ミユキさん、バイバイ

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4月27日 土曜日
【フランス】 パリ







気持ち悪い………


ゆうべも飲みすぎた………



ビール、ワイン、さらに日本酒まで。


連日の浴びるような宴で肝臓ボロボロだ。



ご飯はナナちゃんの栄養バランスばっちりのご飯が美味すぎて毎晩お腹はち切れそうなほど食べている。


この旅で1番食生活が充実しているよ。
お金全然出してないのに………






いつまでも居たい。でもそういうわけにはいかない。


伊藤さんは優しい人だ。
お願いすればまだまだ泊まらせてくれるだろう。


でも、この日に出ますって言って送別会までやってもらったのに、ダラダラと延ばすようなことはできない。

この天国からも、そろそろ出なければいけない。








と、その前に1人会わなければいけない人がいる。


みゆきさんも一緒に行こうよと誘って家を出た。










photo:01



地下鉄に乗りオペラ地区へ。



パリの地下鉄の中はパフォーマーたちのステージ。

ギターやバイオリンなど、楽器を持って電車に乗り込んできた人が、まず大きな声で挨拶をする。


お耳汚しを失礼します!



みたいな感じで。

そして演奏開始。
人々は無反応で誰もパフォーマーに視線を向けない。


電車の中に響く音楽。


ちょうど2駅、電車が進む間だけの短い演奏。


計算された尺の演奏が終わると、電車の中をチップを要求して回り、降りて行く。

降りると同時に別のパフォーマーが楽器を持って電車に乗り込んできて、また挨拶。




途切れることのないライブが繰り広げられるパリの地下鉄は、路上パフォーマーのブロードウェイだ。

photo:09











オペラで地下鉄を降り、そこから水がピチョンピチョンもってそうなボロボロの古い地下通路を通り、RERっていうパリの昔の想像させるような電車に乗り換える。

photo:02














みなさんアメ村って知ってる?


アメリカ村って言って、大阪の中心地にある若者のエリアのことなんだけど、まぁ東京でいう渋谷とか原宿みたいな感じのとこ。


古着屋さんとかストリート系の服屋さん、オシャレなバー、クラブがひしめき、黒人の売人がうろついてるような、刺激的な地区。


まぁ田舎からやって来た若者はみんなそこに行くようなちょっとした憧れの場所であり、観光名所と言ってもいい。





なんと、今日これから会うことになっている人とは、このアメ村作った人なのだそう。



アメ村を作った。


ってどういうこと?





ことの発端は数十年前にさかのぼる。

かつてヨーロッパやアメリカに住んでいた日本人のヒッピーやアーティストたちが日本に帰ってきて、彼らがカリフォルニアやヨーロッパのようなイカした町を作ろうぜと、大阪の何もない住宅地に一軒のサーフショップを作ったのがアメ村の始まりらしい。


俺たちの親世代が若者だった時代、このサーフショップに行くことが最先端のオシャレであり、ステータスだったのだそう。


20人くらいのメンバーで始めたこのコミュニティ。


街づくりに徹底的にこだわり、たこ焼き~!!みたいな下品な看板なんかは絶対に出さず、あくまで欧米のクールな雰囲気を再現しようと、新しい店舗を出す時なんかはオーディションのようなこともやってイメージを壊さないかどうか審査までやっていたそう。


だから当時のアメ村にはイカしたお店しかなく、センスのある若者ばかりの集まる誰もが憧れるエリアだったそう。







時代は流れ、今のアメ村はどうだろう。

特殊な地域であることには今も変わりはないが、きっと昔はもっとこだわり尽くされたところだったんだろうな。



そんな歴史なんてつゆしらず、大阪丸出し!!みたいなど派手な看板のたこ焼き屋さんでたこ焼き食べてたなぁ。








とまぁ、その創始メンバーの中の1人であった彼の名前は小玉さん。

そんなイカした若者時代を持つ小玉さんとは一体どんな人だろう。



大阪のパティシエさん、植松さんの紹介なのだが、まだメールでしかやりとりしたことない。


緊張しながら待ち合わせの駅に到着した。











みゆきさんとは一旦ここで別れる。

俺が小玉さんと会っている間、みゆきさんにはこの街の観光をしてもらって、1時間半後くらいに駅に戻ってこようと約束した。









改札を出て、さぁー、小玉さんはどこだー………


ヒッピーみたいな長い髪の毛なのかなー………



眼光鋭い気難しい人かなー………











「あ、金丸ちゃん?どうもどうも、小玉です。」



声をかけてきてくれたのは、以外にも、と言ったら失礼か。

とてもサッパリとした上品でオシャレな服に身を包んだ小柄なおじさんだった。



「よし、うちに行こうか。助手席に乗って。」





うーん!!緊張する!!!!









これまたオシャレな小玉さんのお家に到着。


「お蕎麦ゆでてあげるよ。この前まで日本帰っとって持って帰って来たんやわ。」


小玉さんもまたアーティストさんだと聞いていたので、個性の強い気難しい人物を想像していたのだが、そんなことはない。


とても物腰の柔らかい笑顔の柔和な、そして大阪人らしいユーモラスなおじさんだった。

photo:03





「エグザイルやったっけ?もうあいつら見たら殴ったろうかいなって思うわー。」



先日まで日本で個展を開いてらっしゃった小玉さんは現代彫刻のアーティスト。


鉄を使ったモニュメントを制作されており、今回の個展は東北での災害を支援する形のものだったそう。


いくつか写真をみせてもらったが、どの作品も洗練された中に強い感情が込められているのが伝わる。

実物だともっと存在感があるんだろうな。


昨日ルーブルで嫌ってほどお固い人物彫刻ばっかり見てきたので、こうしたコンテンポラリーな作品がとても感情を揺さぶる。






「今回も一応アメリカ村に行ってきたけど、まぁもう変わってもうたなぁ。あのころの面影は全然ないなぁ。」



そう寂しそうに言う小玉さん。


今でもまだ6人ほどの創始メンバーがアメリカ村でお店をやっているそうだが、時代の流れには逆らえなかったのかな。


土産物屋とか、たこ焼き屋とか、今のアメリカ村にアメリカやヨーロッパを感じる部分があるだろうか。


俺自身、なぜアメリカ村なの?ってネーミングがずっと謎だったくらいだもん。






今小玉さんは、パリを拠点に創作活動をしている。

今でこそ都会的なオシャレな人だが、若いころは世界中を旅し、サーフィンをし、ヒッピーの生活をしていた人。



時間がなくてあまり喋れなかったけど、とても魅力的な人だった。



歴史のある男ってのはカッコいいもんだ。












photo:04



小玉さんに駅まで送ってもらい、ミユキさんを探す。


1時間半後くらいに会おうと言っていたのに、すでに16時前。2時間半も経っている。


急いで駅前へ。








が、駅前の広場にも、駅舎の中にもミユキさんの姿はなかった。

どこを探し回っても見当たらない。





えー………もしかして待ちきれなくて帰ってしまったのか?





いやいや、それをやったら俺がいつまでも駅で待ち続けなければいけなくなる。




でもどこにもいない。




ミユキさんはケータイを持っていない。
連絡のとりようがない。







俺も帰るか?


でもそれをやってすれ違いだったら、ミユキさんが待ち続けることになる。




あー!!もうどうしよう!!






ひたすら駅でミユキさんを待つが、一向に現れない。




もう帰ろうか………

きっとミユキさんも帰ってるはずだよ………


そうだよな………











ミユキさんがそんなことするか?

いや………しないよな。







パリの郊外。
まったく知らない小さな町。

あてもなく歩いた。

photo:05





もしかしたらどこかのカフェにいるかもしれない。

もしかしたらどこかの雑貨屋さんにいるかもしれない。





これまでずっと一緒に旅した俺たち。

初めて会ったのがスペイン南部のフェリーターミナル。


その後に小さな港町。


さらにポルトガルのささかな食堂で偶然隣同士になり、その後路上で俺たちは初めて声をかわした。



これまで何度となく、奇跡的な引き合わせがあって俺たちは旅を始めた。


だから、なんとなくまた会えるような気がした。










photo:06



フラフラと町の中を歩いていたら、向こうのほうから見覚えのある服の人が歩いてきた。



ほーらね、やっぱり。



「あ、もう終わったのー?早かったね。」


俺の焦りなんかつゆしらず、ミユキさんはあっけらかんとそう言った。














電車に乗ってオペラ地区へ。

もう一度ラーメン食べたい!!という俺のワガママで、この前行ったヒグマへ。

ラーメンと焼きそばを注文。

photo:07



photo:08




美味しいね、と交換し合いながら食べた。










最後にミユキさんの日記を見せてもらった。

大好きなこのイラスト。

photo:10



ミユキさんの優しい性格がにじみ出ていて、見てるだけで和んでしまう。










photo:11



地下鉄の駅へ。

俺はこれから伊藤一家のとこへ戻り、荷物をまとめて出発する。

ミユキさんは泊まっている宿に戻る。


ここがお別れの場所。







色んなことがあったなぁ。

色んな無茶したなぁ。

思いがけない展開の連続で、目まぐるしい日々だったよね、ミユキさん。



ヒッチハイクも、キャンプも、路上も、地元の人の家へのお泊まりも、一緒に料理したのも、バスの中でこっそりビール飲んだのも、最高に楽しい日々だったよ。


いっぱい笑ってくれてありがとう。
いっぱい褒めてくれてありがとう。







話すことがありすぎる2人旅の別れの場所にするには、パリの地下鉄は本数が多すぎる。


3分もせずに電車がホームにやってきた。


電車に乗り込む。


手をつなぐ間もなくドアが閉まる。



窓ごしに手を振るミユキさんの目が赤くなっている。

必死に涙をこらえていた。


泣き虫のミユキさんが一生懸命我慢していた。



電車はすぐに発車して、ミユキさんは人ごみの中に消えた。


ラブインベインが浮かんだ。






電車が駅を離れる
電車の後ろにふたつのライト
電車が駅を離れる
電車の後ろにふたつのライト
青いライトがお前で
赤いのがおいらさ



バイバイ、ミユキさん。
またどっかで会おうね。




















もうすっかり通いなれたマリエクリエの駅から歩き、伊藤一家に帰ってきた。


ナナちゃんがいつものように料理を作っている。
今日もたくさんのお客さんがいる。




寝室にあがり、広げていた荷物をまとめた。

そこにカッピーがやってきた。



「本当に行く?もう20時だし、バス見つかるかな。」


「まぁ大丈夫やろ。なんとかなるよ。(まだいてええええええ(´Д` ))」


「うん、伊藤さんも、昨日送別会って形でケジメをつけたんだからそこはキチンとしないとねって言ってるからね。」



さすがは親分。
とことん甘えさせてくれる人ではあるが、男のケジメにはうるさい昔気質。

カッコ悪いとこは見せられない。

荷物をまとめてリビングに降りた。



ナナちゃんの最後のご飯をご馳走になり、みんなに挨拶。



「まぁ、元気でやれや。日本に帰ったらウチに寄れよ。」


最後まで笑顔の伊藤親分。
男の生き様、見せていただきました。


こんな野良犬の面倒見てくださって、感謝のしようがありません。

ありがとうございました。




ナナちゃん、カッピー、最高の出会いをありがとう。

エジプトでの出会いからこんな大きな展開になるなんて、ホントわかんねーもんだなぁ。

またどっかで会おうね。












ていうか………

もしかしたら、またすぐに会うかもしれないけどね(^-^)/

いつになるかはまだ内緒にしときます。


大島さん、公演の成功を心から願っています!!!



















