ヨーロッパ入国なるか!!!

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3月26日 火曜日
【モロッコ】 シャウエン ~ タンジェ
~ 【スペイン】 タリファ








ベッドの中で朝ごはん何にしようかなーと考え、せっかく宿に泊まってるんだから何か作ろうかなと思い、食材を買いに出かけた。





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メディナを抜けて新市街の方へ。

車が行き交う路面に露店が立ち、どこででも何でも手に入れることができる。

見慣れない野菜も売っているので、ジェスチャーを駆使してどうやって食べるのか売っているおばちゃんにたずねる。


は?何言ってるんだい?買うのかい?買わないのかい?


そんな感じで困惑するおばちゃんと必死のコミュニケーション。

こういうストレスのたまるやり取りにもだいぶ慣れてきた。

さらに楽しめるようになれたら完璧なんだけどね。
photo:03






ナスとインゲンが2ディルハムだったかな?
卵がひとつ1ディルハム。
パンが1.5ディルハム。
ファンタの1リットルが7.5ディルハム。





さも当たり前のような顔で倍の値段を言ってきて、そうですかさようなら、と言うと半額になる。


これも楽しめたら………いや楽しくねぇ。
photo:04

















「あ、フミさん、おはようございます。」


買い物を終えて宿に戻っていると、ゆうべのベドウィン、コータ君とばったり。


一緒に食べようかと誘い、彼の分の卵も買って宿に戻り、お喋りしながら料理。


と言っても炒めるだけだけどね。



目玉焼きと付け合わせの炒め野菜。
それにパン。
2人でいただきますして頬張る。











photo:05


食事を終え、屋上に上がるとテラスがあった。

椅子に座ってのんびりとタバコをふかす。

さんさんと照りつける太陽が緩やかな高地を輝かせる。
洗濯物が風に揺れて遠い日々を思い起こさせる。

photo:08





ああ、なんて美しいところなんだ、シャウエン。
まるで童話の中に入り込んだようだ。
心が解き放たれる。
photo:06







「ラクダひきのおじさんが僕に言ってた言葉なんですけど、ライフイズチョイスって言葉。人生は選択なんだよって。どんな道を選択したっていいんだよって。そのおじさん、生まれてからずっとラクダをひいてて、砂漠の村から出たこともないんですよ。そんな、僕らからしたら選択してこなかったおじさんがライフイズチョイスって言ったんです。なんかそれが深くて考えさせられましたよ。」


地元の人々と密なコミュニケーションを取りながら旅をしているコータ君。
その土地の人々の生活を深く深く感じられるだろう。

俺たち選択肢を持ちすぎた日本人からしたら、なんにも選択してこなかったであろうラクダひきの人生。
しかし彼には彼の大きな岐路がいくつもあったはず。
哲学的だな。


俺たちもいつだって選択の連続だ。
2択なんかじゃない。もっともっとたくさんに枝分かれした選択。
それぞれの枝の先にそれぞれに違う道がのびている。

俺たちは選ぶことができる。
失敗しても、よほど大きい間違いでなければ死ぬことはない。
やり直すこともできる。


選択には勇気がいる。

今までそうしてきたように、流されるのではなく、勇気を持って自分の道を決めていきたい。


コータ君、いい言葉をありがとう。
photo:07


















荷物をまとめて宿を出た。

コータ君が見送りについてきてくれる。



今日、これからバスに乗りジブラルタル海峡の町に向かい、そこから船に乗りたい。

船代は25ユーロという話。

ほんとはその港町で稼いでやりたいところだけど、もう海峡の向こうはヨーロッパ。
渡ってしまってガンガン稼げばいい。

換金屋さんでノルウェークローネを5000円分換金した。








バス停に到着。
バスの値段は35ディルハム。しかし荷物代といって10ディルハムとられる。


フェズでは5ディルハムしか払わなかったよ、と抗議するが知らんぷり。
全員から10ディルハム集めてたらいい仕事になるな。

隣のファンキーなおじさんが、お前は家族3人だから30ディルハム払えと言われてる。
しかしおじさん、キレながら10ディルハムだけ突き出してバスに乗り込んだ。
やるなー、これ日本人にはできねーよ。
photo:09





コータ君とハグしてバスに乗った。













走り出したバスはクネクネとした高地の中を走っていく。
photo:10




雄大な岩山の中腹にへばりついた青い町。
ああ、おとぎの町シャウエン。


また必ず来よう。必ず。
photo:11















さっきキレていたファンキーなおじちゃん。
なんと彼ら家族はスペインから来ているところで、偶然にもこれから俺と同じルートでスペインに帰るところだった。

フェリーターミナルまでのバスを探したりチケットを買ったり、いろいろ面倒そうだと思ってたんだけど、俺たちに着いてくれば大丈夫だよ!!と言ってくれた。


















バスは夕方に港町のタンジェに到着。

バスを降りると、走って群がってくるタクシーの客引き。
荷物をとろうにもムスリムのおばちゃんたちの強引すぎるタックルで荷物に近づけない。

嵐のようなクラクション、おばちゃんたちの譲り合いの心ゼロのタックル、客引きたちの叫び声、腕を引っ張る荷物運びの兄ちゃん。



あああああああああああ!!!!!!!

うっとおしいいいいいあああああああ!!!!!





「何やってんだ!!ホラ!!こっち来い!!」


ファンキーおじちゃんに助けてもらい、走っていくと、すでに彼は軽バンのタクシーをつかまえており、そこに俺の荷物も放り込む。







「いやっほおおおおおおおい!!!!!どけどけオラ!!どけええええええ!!!!!うひょひょーーーーー!!!!!」



異様に興奮してる運ちゃん。
急ブレーキと急発進で人形のように揉みくちゃになる車内。
軽バンは人を押しのけながら車道に飛び出し、いつぶっ飛んでもいいような運転でクラクションを鳴らしまくりながらアクセル全開と急ブレーキを繰り返す。



もうママも娘も俺も大笑い。
なんだこれ!!


その俺たちの笑いが運ちゃんのハンドルさばきをさらに荒くさせる。



「うっひょおおおおおおおお!!!!!!タジンタジンーーー!!!!!!」















フェリーターミナルまでのわずか10分くらいのドライブで、日本人が一生のうちに鳴らすクラクションの回数を軽くクリアーする運ちゃん。

まぁそれでもエジプト人よりははるかに少ないけどね。
エジプト人はこれの5倍は鳴らす。
アホ過ぎ。






クラッシュしてタジン鍋の具になるのをまぬがれ、なんとかフェリーターミナルに到着。
photo:12






「アミーゴ!!チケットはここ!!向こうでパスポートにスタンプを捺してもらって、向こうでうんたらかんたら!!!!」


「アミーーーゴ!!!荷物をほら!!ここに乗せて!!ほら!!早く!!フェリーが出てしまうから!!!」


「アミーーーゴオオオアオ!!!!」





うっとおしい道案内のオッサンと台車をひいた荷物運びが突進してくる。

ファンキーおじちゃんが教えてくれたチケット売り場に歩いてるときも、ほら!!こっち!!こっちだよアミーゴ!!段差に気をつけて!!とずっと肩を触りながら横をついてくる。


チケットを買ってる時も、売り場の人が綺麗な英語で説明してくれてる真横で、あそこがアレで時間はアレで!!と下手くそな英語をまくしたてている。




あああああああああああうぜえええええ!!!!!!





