彼らに自然に接しようとする。


しかしそれらマイノリティを見る目には、やはり好奇の色が強い。

そういう存在だからしょうがないよな。

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photo:23






とにかく彼らは人生を謳歌しているよ。

マイノリティに生まれた時点でハンディがあるんだろうけど、それを乗り越えて人生を楽しんでいる。


人前で堂々とチンチンを出して歩いている人生の楽しみ方だ。

彼らはその権利を手に入れている。

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人生の謳歌っぷりなら俺もなかなかのものだと思うけど、彼らには到底かなわねーなぁ。



ゲイパレード、結構楽しませてもらった!!

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パレードの後、人ごみがまだまだ街を埋め尽くしている中、路上でギターを鳴らす。

photo:26





すべての人を立ち止まらすことはできない。

すべての人を感動させることなんてとてもできない。


でも俺にだって信じるものがある。

ほんのちっぽけな、どこにでもある石ころみたいな意地だ。

これが俺のプライドだ。

photo:27






今日のあがりは46カナダドル。


しおりちゃん、アダム、ありがとう!!

photo:25
















今夜はカナダ最後の夜。


なのでみんなでパーティーをしまし………



うわぁ!!!え!マジ!?今夜がカナダ最後なの!!?


1ヶ月くらいいたカナダが今夜で終わりだなんてええええ(´Д` )




もう泣いても笑っても明日にはアメリカ行きのバスに乗らないといけない。

お金は………2000ドルには達していない………はず。


もう怖くて数えてない。





ていうか2000ドルという金額が国境警察を納得させるに充分な額かもわからんし。





とにかく、やることはやった。

この1ヶ月。ほぼ毎日歌った。

俺頑張ったって思える。


これでダメだったらもう仕方ないよな、とか言えるかボケええええええ!!!!!




え?




言えるかボケえええええええ!!!










すでにイタリアと、ギリシャと、イギリスを外してしまってるのに、この上アメリカまで外した世界一周になんて絶対にしたくねぇ!!!


音楽やってる人間だったらアメリカは世界で1番行かないといけない国だ。


必ず入る。






入れなかったらそのままナイアガラの滝に身投げします。


嘘です。







photo:28



最後の夜なのでパーティーにしよう!!とみんなで話してたんだけど、やっぱりパーティーと言ったらアレですよね。





ギョウザパーティー






てぃちゃん特製のエビチリとか、俺も海鮮焼きそば作ったりして、中華パーティーになりました。

photo:29








あああ、離れたくない………

思えば1ヶ月もいたカナダ。

そしてその大半をここトロントで過ごした。

シェルターでの不思議な日々も今となっては懐かしい。




リックの家に移動してからの毎日の晩ご飯とお酒は、本当に心から嬉しくて楽しかった。


ナオトさん、てぃちゃん、かなこちゃん。


最高のメンバーだったなぁ。


離れたくないないなぁ………



酔っ払って、まだみんなが飲んでる横でベッドに寝転がった。


「金丸さん大丈夫ですかー?」


「金丸さん、電気まぶしいですかー?」


ベッドに倒れた瞬間、記憶がなくなった。




ついに明日、アメリカ入国。


photo:30










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地獄に向かうバスの中から

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7月1日 月曜日
【カナダ】 トロント









今この日記を書いているのはバスの中です。


そうです、アメリカに向かうバスの中です。


夜の闇の中を突っ走ってます。




も、もうちょっとゆっくり走っていいんだよ(´Д` )









今女の子を触れません。

手汗がすごいので、しとっとしてしまいとてもカッコ悪いですっていうか怖えええええええあああああああばばばばばばばばばば(´Д` )!!!!!!!!








さっきハミルトンを通り過ぎました。

マーシャルやトーマスがいるハミルトン。



ということは、あと40分もすればナイアガラに入り、滝を越えて国境になる。





あああああ…………







今女の子とセックスできません。

チンチンが消滅するくらい小さくなっているのでとてもカッコ悪いですっていうか怖ええええええええああああああああああああばばばばばばばばばばばばば(´Д` )!!!!!!!!






と、とりあえず今日の日記だけ書こうかな。










photo:01




えーっと、まずは起きてから部屋の片付けをしました。

布団やベッドカバーを綺麗にたたみ、散らかしていた荷物を全部まとめ、リビングへ。


1人でボチボチとゆうべの残りのギョウザや豚汁を温めて食べました。





あ、この家のみんなは豚汁のことをトン汁と言います。

金丸家はブタ汁と言います。

クソどうでもいいですね、ごめんなさい。






食器を洗い、シャワーを浴び、みんなに置き手紙を書きました。


食費やお酒代をナオトさんがいつも払っていて、払わせて下さいと言っても、そこは男気ナオトさんなので、ああ、後でいいですよと言ってついに最後まで受け取ってくれなかったので、置き手紙の上に小銭を置いといた。