地下鉄を乗り継いで、3番線の最終駅へ。


地下通路を歩いてユーロラインのバスターミナルにやってきた。


ここから次の町に向かおう。




行く先は………


んー、ランスってとこにしてみるか。

何があるか全然わからないけど、ルクセンブルクへの通り道だ。


値段はいくらくらいかな。
20ユーロくらいかな。



「満席だよ。」


「え………そ、そうですか。じゃ、じゃあ、メス行きはありますか?」


「満席、満席。」


「じゃ、じゃ、じゃあ、アミアン行きは………」


「ムッシュ、今夜はもうオランダ行きしかないよ。明日の朝、また来るんだね。」











はい、終了。


まぁ仕方ないか。
すでに22時半。

明日の朝に出直すか。





ターミナルを出ると、冷たい風がビュウと吹いた。

さ、寒い!!


もう5月だぞ!?



寒風吹きすさぶ夜の街をさまよい歩く。


どっかにいい寝床はないかな。




店の全て閉まった寝静まった街。


なにしてるのかわからないけど、フラフラ歩いている黒人の姿が目立つ。

危ない臭いが外灯のしじまに漂う。





そ、そういえば、フランスに入った時、家に泊めてくれたホンソワが、パリでは19区、20区には行くなって言ってたな。

黒人、アラブ人が多くてマジ危険だからって。


iPhoneで地図を見てみた。







20区のど真ん中にいますね。



ヤベエヤベエヤベエ



早くひと気のないとこに隠れないと。

公園の暗がりに逃げこむ。


ここならいいかな、と腰を降ろそうとすると、隣のベンチの影から黒人がむくりと起き上がった。


いそいそと立ち去る。






そこら辺の暗がり、すべてに黒人が潜んでいるような気がして怖くて明るいマンションの下に逃げ込んだ。













マンションの真ん中の芝生の上で寝袋にくるまった。


ゴロンと横になると、頭上にそびえるマンションの窓。

冷たい風が寝袋から浸透してきて足を冷やす。





あー、こ、こんなことなら恥を忍んで伊藤親分にもう1泊って言えばよかったか…………


いやいや、ダサい思いをすることを考えたらこれくらいなんてことないさ。





これからまた1人ぼっちだな。



ミユキさんがいれば、こんな夜でも大丈夫だよねって励まし合えるんだけどなぁ。

ミユキさん、ちゃんと元気でやっていけるかな。

またすぐ泣くんだろうなぁ。

出会ってしまうと、温もりを覚えてしまうと、こんな寒さがこたえるなぁ。


あの賑やかだった日々から、一気に夜の片隅か。




俺は元気だよ。


さ、また旅しようか。










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フランスの電車マジ高え

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4月28日 日曜日
【フランス】 パリ ~ ランス








フランスのミニお国情報。



★ 首都……パリ
★人口……6280万人
★通貨……ユーロ
★言語……フランス語
★GDP……世界5位
★世界遺産……文化33件、自然3件、複合1件





世界で1番観光客の多い国だそうです。


日本人が3万5000人住んでるそうです。


78%が原子力による電力だそうです。


そして原子力への依存率が世界イチだそうです。




移民に寛大な国で、イタリアなまりのナポレオンも英雄になったし、前の大統領のサルコジさんも移民2世だったそうです。



寛大なのはいいんだけど、元植民地だった北アフリカや中東からの移民の子孫たちの失業率が高く、不満が鬱積し暴動の大きな理由になっているらしいです。






えーっと、あとは、





まぁこの国は歴史とか別にいいかな。


とにかくファッションとかお菓子とか映画とか、文化面で世界をリードする超オシャレ国だということは周知のこと。


世界遺産とかもうここまで来るとほとんどどうでもいいです。


モンサンミッシェルくらいしか知らないです。



フランスは南をぶっ飛ばして来たので、またイタリアから戻ってきたときにキッチリ回るとします。



とにかく今はパリでゆっくりした分、早く先に進まないとシェンゲンがヤベエエエエ!!!


もう1ヶ月すぎてるううううううう!!!!!



タイムイズオンマイサイド!!











photo:01


寝袋をたたんで、いざ、ユーロラインの窓口へ。


さーて、ランスまでいくらくらいでいけるかなー。






「ランス?ランス行きのバスはないよ。」




ほう?


じゃ、じゃあもうちょっと先まで進んだとこにあるメスっていう町は?




「ウィ。19ユーロです。」




うおっ!!!やしい!!

いいじゃん!!ユーロラインやるな!!!



「4日後まで満席だよ。4日後のバス予約する?」


「さようなら。」






どうなってんだコノヤロウ!!!

フランスだろ!!もっと庶民の足を充実させてくれよ!!



色んな人に聞きまくるが、どうやっても電車でしか先に進めなさそう。


電車高えんだよなぁ……フランス。





でも仕方ないか………

ヒッチハイクしようにも、こんな大都会からのヒッチは難しいし。高速だらけだし。




地下鉄に乗ってメインステーションに向かった。










メインステーションに到着。

早速、切符売り場へ。


さてと………ランスまでいくらでございましょうか………



「42ユーロよ。」




……………だから言ったじゃねえか電車高ええええええええええ!!!!!!!





なに?
バカなの?

バスだったらメスまでが19ユーロなのに、その半分の距離しかねえのに42ユーロってどういうこと?サービスで手コキでもついてるの?



「乗り継ぎの電車なら27ユーロよ。」




はぁ………それでも高えなぁ………


でも仕方ないか。

27ユーロのランス行きのチケットを買った。








パリ。

世界屈指の大都市であり、芸術の都。


日本人ばかりと過ごしたけど、一片の悔いもない。

これが最上の過ごし方だったと胸を張って言える。


芸術の都であるということは、伊藤一家にいたことでこれでもかってくらい堪能させてもらえたし、個展のギャラリーの前で歌わせてもらうという貴重な経験もさせてもらえた。


ロマンチックな街だということもミユキさんとのデートで全力で味わえた。

ラーメン食ったし!!!



思い残すことなし!!!

バイバイ、パリス!!!

photo:02





















電車はわずか1時間半ほどでランスの街に到着。


テクテク歩く。

photo:03




んー、ここもまぁどこにであるヨーロッパの美しい街だね。


駅前からのびる華麗な石畳の通りには、たくさんのオシャレなレストランが軒をつらね、それぞれに椅子とテーブルを表に並べている。

photo:04





立派な塔や噴水が街角を飾り、レトロな映画館なんかもあって地方色豊かな風情がある。

photo:05





メインのショッピングストリートにトラムが走ってるとこは、エルサレムを思い出させる。

photo:06


















んで、これ。

photo:07






テキトーにやって来たこの街。

テキトーに歩いてたら世界遺産の教会に遭遇。

しかもこのレベル。

これがフランスというわけですね、ジャンヌダルクさん。

photo:08



photo:09





この大聖堂。

まぁ外観もハンパじゃないんだけど、もっと有名なのが内部のステンドグラス。

photo:10




ステンドグラスってまぁだいたいどこの教会にもあるし、あー綺麗だなぁ、くらいで終わるとこなんだけど、ここのは違う。

photo:11




うす暗い、静寂の教会の中に浮かぶ、その丸いシルエット。



なんだか吸い込まれてしまいそうな感覚になるほど怪しい美しさをたたえている。

photo:12





こりゃ、一見の価値あり。
見学無料。













さてー、早速だけど歌っちまおうかなー。

と街を歩くが、一体どうしたこと?


ゴーストタウン。

マジで。

photo:13





すべての店が閉まっており、道ゆく人の姿はほぼない。

街全体が静まり返っている。

photo:14






なんだこりゃ?

日曜日ってだけでこんなに休むのか?


不思議になってその辺の人に聞いてみたら、どうやら今日は2週間続いた春のイースター休暇の最終日なのだそう。


明日からまたいつもの日々に戻るので、みんな家でゆっくりしてるんだね。

photo:15













photo:16



かろうじて開いていたケバブ屋さんで5ユーロのケバブを食べ、マクドナルドでネットして、少し早めに寝床を探しに歩いた。

photo:17















川を越えたところに大きくて綺麗な公園を見つけた。

真ん中に池があり、芝生は刈り込まれ、落書きされていないベンチがたくさん設置されている。


その一角にテントを張った。

photo:18















久しぶりにテントの中で曲作り。

昨日、今日とお酒を飲んでいないので、パリでの酒もだいぶ抜けただろうな。



新しい曲、作らないと。

曲ってどうやって作ってたっけなぁ。

なんだか最近よくわからなくなってきてる。

どんなメロディも歌詞もピンとこない。

こんなこと今までなかったのになぁ。


日本語の音楽から遠ざかっているからインスピレーションを受けることが少ないのも理由にあると思う。






一見スランプのようでもあるけど、これが良い状態だと思いたい。

今、体の中にたまり溜まって煮つまっていってるところなんだろう。

ていうかもはや曲作りなんて意識する必要もないんじゃないかな。


創作意欲というやつが消えてなくなり、音楽というやつが遠のき、何も意識しなくなった先の境地に、ゴミみたいに落ちているものを拾い上げる。


そんなイメージ。


まだはっきり見えないけど、新しい曲は気負わずに放置してみてもいいかなと思う。



ま、とか言いながら思いっきり模索しまくってるけど。

そのうち出てくるか。






あー、久しぶりの1人テント。

気持ちいい!!


けど寂しい!!!








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4月29日 月曜日
【フランス】 ランス







photo:01



哀れな姿だなぁ。

なんでこんなに歪んでしまうのかな。

最初のころに面倒くさがって、周りの引っ張りをしなかったせいで風にあおられまくって竿が折れたんだよな。


今はすべての紐を使って引っ張って固定するようにしている。

エントランス部分の簡易的だけど、水が漏らない張り方も見つけた。


ここに来てようやくこのテントの正しい張り方を見つけたみたいだな。




ランニングや犬の散歩をしているのどかな公園の中、テントをたたんで街へ向かった。



photo:02



ここの公園水場があって完璧!!
上のハンドルをグルグル回すと水が出てくる。

身だしなみを整えてレッツゴー。











photo:03



photo:04




フランスって物価高えんだよー………

ヨーロッパの中でもトップの先進国だからね、ある程度は覚悟していたんだけど、それにしても高え。



どんなに安くても1食5ユーロはする。

今、1ユーロが約120円。



スーパーで食材を買って節約しようとしても、食材自体高くて、結局ケバブに足が向かう。



コーラのペットボトルも1.7ユーロとかだからね。
どんなに節約しても1日10ユーロはかかる。


タバコなんて6.7ユーロとかだから、もちろんパイプを吸っている。





5ユーロのケバブを食べて、早速路上開始だ。

photo:05

















たくさんの人が聴いてくれ、ボチボチお金も入るが、物価の高さに比例するほどではない。

これじゃなかなかキツイんだけどなぁ…………





そのとき、1人の日本人のおばさんが声をかけてくれた。



ここは世界遺産のある街。

そして知らなかったんだけど、シャンパンの産地。

シャンパーニュ地方ってやつか?