チケット買ってからも、ひたすら喋りながら着いてくる。
こうして親切に案内して後からチップを要求してくるとか、もう慣れちまえばバカのひとつ覚えで笑えてくるわ。



ひたすら無視してると、ようやく諦めて離脱。
モロッコは最後の最後までモロッコだ。



船はこのタンジェからスペイン側のタリファに向かう。
航海時間は1時間。
チケットの値段は300ディルハム。
タリファから近くの大きな町、アルヘシラスまでのバスの値段も含めてこの値段だ。










モロッコディルハムがちょっと余ってしまったからターミナルの中にあるデューティーフリーショップでタバコを買った。

1カートン、170ディルハム。
1箱、1.5ユーロ
スペイン本土では4ユーロするそう。



モロッコ側のイミグレーションへ。
質問もされることなくサッと通過。








あー、これでアフリカともバイバイか。
まぁアフリカっつってもエジプトとモロッコしか行ってないけどね。
サファリとか少数部族とか、アフリカらしいアフリカを体験することはなかったが、それでも途上地域の貧しさや危なさ、たくましさ、豊かな自然と遺跡を見て、地球の奥深さを垣間見ることは出来た。

ていうか途上地域、なんていうくくりなんて所詮先進国が押し付けている価値観でしかないな。俺らに比べたらお前らは貧しい、っていう。

彼らには彼らの懸命な生き方があり、文明に左右されない自由さがある。

貧しさを見て貧しいなと思ってなにがある。


ワクチンをあげよう?
鉛筆やノートを送ろう?
学校を作ってあげよう?


俺は詳しくはわからないけど、そんな支援が彼らに必要なのかなと思った。

グローバルな視点から見れば、地球の人類すべてで助け合わないといけないという意識はわかるが、彼らは彼らで勝手に強く生きている。
貧困や死を、仕方ないことやん、とはもちろん言わないが、可哀想!!って彼らの生活を変えることが国際協力なのかな。



まぁ資本主義の名のもとに彼らを振り回してグチャグチャにしているのも先進国なんだろうけど。

日本も津波の時に世界中から助けてもらったしね。


もっとこういった意識を広げて、真実を見つめられるような目を養っていきたいな。

そんなことを教えてくれたアフリカだった。



最初は意味不明さに戸惑ったイスラムのトイレだけど、今はもうめちゃ綺麗に使えるからね!!
photo:13






ピラミッドはやっぱりすごかったし!!!









ほあああああああああ!!!!!
ピラミッドの写真んんんんんんんんああああああいいい!!!!!







バイバイ、モロッコ。
バイバイ、アフリカ。
バイバイ、アラビア。
バイバイ、イスラム。


ショコラン。



最後に一言だけ。
















嘘つくなコノヤロウ!!!
なにがアッラーだ!!!
なにがパラダイスだ!!!


あー、すっきりした。














photo:14


夜のジブラルタル海峡を進む船。
ついにヨーロッパに戻る。

平気な顔してるけど、





心の中は荒波で大変なことになっている。

心臓バクバクで破裂しそうだ。


1人バッグの中を探って、ある書類を取り出す。

スロバキア語で書かれたこの書類。





そう、ピンときた方もいらっしゃるでしょう。
ずっと前からこのブログを読んでくださってる方はご存知でしょうが、僕は前回の東欧巡りでオーバーステイをやっています。


ヨーロッパにはヨーロッパ連合EUの他にシェンゲン協定ってやつがあります。

加盟国間をパスポートなしで行き来することができるという、ナイスな協定です。

しかし難点なのが、その滞在期間。

このシェンゲン協定加盟国内は6ヶ月のうちに3ヶ月しか滞在できません。90日やったかな?
ヨーロッパのほぼすべての国がシェンゲンに加盟しているので、これらの面白すぎる国々をたったの90日で回らないといけない。


無理です。




そしてそのシステムをまったく知らなかった僕は110日目くらいにスロバキアでとっ捕まって処罰を与えられたわけです。


このお巡りさんがいい人だったのと、僕が日本人だったおかげで、罰金、強制退去、3ヶ月間のシェンゲン入国禁止というゆるいペナルティで済みました。

スロバキアには3年入れませんが(´Д` )



そんで今!!!
晴れて3ヶ月の退去期間が過ぎ、堂々とヨーロッパに戻れることになった!!!!!










のだが…………






気になるのがブルガリアの国境で言われた言葉。


「何を勘違いしてるか知らんが、お前は3年シェンゲンに入ることはできない。スロバキアの警察は何も知らないんだ。」



書類はちゃんとある。
日本語の通訳も来てくれ、何度も何度も3ヶ月後になれば入れるということを確認した。罰金も払った。問題ないはず。


しかしあの言葉がずっと引っかかっている。
入国許可も拒否も、係官の一存で決められる。
運悪く頭の固い人に当たってしまったら、弾き出されるかもしれない。






もし入れなかったら…………


スペイン、フランス、イタリア、ギリシャ、スイス、ベルギー、オランダ、という超有名な国々に行けない世界一周になってしまう。


それだけは避けないといけない。






この日のために大事にしまっておいた書類と罰金の証明書をポケットに突っ込む。


フェリーが着岸。
心臓が高鳴る。

勝負だ。














フェリーを降りて人の流れに乗ってカスタムの中へ。

イミグレーションの前に並ぶ人々。








ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ(´Д` )


緊張が尋常じゃない(´Д` )






「あれぇ?君以前オーバーステイやらかしてるね?なめてるの?早漏なの?こっち来て。」



別室に連れていかれてスペイン語でなめてるのかを問い詰められ、書類を見せるがスロバキア語なのでわけわかんねーと破り捨てられバルログのバルセロナアタックを食らわされるイメージが頭の中をグルグルグルグルグルグルグルグル…………(´Д` )




怖え(´Д` )!!

バルログ怖え!!











ガシャン!!



前の人のパスポートにスタンプが捺された。

ついに俺の番。



足を進め、必死のフレンドリー笑顔でパスポートを差し出す。


この時のために今朝キチンとヒゲを剃ってきている。


カタカタとパスポートナンバーをパソコンに打ち込む係官!!


心臓が張り裂ける!!!




















ガシャン!!

スタンプが捺される。




はい、2秒。

2秒でスペイン入国。

質問もなし。

荷物チェックもなし。

















おべべべべべべべべばばばばばばばばばばばばばばばは(´Д` )(´Д` )(´Д` )(´Д` )(´Д` )











ヨーロッパアアアアアアハハハアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!









ターミナルを出る。

静かな駐車場。



だ、だ、誰もダッシュして来ない!!!