ついでにこの秋くらいからイギリスに行くということなので、少しだけだけどヨーロッパで手に入れたイギリスポンドも置いといた。










なんだかんだやっていたら結構遅くなってしまい、16時に。




リックに挨拶しました。


「リックありがとう。本当に助かりました。なのに何もお返しできなくてごめんなさい。」


「何も気にしなくていいんだよ。ギフトも何もいらないよ。もしアメリカに入れなかったらいつでも戻ってきていいからね。」



リック、その優しい笑顔にとても癒されたよ。

女の子に少し厳しいところはやっぱりゲイかなって思うけど。


ありがとう。

photo:02









「あー!!まだおったんですね!!もう会えへんかと思った。」


荷物をまとめていると、ミニモニカナコちゃんが帰ってきた。

photo:03




「これ、持ってって下さい!!」




あ、アメちゃん。

さすがは神戸っ子(^-^)/

photo:04










2人に見送られて家を出た。

ああ、長いこと滞在したなぁ。

たくさんパーティーしたなぁ。

こんなに落ち着く場所をカナダで見つけられるなんて。

photo:05




みんな、ありがとう。

もし1人だったらアメリカ入国のプレッシャーで頭おかしくなってたよ。

みんなのおかげで今、完璧な状態で入国に臨める。


さぁ、行くぞ。















ストリートカーに乗ってクイーン・ヤングの交差点へ。

今日はカナダデーという国の祝日みたいで、みんなカナダの旗を手に持ったり頭につけたりして歩いている。


俺にとっても、1ヶ月滞在したカナダからついに出発する祝いの日だ。



ここ1ヶ月、ほぼ休みなく歌い続けた。


そして今日が最後の路上だ。


カナダに入ってからレパートリーに加えたジョニ・ミッチェルのサークルゲームは、いまや俺の得意曲のひとつ。


ハートオブゴールドは一体何回歌っただろうな。


ディランの曲で、ザ・バンドがカバーしたアイシャルビーリリーストも、大活躍してくれた。




北米はヨーロッパと違って街がやかましくて歌う場所を見つけるのがかなり大変だけど、今ではそれにも慣れ、車がバンバン通ってようがどこでだってやれるぞ。


どんどんパワーアップしているのを実感する。


まぁこれでしっかり稼げたら文句ないんだけど。


カナダ最後のあがりは26カナダドル。


photo:06










「あひゃああああああああ!!!!!いたああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


ギターをしまっているところにてぃちゃんがやってきた。

仕事終わりにわざわざ探しにきてくれた。

photo:07





そんなてぃちゃんと一緒に、ある場所に向かう。

最後に行っときたかった場所。














photo:08



photo:09



相変わらずのみんながそこにはいた。

ゲートウェイ。

カナダで最も強い思い出と、最も強烈な日々を過ごした場所。

photo:10












人の優しさには様々な形がある。

その形の多様さをまざまざと、ドロドロと見せつけ、教えてくれた場所。

初めてのシェルター生活は、俺にとてつもなくでかい経験をさせてくれた。





人間が生きていく上で必要なもの、不必要なもの。


彼らには与えられたプライドがあった。


そしてカナダ最後にはゲイパレードという極彩色のプライドを声高に叫ぶ人たちを見た。


今こうして見て、そのあまりの対比に人間の強さや儚さが胸に迫る。


みんな同じ人間だ。




3階のベッドルームに行き、スティーブのところへ。

いつものベッドで爆睡していた。


ヘイ、ヘイ、と腕を触ると目をパチリと開けた。



「スティーブ、今からニューヨークに行くよ。ニューヨークに行くんだ。」


スティーブは体を起こすことなく、ニヤリと笑い、拳を突き出してきた。


俺もそれに拳をコツンと合わせる。


「スティーブ、元気で。いつかまた会おうね。」


「ゴッドブレスユー、フミ。」




そしてスティーブに背を向けた。

スティーブ、いつかノーファンやろうな。

photo:11




バイバイ、ゲートウェイ。












photo:12




バスステーションに行き、表のホットドッグ屋さんでてぃちゃんとホットドッグを買っているところに1台のチャリンコがやってきた。


ナオトさんだった。

photo:13



photo:14




3人でホットドッグをかじる。



カナダに着いた初日。
クリントンに車に乗せてもらい、ホステル代をおごってもらってベッドで眠った。


そして次の日、何もわからないままこの大都会の中をほっつき歩いて、ここのホットドッグを1人でかじった。


1ヶ月経った今、こんなにも心許せる友達と同じホットドッグをかじっている。


色んな人に会ったなぁ。

今じゃ全然心細くないぜ。







「金丸さん、出会えてよかったです。」


「うええええん、泣きそうだよおおおお。金丸さんだけイクなんてダメ!!私も一緒にイク!!」


photo:15




てぃちゃん、いつもいい写真ありがとうね。












photo:16



いくつものエンジン音が響くバス乗り場で、グレイハウンドのバスに乗り込む。


ナオトさん、てぃちゃん、ありがとう。


とても穏やかな気持ちでバスは走り出した。

























そんで今ああああああああああああああああああばばばばばばばばばばばばばばば(´Д` )!!!!!!!!




今女の子の頬を優しく触ることができません。

手汗が異常なことになっていて、べちょってなって、気持ち悪いんだよ童貞ヤロウが!!って言われますっていうか怖えええええええええええええええええええええあええええいえあああえうあえう(´Д` )!!!!!





あんなに感動的な別れをしたのに、入国拒否られちゃったペロリン(^-^)/とかできねえええええ(´Д` )







あへひ…………

あ、あのこうこうとした料金所みたいな明かり………



つ、ついに見えてきちゃった…………



アメリカ国境のカスタム…………



うひぃぃぃぃぃぃぃぃ(´Д` )



しょ、勝負の国境越え!!!!!


行ってきます!!!!

photo:17












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廃人………

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こんばんは!!


登場人物、人気投票ですが、そろそろコメントも落ち着いてきましたので、明日に集計をしたいと思います。


誰が1位になったのか!?



それでは廃人になった入国、いってみましょう………










7月2日 火曜日
【カナダ】 ナイアガラ ~
【アメリカ】 ニューヨーク




photo:01




も、ももも、もし俺にヘブンズドアーの能力があったなら、国境警察を本にして「金丸文武を顔パスで入国させる。大好き。」って書きこむウウウウウウウウウウウリリリリリリリィィィィィィィィ!!!!





でも俺にはそんなスタンドないから運が良かったな!!!!




笑顔とハキハキした受け応えで乗り越えないといけません。





ハァハァ…………




今までの国境越えで間違いなく1番緊張してる。

そして間違いなく1番チェックが厳しく、間違いなく1番入国拒否の確立が高い。







バスが国境に止まった。

ドライバーのアナウンスが入る。



「荷物を全て持って、イミグレーションで手続きしてください。」


バスを降りる人たちに混じって、俺もカスタムへ向かう。









アメリカ。


911のテロがあってから入国審査がベラボーに厳しくなったという話。


さんざん書いてきたけど、一体今までどれほどの旅行者が入国拒否に遭ってきたことか。


彼らが警戒するのは、テロはもちろん、不法就労やドラッグの密売など、アメリカの風紀を乱す者。


正式な手続きを踏んでいたとしても、ほんの少しでも怪しいと国境警察が判断すれば、容赦なく入国拒否となる。



ふおおおおおおおお!!!!

怖えええええええ(´Д` )!!!







アメリカ入国にあたり、必ずやらなければいけないこと。



★エスタの事前取得

→陸路入国の場合は必要なし。という風の噂。か、風!?




★アメリカでの滞在先の確保

→ホテルを予約し住所を控えておく。完璧。




★アメリカ出国用のチケット

→隣接国であるカナダ・メキシコ以外への航空券が必要。俺はグアテマラ行きを取った。日本に帰るチケットだったら完璧。




★滞在期間に見合ったお金の所持

→カナダでは1ヶ月に10万円というのが基準だった。俺は50日滞在するので2000ドルは欲しいところだけど1800ドルしかない。マジヤベエ。



★アメリカ滞在の明確な目的

→観光です、の一言では弱い。どんな物が好きでどんなものに興味があって、だからどこどこに行きたいです、と優等生な面接の受け応え!!




★手数料6アメリカドル

→世界中の観光地で路上やっててアメリカドルはちょくちょく手に入れてきてるので問題なし。




★怪しまれない身だしなみ

→今朝ヒゲを剃り、全身血管が見えるまで綺麗に洗って、洗濯したオシャレな服を着て、サンダルからブーツに履き替えたので、どっからどう見てもオチャメでキュートな、経験人数3人です♫って感じのジャスティンビーバーなのでモテたい。




★キョドらない

→目が泳ぐうううううううう!!!!(´Д` )




★早漏じゃない

→たぶん!!






1800ドルしか持ってないのに、アメリカでそれを使い切ってしまったら、どうやって日本に帰るの?
アメリカで不法就労する気だな!!このホーケーめ!!っていう勘ぐりをされるのが1番怖いところ。



そして忘れてはならない、シェンゲンのオーバーステイ。

これがもし、パスポートチェックで発覚するようなシステムがあったなら、お手上げだ。




あとは何とかうまいこと準備してきている。

行くっきゃねぇ!!!!













バスから降ろされた荷物を持って、イミグレーションの列に並ぶ。


カウンターは4ヶ所ある。


全員男。




ど、どれが当たりのブースだ………


にこやかな対応をしてる兄ちゃん。

無表情で淡々とこなしているおじさん。


ちょっと突っ込みが激しくてモメているブースもある。

あそこだけは絶対行かねぇぞ。








そして、その厳しいブースに呼ばれる。


あへええええええ!!!(´Д` )

よりによってえええええ(´Д` )!!









「は、は、は、は、はははは、ハメ撮り、じゃなくてハロー………」


「パスポート見せて。」




高橋名人の連打並みに手を震わせながらパスポートを出す。



「エスタは持ってるか?」


「おぽぴ………も、持ってません。」


「あ?何で持ってねぇんだコノヤロウ?」


「ほひゅ………飛行機なら必要だけど、バスなら必要ないと聞いたので…………」


「ふん、これに記入してまた戻って来い。」





緑色の紙を渡される。

ご丁寧に日本語の表記の紙だ。


後ろの方に回って、1人急いで紙に記入していく。


すでにバスのメンバーはみんな入国手続きを終え、向こうのほうで荷物のX線チェックをしている。



焦る。


でもちゃんと、しっかり文章を読みながら紙に記入していく。


Yes、NOのいろんな質問が書いてある。




「薬物などの売買を目的としていますか?」


NO。



「伝染病などにかかったことはありますか?」


NO。





「不法滞在や強制退去になったことがありますか?」



の、の、の、の、ノオオオオオオオオオオオって言えねえええええええええええええ(´Д` )(´Д` )(´Д` )!!!!



1人部屋の片隅で爪を噛みながらガクガクガクガクガクガクガクガクガクガク(´Д` )(´Д` )(´Д` )(´Д` )



ハァハァハァハァハァ(´Д` )







でもNOにチェック。


え?アメリカでの話ですよね?

そうですよね。アメリカではなったことありませんもの。

















全てを記入して急いでカウンターに戻る。

すでにバスのみんなはチェックを全部終えてバスに戻っている。



俺1人。


なので、みんなを待たせてしまってごめんちゃい!テヘ!!っていう感じでプリティーアピールをしつつカウンターへ。


係官無表情。


クソ。




「で、アメリカに来た目的は?」


「お、音楽の勉強でございます。」


「あ?どういうことだ?」


「僕歌を歌っているので、本物の音楽を勉強したいです。」


「なんだそれは?お前の言ってることは理解できない。」


「え、えっと、テネシーに行っていろんなミュージシャンのライブを見て、勉強をし、」


「その気持ち悪い人形はなんだ?」




ちょ、食い気味で質問かぶせないで(´Д` )

焦るから!!








バッグにくっついているトロールを指差している。



よ、よし!!トロールに興味を示した!!

今までも色んな国境でこの流れになり、だいぶ空気がほがらかになって助かってきている!!