なので日本人観光客の姿もまばらに見かける。



「あらまぁー、1人で旅してるのー。頑張ってね。いやー、嬉しいわー、こんなとこで日本の歌聴けるなんてねぇ。」




長崎出身の麗子さん。

シャンパンを飲んですでに軽くほろ酔いになっているお上品なマダム。



彼女のリクエストの歌を歌っている間、麗子さんはバッグから何かを取り出し、立ったまま何かを作り始めた。



そして完成したそれをギターケースの上に置いた。



photo:06



折鶴だった。



「日本から紙を持ってきたのよー。何かあるかなと思ってね。」



そう言いながら何羽もの鶴を折ってくれる麗子さん。

しかもその折り紙が、桜の柄の色鮮やかなもの。

とても綺麗な、日本らしさが詰まった鶴がギターケースの上に並んだ。



「欲しいって人がいたらあげていいからね。じゃあ元気でね。」


上機嫌で次のシャンパンを飲みに行った麗子さん。






それからも歌い続ける。


曲が終わったところで、小さな子供が親に渡されたコインを持ってトコトコ近づいてきて、ギターケースにポロリと入れてくれた。


その子供に、麗子さんが折ってくれた鶴を渡した。


驚いた顔でそれを受け取り、マジマジと見つめている子供。

両親が満面の笑顔で、ありがとう、と言ってくれた。










こ、これ、いいんじゃねぇか?




ふと、パリの伊藤親分が言っていた言葉を思い出した。


「路上でパフォーマンスするだろ?みんなお金くれるだろ?その時君は何をする?」


「ありがとう、って言うだけです。」


「そうだよな。みんなそうだ。でもそれだけじゃなくてさ、もらったら少し返すということをやらなきゃいけない。」


「それは、1ユーロもらったら10セントくらいを返すという感じですか?」


「それでもいいし、何でもいいんだ。もらうばかりでなくて、何かを返すという気持ちが大事なんだよ。」










俺は路上で歌う。

良いと思った人がその対価としてお金を落としてくれる。


そこまでしか考えていなかった。


伊藤親分にこの話をしてもらったときも、俺がさらに何かを返す必要があるのか?って思った。



今、小さな子供が俺にお金をくれた。

その子供に何かを返した。

そこでさらに大きな笑顔が生まれた。

お金に対してお金を返すんじゃなく、折り紙という金のかかっていないものというところが絶妙。

相手の負担にならない上に、日本的なギフトだ。


路上で歌ってた旅の日本人がくれた折り鶴、なんてすげーロマンチックな思い出じゃん。






コインをくれた子供に鶴をあげる場面を見て、周りにいた人たちもみんな笑顔になり、お金を入れてくれる。


鶴を欲しそうにしている子もいる。





こりゃ、いいアイデアだ。


俺はいつも普通の服で普通に歌う。

もし着物やサムライのカッコウをして歌えば、もっと注目を集めることができるはず。


筆を持って墨汁で漢字なんか書けば、下手くそでも人を集められるはず。


でも奇をてらうのは嫌い。


あからさまな日本アピールはしたくない。

やればもっと稼げるはずだけど、したくない。


やっぱり歌で稼ぎたいし、歌の純度が下がるから。




この折り鶴ってのはいい。

お金をもらった時の小さなお返し。
でも子供限定。

うん、それがいい。




おーし、これやっていこう。

路上で歌い始める前に10羽くらい折れば間に合うはず。


世界中の子供たちの心に平和の鶴を飛ばすんだ、なんてカッコいいことは痒くて言えねぇけど。


ほんのちょっとしたギフト。

日本のことをちょっと良く思ってくれればそれでいい。



麗子さん!!!!
素晴らしいアイデアいただきました!!!

ありがとうございます!!
















調子良く歌っていると、今度は1人の中国人が話しかけてきた。

この街には大学があって中国人の学生も多い。



「僕今日暇だからどこか行きたいとこあったら、この街案内するよ。」


爽やかな好青年、シンロン。


俺たちアジア人の名前は欧米人からすると発音しにくいことが多い。

俺の名前も、クミ、とか、チュミ、とか、フキ、とか言われてまぁ苦労する。


ので、外国ではクリスとかジェイとか欧米人風のニックネームを名乗るアジア人が多い。



そんなの嫌いな俺。

シンロンもそんなニックネームを持っていたけど、同じアジア人同志、チョウ・シンロンなんて覚えやすくて発音しやすい名前だよ!!


あっという間に意気投合した俺たち。

ギターを片付けて一緒に歩いた。


今日のあがりは39ユーロ。










photo:07



2人ともあんまり英語が上手くないので、まごついてしまうんだけど、日本人と中国人だもん。

なんとなく中国っぽいかなって言葉でしゃべれば通じてしまうからすごい。


iPhoneで漢字を見せれば、まず間違いなく通じる。


「俺たちコミュニケーションしやすいね!!」


と笑いながら歩いた。







と、笑っていたら笑えない事態が。



最近キャリーバッグの車輪がぐらついてて、常にブレーキがきいたような状態になっていて引っ張るのがものすごく大変になっていた。


転がす時もグラングラン傾いて、もういい加減ヤバイかなぁと思っていたんだけど………




ついに車輪がはずれやがった。



「げー、マジかよー………」


「アイヤー、これはまずいね………」



2人でなんとか戻せないか試みるが、もうどうもならない。



オーストリアで120ユーロだったかな?


大奮発して買ったこのバッグ。


思えばガッタガタの石畳だらけのヨーロッパをガンガン引き回し、土砂降り雨の日も、ドカ雪の時も、カバーもかけずに濡らし放題。

そんな状態でまたガッタガタ道。


そりゃ1年もたねぇか…………




うわー、どうしよう………


修理しなきゃ。

車輪だけ買うか?

新しいバッグ?
いやいや、修理だよ。



「よし、フミ、僕の家に行こう。僕に考えがあるから。」




そう言うシンロン。

バスに乗って彼の部屋へ。
















小さな部屋。ここで中国人の彼女と一緒に住んでいる。

2人とも大学生。



「フミ、お腹空いたかい?これでよかったら食べる?」


そう言ってカップラーメンを出してきたシンロン。

お湯をわかして作ってくれた。


「はい、これもよかったら飲んで。」


ビールを出してくれる。







「ちょ、シンロン。どうしてこんなにしてくれるんだい?中国人はみんなこうなのか?」


「ん?別に普通のことじゃないか。友達が家に来たらもてなすだろ?それよりこれ観なよ。カンフー映画。すごいんだぜ。」

photo:08



シンロンの飾らない優しさにジーンと感動しながら、インターネットサイトの映画を一緒に見る。













えーっと、1分間で30本くらいの骨をへし折り続けるという骨を折ればいいと思ってるようなアクション映画でした。

すげえ。




ストーリーが秀逸で、田舎に住んでる青年が親子の象を飼っていたんだけど、ある美食家マフィアがその象をさらってしまい、キレた青年が象を探しに旅に出るという斬新なものです。



マフィアの経営するレストランを発見し、単身殴りこみをかけて、そこで雑魚たちの骨を1分間で30本へし折ります。

photo:09



photo:10






ボスの間にたどり着いたのはいいんだけど、そこで青年が目にしたのは、哀れ、骨のみとなって宝石で飾りつけられたお母さん象の姿。




キレますね。

キレるときのカメラの動きがいいんですよね。

photo:11




握りしめられる拳、筋肉が浮き上がる上半身から上にあがっていって顔アップ。




斜め45度、決め台詞!!


お前ら殺す!!みたいな中国語。


その瞬間、横で一緒に観ていたシンロンが、クール、とつぶやきました。


うん!!クール!!





最終的にお母さん象の骨を鈍器がわりにして敵をタコ殴りにしてました。


いいの?!

photo:12



photo:13



photo:14







まぁでもやっぱり中国映画のアクションはすごいね。体張ってる。
格闘シーンの目にも留まらぬ攻防は手に汗握るよね。



「いやー、シンロン、面白かったよー。やっぱり中国のカンフー映画はすごいね。こんなアクション他の国にはないわ。」


「あ、これタイの映画なんだ。」




タイて(´Д` )

ウケる(´Д` )

なんで今タイ見せた?



覇拳2ってやつでした。
気になった方はどうぞ。














映画を観ながら色んな話をした。


お互いの国の食べ物のこと。
観光地のこと。

呼び方がわからなくても、漢字を書けば理解しあえる。


「外国にいる中国人は金持ちって聞くんだけど、シンロンの家は金持ちなの?」


「そんなことないよ。普通だよ。ミドルクラス。うちの大学にいる中国人たちもみんなミドルクラスだよ。そんな金持ちはいないよ。」


パソコンの中の中国のインターネットサイトを見て思う。

広告もCMも、綺麗で先進的なもの。

サプリメントみたいな健康食品のCMをやっている。

そこにあるのは、日本やヨーロッパと変わらない当たり前に近代的な社会。





外国にいる中国人は金持ち。



今までよく聞いてきた話。


もちろん格差はひどいだろうし、貧困層は他の先進国よりも深いと思う。


でも、シンロンは自分たちのことをミドルクラスと言う。


まだ中国に行ったことがないからわからないけど、中国人である彼の感覚こそが今の中国の経済を表していると思う。




「フミ、日本人は中国人のことが嫌いなのかい?ホントのところを教えてよ。どう思う?」


「正直に言うけど怒らないでね。嫌いだよ。嫌いじゃない人もいるけど、見下している。テレビを見ていれば完全にそう洗脳されるんだよ。」




そんなことないさ!!なんて口が裂けても言えない。

俺たちの親の世代以上は、中国人はシナ人で、劣っていて恥知らずで………とまぁ完全に嫌ってる人がほとんどだろう。

バカチョンカメラとか言うくらいだもん。


俺たち若者の世代はどうだ?