タクシィィィィイ!!!
ホテルウウウウウリリリイイイ!!!
ジャポンジャポン!!!


って群がってこない!!!

なにこの落ち着いた雰囲気?
なにこの綺麗な道路?

なにこのスペインみたいな感じいいいいいいいいいい!!!!!!!








お世話になったファンキーおじちゃん家族とハグをして別れ、1人バスを探す。


手の中にはここから近くにある大きな港町、アルヘシラス行きのバスチケット。
このバスチケットもフェリー代に含まれていた。





しかし、小雨の舞う駐車場を探し回るが、どこにもバスの姿はない。
人に聞いても誰も知らない。






ひと気のない夜中の港。
ポツンと1人ぼっち。











んー…………









まぁいいや!!

どうにでもなるさ!!

なんたってここはヨーロッパ!!


ポケットの中には小銭が5ユーロくらい。

十分だ。





ああああああ!!!!!!

ヨーロッパーーー!!!!!

いくぞコノヤローーー!!!!










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野宿とビール

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3月27日 水曜日
【スペイン】 タリファ ~ アルヘシラス









ガヤガヤという声で目を覚ます。


ここはフェリーターミナルの中のベンチ。
photo:01








寝袋から顔を出すと、目の前の切符売り場にたくさんの人々が並んでいた。

こんな綺麗なターミナル。
人もたくさんいるのに、誰も俺を追い出すどころか起こしもしない。



ああ………ヨーロッパに来たんだなぁ。











ターミナルの周りでアルヘシラス行きのバスを探す。

が、やっぱりどこにもいない。



んー、こりゃ探すだけ時間の無駄だな。

バスチケットをゴミ箱に放り込んで歩き出した。














綺麗な町並みの中を歩く。
南部の取り残されたようなほんの小さな港町、タリファ。

イスラム国だったら地方都市なんてまったく行く気にならないほど寂れてボロボロだった。


さすがは先進国。
地方自治もしっかりしている。
これだから田舎にも行きたくなる。
photo:05
















歩いていると大きなスーパーがあった。

お腹ペコペコなのでお買い物。










うおおおあおお!!!!!

超きれえええええ!!!!!
photo:02






ていうか商品に値札がついてる!!


え?相手見て値段決めるアレじゃないんですか?


アジア人だからとりあえず倍の値段言ってみるアレじゃないんですか?



品揃えがすげええええええ!!!!!!

全部きれええええええええ!!!!!



ビール安!!!
photo:03








あはああぁぁぁ…………

ヨーロッパ…………












photo:04


焼きたてのあったかくて香ばしい大きなパン。
1ユーロ。

マーガリン。
1ユーロ。

鯖缶。
1.2ユーロ。

サラミ。
1.3ユーロ。

水1.5リットル。
0.3ユーロ。



あ、今レートは1ユーロ = 120円ね。

南部スペインは物価が安いとは聞いていたが、ヨーロッパの物価がどんなもんだったのかもう忘れたな。



スーパーの前、青空の下でパンにかじりつく。
小麦のいい匂いが鼻を抜ける。

マーガリン、サラミの慣れ親しんだ美味さに足をバタバタさせる。



うまいいいいいいい!!!!!
















photo:06


1時間ほど歩いて郊外の大きな道路に出た。

草原が広がり、馬や牛がのんびりと草を食む牧歌的な風景。

犬を連れた子供が自転車であぜ道を走っていく。



映画の中の風景がここにある。




勇んで親指を立てた。
photo:07




通り過ぎていく車。
そう簡単には止まらない。


でもいいさ。心はどこまでも晴れやか。
喜びが体の底からこみ上げてくる。

まるで故郷に帰ってきたようだ。














30分ほどでゲット。
一発アルヘシラス行き!!

カップルにバナナをもらい、スペインのことをいろいろ聞きながらあっという間に大きな港町に着いた。
photo:08














美しい街並み。大きなビル。岸壁は綺麗に整備され、刈り込まれた芝が広がり、埋めたてられたポートにはコンテナ積み下ろしの巨大なクレーンがいくつも並んでいる。


小ぢんまりしているが、この地方では大きな都市。
ここで生まれ、暮らしている人たちがいる。

どんな街だろう。宝箱を開けるようにドキドキする。














駅に降ろしてもらい、ショッピングストリートを探す。





んー、こりゃどういうことだ。

通りのお店が8割閉まっている。
photo:09



閑散とした街。


ポツリポツリとバーが開いており、爺さんたちがビールを飲んでいる。


静かな通りには人影もない。



マジか、キプロスと一緒じゃねえか。

経済危機により失業率が25パーセントだと聞いていたスペイン。


まさかここまでとは。
photo:10











と、とにかく歌わないと。

ポケットの中にはわずかに1ユーロのみ。

なんとしても稼がないと。








人通りのない寂しい通りでギターを抱える。

滑稽だなこりゃ。



マジでやべえかなぁと思っていると、1人の悪そうな兄ちゃんが声をかけてきた。

ドレッドにヒゲにサングラスでタトゥーだらけ。



「よぉ、ここは路上には向いてないぜ。向こうにいい通りがあるから連れてってやるよ。」







お、アレですか。
道案内して後からチップを要求するアレですか。



「ほら、こっちだぜ。ビール好きかい?」


「す、好きです。」


「よし、ちょっと待ってな。」



そう言って小さな商店で缶ビールを買ってきてくれた兄ちゃん。


「あの、僕1ユーロしか持ってないんです。」


「何わけわかんないこと言ってんだよ。さ、こっちだよ。」




あれか?ビール代も後から全部上乗せして請求するパターンか?










兄ちゃんについていくと、大きなショッピングストリートに出た。
歩行者のみの、綺麗な石畳みの通り。

まさしく路上をやるにぴったりの場所。


「経済危機ってやつでね。昼間の時間はお店は閉まるんだ。夕方になったら人が溢れるからそれまで時間があるぜ。広場に行こうか。」




ショッピングストリートのすぐ近くにこれぞヨーロッパっていう美しい広場があった。

大きな教会の横にはカフェがあり、ポツポツと人が座っている。



「ヘイメン、タバコ吸うのかい?」


「うん、吸うよ。」


「OK、これもやるよ。」





靴の中からハシシを取り出す兄ちゃん。

だからアレか!!全て後からチップで回収しようって魂胆か!!!













が、そんなことないんだよね………
すべてがただの優しさ。

人に何かしてやることを彼らヨーロピアンは当たり前のことと思っている。


ホスピタリティ?
なんだそれ?ってな具合。


ホスピタリティってのはよそ者にしてあげること。
おもてなしとは一線を置いた相手に向けられるもん。


しかし彼らのフレンドリーさにはおもてなしなんてものは一切見えない。

ただ道案内すること。
ただ男にビールおごること。
ただ旅人にハシシをあげること。

それを特別なことと思っていない。



じゃあねブロー、と言って彼は笑顔で去って行った。







ぐおおおおおおお!!!!!!

ヨーロピアンーーーー!!!!!