あ、彼はですねー、僕の友達のですねー………



ていうか目えええええええええええ(´Д` )!!!!!!

photo:02






お、おま、おま、目が1個なくなってるじゃねえか(´Д` )!!!!

photo:03




はわわわわわわ(´Д` )





「ほう、友達ね。で、お前のお友達はパスポートを持ってるのか?」


「あ、持ってないんですよー、テヘヘ。」


「じゃあ入国はできないな。」




冗談が通じねぇ…………!!






「日本に帰る航空券を見せろ。」


「こ、これです。」


「ふーん、グアテマラ行きね。2ヶ月近く滞在する金は持ってるのか?」


「は、はい、2000ドル持っています。」


「アメリカドルで持ってるのか?」


「い、いえ、カナダドルとかユーロとかスイスフランで持ってます。」


「仕事は何をしてるんだ?」


「シンガーをやっています。」


「ふーん、どれどれ………お、おいみんな、こいつYouTubeにいっぱい載ってるぞ。」


「えへへへ……。」


「で、アメリカには何しに来たんだ?」




目が笑ってねぇ(´Д` )




「だ、だからテネシーに音楽を勉強しに行きたくて………」


「お前の言ってることは意味がわからない。テネシーには誰がいるんだ?」


「そ、そんなこと知らねぇし………あ、わ、わかりませんけど、たくさんのミュージシャンがいると思います………」


「なんで知らないんだ?そんな奴を入国させられるわけないだろう。おい、こいつナントカナントカ………」



隣の係官と何か話している。










ヤバイ。


ドンドン空気が悪くなっていく。


バスはひたすら俺だけのために足止めを食っている。


置いて行かれるケースもよくあることだと聞いている。


悪いイメージが頭を支配していく。


胸が締め付けられる。



ど、どうする…………













「だからテネシーに何をしに行くんだ?」


「ほ、本物のカントリーミュージックを聞いてみたくて………グス……あれ?この頬を伝うものはなんだろう?しょっぱいや……へへ………」


「なんだ?お前カントリーミュージックが好きなのか?よし、ちょっと歌ってみろ。」



「………は?え、今ですか?」


「そうだよ。今だ。お前は本当にシンガーなのか?どうしたんだ?ホラ、歌うんだよ。」



周りの警察たちもこっちを見ている。















頭フルスピード回転。



お、お、お、お、その時、そのシチュエーション、聴いてる客層にあわせて、ベストな選曲をしなければいけないという10年以上の音楽経験がモノを言うううううううううう!!!!!!






友達の結婚式で歌った時!!

セクシーなクラブのママに閉店したお店の中で歌った時!!

老人ホームの慰問で歌った時!!

佐渡島のヤクザの親分の出所祝いパーティーで歌った時!!




いつもなかなかのチョイスをしてきたじゃないか!!


そう!!伊達にずっと歌ってきたわけじゃねぇっていうか国境警察に歌う曲なんかわかんねえええええええ!!!!!





え!な、何!?

どんなのがいいの!!??



ボーンインザUSAとかがいいの?!?



だ、ダメだ!!

臭すぎる!!



よ、よし!!マリリンマンソンを………!!


2秒でパスポート捨てられる。




く、クラプトンのコカインを………!!


ジョンレノンのコールドターキーを………!!


オジーオズボーン!??






うわああああああああああ!!!!!



国境のカスタムで歌う歌なんてわからねーーーー!!!!!


















キスして、微笑んでくれ
待っていると言っておくれ
どこにも行かないように抱きしめてほしい
だって僕は旅に出るんだ
いつ戻ってくるかも分からない
ベイビー、行きたくないよ









アメリカの心、ジョン・デンバー。

しん、としたカスタムの中に歌声が響く。


おいおい、と笑ってる警察たち。









歌い終わった。





「悪くねぇ。」


「ああ、悪くねぇな。」


「ヘイ、ガイ、お前なら働けるぜ。」




みんなが近づいてきて肩を叩いてくる。






「よし、行っていいぞ。」


「え!!あ、あ、ありがとうございます。」


「でもパフォーマンスをしてもいいが金を稼いだらダメだからな。じゃあ旅を楽しんでな。」


「は、はい!!」






急いで、荷物チェックカウンターへ。


「ヘイ、バディ、もう1回なんか頼むぜ。おーい、みんな来いよ。」



10人以上の警察たちが集まってきた。


うがぁ!!

もうどうにでもなれ!!


ジョニ・ミッチェルのサークルゲームを心をこめて歌った。







「ハハ、グッジョブメン。」


「いい声してやがる。」


「あ、あ、あの、荷物はここに通せばいいですか?」


「あー?もういいよいいよ。行っていいよ。」




X線検査をパスしてカスタムを飛び出る。
















ハァハァハァ……………







お、落ち着け、




平静、平静…………










photo:04











た、滝はどこだ?






滝は?






と、飛び込むから………







飛び込んで飛び込んでやるから…………











にょょょょよよよあおうここおおおおおとおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!



いやっっっったあああああうあああああああああああううううううううううううううあああ!!!!!!!!!

photo:05











待っていたバスに飛び乗る!!

バスの中で18回くらいガッツポーズ!!


「ちょっと、何がそんなに嬉しいのよ。」


「だってアメリカに入れたんですよ!!たくさんの旅行者が入国拒否になってるアメリカに入れたんです!!もうこれが喜ばすにはいられますか!!?震えるぞハート!!燃え尽きるほどヒート!!」


「ふーん。」





冷て!!

横の黒人のおばちゃん冷て!!











ほへひ…………


は、入れちゃった………



アメリカ入れちゃった………




世界一、入国が厳しいアメリカに挿入できちゃった…………





いやったああああああああああああああああああああああ!!!!、!、!


母ちゃんーーーー!!!!


俺やったぜええええええええ!!!!!!






この1ヶ月、俺頑張った。


マジ頑張った。


雨の日も風の日も病み上がりの日も、ほぼ休まず歌った。










宣言します。






今日オナニーをします。







だって歌ってる人ならわかると思うけど、オナニーすると疲れていい声が出なくなるんだよ。

少なくとも俺は。


だから気を張ってる毎日のときはオナニーはできないです。


ついにゆまちゃんの出番です。











そして宣言します。



今から3日ほど廃人になります。

ギターになんて指1本触れません。

一歩も外に出ず、宿の中で昼からビール飲みながらスーパー廃人マンになります。

めんどくさかったら人と交流することも避けます。





ニューヨークなのに、とかそんなの知りません。


宿の人に、うわ、なんなのあの人、ずっと宿の中にいてずっとビール飲んでて近寄るなオーラ出してて、あんなゴミみたいな無気力な旅してる人いるよね、とか思われても1ミクロンも気にしません。



休むぞおおおおおおおおおお!!!!!

おひょおおおおおおおう!!!!!

アメリカーーーーーー!!!!!









photo:06



興奮して一切眠れないまま、朝、バスはニューヨークに到着。

あのニューヨーク。



そう、あの世界一の大都会、ニューヨーク。

photo:07





頭の中でヘビーローテーションしているのは、ジョン・バリーのエブリバディトーキン。


真夜中のカウボーイ!!



そうさ!!

心の響きに従って行くんだ!!!


photo:08









よーし、早速ニューヨークのご無沙汰している有閑マダムをとっ捕まえてヒーヒー言わせて、詐欺師の男と廃墟で生活して不思議な友情を育むという憧れの日々を…………










photo:09



photo:10



photo:11




わき目もふらずに宿に向かって、2秒でビール買いに行って、リビングでスーパー廃人マンスタート。



何人たりとも俺の廃人ライフを脅かすことはできません。


アメリカ入国のご褒美にチキンを買いました。
美味しいです。





photo:12



ここは日本人宿です。

宿にいる日本人たちは、にこやかに挨拶をしても、はぁ……と、怪訝そうな返事をして、何だこの人?みたいな目を向けてくるのでイラッとするけど、そんなことどうでもいいです。

日本人独特の壁の分厚さヤベエ。



みんなグループが出来上がっていて、ワイワイ話をしており、新入りは非常に居づらい空気バリバリですけど、そんなの無視してリビングで思いっきり昼からバドワイザーあおりまくって、気がついたら深夜の2時になってました。


普段は2本も飲んだらフラフラになる俺が、1人飲みでビール4本もあけてしまった。


もう寝なきゃな。










でも、もう1本いこう。

だってアメリカにハイレタンダカラ!!!

とことん飲んでやる!!!



みんなー!!!

アメリカ入れたからあああああ!!!!


いろいろ助言してくださった方!!

心配してくれた方!!


みんなありがとう!!

photo:13











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7月3日 水曜日
【アメリカ】 ニューヨーク







金丸文武 世界放浪日記

上半期登場人物 人気投票




コメント欄、Facebook、Gmail、


たくさんの投票ありがとうございました!!