中国製品はモノが悪くて、

中国人はすぐ日本のマネをして、

中国人はすぐ暴動して、


そんな、見下してバカにしてるようなニュースばっかりやってる日本のテレビを見て育った若者が、中国人に対して平等に友好な心を持てるだろうか。



少なくとも俺の周りにはほとんどいないな。





今俺は世界を旅している。

日本にいたころに持っていた各国に対するイメージ、先入観ってやつをなるべく捨てたニュートラルな状態でその国を感じるようにしている。


なので、いいことがあればその国はいい国だし、やなことがあればその国には嫌な国というレッテルを貼る。


それでいいと思ってる。


俺はまだ中国に行ったことないけど、これまでヨーロッパで会ってきた中国人のことを振り返ると、あんまりいい印象じゃないなぁ。


もちろんめちゃくちゃいい奴もいた。

けど無礼で無愛想な奴の方がはるかに多かった。


今はまだ中国人のこと大好きとは言えない。




「中国人も日本人のこと嫌いなの?よく反日の暴動やってるじゃん。」


「んー、たしかに日本を嫌いな人は多いかな。でもあの暴動はみんながやってるわけじゃないからね。90パーセントの人はあんな馬鹿なことはしないよ。」



10パーセントは過激な反日主義ってちょっと多くねえかと思った。



まぁとにかく、今目の前にいるシンロンはまったく気負わずに、友達として話せるいい奴。

同じアジア人だと、欧米人といるよりもリラックスできるもんだ。













いつの間にか時間は22時を回っていた。

そろそろ帰ろうとすると、シンロンが部屋の片隅に置いてあったバッグを持ってきた。


「これ、フミのバッグと交換しようよ。」



床に置かれたそのバッグは、ほとんど使われた様子のない新品同然のカッコいいキャリーバッグだった。


photo:15





「ちょ、ちょ、ちょっと待って!!新品じゃんかそれ!!ダメだよ!!俺のぶっ壊れてるから!!」


「いいのいいの。俺ほとんど使わないから。荷物入れとく箱くらいにしか使ってないからさ。使う人が持ってたほうがいいよ。」








はい、中国人大好き。


ナンボ単純だって言われてもいい。

中国人大好き。




ついさっき会ったばかりなのに、こんな新品のバッグと車輪の取れたボロボロのバッグを交換してくれるなんて、優しさを超えてる。

完全に無償の愛。

今までの中国人に対する悪いイメージ、すべて消滅。






マジかああああああああ!!!!!!

ずっとバッグどうしようって考えてたのにいいいい!!!!!!


シンロンって言うだけあって願い事叶えてくれたああああああああ!!!!!!


ちょっと、良すぎるんだけど、このバッグ!!!

photo:16





今までのよりひとまわり大きく、外にくくりつけていたブーツも野宿マットも全部中に収まってしまった。

ポケットも多くて収納バッチリ。


しかもメインのチャックにはロックもついている。


おまけに俺好みのシックなデザインときてる!!!



なんてこったーーーーーー!!!!!
















「入れ替え終わった?よし、彼女迎えに行くから一緒に出よう。」



バイトを終えて帰ってくる彼女をバス停まで迎えに行ってあげる紳士、シンロン。


こいつホントに優しさに満ち溢れた男だなぁ。


彼女もまた笑顔のキュートな可愛い子だった。


なんにもできないけど、せめてこれだけでも、と俺のCDを受け取ってもらった。

お世話になった人に渡してきたCDも、あともう残り1枚だ。









2人に手を振って別れ、俺は昨日と同じ公園へ。


おー、キャリーバッグの車輪の調子がいいとこんなに早く歩ける!!

最近ずっと、ほとんど回らない車輪を引きずるように歩いてたもんな。

photo:17











テントの中で寝袋にくるまる。


今日もいろんなことがあったなぁ。

路上は出会いに溢れてる。


明日もキッチリ稼ぐぞー。








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折り鶴のお返し

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4月30日 火曜日
【フランス】 ランス






photo:01


今日は特に何もない1日だった。



ケバブを食べて、路上やって、たくさんの人たちと話して、雨が降ってきたからケバブ屋さんに逃げて。

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あ、これシンロンが交換してくれたバッグ。

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ここランスはシャンパンの街。

地元の人に、シャンパン飲むならなんてやつがいいですか?と聞いたら、シャルドネだ、と教えてくれた。


聞いたことある名前。


よーし、シャンパン飲みまくるかー!!





って、俺シャンパン嫌いだった。


美味しくないよね、シャンパン。


あんなもん有難がって飲む人の気がしれないよ。


しかもバーで飲もうと思ったら、小さなグラスで1杯6ユーロとか。

飲めるわけねえ。




今日も酒抜きだなぁ。

健全だ。


あがりは49ユーロ。







たまには短い日記で勘弁して!











と、ここでちょっとみなさんにお話があります。

相談って言ったほうがいいかな。

みんながどう思うか聞いてみたいです。







昨日路上で出会った麗子さん。

彼女が歌を聴きながら折ってくれた折り鶴。

あれを子供にあげたときの喜びようったらなかった。


子供の親もとても喜んでくれたし、周りで見ていた人たちもみんな笑顔になって、すごく微笑ましいギフトだなぁと思った。


伊藤親分の言っていた、少し返す、という心は素晴らしく的を射ていたわけです。





鶴は平和の象徴。

とても可愛らしく、そしてパワフルなメッセージの込められた祈りの象徴。

でもただの紙ってのがいい。



ほんの少し、そのメッセージを世界の子供たちに渡すことができれば、子供たちが大人になったときに、部屋の片隅に置かれている折り紙を見て、あー、あんなアジア人がいたなぁ、ってほんの少し暖かい気持ちになってもらえれば、何か変わるかもしれない。






そこでこれからも、この折り鶴のお返しを続けていきたいなと思ったわけですが、いかんせんここはヨーロッパ。

なかなか和風の綺麗な折り紙がありません。

和風どころか折り紙用の紙もないんだなぁ。

画用紙みたいな分厚いのはたくさんあるんだけど。


すでに麗子さんがくれた折り紙は全部配り終えてしまって、子供にお金を入れてもらった時に返すものがなくて申し訳なくなる。








そこでなんですが、ヨーロッパに住んでる日本人のかたで、いい折り紙を持ってる人はいませんでしょうか?

もしいらっしゃったら売っていただくか、よければ分けて欲しいです。



さらに言えば、これからヨーロッパに旅行に来られるかたで鶴持ってってあげてもいいよ!!って人が、もしいらっしゃれば、是非とも欲しいところです。




まぁ僕の路上を充実させるためのひとつのツールではあります。

そこはあくまで自覚します。


でもただ路上で歌うだけより、もうほんの少し、何かアクションが起こせればいいなと思ったわけです。



日本の素朴で美しい文化を知ってもらうって意味でも。








どうでしょう?

綺麗な折り紙を置いてるお店、ヨーロッパで知ってるよーってかたいらっしゃいますか?


おっしゃ!!来月ヨーロッパ行くから持ってってやる!!って賛同してくださるかたはいらっしゃいますか?


気持ち悪いこと言ってんじゃねえよチンカスホーケーとか言わないでえええええ(´Д` )






さすがに思うよ。

これだけたくさんの人たちに助けられながら旅できている。

もらうばかりじゃなくて、何かを返したい。




偽善者!!って背中にどーんと描いたTシャツを着て街を歩いていたあの頃の俺が、俺は大好き。
多分何も変わってない。


物乞いにどっか行けボケ!!って思うのもホントの俺。


優しい歌詞が書けるようになってきた俺もまぎれもなくホントの俺。





折り紙の件、

ご意見お聞かせください(^-^)/


photo:08











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だからフランスの移動クソ高えって

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5月1日 水曜日
【フランス】 ランス







い、いつの間に5月に……!!!


やべえ、シェンゲンに戻ってからすでに1ヶ月と5日も経過してやがる。


まだ全然回ってねえ!!


あとベルギー、オランダ、西ドイツ、リヒテンシュタイン、スイス、イタリア、ギリシャ、南フランス、


やっべえぞ、これ。







ベルギーとオランダと西ドイツを10日ずつで回って………


ダメダメ。
そこで1ヶ月使ったらもう後20日くらいしか残らねえ。


稼げそうなお金持ち国、スイスに時間をかけたいところなので、他のところはかっ飛ばすしかねえ。



1ヶ国1週間ペースだなこりゃ。




photo:01



さぁ、北フランスはもうこれといった見所はない。

ナンシーっていう街に世界遺産があるみたいだけど、もうどうでもいい。


一気にルクセンブルクに行ってしまおう。









駅に行って、タクシーの運ちゃんにバスはあるか聞いてみる。

が、やはりこの街からの脱出方法は電車しかないようだ。


電車、絶対高いよなぁ………
いくらするだろ………


とりあえずルクセンブルクの最寄りの街、メスまで行って、そこからルクセンブルクにアタックしよう。



パリからメスまで、たしかバスで19ユーロだった。


パリとメスのちょうど真ん中にあるこのランスまでが、電車で27ユーロした。


メスまで同じくらいの距離なので25ユーロくらいで行けるといいんだけど。





恐る恐るチケット売り場で聞いてみる。



「45ユーロだよ。シルブプレ。」




はい、フランスの移動クソ高え。


どうなってんだコノヤロウああああんんん!!??




「1番安いのが乗り換え2回で37ユーロだよ。シルブプレ。」









もうヤダああああああ!!!!!

なんでそんなに高いんだよ!!


バスだったら19ユーロの移動が、電車だと65ユーロ。

電車高すぎ。







こ、こうなったらヒッチハイクしかねぇ。

時間かかるかもしれないけど、37ユーロ払うくらいならやってやる!!




いや、このまま大人しく電車に乗ってメスに到着してすぐに路上すればチケット代を取り戻せるんじょないか?

それがベストじゃないのか?










どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする…………















photo:02



ヒッチハイク敢行。

高速の入り口で、久しぶりに看板も出した。



メス行きがつかまれば2時間くらいの距離。

楽勝!!!












のはずなんだけど、一向に止まらない。


まったく止まらない。



焦ってるところに中指を立ててくるボケ。











………………












2時間やったが止まる気配ゼロ。



また1時間かけてすごすごと街に戻った。



あー!!ちっくしょー!!!

早くこの街脱出したいのにー!!!




時間は17時。


よし!!もう路上やろう!!