あ、これ、ペパピフっていう今スペインで大人気のキャラクターだって。
photo:11






これはドン・キホーテ。
photo:12











ビールを飲み干しショッピングストリートへ。
通りの端っこにマクドナルドを発見。

歌える場所、Wi-Fi場所、トイレ、充電、すべて揃った。




完璧にもほどがある。
なんて旅しやすい場所なんだよ、ヨーロッパ…………


普通バッグパッカーはヨーロッパをガッチリ回らない。
めぼしい所だけパパッと回ってすぐに出ていく。

それは物価のため。
日本かそれ以上に金のかかる場所だからね。バッグパッカーにとっては長居の出来ない国々。
宿なんて安くても1500円~2000円はするからね。




しかし、俺にはギターがある。
物価が高い国であればあるほど稼げる。
宿なんて野宿すればいいだけのこと。
移動なんてヒッチハイクすればいいだけのこと。

そしてそれらが他の地域に比べてものすごくやり易い。



ヨーロッパ………

なんて素晴らしいところだ!!!












photo:13


兄さんの情報通り、17時を過ぎてから一気に人通りが増えてきた。
さっきまでの閑散としたショッピングストリートには溢れんばかりの人波。


ソワソワしながら通りに出てギターを構える。


ギターを鳴らす。

石畳みと建物に響いて音が気持ちよくのびる。









歌った。

歌いまくった。


これまでのイスラム圏での鬱憤を晴らすように。
photo:14









やかましいクラクションもない。
ギターを触ってくるアホもいない。
金を奪うボケもいない。
止めに入るお巡りさんもいない。
アザーンがモスクから流れて演奏を止めないといけないこともない。



俺、こんなに上手かったっけ?って思えるくらい気持ちをこめて、集中して歌える。

上品な人々がサッとお金を置いて、いい声だね、と言って去っていく。


誰かが捨てたタバコの吸い殻ひとつを、カッコいいユニフォームを着た清掃員がやってきてシュッと回収していく。


ゴミひとつない通りにギターを響かせる。






気持ちよすぎる。

あぁぁぁ、ヨーロッパ、帰ってきたよー。











久しぶりに3時間以上歌い、ヘトヘトになってマクドナルドへ。

パンとサラミは持っているので、ポテトだけ注文。


お金を払っていると1.8ユーロなのに1ユーロでいいよと言うお姉さん。

え?なんでですか?と聞くと、ニコリと笑ってウィンク。




うごおおおおおおおおお!!!!!
よくわかんないけどヨーロッパあああああああいいいいい!!!!!!





photo:15


こちらこそグラシアスだから!!








今日のあがりはなんと41ユーロ。
モロッコディルハムにしたら450ディルハム以上。
日本円で5000円てとこ。











賑やかなマクドナルド。

可愛い子供。
人目を気にせずキスしてるオシャレな学生。
セクシーなブロンドの女の人。
知的で紳士的な男の人。


なんて落ち着くんだ。















マクドナルドを出て、小さな商店でビールを購入。
あー!!イスラム国じゃねぇからどこででもアルコールが売ってるぞコノヤロウ!!!


しかも安ぃ(´Д` )
1リットル瓶がたったの1.7ユーロ(´Д` )
スーパーでは1.2ユーロだった。


アル中確定。

















夜景の綺麗なハーバーを歩いていくと、少し坂道になり、登って行って脇道に入ったところに綺麗な公園を見つけた。

海にせり出した展望公園になっていて、いくつかの遊具もあり、テント張ってくださいと言わんばかりの芝生が広がっていた。









久しぶりにテントを立てた。

荷物を入れ終えて一息つき、ベンチに腰掛ける。

眼下にハーバーが広がり、夜景が海にうつってきらめく。

少し冷たい夜風に髪をなでられながらビールをあおった。










最高だ。

最高の気分だ。

帰ってきたなぁ、ヨーロッパ。


これから3ヶ月。
本当はもっといたいけどシェンゲン協定でそれだけしかいられない。

3ヶ月の間にどんな出会いがあるかなぁ。
どんな美しい風景や街に出会えるかなぁ。




あぁ、麗しのヨーロッパ。

歴史と文明が混合する世界の中心。

こんな美味いビール久しぶりだ。



野宿の夜に乾杯だ。
photo:16









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お祭りに遭遇

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3月28日 木曜日
【スペイン】 アルヘシラス








暑くて目を覚ました。


テントの中にムンムンと熱気がこもっている。



photo:01


チャックを開けると爽やかな風が吹き込んだ。

きらめく太陽に輝く緑。野花についた朝露がキラキラと輝く。
芝生の向こうに広がる海の対岸では、港湾のクレーンがゆっくりと動いている。
photo:02







ここはスペイン南部の小さな港町、アルヘシラス。









丘の上で海を見ながらボンヤリとタバコをふかす。
風が灰をさらっていく。




1人でいることが寂しくない。

心が充実し、潤っているのを感じる。

俺はここにいるぞ。











テントをたたんで町へ向かう。
photo:03



ハーバーの通りではカッコいいスポーツウェアを着た人々がランニングやウォーキングをしている。


可愛くて躾の行き届いた犬を連れて散歩するおばさん。







道を渡ろうとすると、確実に止まってくれる車。

確実に。

ここではクラクションを乱打する暴走車の隙間をぬって渡らなくていい。

多分目をつぶって渡ってもはねられることはない。











マクドナルドで調べ物。

さて、スペインとはどんな国かな?


闘牛とスパニッシュギターと情熱とバルログとバルログ。




バルログのイメージでかすぎ(´Д` )




よし、ここでスペインのお国情報いってみよう!!!

東側のうじゃうじゃある小国じゃないからね。
どヨーロッパ。




★首都……マドリード
★言語……スペイン語
★人口……4600万人
★宗教……カトリック
★通貨……ユーロ
★世界遺産……文化34件、自然2件、複合2件




アディオスの国です。アミーゴです。チャオとか言います。
ありがとう、なんて言うかわかりますか?グラシアスです。

つまり世界屈指のメジャー国です。
世界遺産38件とかユネスコに金ばらまいてるとしか思えません。

あとサッカーが有名ですね。
リーガエスパニョーラってやつですね。


フラメンコばっかり踊ってるイメージです。
ギター大国でしょうね。
どんな小さな町でも、地元のオッさんが街角でドエライ上手いギターを弾いてるそうです。




紀元前200年ごろから紀元400年あたりまでローマ帝国の支配を受け、その後イスラム勢力の侵攻により781年間イスラムの支配となる。

今も南部スペインにはたくさんのムスリムが住んでいます。
かの有名なイスラム建築の最高傑作といわれるアルハンブラ宮殿も、南部スペインにあります。



キリスト教勢力の台頭によりイスラムを追い出した諸王国。


コロンブスがアメリカ大陸に到達し、スペイン帝国は世界に覇権を誇る大帝国となる。

南アメリカがスペイン語なのはこの時代から続いた植民地政策から。


こういった植民地政策により莫大な富を獲得したスペインが最盛期を謳歌したのが1500年代。

その後はフランスやオスマン帝国、イギリスとの度重なる戦争により国力は弱体化。

ポルトガルの独立、オランダの独立、フランスとの不平等条約、などで黄金期は終了。


フランスの衛生国となり、ナポレオンの兄が皇帝に即位したりして反乱が起き、アメリカ大陸の植民地を失う。


第二次世界大戦後、1975年にようやく王政復古。
NATOやヨーロッパ連合にも加盟し、現在はヨーロッパでも平均以上の経済水準をキープしている。

が、近年には世界同時不況の影響をモロに受け、失業率が25パーセントを突破。
若年層の失業率は50パーセントを超えるという凄まじさ。
それによりマドリードでは頻繁にデモが発生しており、スペインの治安を悪くしている。