結果発表いきましょう!!













と、その前に今日の日記を先に書いておきます。



まぁビックリするくらい何もしていないので書くこともないんですけどね!!

なんせ廃人宣言をしていますから!!



photo:02






旅廃人がやっていいことは、誰の目も気にせずにひたすらビールを飲むことです。


何者も恐れず、強い心で引きこもらなければいけません。


観光などもってのほかです。

情報収集もしてはいけません。



自由の女神って何ですか?






まぁビールを買うためにお金だけは必要なので、近くのシティーバンクにカナダドルを換金しに行きました。

photo:01







あれですね。


僕が旅に出た頃って、アメリカドルって100円が0.8ドルくらいだったじゃないですか。


ウキウキで換金しに行ったら、現在100円が1ドルくらいですね。


クソゥ!!


こうなったら換金ファックっていう歌作ってやる!!





現在の正規レートが1カナダドル = 9.4ドルなんですが、アメリカの銀行の換金レートは8.9ドルで5ドルの手数料です。


まぁ、そこまで悪くはないです。

これが相場くらいかな。




200カナダドルだけ換金して、ビールと食料を買い込み、万全の態勢で宿に戻り引きこもり開始でございます。

photo:03



photo:04











宿にいるのは、これまでの安宿と違い世界一周旅人とかではなく、アメリカ単発旅行者ばかりです。

アメリカ自体バッグパッカーはほとんど来ないようです。





ニューヨーク観光に来ているイケてる若者たちが、オメカシして出かけていきます。


キャッキャ言ってます。



ノーブラでヘソだしで尻が半分見えてるような布切れを体に巻いて、身体中にキンキラキンのアクセサリーを散りばめたキャバ嬢みたいな女の子たちもいます。

ビヨンセみたいなワンピース着てます。原色のやつ。




「ビッチですー!!キャハハー!」



ビッチの意味わかってるのかな…………







「どこにも行かないんですかー?えー、じゃあなんでニューヨーク来たんですかー?」




う、うるせぇ!!

俺だってちょっとくらい休みたいんだ!!

そんなダメ人間を見るような目で見ないで!!







最近日本人の旅行者に会うと、おかげさまでたいがいの人がブログを知っていてくれて、旅の説明をする手間が省けて楽なんだけど、ここにいる単発旅行をするような方々にはまったく見られていない。


それはそれで新鮮だけどね。



有名人気取りか?って思われそうだけど、実際ブログの力ってのはでかいもんだ。







そんな楽しそうにみんなが出かけていく中、1人、頑なにビールを飲み続ける。



ああ………なんて開放感だ………





明日も明後日も、来週も再来週も、毎日歌い続けないといけない。


毎日ミスることなく稼ぎ続けなければいけない。



そんな背水の陣のカナダの日々から解き放たれたこの喜び。




入国さえしちまえば、あとはどうにだってなる。

お金は1ヶ月頑張ったおかげで18万はある。

少しくらい贅沢したってバチは当たらないよな。


憧れのアメリカ。

広大な大地に散りばめられた、たくさんの街。


どこにだって行ける。

どこを選んだっていいんだ。


楽しみすぎるぜ。



そして、でかいバドワイザーが130円だよ!!

最高だ!!








photo:05



暇そうにしてた女の子とっ捕まえて一緒に飲み、夜になり宿泊者たちが帰ってきた。


そして今度はみんなでお出かけするみたいで、気合いを入れてめかしこんでいる。



どうやらタイムズスクエアにある有名なストリップ劇場に行くみたい。




「金丸さんはどうしますー?」


お愛想で一応声をかけてくれるみなさん。


笑顔でお断りしました。
廃人中ですからね。



まぁ、廃人期間じゃなくても行きませんが。


ストリップは素晴らしい文化なんで嫌いじゃないですが、そんな日本人だらけでウジャウジャ行くのなんて気持ち悪いです。









というわけで1日半、しっかり休暇をいただきましたので、明日からまたボチボチ動いていくとしましょう。













よし!!!


それではお待ちかねの人気投票結果発表おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!


ランキングの下から発表していきましょうか!!!


いくぞおおおおお!!!!!!












【最下位】

0票

★金丸文武



誰も入れてくれんかったあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

photo:06




みんなけっこう番外に投票するくせに誰も俺のこと投票してくれんかった
あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!


ひそかに期待してたのにぃぃぃぃぃ!!!


ちくしょおおおおおおおあおおうううう!!!








【第11位】

1票

★ジャネル
★伊藤親分
★カッピー
★フランスのリフティング兄ちゃん
★僕のホームページを作った人



photo:07



男前ジャネル、まさかのエントリー内最下位!!



photo:08



そしていろんな番外人物が飛び出したけど、伊藤親分が入ってくるとは!!
あの粋な72歳、伊藤親分。渋かったよなぁ。


photo:09



サックス吹のカッピーとはまたどこかで会えるかな?

photo:10





photo:11



フランスのリフティング兄ちゃん。彼は最強の大道芸人。マジで最強。


僕のホームページを作った人!!番外にもほどがある!!でもそのおかげでこうして楽しく旅できてる!!大阪のデザイン会社「デザインスープレックス」さん!!ありがとうございます!!













【第10位】

2票

★ABCおばさん
★麻美ゆま



番外にもほどがある(´Д` )
ABC婆さんを知ってる人とかほとんどいねぇんじゃねえか?


もうゆまちゃんに至っては、登場してるの俺の妄想の中だけだからね(´Д` )










【第9位】

3票

★マーシャル
★バンパイアジョシュ



これまたエントリー外の2人。

photo:12



最新の登場人物だったマーシャルに票が入るとは。こんなにも愛に溢れたイカした男と音楽をやれたこと、一生忘れない。ビリーブだ。

バンパイアジョシュにまさかの3票!!みんなスイスに行ったら黒づくめで危ない目をした男に気をつけてね!!メアド交換したら死ぬほど長文のメールが来るよ!!
最近は写メとか送ってきます。
元気そうです。

photo:13











【第8位】

5票

★オンニ



オンニ、ここに来たかー。

photo:14



旅はじめの頃、何もかもが不安で、でも少しずつ慣れてきたフィンランド。
田舎の町で可愛いお節介ボーイのオンニに出会えたことはとても大きな勇気になったし、まさに旅の面白さを実感した。

オンニ、ギター弾いてるかな。

photo:15












【第7位】

9票

★ネドルコ


photo:16



ネドルコも結構票が入りましたね!!
スロベニアの胸毛王子。
うわー!!また一緒に飲みながらスピリチュアルな話したいなぁ。
一切気兼ねなく接することができたから楽だったんだよなぁ。

ちなみに、ネドルコはゲイではありません。
ただ胸毛がすごいだけです。










【第6位】

16票

★彼女


日本で待ってくれている彼女。

彼女にはこんなに票が入るのに、俺には1票も………!!


2年の約束、ちゃんと帰るからね。








【第5位】

17票

★トロール


photo:17



ここに食い込んできました、トロール。
安定した人気を誇っていますね。

オクトーバーフェスでシッポが引きちぎれ、カナダで杖がなくなり、ついに片目まで失ってしまいました。

遠い遠いラップランドの住民であるトロール。まさか世界中を連れて回らされるとは思いもよらなかったでしょうね。
必ず日本を見せてあげたい。

その頃にはズタボロになってるだろうな(´Д` )

眼帯作ろうかな。

最初のころ。

photo:18




1年経過。

photo:19














【第4位】

27票

★ショウゴ



説明なし!!

photo:20













【第3位】

28票

★お母さん



まさかのダークホース、お母さんがトップ3に入ってくるとは!!

世界一周に旅立つ前夜、ご飯を食べに行こうと約束していたのに、山登りに行って帰ってこず、やっと帰ってきたと思ったらうどんを食べてきて、疲れたからもう動けないーとか言うお母さん。
世界一周だぞ!?

photo:21



南米は行ったらダメだからね!!といつもメールで言ってくるけど、ゴメン、行くよ。

早く帰るから。
帰ったらスキヤキよろしくね。













【第2位】

41票

★ミユキさん

photo:22



1位になれなかったー、の顔。


僕的にはミユキさんが1位かなと思ってました。
自分でも、あの日々はこの旅のとても重要な部分になったと思っています。

いつもいつも、あんな素晴らしいエピソードを作り続けるのは不可能です。
旅の中で1回あればいいようなもんです。

僕はそれを手に入れた。
あれだけでもヨーロッパを回った価値がある。
photo:23




ミユキさんの曲、日本に帰ったらやります。
はっきり言ってカッコいいです。

ミユキさん、元気でいてね。

photo:24















【第1位】

46票

★カオルさん



堂々の第1位!!!!