街に戻ってソッコーで路上開始。





もうすでに顔見知りになっている物乞いのボケが、いつものようにやってきて金を要求してくる。


年はたぶん40歳くらいだろう。

2人組で、犬も連れてる。



ギターケースの中のコインを指差しながら、こんなにあるんだからいいだろう?と、さも当たり前のように横柄に要求してくる。


ダメだよと断り続けると、キレた顔して、捨てゼリフを吐いて去っていく。



そして少し離れたところにいつものように地面に座りこんで紙コップを差し出して物乞いしている。



んで俺にお金が入るたびにこっちにやってきては、食べ物がないんだよー、ほらこんなにあるんだから1ユーロくれよ、なぁ、アミーゴ、と汚ねえ笑顔で言ってくる。



俺が一生懸命歌ってやっとお金を手にいれてるのを横で見ながら、自分たちは何もせずそれにありつこうとしている。


こいつは歌うだけでこんなに金を稼ぎやがる、不平等だ、とでも思ってるのかな。


きっとそんな腐った考えだから、こうして落ちているんだろう。

犬のエサ代とか言えばもっと稼げると思っているその浅はかさにも吐き気がする。



ボケが、移民の黒人見習え。

みんな物をちゃんと売って金にしてるんだよ。



奪われることなく2時間歌って、今日のあがりは27ユーロ。

photo:03















今日も雨が降ってきてマクドナルドに避難。



Facebookを開くと彼女からメールが来てる。

あー、どんなラブリーなメールかなー。



「てめー、いい加減にしとかんと殺すぞコラ?」



や、やべえ(´Д` )

連日のミユキさん日記でかなりお怒りモード(´Д` )




うう、早く進まなきゃ……

電車代ケチって1日足踏みしてしまったなんてバカみたいだ。

明日は一気にルクセンブルクまで行ってしまうぞ。

この物価の超高いフランスを出ればもう少し移動も安くなるだろう。


ごめんね、もっと飛ばすから。











今夜もいつもの公園でテントを張る。

静寂の暗闇。

鳥がバサバサと木から飛び立つ。

池の魚がパシャリと音を立てる。



この広い公園にいるのは動物と俺だけ。

テントの中、ギターを弾いた。







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ルクセンブルク来たぞオラぁ!!

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5月2日 木曜日
【フランス】 ランス ~ メス
~【ルクセンブルク】 ルクセンブルク







photo:01


朝イチ、駅に向かう。




歩き慣れたトラムストリート。
そびえる大聖堂。

出勤の人たちが通りをいそいそと歩いている。





フランスではパン屋さんが大人気。

午前中の時間帯はだいたいどこのパン屋さんも地元の人たちで並ぶほど混んでいる。



みんなあの細長いフランスパンを片手に、歩いている。


ムシャムシャかじりながら歩く、キャリアウーマンみたいなカッコいい女の人も。



どこにでもあるフランスの朝の光景。






ていうかこの別にたいしたものもない街に4日もいてしまった(´Д` )

急がなきゃいけないのに、何悠長にやってんだ(´Д` )











駅に到着。
すぐにチケットを購入。

ランスからメスまで、37ユーロ。

クソ高えチケットをポケットに突っ込んで電車に乗り込んだ。

















電車2本、バス1本の乗り換えで、昼過ぎにメスに到着。


このままルクセンブルクに行ってもいいが、昼間の時間は歌いたい。


ちょっくら歌っとくか。



photo:02



photo:03




軽く迷子になりながらも、なんとか駅から歩いて中心部に到着。

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のびやかで綺麗な広場の奥には、たくさんの人でごった返すショッピングエリアがあった。

photo:04





さーてどこで歌おうかな。



これでもかってくらいたくさんの人で溢れたメインストリートの真ん中でギターを構える。

photo:05




勇んで声を上げる。









が………5日連続の路上でそろそろ疲れてきてるかな。

喉が詰まって声が出ない。


いい歌が歌えてないと自分でもわかるような時ってのは、お金の入りも寂しいもんだ。


みんな空気かのように通り過ぎて行く。


反応がないとさらに演奏のテンションも下がっていく。



ガタガタの路上で、結局あがりは22ユーロどまり。


まぁそれでもルクセンブルク行きの電車代くらいにはなったかな。

photo:06





photo:09



ヨーロッパの若い女の子のファッションの流行り。

スパッツとパンプス。
暑いときはタンクトップでこれでもかってくらい体のラインをひけらかす。

photo:10














もう今日でフランスは出てしまいたい。
さっさと駅に戻り、ルクセンブルク行きの電車を探すと、ちょうどあと15分後にルクセンブルク行きがあった。

値段は16ユーロ。

よし、行くぞ。

photo:11













時間がないので急いでチケットを買いたいところなのに、チケット売り場には長蛇の列。


早く早く早く早く早く…………



全然進まねえ。



発車まであと5分を切った。





もうダメだ。




ダッシュでプラットホームへ。



出発寸前だった列車を探し出し、車掌さんに中でチケット買えますか?と尋ね、飛び乗った。








列車は快調に走る。

草原の中をかけぬけ、北に向かう。


車掌さんがさっきから前を通っているのに、チケットを売ってくれない。

忙しいのかな。

まぁまだルクセンブルクまでは時間あるしな。






電車はルクセンブルクとのちょうど真ん中にあるティオンビルという街に止まった。



ここからはもうすぐだな。







と思っていたのだが、列車は一向に動かない。








いつまでたっても動かない。







どうしたんだ?と思っていたら車内放送が流れ、乗っていた人たちが列車を降り始めた。



隣に座ってた女の子に聞いてみたら、トラブルでこの列車は動かなくなったという。



うそー!!というところだけど、ヨーロッパってこのパターンよくあるんだよね。


そんでほったらかしにしないところがヨーロッパのいいところ。


ちゃんと代替えのバスを用意してくれる。


みんなそのバスに乗り込む。




「あ、あのー、僕まだチケット買えてないんですけど………」


「あ?どういうこった?」


「電車の中で買えなくて。チケットいくらですか?」


「あー、いいよ。大丈夫、ホラ、乗りな。」




うひょー、16ユーロ浮いちゃった。















バスはローカルな駅に立ち寄りながら走り、フランスを出国。




フランス、また戻ってくるからね。

西欧随一の先進国であり、文化の最先端をいく国。

まだまだこんなもんじゃないよね。


何日残した状態で帰ってこれるかわからないけど、ひとまずはバイバイ!!
















夜21時、とうとうバスはルクセンブルクに到着した。

photo:12




うおー、これが世界一のお金持ち国、ルクセンブルクかー…………



迫る夕闇に駅の時計台が浮かび上がる。



謎の国、ルクセンブルク。

photo:13



ちょいとミニお国情報。



★首都……ルクセンブルク
★人口……50万人
★言語……フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語
★通貨……ユーロ
★世界遺産……文化1件 (ルクセンブルク旧市街)




佐賀県くらいの広さだそうです。


例えが佐賀県じゃよくわからないとか言ったらダメ。


人口が50万人です。


宮崎市が40万人です。


例えが九州じゃ地味すぎてよくわからないとか言ったらダメ。



900年代の中世にお城が立てられたのがルクセンブルクの始まりみたいで、それからなんだかんだ隣国の支配を受けつつも、独立した国としての立場を守り続けている。

不思議なところだなぁ。

こんなに小さくて、こんなに人口少ないのに、立派に国として認められている。


北から南まで80km、東から西まで60km。



それを支えてるのが経済力なんだろな。

ルクセンブルクは世界一、国民の所得の多い国、と言われている。


工業や金融分野でヨーロッパを牽引するほどの地位を守り、さらに、失業率が極めて低いことで、デモなどもほとんど起きていない。



隣国にフランス、ドイツ、そして少し離れてイギリスがあることから、国民のたいがいの人はそれぞれの言葉を解する。

さらに税金も他の先進国に比べて安いことから、世界中の外資企業がこぞってルクセンブルクに本社を置く理由なっているそうだ。




国というか、金融都市。
スイスみたいなところなのかな。

ヨーロッパの金庫って感じだ。






そんな街で路上をやったらどうなる?



とんでもなく稼げるんじゃねえかあああああああ??!!!



いやいや、期待しすぎてはいけない。

今日はヤレると思ってデートに誘って良い感じだったのに最後にキスしようとして断られて、さ、先っぽだけだから……!!と懇願しても断られて上を向いて歩こう涙がこぼれないように歩いた数々の過ちを思い出せ。



そうそう。まぁ50ユーロでも稼げたらよしとしよう。









マクドナルドを見つけたからブログを更新し、メールなどのチェック。

ちなみにコーヒーが1.65ユーロ。

200円。

高え。

photo:14





でも驚いたのがコーヒー、って言ったらコーヒーを出してくれるところ。


これがすごい!!


なんのこと?って思うかもしれないけど、スペインやフランスではコーヒーくれって言ったらエスプレッソが出てくるんだよ。

あの雀の涙ほどしか入ってない超ミニサイズのエスプレッソ。


日本人にとってコーヒーはもっとたくさん入ってるアメリカンコーヒー。

やっぱりあれが欲しくなる。

エスプレッソじゃ2秒で飲み終わって長いこと居られないし。



さらに砂糖やフレッシュ、ナプキンの紙が取り放題になった。

この慣れた感覚。

ドイツに近づいてきたんだなぁ。












photo:15



寝床を探して夜中の街を歩く。

街灯に浮かび上がる近代的なビル群と綺麗な道路。


でも都会すぎないところが嬉しい。
居心地のいい街だな。

photo:16






深い谷が街の真ん中を切り裂いていて、暗くくぼみ、はるか下は林になっている。

緑が多く、どこでも野宿できそうだ。













中心部のすぐ近くに大きな公園を見つけた。

静かで、とても綺麗な市民の憩いの場所といった雰囲気。


お、屋根のある東屋を発見。

完璧だ。
これでテントを張らずに済む。










さー、明日はルクセンブルク路上初日。

噂にたがわぬ裕福な人たちっぷりを見せてくれよー。

明日の美味しいビールのために今日まで酒抜き!!








あ、いやいや、だから期待しすぎたらダメだって。


あいつ絶対俺に惚れてると思って通い続けたラウンジの女の子がある日突然何も言わずにお店を辞めてていてボーイの男に心の中でピエロがと笑われるなんてよくある話じゃないかチクショウ!!!



明日目標、100ユーロにさせて!!

やっぱり期待させて!!ルクセンブルク!!


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ルクセンブルクでの稼ぎいくらだと思う?

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5月3日 金曜日
【ルクセンブルク】 ルクセンブルク







photo:01



ルクセンブルクという国。


小さな小さなこの国にひとつだけ世界遺産がある。




それはこのルクセンブルクの首都、ルクセンブルクの旧市街地域。




朝イチ、寝袋をたたんで見て回ってみた。









photo:02



photo:03



photo:04





んー、別にこれといったものはないなぁ。

今まで美しいヨーロッパの街を見てきたけど、それらに比べたらここがそうなの?ってくらい近代的で古めかしさを感じない。

photo:05




遺跡らしい遺跡もない。


観光客らしき姿もほとんど見かけないし。


こんなもんかな。

photo:06


















まぁ、ルクセンブルクに来た目的は観光なんかではない。


ただひとつ!!!

ズバリ稼ぐため!!!


世界イチ国民の所得が高いといわれるこの国。


その実力はいかほどのものか。



ケバブを食べて、いざ中心市街地へ。

photo:07



これ6ユーロ。










photo:08



街の真ん中にある大きなショッピングエリア。

ホコ天の通りが碁盤目に広がる地域には、たくさんの高級ブランド店がひしめき、上品な人たちが笑顔で歩いている。


こんなにバスキングにバッチリな通りなのに、路上パフォーマンスをしているのはアコーディオン弾きの爺ちゃんただ1人。


この世界に名だたる金持ち国。
各国からパフォーマーが押し寄せていてもおかしくないのに。



んー、おそらくライセンスが要るパターンのやつだな。




注意されるまでが勝負ってわけだ。




よっしゃ、いってみるかい!!!!

photo:09




















たくさんの人が通りを埋めつくす中でギターを鳴らす。



うお!!喉の調子、絶好調!!!