植民地時代の名残から、スペインは様々な国と領土問題を抱えている。
隣国のポルトガル、モロッコには飛び地の港を領有しており、今も解決は見ない。




まぁ暗い話題が多くなってしまったけど、今俺が見る分にはスペインはやっぱりとてつもなく先進国で、文明国で、国民の心の充実を感じさせる美しさがある。





超有名国、スペイン。

俺が知らない有名なものが死ぬほどあるんだろうな。
世界遺産38件とかどうしてくれるんだ?!
まぁサグラダファミリアには必ず行くよね。

他にもたくさんの映画の中のような美しい物語に彩られているんだろうなぁ。


バルログ出てこい!!

爪へし折ってやる!!




ていうか日記書くのに集中できない(´Д` )
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子供可愛いすぎ(´Д` )
photo:05


















今日も綺麗なショッピングストリートで路上開始。


石造りの街に響く歌声とギター。


んー、なんて気持ちいいんだ!!


こうして心に余裕があると久しぶりに創作意欲も湧いてくる。
新しい曲作らなくちゃな。

イスラム圏での辛い経験が曲になりたがってウズウズしてやがる。


今日のあがりはちょいと少なくて34ユーロ。
経済危機の影響もあるのか入るお金は小さなコインが多い。

それでも食うには十分さ!!





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街に夜がおとずれ、通りに街灯がともったころ、どこからともなく太鼓の音が聞こえてきた。



たくさんの人が行き交い、まるで何かのお祭りのよう。

なんだなんだ?








音のする方に近づいてみると、そこにはカッコいいヨーロッパの衣装に身を包んだ楽隊がいた。
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なにか始まるのかな?











しばらくすると、楽隊は編成を組み演奏をしながら行進を始めた。
photo:09





人の流れがある方向に向かっていく。

俺も大きな荷物を抱えてそれについていく。






すると街の真ん中にある、あの綺麗な広場に出た。
photo:10



うじゃうじゃと物凄い数の人がひしめいていた。






楽隊は広場の一角にある教会の前へと集まって行く。


その時、人垣の中に何かが動いた。







なんだありゃ………?
photo:11








ゆっくりと動きながら、人の中を進んでいく。


近くにきてやっとそれが何かわかった。






神輿だ。

キリスト教版のお神輿。
photo:12








綺麗な装飾のほどこされた神輿の上に、十字架を背負ったキリストがいた。

それがゆっくりと通りを進んでくる。


通りの両側には溢れんばかりの人垣。
みな場所取りをしてゲットしたようにそのポジションを死守している。


よく見たらお神輿の下にたくさんの足が見えた。
人力で担ぎ上げてるんだ。


日本のお祭りとまったく一緒だ。



なんのセレモニーなのか聞いてみた。


イースター。



そっか、イースターか。
キリストが死んだ日か。

そういえばヨーロッパの友達たちが、FacebookにHappy Easter!!って投稿してたな。







photo:13


こんな片田舎。
特に有名でもないであろうこのセレモニー。

しかしもちろんそれを長年に渡って守ってきた人々がいて、毎年の行事として楽しみにしている地元の人たちがいる。
クリスチャンにとって欠かすことのできない行事なのだろう。



はしゃぎ回る子供。
写真を撮るカップル。
思慮深げに見つめる年配者。



きっとアルヘシラスの人々にとって故郷の原風景にあたるものなんだろうな。


そんな行事に出会えたことが心底嬉しい。
そしてそれに出会えてしまうのがヨーロッパなんだよな。
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photo:16










このファンファーレと荘厳な賛美歌は、ヨーロッパに戻ってきた俺への出迎えの音楽。



キリストの悲痛な顔が、これからのヨーロッパ3ヶ月が素晴らしいものになることを教えてくれているようだった。






黒魔法使いにしか見えねえ(´Д` )
photo:17











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3月29日 金曜日
【スペイン】 アルヘシラス







photo:01


スペイン南部は天気が変わりやすい。


雨がザッと降ったかと思えばすぐに晴れ渡る。



しかしゆうべは一晩中暴風が吹き荒れ、雨がテントを叩きつけ、怖くて眠れなかった。

吹き飛ばされてしまいそうで。



テントは度重なる暴風の中でのキャンプにより竿が折れまくり、色んなところが破け、修理はしてるもののキチンと直っておらず無残にゆがんでいる。


寝袋は小さな穴があき、中の羽毛が少しずつ出てきている。


ズボンも帽子も破れているし、バッグのゴム紐もちぎれそうだし、パイプも折れた。


さらにギターは弦がビビり始めているし、ハーモニカはAとGのファの音が壊れて出なくなっている。







結構、満身創痍。

そろそろ色んなもの新調しないとな。










朝にテントから出ると、ゆうべの雨と風が嘘のようないい天気だった。


太陽が俺を乾かしてくれる。
これだから前に進める。















お金もそこそこ出来たので、次の町に移動しよう。

目的地はすぐ近くにあるジブラルタルという町。

この丘の上から見える対岸の小さな半島にある町だ。


そんなに大きな町ではないそうだが、話ではお金持ちたちのリゾート地らしく、稼ぐにはもってこいとのこと。


ガッツリ稼いでやるぞ。









ランニングをしてる老夫婦にどうやって行けばいいかたずねる。

ヒッチハイクでもいいんだけど、すぐ近くなのでバスで行ってもたかがしれてる。



「バルログバルログ。」




スペイン語でなに言ってるか1mmもわからないけど、着いてきなさいと言っているおばちゃん。

もー、白人のおばちゃんってなんでこんなに可愛いんだよ。

ていうか白人はおっさんでも兄ちゃんでもみんな可愛くて仕方ない。
抱きしめたくなる。



俺の腕を引っ張りながら連れて行ってくれたのは自分たちのマンションの前。

そこに彼らの息子さんが出てきた。


「ジブラルタルに行きたいのかい?」



英語ペラペラ。

息子に話させるために連れてきてくれたんだ。

わざわざ家から出てきてくれるとか親切にもほどがあるよ(´Д` )



「ところでパスポートは持ってるよね?」


「へ?なんでですか?」


「え?知らなかったのかい?ジブラルタルはスペインじゃないんだよ。」






なんだとおおおおおお!!!!