やっぱりこの人!!!

photo:25




カオルさん!!!

強すぎるわ!!あのミユキさんでも太刀打ちできなかった!!!


なんたってカッコいい。

この人には本当にたくさんのことを教えてもらった。

街にポジティブなエネルギーを与えることが俺たち路上パフォーマーの役割。

photo:26




あー、あのエルサレムの城壁横の森で焚き火を囲んだ日々。

カオルさん、またいつかお会いしましょう。


photo:27
















こんな感じになりました。


楽しんでもらえたでしょうか?

僕自身とても楽しめました。


本当にたくさんの投票ありがとうございました。


今回のことで、みなさんそれぞれに思い入れのある登場人物がいるんだなと感じました。


いつも僕がつらつらと書いてる日記を一方的にみなさんに読んでもらってるばかりなので、こうしてみなさんと旅を共有してる実感を得られるのはとても嬉しいことです。




人気投票、次回は下半期!!

旅の終わり直前ですね!!




これからもお付き合いいただけたら嬉しい限りです。




必ず無事に帰ります。

今どこかを旅をしてる人も、日本で仕事頑張ってる人も、どうかみんな元気で。













ていうか景品どうしよう!!!!


カオルさーーーーーんんん!!!!


今どこですかーーーーーーーーーー!!!!!!!!









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タイムズスクエアを見下ろしながら

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7月4日 木曜日
【アメリカ】 ニューヨーク





photo:01



廃人、解禁です。


今日からニューヨークを攻めていきます。


宿のスタッフさんに挨拶して出発。

ムーンパレスさん、お世話になりました。










ニューヨーク。

ビリージョエル、トムウェイツ、スティング、真夜中のカウボーイ、


えーっと、



あんまり出てこない(´Д` )




あんまり出てこないけど、とにかく物凄くたくさんの憧れに満ちた街。


世界イチの大都会。


これだけ近代的な街なのに、テレビに映るニューヨークは、どこか御伽の国のような、現実味のないイメージだった。

あまりに日本と、ていうか俺のいた場所からかけ離れていたからかな。




摩天楼、ジャズ、ファッション、

様々な音楽と映画の中で見てきた、エンターテイメントの中心。


果たしてここで稼げるか。

そして稼ぐためにはもっと何が必要なのか。

勉強しよう。









マンハッタンのど真ん中、地下鉄タイムズスクエア駅で降りて地上に出た。



ど、どんなとこだろう………



ドキドキ…………


photo:02




そこにはナイアガラで見た、あの目がチカチカするようなど派手な看板と巨大スクリーンが空を埋め尽くしていた。

photo:03




そそり立つ高層ビル、うごめく人々、屋台が歩道をせばめ、客引きが声をあげる。

イエローキャブが走り回り、店からは音楽が鳴り響く。





な、なんだこりゃ…………


あ、頭がクラクラしてくる………



た、タイムズスクエアは後回しにしよう。

先に行くところがある。










実は1ヶ月近く前から、ニューヨークに住むとある方からうちに泊まっていいですよ、とお誘いを受けていたのだ。

もちろんお会いするのは初めて。

緊張する。





送ってもらっていた住所と地図を見ながらやってきたのは、タイムズスクエアから10分ほど歩いたところにある高層マンションだった。









は?こ、ここ………?


嘘だろ?





回転扉を押して中に入ると、高級ホテルみたいなエントランスに、スーツをビシッときめたベルボーイさんがいる。



「あ、え、あの、あのぅ、友人を訪ねて来たのですが…………」


「イエッサー、何号室になりますか?」



ニューヨークのタイムズスクエアにある高級マンションにお前みたいなゴキブリの友達がいるわけないだろう通報してやる!、とは言われずに、とても丁寧に通していただいた。











マンションの40階。


て、天上人!!


人ってこんなに高いところに住んでいいのですか?

高山病とかならないんですか?





「あー、はじめましてー。どうぞどうぞ。」



天上人がいました。

とても優しい人間の形をしていました。



お招きしてくださった方のことを詳しく書いたら、コンクリート詰めにされてボストン川の魚のエサにされてしまいますので、ご想像にお任せします。



とりあえず、窓からの景色が支配者層のものであることは間違いありません。

photo:04



photo:05





ハハハ!!見ろ!!人間がゴミのようだ!!




嘘です。調子に乗りました。
あ、アレですからね。ジブリのあれ。









挨拶を済ませて荷物を置かせていただいて、早速路上に出かけました。

えーっと、マンションの親分のことは名前を出せないので、ここではボスと呼ばせていただきます。



真夜中のカウボーイみたいに、屈強な体にモノを言わせて金持ちマダムを捕まえたんだぜ!!って言いたいところですが、僕の体は今にも折れそうな腕とかしてるので、残念ながら違います。






ボスから聞いた話では、セントラルパークの中が路上パフォーマンスに向いている、とのことなのでそこに向かってみた。


セントラルパークってのは、この高層ビルが隙間なくひしめくマンハッタンの中にある、とんでもなく広大な森林公園。



静かな湖もある市民の憩いの地であり、同時に路上パフォーマーたちの大激戦区なんだそうだ。


タイムズスクエアでももちろんたくさんやってるそうだけど、やかましいのでみんなスピーカーを使ってて生音じゃきつい。


生音でいくならセントラルパークだ。













話し通り、セントラルパークにはもう凄まじい人が歩いていた。

photo:06




ここ、公園だよな?

街の真ん中じゃねぇよな?


ってくらいの人口密度。


芝生の上に寝転がる人たちは、読書をしたり体を焼いたり、カップルでイチャイチャしてたり。

photo:07




そんな人たちがどこまでも芝生を埋め尽くしている。



バレーをしたり、ラグビーをしたり、ローラースケートをしたり、


走り回る馬車、

人力車もこれでもかってくらい客引きしてる。


こりゃ、すげーや。

photo:08



photo:09



photo:10


















セントラルパークには、俺が必ず行かないといけない場所がある。


それはストロベリーフィールズと呼ばれる一角。


向かって行く途中、ストロベリーフィールズに近づくにつれ、そこらじゅうにギターを弾いてる兄ちゃんやオッさんがいて、みんなしてイマジンを歌っている。

photo:11





そしてストロベリーフィールズの真ん中へ行くと、そこには人だかりができいた。


地面にイマジンと描かれたモニュメントがあった。

photo:12





このストロベリーフィールズのすぐ横、道路を挟んだ向かいに、あのダコタハウスがある。

オノヨーコが今も住んでるという家。


そしてジョンが路上で射殺された場所。




今もジョンを偲んで、世界中の人々がここを訪れている。

もちろん俺もその1人。

ビートルズのメンバーはみんな天才で、ポールの偉大な音楽は歴史に刻まれるものだけど、俺はジョンのドロドロとしたノスタルジーと剥き出しの感情がぶちまけられたロックが大好きだ。

photo:13





ジョンは実在した人物。

平和を叫び、世界を変えようとした男。

ジョンが死んでもう30年。

世界はいまだ国境問題と宗教対立と権益の戦争に彩られている。




photo:14



ジョンは言った。想像しようって。

しかし今も昔も、想像することすら難しい。

世界を旅し、実情を目の当たりにすればするほどに難しい。


だからこそ、歌おう。


さぁ、路上やるぞ。















セントラルパークの中は凄まじいほどの人で溢れかえっている。

どこで歌おうが、人通りには困らない。

photo:18





のだが、おかげで一定間隔でそこらじゅうにパフォーマーが陣取っており、入り込む隙がなかなか見つからない。


こりゃ激戦区もいいとこだ。

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そして人通りが多い良さそうなポジションであればあるほど、パフォーマーのレベルも上がる。


そこらへんの小道では、サックスのおっちゃんとかバイオリンの兄さんとかがノンビリ音を出しているだけ。

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向こうの観光客がひしめく噴水近くでは、凄腕のパフォーマーがショーのように練り上げられた芸を披露している。

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レベルはまぁ、とことん高い。

もはや技術なんかの次元ではなく、聴覚はもちろん、視覚でもどれだけ楽しませられるか。
個性的でショーの要素を取り入れており、見ていてたしかにワクワクする。


観客も盛り上がって、フォォォォォイ!!!と声をあげている。






こんな中で俺が稼げるか?