声出る出る。

なんぼでも歌えるぞこりゃ。


俺歌うめええええええ!!!!!



















はい、警察ですね。


止められますね。


クソ!!
クソが!!!!



「君はライセンスを持っているのかい?」


「持っていません。わかりました。すぐにこの国から出て行きます。僕みたいなフナムシがこんなお金持ち国に来たのが間違いでした。すみません、死にます。」


「ライセンス、すぐに取れるけど取るかい?10ユーロだよ。」




お、まぁまぁ安いかな。

でも10ユーロか………


でもルクセンブルクだしな………



2秒悩んでライセンスを取ることに。








photo:10



お巡りさんと一緒にツーリストオフィスへ。



ていうかビックリすることに、昨日から10人以上の人と話しているけど、見事なまでにみんな英語が堪能だ。


たった数キロ離れたフランスではあんなに誰も喋れなかったのに。

金持ち国の実力のひとつだな。







オフィスの中に連れていかれて、外国人管理みたいなところへ。


「ルクセンブルクではどこに泊まってるんだい?」


「あ、へ、ほ、ひ、ホテルをとろうと思っています。」


「そうか、キチンと泊まるところを確保してそのアドレスを申請しなきゃいけないよ。」




うおー………厳しい。

とっさに今日ルクセンブルクに到着したことにしてしまった。

公園で寝てますとは言えなかった。

いくら同じシェンゲン加盟国とはいえ、やはり他の国とは別格の厳しさがあるようだ。




「よし、ギフトをあげよう。今日のぶんの10ユーロは払わなくていいよ。中途半端だからね。」


「やったー!!ルクセンブルク大好きです!!」


「でも今日だけだからね。明日の分は今払ってね。」


「え、あ、で、でももし明日雨が降ってしまったら路上できないので、明日の分は明日払いたいんですけど………」


「大丈夫。明日はいい天気になるから。」





というわけで明日のライセンスを10ユーロで購入。


用紙と街の地図を渡される。


photo:11




そこには、


photo:12









なんとかストリート
12:00 ~ 13:00

なんとかストリート
13:00 ~ 14:00




ってな具合に、1時間おきにそれぞれの通りの名前が書かれており、その時間帯はそこでやってくださいねと指定されている。



朝10時から夕方の19時まで。



すべて中心市街地の中だけど、美味しい通りと、そうでない通りがある。

捨てる時間帯と、確実に取りたい時間帯があるってな塩梅だ。




まぁ、こんなもん地元のお店や住民とミーティングをした上で決められた時間なわけではないだろう。

他のパフォーマーたちとバッティングしないように割り振ってくれてるだけで、別に他にやってるやつがいなければ気にすることはない。


要するに金払って許可を取ってるかどうかってのが重要なわけだ。


たぶん、さっき路上でアコーディオン弾いてた爺さんはこんなライセンス取ってないだろうしね。






とにかく。

10ユーロも払ったんだ。


稼がないと赤字なんてシャレにならん。



時間くってしまったので、急いで通りに戻って路上再開!!!

photo:13



photo:14



photo:15





しばらくしたら雨が降ってきた!!



多少濡れながらでも歌い続ける!!



さすがに激しくなってきたので軒下に避難!!




小降りになってきたのを見計らってまた歌う!!!



うおー!!喉の調子最高ー!!!
いつまででも歌えるぞ!!

photo:17







でもまた雨!!

みんなが傘をさして歩いている中、歌いまくる!!







激しくなってきて軒下に隠れる!!





また歌う!!!






チクショー…………せっかく調子いいのに。




とりあえず12時から18時まで歌い続けたけど、警察と雨でだいぶロスしてしまった…………




はぁ………

せっかくのお金持ち国なのに………




今日のあがりは、
























157ユーロ。







きゃあああああああああああばばばばばばばばばばばばば!!!!!!!!!!




俺ここ住むううううううううううううううう!!!!!!!!!





もうアレだもん!!

みんな、2ユーロコインだもん!!

入れるの!!


いつもはどっさり入って処理に大変な10セント以下の赤いコインが数枚しか入ってねぇ!!






はぁはぁはぁ………(´Д` )

超金持ちになっちゃったあああああああ!!!!!!!!





さらに垂涎の情報が………!!!



「明日、この街はフェスティバルなんだ。すべてのお店がディスカウントして、街のすべての人が通りに繰り出すから大変なことになるんだよ。」






…………おらぁ!!!タチンボどこだ!!札束でオッパイはたいてやる!!!!









もうね、すごい。


歌ってて、お金を入れてもらったら必ずありがとうって言うようにしてるんだけど、入り過ぎて歌えないくらい絶え間無くお金が入る。

しかも2ユーロコイン。



今日の喉が絶好調ってのもあったと思うけど、みんな、ワンダフルとか、グレイトとか、アメイジングボイスとか言ってくれる。



そしていい歌が歌えてる時は、会話も弾む。

たくさんの人に声をかけてもらった。


バブーにあげる折り鶴がないのがすごく悔しい!!

photo:18






そんで驚いたのが、銀行で働く人の数が異常なんだよね。


3人くらいの男性と話したけど、みんな見事に銀行マンだった。


ルクセンブルクはどうしてこんなにお金持ちなのか聞いてみた。



「すべて銀行さ。世界中の銀行がこのルクセンブルクに集まっている。だからみんなとてもリッチなんだよ。」


自分で自分たちのことを、臆面もなく金持ちだと言えるなんてよほどの自負があるんだな。


たったの人口50万人。

そしてたったの人口15万人のこの街。

しかし、ほぼ全ての人が金に不自由のない人生を送っている。

とてつもない国だよ。














久しぶりすぎる100ユーロの大台をはるかに上回るあがりを叩き出して、やっとヨーロッパらしくなってきたなと実感。

よーし、今夜はレストランでいいご飯食べちゃおうかなー!!

女買ってサムライのすごさ見せちゃおうかなああぁぁぁぁぁ!!!!!!















photo:19



ケバブを食べて、公園のベンチで缶ビールで1人乾杯。


ま、まだ余裕かますのはとっとこう。


缶ビール1本のねぎらいで充分さ。

女の人には夢の中でどうにかしてもらおう。



お疲れ!!俺!!

photo:20










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豊かさってなんだろなぁ

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5月4日 土曜日
【ルクセンブルク】 ルクセンブルク







photo:01


今日も同じ公園のベンチで目をさます。


警察にはホテルをとるように言われたけど、この金持ち国でホテル入ろうと思ったら、たぶんどんなに安くても30ユーロはするだろう。


ごめんなさい!!


俺みたいな流れものがやってきて、こうして公園で寝たりする浮浪者が増えて治安が悪くなるのを防ぐためなんだろうけど、あと今夜だけです!!

勘弁してください!!











よおおおおおおおおおし!!!!!!


今日はなんかフェスティバルとか言ってたよねえええええええ!!!!!!!


人通りかすごいことになるって言ってたけど、どれほどのものすげええええええええええええええええ!!!!!!!!!!

photo:04





まだ昼前なのにマジでまともに歩けないくらいの大混雑!!!

photo:03




全てのお店が商品を店先に並べて、50パーセントOFFとかのバーゲンセール!!!


カフェのテーブルも全部満席で広場が人で埋め尽くされてる!!!

photo:05



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しかも天気がやべえくらい快晴ーーーーーーー!!!!!!






はぁはぁはぁ(´Д` )

稼げない自信がない(´Д` )






昨日のライセンスでは、時間帯と通りの指定がされているものの、今日も路上でパフォーマンスしているのはアコーディオン弾きの爺さんだけ。


なら関係ねえ。

photo:07






美味しい通りに陣取り、気合いを入れてギターを鳴らした。










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photo:10




photo:11








頑張った。

俺頑張った。


12時から、夜の19時まで。


7時間やったよ。



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喉と手首と指先がどうにかなるんじゃないかってとこまで頑張ったよ。


photo:20





今日のあがりは………


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ナイスカップル!!

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84ユーロ。


















あ、1を足し忘れてた。









184ユーロです。






いやあああああああああああああああいいいいいいい!!!!!!!!!


国籍ちょうだいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!



今日こそ!!今日こそ3Pするうううううううううう!!!!!!


入れさせてもらううううううう!!!!




















「おー、来たかい。入って入って。」


はい、入れされてもらったのは銀行マンのビシーの高級なアパートの部屋です。

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大きな液晶テレビ、ふかふかのソファー、ピカピカのキッチン、宇宙船のコクピットみたいなシャワールーム。

photo:19










路上で歌っててお誘いしていただき、やってきました。



「俺も昔、若い頃に路上で稼ぎながら旅してたんだ。」


そう言うビシー。
可愛い女の子のお父さん。
奥さんは今夜仕事で出ているので、お泊まりさせてもらえることになった。

photo:21



お金を数えるのを手伝ってくれるラニア。







スマートなビシー。

スマートに食事を作ってくれた。

photo:22






彼のパフォーマンスは、ゲーム。

ただのステューピッドなゲームさ、と彼は笑う。


例えば自転車。



見た目は普通な自転車なんだけど、ハンドルが特殊で、右にきると左に曲がり、左にきると右に曲がる。


ただの単純な仕掛け。


しかしこれが難しくて誰も運転できない。

面白くてみんなこぞってチャレンジするんだそう。


他にも様々な小さなアイデアのゲームを考案し、それらの機材を積んでヨーロッパのお祭りを巡っていたんだそうだ。

photo:23



これもゲームの一種。






「稼ぎはねえ……うーん、良いときで、そうだなぁ、4000ユーロくらいかな。悪くても500ユーロくらい。まぁ2人で回ってたからね。」







すげすぎる…………


この稼ぎで家も車も買ったそう。

しかもこの時大学生で、休みを利用してのパフォーマンスだったそうで、キッチリ高学歴を積んで今の銀行マンという仕事をゲットしたんだそう。



2人で始めたこのパフォーマンス。
会社にまで成長させたところで若者にその会社を売り、今では穏やかで順風満帆の生活を送っているってらわけだ。



「フランスの南の海沿いにモナコっていう小さな小さな国がある。ルクセンブルクよりもはるかに小さい1km四方くらいの地域だ。でもここに住んでる人たちは全員が全員億万長者だ。もしモナコでフミが歌ったら誰も君にコインをくれないよ。みんな紙幣しか入れないはずさ。」












バッグの中に、ランスで出会った中国人、シンロンがくれたカップラーメンがあったので、お湯をもらって作った。



するとビシーはカップラーメンを見て、何だいそれは?と聞いてきた。



「あれ?お皿はいらないのかい?あ、お湯を入れるだけでいいのか。へー、便利な食べ物だね。」




ご、ゴミじゃないですからね(´Д` )