ほんの小指みたいな半島なのにそこだけスペインじゃないってどういうことだよ!!

確かにiPhoneで地図を見たら、半島の先っちょ部分だけ、点線で区切られてやがる。




なんとここだけイギリス領。







まじかー…………


やめとこう。

稼げそうな雰囲気ではあるけども、今はスペインを満喫したい。

リゾート地はもうダハブでしばらくお腹いっぱいだし。







もちろんチップを請求されることもなくご家族と別れ、町に戻った。


もう1日だけアルヘシラスで歌ってから西に進んでいくとするかな。





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ご飯何にしようかなー、と歩いているとケバブ屋さん発見。




あああ!!!このケバブ屋の油と肉の臭い!!!



これぞヨーロッパの臭い!!!


ファストフードの王様!!!






photo:03



まぁね、俺はあれだよ?トルコ行ってるからね。
トルコって知ってる?
ケバブの本場なんだよ?
本場のケバブを食べてきてるんだからね、こんなヨーロッパの真似事みたいなケバ………














photo:04














photo:02















で、でけぇじゃねえか………

トルコのケバブの倍くらいあるじゃねえか………






まぁデカけりゃいいってもんじゃねぇからな。
トルコの鼻ヒゲのオッさんたちが作るケバブ食ったことあんのかい?紅茶飲むかい?
あんまりなめてもらっちゃ俺のカッパドキアも出るとこ出て………


















photo:05






うっめ。

マジうっめ。


忘れてた。
ヨーロッパのケバブが世界一。

あぁ、またケバブとピザの日々が始まる…………
美味すぎるから全然オッケーだけどね!!

ケバブ3.5ユーロ!!!











夕方になり路上開始。

今日は金曜日。
いつにも増してたくさんの人でごった返すショッピングストリート。



色んな人が聴いてくれる。
photo:08






笑顔を向ければみんな笑顔を返してくれる。
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なんだこいつ?みたいな怪訝な顔をする人が1人もいないという驚異的なノリの良さと懐の深さ。
photo:10






スペインはヨーロッパでもダントツの移民受け入れ大国なのだそう。
相手の立場に立って考えてあげるという優しさに満ちた、おおらかな気質なんだろうな。
photo:11












街灯にあかりがともり、小雨がちらつき始めた。
それでも軒下に入って歌い続ける。
金曜の夜は大盛り上がり。
みんな可愛い笑顔で歩いている。


おばちゃんがフラメンコを歌ってくれた。
体に染みついてるんだってことがわかる節回し。
日本のおっちゃんが演歌を歌うみたいな感じだね。


物悲しいメロディ。
でも力強くて情熱的な、あのフラメンコ。


マリア・ドロレスおばちゃん、ありがとう!!!



今日のあがりは36ユーロ。









さー、明日から移動開始だ!!








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白い町へ

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3月30日 土曜日
【スペイン】 アルヘシラス ~ べヘール・デ・ラ・フロンテーラ










スペインでは、こんちはー、ってのを、オラ、と言います。


「オラー。」


「オラー。ニコリ。」


みたいな感じです。


なので承太郎がスペインに来たら、ものすごく挨拶する人みたいになります。




オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!!!








どうでもいいけど、よっしゃ行くぞおおおお!!!!!















photo:01


5ユーロのケバブのプレートをかきこんで、町外れに向けて歩く。





今日の目的地はここから80kmほど西に走ったところにある田舎町。


べヘール・デ・ラ・フロンテーラ。





長え!!
iPhoneで打つのメンドクセエ!!!


スペインってこんな名前の町がいっぱいあるんだよね。

なんちゃら・デ・ラ・なんちゃら、とかって。






デ・ラってなんだよ。

宮崎・デ・ラ・えびの、みたいな感じか?







このべヘール・デ・ラ・フロンテーラ。
この数日、地元の人々にオススメの町アンケートをとっていたんだけど、かなりの高確率でみんなが素晴らしい場所だ!!と言っていた。


世界遺産がありすぎるせいで、逆に的が絞れないので、西欧は地元の人のオススメ情報に重きを置いて行こう。










photo:02



photo:03


青い空の下、汗をかきながら歩き、郊外の幹線道路まで出てきた。



張り切ってヒッチハイク開始!!
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20分でゲット!!!


めちゃフレンドリーなカップルにタリファまで。
photo:05











2台目 悪そうな兄ちゃん

袋パンパンのマリファナをすすめられる。
photo:06



photo:07










3台目 ファンキーな家族

ダンスミュージックをガンガンにかけながら、ジョイントを家族で回し吸い。
高校生くらいの息子とも(´Д` )
さすがヨーロッパ!!
photo:08
















海が見えなくなり、山の中を走っていく車。

するとファンキー家族のお父さんがハシシをくゆらせながら山の上を指差した。



山の頂上付近に真っ白な町が見えた。



なんだ?!あの真っ白いの!!




ほんの小さな集落といった外観。
建物のすべてが真っ白く、山の中に浮かび上がっていた。


モロッコのシャウエンが青い町なら、あれは白い町だ。













クネクネと急な坂道を登っていく。
ホントに山の上にあるんだな。



「バルログバルログ。」


お母さんが俺の顔をくしゃくしゃになで、手に3ユーロを握らせてくれた。
ママ、ありがとう。大事に使わせてもらいます。












ファンキー家族の車を降りる。
photo:09



うおー、なんだすげー。

もう真っ白!!

砂糖で出来てるんじゃないかってくらい全ての建物が白!!


天気が悪いってのもあって、曇り空と同化して天空の城といった雰囲気。
photo:10



photo:11















んー、とりあえずお腹空いたな。
何か食べようかなと歩きはじめた瞬間。



「バルログバルログ!!コーヒーー!!バルログ!!」



小さなバーの前にたむろしていたオッさんに呼び止められる。

田舎の、地元の人たちのためのバー。
photo:12






オッさんに肩を抱かれながら中に入ると、地元の人たちがチラッと俺を見て、またすぐに会話を再開する。

観光客なんてまず来ないような小さなバー。
でも別にみんな興味なさげ。
photo:13








「バルログバルログ、シマコ、バルログ。」


photo:14


このオッさん。コーヒーをおごってくれ、同じテーブルに座り、ひたすらスペイン語で何かを言っている。

ちょっと酔ってるな。





「バルログ、シマコ~、シマコトウキョー!!シマコ………シマコー!!!」





シマコて誰(´Д` )





話の流れから推察するに、昔シマコさんという日本女性と結婚してたみたいだが、シマコさん子供連れて東京に帰ってしまった、的な感じ。



マジか?