とりあえずやってみた。


道端で。

暑すぎて死にそうなので、上半身裸でギターを鳴らす。

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30分後………








ギターケースの中には3ドル。




あまりにも切なくてギターをしまう。










う、うおぉ…………


へ、凹む…………

地味に凹む…………



アメリカでは俺はクソみたいに通用しないのか…………











い、いや、諦めるのは早いよ。

今までいろんなところでピンチを乗り越えてきたやんか。

必ず稼いでやる。








場所を変えて、凄腕の人たちが変わりばんこでパフォーマンスしている、1番の人気スペースへ。



奇妙な声をあげ踊りながらバイオリンを弾く、演劇的な2人組のパフォーマンスが終わるのを待つ。



そして彼らが終わった瞬間、ギターを取り出す。



やっちまえ!!!



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2時間後…………


ギターの中には38ドル。


今日の合計41ドル。







よし、ニューヨーク稼げる。

他のすごいパフォーマーみたいにがっぽりは稼げないけど、それなりには稼げるぞ。



うおおお、震えるぜ………

道を切り拓いてやるぞ。






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帰りにちょっとだけお土産のお酒を買ってボスの家に戻った。




「金丸君、そろそろ時間だね。ベランダに出ようか。」



シャンパングラスを片手にベランダへ。

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ベランダから見えるタイムズスクエアのビル群。

背くらべみたいにいくつもの高層ビルが連なり、様々な形の直線が光を放って夜を照らしている。

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せわしない道路の車やビルの屋上など、普段絶対に見ることのできない場所から街を見下ろす。


ここはビルの40階。



パトカーや救急車の、いろんなタイプのサイレンが幾重にも響き渡る。

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夢の街、ニューヨーク。

欲望と羨望と失望が、サイレンとともに渦巻いている。


あらゆるものかゴミみたいに転がっている。

地上の底辺をうごめく人々。

みんな懸命に生きている。

このハリボテの街で、夢にすがりついて生きている。


諦めるのも、追い続けるのも、全てが自由。




ここでは強くならないといけない。

自分の力で生きていく強さを持たないといけない。








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今日は独立記念日。

摩天楼の人の夢の塊の上に、いくつもの花火が乱れ咲いた。

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7月5日 金曜日
【アメリカ】 ニューヨーク






ベッドで目を覚ます。





うーん………ここどこだっけ…………?




目を開けると…………






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おおお…………すげぇ………




壁一面のガラスの外に広がる、タイムズスクエア。


これぞ支配者の眺め。





「よし、朝ごはん行きましょう。」



近くのカフェにでも行くのかなと思ったら、エレベーターは2階に止まった。



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そこにはなんと、綺麗なフィットネスジム、プール、そして大型ランドリーがあった。


な、なんて凄まじいマンションだよ………


さらに奥に進んでいくと、そこにはシックで落ち着いたカフェスペースがあり、無料の朝ごはんが用意されていた。

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王だ………王様の住む宮殿だ(´Д` )





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ニューヨーク名物のベーグルをコーヒーで流し込んで、部屋に戻る。


「金丸さん、エスプレッソでいいですか?」


マニュアルのエスプレッソマシーンでコーヒーを淹れてくださるボスの奥さん。

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ボスはお仕事に出かけている。


気品と、鋭い厳しさを瞳に秘めている奥さん。



別に緊張はしない。

俺と彼らのいる場所はこの高層ビルのように天地の違いがあるけども、人間の優劣がすべてそれで決まるわけではないのは無論のこと。

大事なのは綺麗な心と、志だ。




と言いたいところだけど、引け目というのがまったくないとは言えない。

仕事、金、地位で人間の価値は決まるか?


間違いなく決まる。


いくら素晴らしい心を持った人であっても、地位がなければ認められない。

それが会社の中、県の中、町の中、家族の中であっても。


持ってる者と、持たない者、確実に優越感と劣等感がある。


この現代社会、それも資本主義のど真ん中である保守大好き日本に生きてれば、逃れられないしがらみ。捨てることのできない価値観。


目の前にあるマンハッタンのビル群、ノラジョーンズが流れる部屋でエスプレッソ。

優雅なお昼前の時間。

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レストランで汗にまみれて働く人。

工事現場で泥にまみれている人。

公園で絵を売る絵かき。



何度も自分に問い続ける。

人間の質は何で決まるのか?












メールチェックをしていたら、とある人からメールがきた。


サックス吹きのカッピーだ。


エジプトとパリで一緒に演奏したゲス仲間のカッピー。

この旅で出会った、ずっと付き合っていきたいと思える大好きな奴。


そんなカッピーが俺よりひと足先にアメリカに入っていたのは知っていた。

今は相方だったバイオリンのナナちゃんと別れ、ギターの相方とコンビになってマイアミでガンガン稼いでいるとのこと。


そんなカッピーからのメール。








「俺のニューヨークの友達が路上を見にいきたいって行ってるから場所教えてよー。」


「そうなんやー。たぶんセントラルパークでやってるよー。」


「わかったー。伝えておくねー。めちゃ下品なやつだからきっと面白いよー。」





んー、どんな人だろ。
まぁカッピーが紹介する人だから良いやつであることは間違いないだろな。



「了解ー。それでカッピーが来たら面白いよねー。……あ、あれ?………もしかしてそうなの?もしかして俺気づいちゃった?」








すぐに返事が来た。

















「俺の32時間の移動返せ~~~~!!!」











そっとホームボタンを押す。



えーっと…………路上行くか。











ちょいとタイムズスクエアに行ってみた。

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んー、



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もうぐっちゃぐっちゃ。

大阪の道頓堀並みの看板の数です。

フォーエヴァー21とかあります。

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観光客とイエローキャブがうじゃうじゃとひしめき、うだるような暑さなんだけど、通りを歩けば、店舗から強烈なエアコンの冷風が流れ出ており、ひんやりと足を冷やす。


混乱。

ここが世界のど真ん中だ。

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ギターを持ってセントラルパークへ。

今日もいたるところでパフォーマーがしのぎを削っており、野外ステージではバンドが大音量でライブをしている。

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なんかのロケもやってるし。

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昨日と同じトンネルに向かうと、ゴスペルのグループがパフォーマンスしていた。

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黒人の家族がろうろうと歌い上げている。

その中に小さなアジア人の男性が混じっており、彼も歌っていた。

カウンターテノールって言うのかな?

ファルセットの美しく伸びやかな歌声に観客から声があがる。



彼は日本人。

今泊まらせていただいてるボスの話では、数年前まで日本人でインディーズでバリバリ活動していたんだけど、とある出来事をきっかけに日本人の音楽業界と決別し、アメリカに渡り、1人街角で歌っているところでこの黒人の家族に拾われて今にいたるそう。


他にも、かつて日本でそこそこ有名だったミュージシャンとかが、普通に地下鉄で歌っていたりするそう。


ここは夢を掴むための街でもあり、夢の残骸が流れ着く岸でもあるのか。







ゴスペルグループの演奏の後は、バイオリンの2人組。

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キチッと時間が決まっているようで、さっとパフォーマーが入れ替わる。

だいたい1組の持ち時間は3時間てとこ。

この噴水前トンネルはパフォーマーたちの特等席ってわけだ。




そしてなぜかここでは日本人のカップルがウェディングの撮影をやってます。

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バイオリンの人たちが終わるのを待って座っているところだった。



「おっほほー、いたいたー。」




顔を上げると、そこには…………



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うおーーーー!!!!

カッピーだーーー!!!!

マジでマイアミからぶっ飛ばして来てくれたのかよ!!


カッピーだけではなく、相方のギター弾きのユージン君、マイアミで知り合ったというオサダ君、そしてボストン在住で前回カッピーとエチオピアを回ったてっちゃん。



「会えたねー!!」


「すごい!!すごいけど女はいないの!?」


「またこんな男臭えメンバーかよー!!」


「あ、でも僕いいの持ってますよ。」


そう言ってバッグの中からテンガを取り出すユージン君。


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そ、そんな幸せそうな顔するなよ…………

だから女っ気ないんだよ…………




「いやー、もういい加減金がヤバくてさー。路上やらないとマズイんだよねー。」


「え?カッピー今いくらくらい持ってるの?ユージン君は?」


「俺はほぼゼロかなー。」


「あ、僕は5万くらいありますよ。」





こ、こいつら…………

な、なんてお気楽なやつらなんだ(´Д` )




3人合わせて所持金20万円。

ほぼ俺。

旅なめすぎ。



「あー、イチャイチャしたいよー。可愛いニューヨーカーと恋したいよー。」




マイアミで出会って一緒にやってきたオサダ君もとても面白い男。

山梨県出身。

マッシュルームカット。



「オサダ君はもともとニューヨークに来る予定だったと?」


「いや、なんかよくわかんないんですよね…………あれ?なんで俺ここにいるんだろ………ははは。」

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後先考えてなさすぎ(´Д` )












そんなことを話していたらバイオリンの2人組がパフォーマンスを終えたので、次は俺たちの出番。


カッピーたちも看板を作ってた。


これ、世界地図を使うのってアリやな!!