さすが、ルクセンブルクの人間は、ザ・底辺、カップラーメンなんて見たこともないんだね(´Д` )




「ルクセンブルクにはこの人口15万人の小さな街に150の銀行があるんだ。みんな銀行で働いてる。北欧並みの福祉が整っていて、みんな幸福に暮らしているんだ。もちろん100パーセントってわけじゃないけどね。この国の政府は素晴らしいよ。」




自国の政府をこんなに手放しに褒める国民がいる国が今まであったかな。

ノルウェーもまぁそうだったけど、国民の政府に対する満足度は、まさに経済の潤いで決まるもの。




日本は豊かな国だ。

エジプトやモロッコなんて比較にもならない。

でもそれでも日本人は常に政府を非難する。



ここルクセンブルクの経済力は、政府の政策力によるものが大きいと思う。

国民が少なくてコントロールしやすいってのもあるだろうけど。


しかし日本の豊かさは、国民1人1人や民間企業の絶え間ない努力に支えられてるように思える。

政府の良さなんて微塵も見えない。
政治のこと全然わかんない俺が言うのもなんだけど。







厳しい時代、厳しい時代と言い続け、それでもなんとかやっている日本。

国民の幸福度が、金に困らないってとこに間違いはないと思う。


でも金がなくても、家族とその日暮らしをしてる人が幸せだと言える国民がいる国もきっとたくさんあるはず。



一度豊かさを知ってしまったらそこから脱却することは出来ないんだろうな。


金がないことを、惨めさにしか感じられない感覚は、先進国が負ってしまった病気かな。





シティーオブマネー、ルクセンブルク。


豊かさとはなんなのか考えさせてくれる国。

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銀行マンとドライブ

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5月5日 日曜日
【ルクセンブルク】 ルクセンブルク
~ 【ベルギー】 ブリュッセル









「はい、この辺の使っていいから自分で作って。」

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ハムとバターが並んだテーブル。
ビシーがフィンランドの黒パンを出してくれた。

朝のキッチンは太陽の光で清潔に照らされている。


photo:02




8日ぶりのシャワー、布団での快適な睡眠で体の疲れはすっかりとれた。


ビシーは、今までお泊まりしてきた家の人たちみたいに、なんにもしないで座ってて!!っていうゲスト待遇ではなく、ベッドメイクも洗濯も自分でやらせる。


その好きにやらせてくれるところが逆に心地いい。


photo:03














「よし、ちょっとドライブに行こうか。」


ぐずるラニアを抱っこして家を出た。




ルクセンブルクの街の中を走るビシーのボルボ。

中心部を離れると、畑や草原が広がるのどかな景色の中に真新しいビルが並ぶ新興のオフィス街が現れた。



すべての建物がガラスを大量に使用した近代的なもの。
周りの牧歌的な風景とのギャップがすごい。



「あれも、あれも、あれも、バンクバンクバンク。全部バンクだよ。あそこのは俺の奥さんが働いてるバンクだよ。」



それぞれが、自社の力を誇示するかのような巨大で金のかかってそうなビルディング。

世界の金がここに集まってるんだな。














オフィス団地を抜けると、草原と農地がひろがる何もない田舎になった。

photo:04




このルクセンブルクは首都であり、唯一の都市であるルクセンブルク以外に街はないそう。


ほんの小さな村がポツポツと点在するのみ。

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のんびりと歩いている爺さん婆さんたちは、自分たちの国が世界に誇る経済大国だということを知っているのだろうか。

photo:06







「ははは、何を言ってるんだい。ここはルクセンブルクだよ。世界中の企業や銀行がここに会社を作りたがっているんだ。農家たちは土地を持っている。少し売るだけでものすごい大金を手に入れるんだ。彼らはみんなフェラーリを持っているんだよ。」



はぁ……すげ。











20分ほど走るとちょっとした町に入ってきた。

photo:07



美しくきらめく川が流れ、ゆるやかな川面には白鳥が羽を休めている。


そしてなぜか、不思議なことにこの町には異様なほどにガソリンスタンドの数が多い。

こんな何もない田舎町なのにどうしてだろう?



「ほら、この川の向こう岸、あそこはもうドイツなんだよ。この川が国境なんだ。ルクセンブルクは税金がとても安い。つまりガソリンが他の国に比べて安いんだ。だからドイツからみんなガソリンだけ入れにくるのさ。」




その昔、まだシェンゲン協定が結ばれる前、この川はドイツとルクセンブルクの大きな隔たりだった。


裕福な暮らしを求めてたくさんの移民がドイツからこの川を渡ってルクセンブルクに入ろうとし、警察に捕まったり銃で撃たれたりしたそう。




ほんのわずかな、100mもないようなこの川。

対岸で自転車をこぐ人の姿が見える。

小鳥の声や、犬の鳴き声が違う国から聞こえてくる。



今はこんなに穏やかで美しい川だけど、かつてはそんな悲しい歴史があったんだな。




photo:08



photo:09



ビシーとラニアと3人で川沿いを歩いた。

太陽の光がキラキラと水面に光る。



ちょうどフリーマーケットをやっており、たくさんの人々が歩いている日曜日の昼下がり。


サーカスの街宣カーが、スピーカーからスペクタクルーだよーと陽気に声をあげながら走っている。


ラ・ストラーダの一幕のように、ひなびた田舎を回る旅芸人の一座。

photo:10








ラニアはまだ1歳半。

ヨチヨチ歩きが精一杯で、俺とビシーはそれにあわせないといけない。

photo:11




ご機嫌で声をあげながら歩くラニア。



「俺たちはいつも忙しい毎日を送っている。でもこうして休みの日にラニアと歩くとゆっくり歩かざるを得ないだろ。ペースを落として、ゆっくり歩くことがとてもいいバランスになるんだよ。」




ラニアのスピードにあわせると、どれだけ自分が早く歩こうとしているかがよく分かる。


とてももどかしくなる。



そう、俺は地球を一周しようとしているんだ。

早く歩かないといけない。


でもたまには、こういうスピードもいいかな。

歩くスピードを落とすと、心まで緩やかになるようだ。


photo:12



ピザを食べ、ルクセンブルクの名産である白ワインを飲み、河原でギターを弾き、のんびりのんびりと歩いた。

photo:13



photo:14





















「よし、フミ。元気でやるんだよ。」



ビシーに送ってもらい、高速道路のパーキングエリアに下ろしてもらった。


数えきれないほどの大型トラックがひしめき、ドライバーたちがトラックの影でテーブルを広げて料理を作ったり、草むらで上半身裸で寝っ転がったりしてる。


「ドイツやフランスのドライバーはみんな月収3000ユーロはもらっている。でもポーランドのドライバーは1200ユーロくらい。だからPLって書いたトラックを探して、10ユーロくらい渡せばすぐにブリュッセルまで乗せてもらえるさ。」



ルクセンブルク。
もっと滞在してもいい。
歌えば歌うほど稼げるはず。


でもシェンゲンの期限もあるし、稼げるってだけで滞在し続けるのも少しつまらない。


2日でだいぶ稼げたしね!!

ここで最近まで低迷していた歌への自信も一気に回復したし、なによりまだドイツ、スイス、リヒテンシュタイン、さらにモナコっていうゴールデンルートが待ち受けている!!


ガンガン進んでしまうぞ!!




スマートに車に乗りこんでパーキングから出て行ったビシーを、トラックのジャングルから見送った。

photo:15












よーしヒッチハイク開始!!あああああああああああああああああ!!!!!トロールがいねえええええええええええええええ!!!!!!!!


車の中だあああああああああああああああ!!!!!!!!!!

忘れてしまったああああああああ!!!!!







トロール、長いこと世話になったね。

これから君は野宿なんかしないでルクセンブルクの金持ちの家で悠々自適な暮らしを送って下さい。










なんて思うかああああああ!!!!!


ど、どうする!!??


ビシーの家はわかっている!!


ルクセンブルクに戻るしかない!!



どうやって?

こんな高速道路のパーキングエリアにバスなんて来ない。


反対車線のパーキングに行ってそこでヒッチハイクするしかねえ!!!




トランクのジャングルをさまよって道路際へ。


よ、よし、向こう側に………





ビヒュン!!!!


ズゴオオオオオオンンンン!!!!








時速100km以上の車がガンガン行き交う道路。


渡れるわけねぇ(´Д` )


腰の高さもある中央分離帯のブロックをバッグを抱えて乗り越えて反対車線に行くなんて2秒でミンチ。




無理無理。
どうする?

このパーキングエリアから脱出することは不可能だ。









あ、ビシーの電話番号聞いてたんだった!!

申し訳ないが持ってきてもらうしかない!!






レストランに行き、公衆電話をかけようとすると…………


テレフォンカード買わないといけないパターン。


値段は………5ユーロ。

くそ。




仕方なく、そこら辺の人に電話貸してもらえないかお願いしてまわるが、いきなり小汚いアジア人が電話貸してくれなんて言っても誰も貸してくれない。


あー、チクショウ、どうせ1ユーロも話さないのな5ユーロは高い………



でももうそんなこと言ってられん。


仕方なくテレフォンチケットを購入して、フランス語の音声案内にマジゲロ吐きそうなくらいムカつきながらなんとかダイヤルを回すところまでこぎつける。



すでに家に帰っていたビシーと連絡がつき、持ってきてもらえることになった。

申し訳ない………












ビシーが来てくれたのは2時間後の17時すぎだった。

もちろん文句は言えない。
俺が悪い。



「ゴメン!!ビシー!!ほんと申し訳ない!!」


「いいんだよいいんだよ。遅くなったけど、ヒッチハイク頑張って。」





金持ちルクセンブルク人のビシー。

彼からしたらこんなわけのわからない気持ち悪い人形にこだわってる俺が不思議だろうな。


トロール、置き去りにしてゴメンな!!

まだまだ付き合ってもらうからね。












トロールも帰ってきたことだし、張り切ってヒッチハイク開始!!

パーキングエリアの出口前で親指を立てる。

ここからベルギーの首都ブリュッセルまでは200km。

2時間かからない距離だ。

電車だと37ユーロ。




ベルギーもまたどんな国なのか全然知らないなぁ。

チョコレートとワッフルと小便小僧のイメージくらい。


面白い街もたくさんありそうだけど、そこまでそそられないので、ベルギーはブリュッセルだけにしようと思っている。


ブリュッセルをスパッと回ったら一気にオランダにのぼるぞ。



そんなことを考えていたらわずか20分ほどで一発ブリュッセル行きをゲット。


「よーし!!乗ってきな!!」





ルクセンブルク!!!バイバイ!!
メルシー!!


