でも俺が東京の地図を見せてやると、ものすごく悲しげにシマコ~……とつぶやいている。



「シマコ~……シマコ………バルログ!!バルログ!!」




ビールを一気飲みして立ち上がるオッさん。
俺の荷物を担いで店を出て行った。

急いで追いかける。




「カムヒア!!!バルログ!!」


「カムヒアだってよー!!ヒャヒャヒャー!!」



英語のまったく出来ないオッさん。
でもかろうじて知ってるカムヒアを使うと、周りのおっちゃんたちが、何気取ってやがんだー!!みたいな感じで茶化している。

英語を使って得意げなオッさん。


田舎だなぁ(^-^)/








白い町の中を歩くオッさん。

追いかける俺。
photo:15





なんだこれ?







photo:20



photo:21


ここらへんには小さなバーがたくさんあって、それぞれの常連客がウダウダたむろしている。


そんなバーを4軒ハシゴ。

ひたすら歌わされる。




お金は俺が出したりオッさんが出したり。

半々だな。
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photo:17



photo:18











「シマコ~……シマコ!!!トウキョー!!!アアアアアア!!!!」


だいぶ壊れてきたオッさん。
テーブルをガンガン叩いている。

ハシゴをしてみてわかったけど、このオッさん、どこに行っても煙たがられている。
photo:19





ついにオッさん暴れはじめてしまう。
俺にスペイン語で大声を出しはじめ、なんでわかんねーんだよ!!みたいに苛立ち、俺のギターを蹴っ飛ばした。



悪いオッさんではないが、さすがギターへの攻撃は我慢ならん。



「あんた何してんだ!!これはギターだぞ!!!」


ちょっと大きい声を出して怒ると、周りのおっちゃんたちが止めに入ってきた。

そしてオッさんを追っ払ってくれた。













「まぁ落ち着きなよ、兄ちゃん。ほら、これ食べな。」


気をつかってくれたバーのママとマスターが料理を出してくれた。



着いていきなり映画のワンシーンみたいな展開。
photo:22



photo:23















バーの皆さんにお礼を言い、フラフラと店を出た。

結構飲んじゃったな。


町の中心部に向かって歩くと、ドンドン道が狭まり、細い路地が入り組んだ迷路になった。


全ての建物が白く、古めかしく、歴史をたたえた路地に心が踊る。
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土曜の夜だからか、たくさんの人々が繰り出しており、細い路地にあるバーはどこも活気に溢れている。
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暖色の街灯に浮かぶ石畳の路地。
グラス片手に笑う人々。

お城と教会が見え、保存状態のよい城壁が迷路の中にのびている。
photo:27






うわー、ここもまたおとぎの町だなぁ。
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山の上の小さな古城。
それに寄り添う白い町。

きっと中世から変わっていないであろうこの風景。



ヨーロッパの歴史にまどろみながら、路地をさまよった。
photo:29



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牛に追われてみようだってスペインだもの

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3月31日 日曜日
【スペイン】 べヘール・デ・ラ・フロンテーラ







photo:01


朝になりテントを開けると、周りは濃霧に包まれていた。



ここは崖の上。
綺麗な景色が見渡せるのを期待してテントを張ったのに、まったく何も見えず。



十字架のモニュメントが霧の中に怪しげにたたずんでいる。


ここは山の上の古城の町、べヘール・デ・ラ・フロンテーラ。



仕方なく濡れたままテントをたたみ、町に向かった。
photo:02

















白い町。

なんだろう。ホントに全ての建物が真っ白。
photo:03



入り組んだ路地はまさに迷路。


そして、そんな町の中も濃い霧がたっぷり立ち込めており、迷路に拍車をかける。

夢の世界に迷い込んだように現実味のない景色。












photo:04



すぐに異変に気づいた。





通りの窓やドアにベニヤ板がはられ、すべての店が閉まっている。

まるでゴーストタウン。

2階の窓から通りを見下ろす人。


さらには通りから脇に入る小道がすべて頑丈な檻で閉鎖されている。
photo:05







なんだこれ?

すげえ怖い。


なんか来てはいけない町に来てしまったみたい。

招かれざる客だったのか?














心配になりながら歩く。

ハラハラと降る小雨がバッグを濡らしていく。






その時、大きな通りに出た。

視界が開けるとそこには…………







photo:06



ものすごくたくさんの人々が溢れかえっていた。

両側の塀の上に陣取り、まるで何かを待ち受けているような期待感が満ちている。


道の端には巨大なコンテナが置かれており、老人から子供まで、箱舟みたいにギュウギュウに乗りこんでいる。

頭上には万国旗や旗が飾りつけられ、向こうの方から賑やかなブラスバンドまでやってきた。

みんな何かへの期待を押し込めながらビールを飲んでいる。











お祭りかなんかかなー、とその賑やかな中を歩き、テキトーに見つけたサンドイッチ屋さんで簡易的なサンドを買った。

お祭り仕様って感じの作り置きサンドイッチ。











路上でモグモグ食べていると、









その時だった。









急にさっきまでそこそこ人通りのあった路地から人影が消えた。








え?なんだなんだ?









まぁいっか、とモグモグ。















いきなり後ろの家のドアが開いた。

おばちゃんが慌てて出てきた。



「アンタ!!何してんの!!死ぬよ!!」



俺に言ってるのか?


ただでさえ英語が苦手なスペイン人。それがこんな田舎町になればまったく英語喋れない。


でもなんとなくそんなこと言っている。


「だからぁ!!モーモーが来るよ!!モーモーが!!モ~モ~!!わかる!?」




両手の人差し指を頭に乗せて角を作り、お尻をフリフリさせてる。



おばちゃん可愛い(´Д` )



「こっち来なさい!!」




腕を引っ張られて家の中に入った。

荷物を置かせてもらい屋上に上がると、そこにはご家族とそのお友達らしき人たちがビールを飲みながら笑っていた。
photo:07






「ほれ、飲みな。」



ビールをついでもらい、わけもわからず通りを見下ろす。

数人の若い男が通りの向こうを睨みつけている。


周りの建物の窓や屋上、あらゆるところから人々が顔をのぞかせて今か今かと待ちわびている。














こ、こ、こ、こ、こ、これ!!!





まさかアレですか!!!???






アレだよね!?!?!?!?







牛がアレするやつだよね!?!?!?!?!?









ええええええええええ!!!!!

偶然すぎるだろ!!


牛追い祭りに遭遇するなんて!!!
しかもこんな小さな町で開催されてるもんなの!!??





もうドッキドキ。

こんな町の中を牛が走ってくるなんて信じられねえ!!

窓やドアにベニヤ板を張ってるのも、脇道に檻が設置されてるのも、この日のためのものなんだ。


この祭りに対する気合いが半端じゃねえ。










その時!!!!

お父さんが向こうを指差した!!

通りの男たちが身構える!!!





photo:09


出たぁ!!!!


牛でけええええ!!!!!


でけすぎだろ!!アレ!!

死ぬぞ!?!?!?




その巨大な牛の周りを挑発するように走る男たち。
photo:10










もう、アレだね。
こんだけ町中の人たちが注目しているんだもん。

男たちの見せ場ってわけだ。

どんだけ牛に近づき、どんだけ危ないことをするかで男が上がるんだ。




嫁に見せてやる!!

彼女に見せてやる!!

俺の勇敢さを見せた後で告白するんだ!!






ホラアアァァァ!!!