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まずはカッピー&ユージン君のコンビから演奏開始。


まぁ、ずりぃ。

カッコいい。


渋いジャズギターにカッピーのムーディーなサックス。


カッピーは相変わらずカッコつけたエロいサックスが卑怯なくらいイカしてる。

そしてユージン君がギターうめぇ!!!


クラシックギター弾きなんだけど、まぁ相当なテクニシャンで、指板の全部を駆使して弾きまくる。


そしてさすがにコンビで回ってるだけあって息もピッタリ。


普段ゲスな話しかしないけど、楽器持たせたらこんなにもカッコよくなるのに女の子がいないのはなんでですか?

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あっという間に人だかりを作って、紙幣を舞わせやがる。

悔しいくらい路上パフォーマーだぜ。



バトンタッチして俺も久しぶりにみんなに歌を披露。


それから3人でセッション。


そういやカッピーとこうしてちゃんと稼ぐシチュエーションで路上やったのって初めてじゃないかな?


複数人で路上やるのってやっぱり楽しいわ。








調子よく稼いでいたんだけど、向こうの方で太鼓のグループが演奏を始めてしまい、やかましくて音が全然聞こえなくなったので路上終了。

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2時間弱で50ドル。


まぁこんなもんか。





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「みんな今夜の宿はどこなの?」


「え?わからないなー。」


「何も考えてないんだ。」


「どうしよう。もう夜だね。昨日ハーレムの宿で発砲事件見たんだよね。救急車来てたし。」


「まぁなんとかなるよ。」


「そうだよ。なんとかなるさ。」





お気楽すぎる(´Д` )





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そんなみんなをほったらかして、俺は天上人のマンションへ。


部屋に入ると、奥さんがお料理を作っていた。


「な、な、何か手伝わせてください。」


「じゃあテーブルを拭いてお皿を並べてちょうだい。」



美しい奥さんとお喋りしながら晩ご飯の支度をしていると、ボスが帰ってきた。


「はい、これ。」


ボスの手にはヒマワリの花束。
微笑む奥さん。



「ボス、今日ってなにかの記念日なんですか?」


「ん?なんでもないよ。花を買うことなんてなにも特別じゃないよ。」


とてもスマートに、気取らずに花束を渡せるボス。
まさに天上人。

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そんなお2人と食卓を囲む。

晩ご飯のメニューは…………





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美味すぎてマジで帰国しようかなと思いました。


完璧。


味も盛り付けも愛も!!





料理うますぎ。

トロントのナオトさんもかなりの腕前だったけど、それをはるかに上回ってしまった。

ナオトさんごめんなさい(´Д` )




天上人はすべてにおいて優れている!!







あー、今ごろカッピーたち、路上はいつくばって宿探ししてるのか。
もう見つけてビール飲みながらウダウダやってるのかな。




俺も本来はあっち側の人間。

こっち側になんて自力では来られない。


天上から見下ろすこの眺めを覚えておこう。

いつだって自分の立ち位置を理解する分別と、客観性を持っていたい。



明日からまた路上の住民だ。

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7月6日 土曜日
【アメリカ】 ニューヨーク





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「お世話になりました。1人じゃ絶対体験できないニューヨークを見せてもらいました。」


「まぁ、ニューヨークなんて普通ですよ。有難がるものじゃないです。日本人はステイタスと思ってますけどね。」




天上人が住む天高の原から下界へと降りた。






そこはクラクションと排気ガスと軽薄な笑いに満ち満ちていた。

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暑い。

周りのビルの室外機、地下鉄の換気口から熱風が吹き出しており、むわりと体を包む。

湿気がひどく、ベタベタと都会の喧騒が肌にへばりつく。


見上げれば高層ビルが空をえぐり、幾つもの窓が青空を反射して強烈に光っている。

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あそこから見下ろす人々、
どん底から見上げる人々、



人間の価値は一緒か?

いや、人間の価値は天と地ほど差がある。

ただし命の重みは、どれも同じだ。











ニューヨークの地下鉄構内は茹で上がってしまうほどに熱気がこもっている。

汗だくになりながら、サウナにもほどがある地下鉄に乗ってやってきたのはクイーンズブリッジ駅。


地上に上がると、カッピーが可愛い女の子と待っていた。

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「あ、この子俺のセフレ。」


「ちょっとやめてよー!!嘘だからね!!」


彼女はアメリカで音大に通い、卒業後、ニューヨークで音楽でチャンスを掴むため夜はバーで演奏しながら様々なオーディションを受けたりしているそう。


世界を相手に頑張ってるんだなぁ。


「まぁ、俺のセフレだけどね。」


「よし、じゃあ今夜は乱交だね!!」


「だからやめてよー!!」



駅から近くのホテルにやってきた。

ゆうべカッピーたちが見つけたホテル。


ていうか初日ハーレムの宿、ゆうべムーンパレス、今夜はここってなんで毎日宿かえてるんだよ(´Д` )



「いやー、なんか面白くなくてさー。ムーンパレスに泊まってる人って面白くなかったし。」


「もうこのままニューヨークの安宿全部泊まろうぜ。」






今夜の宿はただの綺麗なホテル。

クイーンサイズのベッドが2つあるファミリールームで、料金が140ドル。

でも5人で泊まるので1人28ドル。


気の合うメンバーがいれば、下手に35ドルとかのドミトリーなんかに泊まるよりはるかにマシ。














「よーし、じゃあ稼ぎに行こうか!!」


「そうだね!!今日の目標は200ドルだね!!」


「ニューヨークに見せつけてやろうぜ!!」


「あ、もうちょっとクーラーの温度下げて。」


「よーし、頑張って稼ぐぞー。あ、Wi-Fiのパスワード教えて。」






誰も動こうとしねぇ。

このメンバー、腰重すぎ。








「よし!!そろそろ行こう!!行かないと路上の時間なくなるよ!」


「そうだねー、路上の時間なくなっちゃうねー。」


「うーん、でも俺カナダでいっぱい稼いで来たから大丈夫なんだよね。今日暑いし。」


「うん、暑いよね。」


「そうだよ、こんな中で路上とかやったら倒れちゃうよ。」


「よし、ビール買いに行こう。」


「お前ら稼げええええ!!!」



朝からテンション高すぎるボストン在住のてっちゃんに尻を叩かれて、しぶしぶみんな荷物を抱える。


てっちゃんは過激なまでにお世話焼きな男。
頼りになる。


「もしボストンに来るなら宿とか全部俺が面倒見るから!!金は払ったらいけないよ!!」


「あ、じゃあ1ヶ月くらいお願いしようかな。」


「もちろん個室だよね。」


「お前らーー!!!」



いやー、面白いメンバーだ。






てっちゃんも短期だけど世界中を旅するのが好きな男で、ブログランキングにいる旅人たちとたくさん交流を持っている。

もちろん、それ以外の旅人とも。


みんなでてっちゃんに誘導尋問して、旅人たちの噂話や裏話をたくさん暴露させる。




へー、あの人とあの人が。

ほー、あの人とあの人は間違いないとおっしゃる。



羨ましくて吐きそうですな!!





俺たち男5人で切なすぎる(´Д` )
















というわけであまりにも女っ気がないので、せめてということで女神に会いに行きました。

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「あ!!テンガ忘れた!!テンガ持って同じポーズしたかったのに!!」


ユージン君(´Д` )

凄腕ギタリストの山梨県民。








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なんか最近までハリケーンの影響で女神がいる島に上陸出来なかったんだけど、昨日くらいから立ち入り禁止が解除されたみたい。


でも上陸には10ドルくらいかかってしまう。


一般的なのは、女神の前を通りすぎる渡し船のようなローカルフェリーに乗り、船の上から見るという方法。

このフェリー、なんとタダ。











金がなさすぎる俺たちが10ドルも払って上陸なんかするはずもなく、無料のフェリー乗り場へ。



そこには、まぁ凄まじい数の観光客たちが溢れかえって次のフェリーを待っていた。





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おおお、ここはエジプトか?

エジプトとヨルダンの国境か?