ワクチンを作るのが仕事というフランス人のメディとの楽しいドライブで、あっという間にブリュッセルに到着した。

photo:16





郊外の住宅地に下ろしてもらい、ここからは地下鉄ですぐだからと教えてもらうが、空はまだ夕焼け色。

のんびりと歩いた。

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ブリュッセル、綺麗なところだな。


建物が全部古めかしく、教会みたいに装飾がほどこされており、街全体が壮麗な雰囲気に包まれている。

これぞ伝統的なヨーロッパって景観。

photo:20



photo:21





そしてそんな中に、とても近代的で奇抜なビルディングがいくつもそそり立っており、古さと新しさが混在し、共存している。

photo:22



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ヨーロッパってだいたい、新市街と旧市街がきれいに分かれているんだけど、ここブリュッセルではその境界線がなく、混ざり合っているものの、お互いの存在感を引き立たせているように思える。




大きな車道の向こう、そびえる巨大なアーチに夕陽が沈んでいく。


童話の中の世界みたいだ。

きれいだな。















街の中に広大な敷地を所有する公園の中を歩く。


サンカントネール公園という公園みたいだけど、ここがまた半端じゃなく美しいんだ。

世界イチ美しい公園って言ってもいいんじゃねえかなこれ。


ベルギーやばいな。

カビ臭い歴史の臭いと、近未来的な文明が見事に調和しているよ。
















寝床を探して歩くが、ブリュッセルの公園はどこも夜になると門が閉まるようで、良さそうな場所が見つけられずひたすら歩いた。


日付けが変わったころに、ようやく静かな公園を見つけた。

ゴミが散乱し、落書きが多い建物の影にもぐりこんで寝袋にくるまった。









風に木の枝が揺れる物音にビクつきながら、寝転がって夜空を見上げる。

廃墟のコンクリートの冷たさも今夜は心地よく感じる。



順調だ。
いい感じになってきたぞ。

このテンションをいつも保てるといいんだけどなぁ。

まぁ虚しい夜もそれはそれでいいもんだけどね。









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5月6日 月曜日
【ベルギー】 ブリュッセル







「ヘイ………ヘイ、ヘイ。」



「…………ハイハイハイ!!ハローー!!モーニング。」




声に起こされて寝袋を開けると、公園の清掃員のおじさんに囲まれていた。


すぐに動きますと言うと、いや、いいのいいの、寝てていいよ、起こしてゴメンねと笑顔で去って行きました。








体をおこしてぼーっとおじさんたちがゴミを拾ったりしているのを眺める。



もう使われていないこのスロープ。

ちょうど周りから見えないようになっているのがいい。


でも雨が降ったら場所かえないといけないな。

photo:01





荷物をまとめて街に向かった。













photo:02



ベルギーのミニお国情報コーナー!!


★首都……ブリュッセル
★言語……オランダ語、フランス語、ドイツ語
★人口……1060万人
★通貨……ユーロ
★世界遺産……文化9件



もともとひとつの国だったんだけど、北部のオランダ語圏と、南部のフランス語圏で対立があって、今では穏便にそれぞれを国として認めて連邦国家としてベルギーとなってるようです。

知らなかったね!

知らなくていいか、別に。


ジャンゴラインハルトの国です。

自転車競技が有名らしいです。

そんなのはどうでもいいか。



とにかくワッフルとチョコと小便小僧!!!















ブリュッセルの中心市街地は、グランプラスという広場を中心としたショッピングエリア。


この中にかの有名な小便小僧もいるみたい。


早速そこに向かってみた。





photo:03



photo:06



photo:05



荘厳なヨーロッパの石の建物がズゴンズゴン並ぶ道を歩いて行く。


でもその向こうにはガラスとステンレスで出来た巨大ビルディング。

歴史と文明が混ざり合う街づくりにベルギー人の美意識というかセンスの良さを感じる。

photo:07




















ものすごくたくさんの人がワラワラと歩いてる通りを見つけ、俺もその中に混じって歩いて行くと…………











photo:09



はい世界イチ。



この広場世界イチ。

photo:10





世界イチ美しい広場、って言われる広場ってどっこにでもあるんだけどさ、マジここ1番。


360°、全ての建物が目を見張るような壮麗な美しさ。

あまりの美しさに圧倒されてしまう。

photo:11




こりゃ、すげえや。










photo:12


広場には有名なチョコレート屋さんやカフェがたくさんあって、観光客で溢れかえっている。


のびる路地すべてにチョコレート屋さんとワッフル屋さんが軒をつらね、あたり一帯に甘い匂いが立ち込めている。

photo:16




これこれ、ベルギーって感じだー。









ものすごい立ちションしてる人。

photo:13










小便小僧。


photo:14



こ、こんな狭っくるしい路地裏にひっそりといるんだ。


ていうかちっせ!!

ちっせ!!







もともと1619年に作られたものなんだってさ。

そんな昔からあるものなんだね。

かつて侵略者によってこの国が襲われた際、爆弾が放り込まれた時に1人の子供が導火線にオシッコをかけて火を消したという説があるそうな。



それにしても、チンチンから実際に水を出し続ける像って、よく考えるとやっぱり面白いよね。

作った人はとてもユーモラスな人だったんだろうな。



世界的に有名なこの小僧。

世界中の要人から衣装を贈られるのが慣例となっているようで、イベントによって服を着てる姿を見ることができるそう。
クリスマスならサンタとか。



ベルギーはビールが有名な国でもあり、ビールのイベントの時にはチンチンからビールを放つらしい。


やりたい放題だな(´Д` )



ちなみに1960年代に本物の小僧は何者かに盗まれており、今いるこいつはレプリカ。


世界三大がっかりのひとつらしいね。

人魚像とマーライオンとこれと。



感想は、全然がっかりなんかしない。

世界中の人が知っているあの小便小僧の本家本元だよ。



おー……こ、これが………


ってなります。


え?がっかりしてそう?

そんなことないです。

決してがっかりなんかしてないです。


おー、こ、これが………
ってなること請け合いですから。





photo:15




この辺りにはもう無限にワッフル屋さんとチョコレート屋さんがあります。

なんかこの甘い匂いと観光客のうじゃうじゃ加減が長崎とか京都とか思い出させますね。

超観光地!って感じです。

photo:17



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ベルギー名物、フライドポテトも立ちション。

photo:19














そして長崎にも京都にも、外国人の旅人パフォーマーがいるように、俺もこのグランプラスの中で歌い散らかしてやりましょうか。

photo:20



人で溢れかえる通りでギターを構える。

そして思いっきり歌った。




ルクセンブルクに比べると反応は悪い。

入るお金の額も小さい。

このグランプラスの中には、ジャズトリオやらクラシックの楽隊やら、物珍しいハングドラムやら、まぁたくさんのパフォーマーたちが各通りに陣取っている。


やはり激戦区ではあがりは厳しいが、それでもわずか3曲で5ユーロ入った。

よしよし、これなら50ユーロはいくぞ。













と思っていたら、警察ですね。


はいはい、そうですね、ライセンスですよね、持ってませんよ。


「ライセンス取るんだったら無料で取れるぞ。セントカテリーナ通りの7番の建物に行くんだ。」


「無料!?やったー!!」


「ちゃんとライセンス取るんだぞ。次にライセンス無しでやってるところ見つけたらジェイルだからな。」









言われた通りセントカテリーナ通りへ向かう。

この通り、中華街になっていて、たくさんの中華料理店やタイやベトナム料理のお店が並び、もちろん日本料理店もあるんだけど、パリにあったようなリアルな日本料理店ではない。

いかにも、中国人がやってますって感じの高そうな日本レストラン。

値段もベラボー。


行けるわけねー。


これ、日本の漫画やグッズのお店。

photo:21
















そんなアジア街の真ん中に、オフィスはあった。

小さなカルチャーセンターのドアを開ける。




「こんにはー、路上パフォーマンスのライセンス下さいー。」


「はいはーい、この用紙に記入してねー。」


可愛い女の人にフランス語の用紙を翻訳してもらいながら名前などを記入していく。




「はい、ブリュッセルではどこに住んでますか?」


「え、えーっと、あのー、ホテルをこれから取りにいくところです。」


「え?ブリュッセルに住んでいるんじゃないの?」


「いや、住んでないです。旅行者です。」


「………んー、でも、今月はもう満員だから、このライセンスは来月の分になるわよ?そんなに滞在するの?」


「は?満員?」






なんと…………ブリュッセルでは路上パフォーマンスにも定員があるのだ!!




どういうこった!!


路上はこんなにたくさんあるというのに!!

そんなにパフォーマーいるか!?




「え、ち、ちなみに今月は何人登録しているんですか?20組くらいですか?」


「えーっとね……50組ね。」







そりゃ定員ですね。

この小さな中心市街地の中で50組がひしめいてるわけですか。


そりゃライセンス要りますね。





はい、ブリュッセルの路上終了。

ライセンス取れません。

見つかったらジェイルです。






あ、やべ、どうしよ。

暇すぎる(´Д` )








実は、パリで出会ったアーティストの大島さん。

彼が美術監督をつとめるコンテンポラリーダンスの舞台が、9日からこのブリュッセルで公演されるのだが、あさっての内部公開を見に行くことになっている。


今日、明日、あさってでキッチリ稼いで舞台を見に行くという完璧すぎる計画だったのに、早速丸つぶれですか、やりますね小便小僧さん。

photo:23






ええええ!!!!

もうどうしよおおおおおお!!!!

そんなに観光ばっかりできないよおおおおおお!!!!

小便小僧で3日もたないよおおおおおお!!!!!






ワッフルとかチョコレートの食べ歩きを1人でやれって言うんですか?
罰ゲームですか?




ああああ、ここにミユキさんがいたら、ウッキウキで次はあそこのワッフル行こうよ!!ここのチョコレート可愛いね!!とか楽しすぎるデートになったのになぁ………


ミユキさん、こういう可愛いの好きだからなぁ。


ミユキさん、ジャマイカで泣いてないかなぁ。














もはや1人ぼっちの俺にできることは、マクドナルドの中で己の存在を消して心頭滅却してインターネットをすることくらいです。

iPhoneを持って微動だにしないその姿はまるで木と同化して熊を待つマタギのごとし。


photo:22








はぁー(´Д` )

暇すぎるううう(´Д` )







あ、でもまぁやることは一応色々あります。


この前みなさんにお願いした折り鶴の件ですが、ブログのコメントだけでなく、メールやFacebookでたくさんのお便りをいただきました。


本当に本当にありがとう。



直近ではあさってにブリュッセルに旅行にくる人から受け取れることになりました。


さらにオランダ、スイス、イタリアなど、様々な国に住んでらっしゃる方から、是非寄ってくださいと言っていただけ、ヨーロッパに旅行に来られる方からもたくさんのご連絡をいただきました。


日本から折るだけ折りまくって送るから!!という方も。



中には10年以上会ってない友達からも送るから!!ってメールが来たり。



みんな、心から感謝します。







ランキングのカツオさん風に言うと、読者参加型のブログってやつですね。

みんなの優しい気持ちを折り鶴にして世界中の子供たちに渡していきます。



あああ、これ中東やアフリカでやりたかったなぁ(´Д` )







え?また行けばいい?










行くわけねえあええええええええああああああああ!!!!!!









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