土曜日ってのもあるんだろうけど、それにしてもさすがは自由の女神。

世界中から観光客を集める、世界一有名なスタチューだ。







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乗船が始まると、もう民族大移動。

でもここはアメリカ。
白人もアジア人も黒人も、みんな押し合いへし合いすることなく、譲り合いながらゆっくりと前に進んでいく。

こういう場面になったら、1mmでも先に進もうと他人を押し飛ばして突進する、あの我慢するということを知らないアラブ人たちでさえ、みんなちゃんと順番を守っている。

photo:09













たくさんの観光客を乗せた船が出港。

振り返ると、マンハッタンの摩天楼が青空にそそり立っている。

大小様々な形のビルが密集して伸び上がって、まるでシメジみたいだ。

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その近代的な建築と、圧倒的な存在感。
とても現実のものに見えない。

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そして……………













これです。

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アメリカの象徴。

自由の象徴。

かつてどれほどのアフリカやヨーロッパからの移民たちをお出迎えしてきたんだろう。



アメリカ建国100年を記念してフランスから贈られたこの女神像。

モデルはフランスの自由の象徴であるマリアンヌという女性。

松明と本を持ち、足には引きちぎられた鎖がついてる。

自由と平等を表してるんだね。


世界遺産にも登録されており、当時、自由の女神は白人なのか黒人なのかという議論が起こったらしいんだけど、見た目が緑色なので緑人ということで決着したそう。

そんなのでいいの!?








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いやー、こうやって時代背景や様々な人生を思いながら接すれば、観光地ってやつにガッカリすることなんてまずない。


夕日が照らすハドソン湾に浮かぶシルエット。

うん、いいもの見た。
















甲板から船の中に戻ると、ベンチでボケーっとお喋りしてるカッピーたち。

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「ちょ、お前らせっかくだから見たらいいのに。」


「えー、別に興味ないもんー。甲板風強いし。」




腰が重いにもほどがある(´Д` )








対岸に着いたら、すぐに横に停泊している折り返しのフェリーに乗り換えて、もと来た港に戻ります。


帰りも一切外に出ないメンバー。

何しに来たんだろう(^-^)/



















いやー、いいもん見たなーと満足してフェリーターミナルを出ると、そこにどこかで見たことのある人がいました。



え!?う、ウソ!!?

あれってアレじゃん!!!

ジャスティンビーバーじゃん!!!!

すげええ!!!!









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ブログランキングのユーキ君です。

インマイライフっていうブログをやってるユーキ君です。


僕、彼のブログが好きで、ずっと見てました。

僕がブログランキングに参加する前からいる古株さんで、さすがは大阪人という、ハイセンスな笑いが散りばめられた、ブログランキングのお笑い担当といったところです。






やべー、本物だ。本物のユーキ君だ。

ブログ読んでます、とはよく言われるけど、逆の立場になるとこんなにドキドキするんですね。




やべー、マジカッコいいー。

マジユーモラスー。

マジ病的に痩せてるー。




一緒に旅してる彼女の翔子さんもいました。
可愛らしい女性です。


あまり喋らないので、ちょっと恥ずかしがり屋さんなのかなと思いました。

でも今思ったら、俺たちがひどい下ネタしか言わないのでキレていただけかもしれません。

だからモテないんですね。


翔子さん、女の子紹介してください。















「ちょっとだけそこでやろうか。目標200ドルだし。」


夕暮れが迫るフェリー乗り場の前の広場でちょいと路上を始めるカッピー&ユージン君。

ちなみに俺はギターすら持ってきてない。


暇そうなオッさんたちがベンチで寝っ転がってて通行人もあまりないこの広場。


カッピーたちならイケると思ったんだけど、みんなBGMとして聴いてるだけで誰もお金を入れる雰囲気はない。

こりゃ稼げねぇかなぁ。

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30分後。

サックスケースの中には4ドル。

ヨーロッパでは1日平均100ユーロは稼いでいたこの2人。

うーん、やっぱり路上は場所が大事だ。











「はーい!!こっちですよー!!ハイ!!これがウォール街でーす!!このビルがニューヨーク証券取引所で、ここがウォールストリート!!あそこの闘牛の像が有名でキンタマを触ってくださいねー!!はい、次はワールドトレードセンター、グラントゼロに行きますからこっちに着いてきてくださーい!!」



アメリカ在住のてっちゃんはひたすらテンションが高く、お世話焼きで、俺たちの要望をこれでもかってくらい叶えてくれる。

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しかもなぜかめちゃくちゃ詳しくて、ニューヨークのことが全部頭に入ってる。



「てっちゃん、もうお腹空いたー。」


「あ!ごめんなさい!!ここだけ、もうすぐそこにグランドゼロがあるから!!そこは見といて!!あ、あと少し歩いたらブルックリン橋ってのがあって、そこから見る夜景が、いわゆるザ・マンハッタンの夜景なんだよね。ここからだいたい40分~50分かな!」


「もう疲れたからご飯行こー。チャイナタウンー。」


「そうか!そうだね!!よし!チャイナタウン行こう!!チャイナタウンまではここからだと、あそこで乗り換えて、あそこで………よし!!こっちだよ!!」



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これがワールドトレードセンターの新しいビル。

足元にはモニュメントが設置されている。

こういうモニュメントを作ってしまうところがアメリカ的だよなぁ。







それにしても、てっちゃんがいなかったらとことんグータラになってしまってたな(^-^)/



「よし、てっちゃん、一緒にメキシコまで下ろうか。」


「え!えぇぇぇ~~!!それは無理だよ~~!!俺だって仕事があるんだから~~~!!」


「大丈夫だよ、ネットで出来る仕事やろ?」


「そうだよ、旅しようよ。旅。」







悪魔のささやきでてっちゃんを誘惑しながら、チャイナタウンにあるギョウザ屋さんにやってきた。

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カッピーおすすめのこのお店。

なんと、大きなギョウザ4個で1ドル。


大量に買いこんで、みんなでそこらの地面に座り込んでギョウザパーティー。

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「あ!お母さん見て!!汚いアジアンたちが安いギョウザにありついて嬉しそうな顔して食べてるよ!!」



みたいなことにはなりませんね。

ここはチャイナタウン。

臭いし、汚いです。

白人たちもみんなそこらに座って食べてます。















たらふくギョウザ食い散らかして、そろそろ宿に帰ることに。

ユーキ君と翔子さんはムーンパレスへ。
オサダ君はケーズという宿へ。

どちらもニューヨークでは有名な日本人宿。



ちなみにケーズにもバッグパッカーはほとんどおらず、短期のオシャレな旅行者ばかりだそう。


女の子3人組にオサダ君が明るく笑顔で挨拶したそうなんだけど、思いっきり無視されて、「あのー、スタッフさーん、ここって女性専用じゃないんですかー?男の人いるんですけどー。」ってオサダ君の目の前で言ったんだそう。



他にも、「フードコーディネーターの斎藤ゆうこ」と名乗るナイスキャラがいたらしく、ものすごく高飛車で性格悪くて、フードコーディネーターってセレブでカッコいいのよアピールをしてきてすごくうざくて、でもそもそもフードコーディネーターがどういうものかわからなくて困惑したんだそう。




ていうかそんなセレブなのに安宿のドミトリーになんでいるの(´Д` )?



面白そうだから、フードコーディネーター、斎藤ゆうこ、でGoogle検索したら、確かにしっかりした教室を持ってらっしゃるフードコーディネーターの斎藤ゆうこさんが出てきたのだけど、そこにある写真と、宿のはまったく別人だったそう。


憧れの人のこと言っちゃったのかな。

謎ですね。



ニューヨークに来る日本人は、とにかくステータスが大好きな気取ったやつが多いということですか。


気取っててもいいから挨拶くらいしようよな。












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さて、ビールをしこたま買いこんで宿に帰り、ソッコー酒盛り開始。



ゲスな話で盛り上がっているところに、コンコンとドアを叩く音。

こんな夜中に誰だ?



やってきたのは、俺がカナダのハミルトンで路上をしている時に出会った日本人の男性、ヨシキさん。

ワーホリでカナダに来ており、ちょうどニューヨークに行くタイミングが一緒ですねと話していたんだけど、飲みましょうと連絡を取り合っていたのだ。




「て、ていうか、なんでみんな地べたなんですか?」


「えー、なんか床のほうが落ち着くんだよね。」


「うん、このベッド邪魔だよね。」



せっかくクィーンサイズの立派なベッドが2つもあるのに、みんなその隙間に座り込んでいるという貧民っぷり。

photo:27




ていうか一瞬にして散らかしすぎ。

photo:28





今日のあがりのコインを分けあうカッピーとユージン君。

ま、貧しい(´Д` )

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ビールを飲んで、大笑いして、みんなベッドの隙間で寝袋にくるまって、クーラーが効きすぎて寒い寒い言いながら眠ったという、イカれた男旅の始まりだ。











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