俺はこんなに恐れずに近づけるんだもんねえええええええ!!!!!
photo:11






アホすぎる(´Д` )








photo:12


この人完全に逃げ遅れてますね。


この2秒後に吹っ飛ばされました。


自分で起き上がって逃げてたので大丈夫でしょう。











どうやら牛追い祭りって1ヶ所だけで行われてるお祭りじゃないみたいだね。


スペイン南部の伝統的な行事らしく、あのテレビでよくやってる何十頭も一斉にドバーッと走るやつ。
あれは他の町。

このべヘールの牛追いは1頭だけ。
この規模の小ささがまた田舎らしくていいね。

1頭でも十分迫力満点なのに、あんな何十頭も走って来たらマジ死ぬ(´Д` )










お昼の回が終わったら、次は夕方の16時。
夕方の回はもっともっと白熱するらしい。

楽しみ!!









photo:13



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ペペパパやメラママ、娘のロレーナ、それに友達家族の皆さんとビールを飲み、ワインを飲み、ソーセージをご馳走になり、町を歩いた。




それまで塀の外に隠れてた人たちが一斉に通りに出て来て、もうまともに歩けないくらいの混雑。
photo:15



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ヘーイ!!!

イヤッホー!!!


みんなビール片手に超ゴキゲンで声をかけてくる。
スピーカーからは陽気なヨーロッパのお祭りの音楽が流れ、老いも若きもみんな大はしゃぎ。
photo:17



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いいなぁ。
ヨーロピアン、ほんと愛すべき人々だなぁ。

photo:20














俺もビール片手にウロウロして、たくさんの人たちと遊んで回り、ついに夕方の回の時間になる。
photo:21





みんないそいそと檻の外に逃げ、塀の上からその時を待っている。
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俺もいそいそとパパたちのところに戻る。





















photo:22


はい、気合いバッチリ。


走るに決まってるじゃないですか。





裸足になって外に出ると、スペイン男たちが、うお!!日本人がヤル気だぞ!!ウヒョオオイ!!!と大盛り上がり。

おばちゃんやお婆ちゃんが心配そうに何かを言ってる。


すぐここに逃げ込みなさいよ!!と自分たちのスペースを指差している。





まぁこれでも中学生の時にサッカーやってましたからね。

海と山と川にそれぞれ歩いて3分以内で行ける田舎で育ちましたからね。

お船出団子とかマジヤバいですからね。

東京の大学生とは鍛え方が違う!!




美々津ナメんなよ!!!









あ、お船出団子ってのは高千穂峰にニニギノミコトが天孫降臨して美々津の港から大和に向けて出港する際に地元の人たちがあり合わせで作っ……


photo:24








うおぉぉぉぉおおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!!!!!

来たあああああ!!!!!!!!!
photo:25






ヤベエヤベエヤベエヤベエヤベエヤベエヤベエヤベエヤベエヤベエヤベエ!!!!!!!!!!!!



死ぬって!!!

マジで死ぬって!!!!


逃げてええええええええ!!!!!!!!!!!
photo:26









超デケエ!!!!

あんなのにタックル食らわされたらマジでクタバル5秒前。MK5。
photo:27









いや、ほんとマジで怖いからね!!


あんなん俺だったら角触るどころか背中乗っちゃうぜ?とか言うあなたはマジでクタバル5秒前。MK5。
photo:28










でもここは美々津男児としてせめて体に触れてやろうと、ギリギリまで近づいてみるけど、牛がこっちに走ってきた瞬間、マジダッシュですよね。


こんなダッシュ、数年ぶりですよね。





地元の慣れた男たちの牛さばきは見事なもの!!
photo:29



牛の顔の真ん前にビデオを寄せながら軽やかにかわすかわす。

そのパフォーマンスに観衆からは大歓声。


血気盛んな男たちはみんな上着を脱いで、俺もやってやるぜ!!とマタドール!!


でもたまに捕まってメタメタにぶっ飛ばされる人とかいました。


血まみれになってました。
photo:31







photo:32


だってさ、この大きな鉄のコンテナ。さらに人が何十人も乗ってて重さ何トンもするはずなのに、牛のタックルで一瞬浮いてたからね。

パワーすげすぎ。



ぶっ飛ばされて死なないのが奇跡だよ。















華麗にさばく人、カッコ悪く逃げる人、それに大歓声をあげる女たち。
photo:33




そんな中で、わけもわからず翻弄される牛。

後ろからも前からも挑発され、必死に追いかけ回している。


牛からしたらいい迷惑。



動物愛護団体になんて言われてるか容易に想像がつく。



日本の宇和島でも闘牛をやっているが、動物のその凄まじいパワーは人間に興奮を与えてくれる。


人間は動物と生きている。


過剰な愛護のないこの姿にこそ、命への感謝を見る気がしてならない。














もー、ていうかみんなの興奮の仕方ったらないよ。

おばちゃんとかイヤァァァァ!!!!って頭振り乱して喜んんでるもん。


終わった後に、彼女や嫁さんにいい顔出来るかどうかは勇気次第。


あんた無様に逃げてたじゃん!!
なになにさんとこの旦那さんはあんなに近くまで行ってたのに!!みっともない!!



とか言われんのかな(´Д` )




こいつとか、この後町歩けるのか心配でならねぇ(´Д` )
photo:34










まぁとにかく!!!!


楽しい!!!




刺激の求め方が生死にかかわってるけど、このお祭りでみんな1年のストレスを全部発散させるんだろな。


そんでこの日の10ヶ月後が誕生日の人ってがめちゃ多そう(^-^)/
photo:35















あ、俺は触れませんでした。

このフニャチンが!!って言わないで!!(´Д` )






牛、マジで足早いからね。

ダッシュで逃げてて横見たら、ズドー!!って追い抜かされたからね。

狙われてたら逃げきれないから。







牛はさんざん走り回った後、大きな鉄のコンテナに収容されていきました。
photo:36




蓋が閉められると、大きな拍手が巻き起こる。

今年も1年頑張ろうぜ!!ってな感じでみんな笑顔。






歩いてると、たくさんの人が、大丈夫かい?!お前はあんなに近くまで行って勇気があるな!!と褒め称えてくれる。

やっぱりスペインではこれが男の株なんだね(^-^)/















パパたちのとこに戻ると、みんながお出迎えしてくれた。
よくやったー!!って肩を叩いてくれる。
photo:37




コーヒーと手作りのお菓子をご馳走になり、帰りにサンドイッチまで渡してくれた。




いやー、たまたま来た町で、たまたまやってたお祭り。それがあの牛追い祭りだなんて出来過ぎだよ。
















夜になっても路地にあるたくさんのバーでは、興奮さめやらぬ人々が大騒ぎしている。

窓からベニヤ板がはがされ、小道の檻も解き放たれる。



大音量の音楽が、山頂の小さな町に響き渡る。



ささやかな町の、ささやかな生活。

そこに彩りを添えるささやかなお祭り。




ああ、スペイン。

人間味溢れる愛すべき人々。
photo:39











最後に命がけで撮ったビデオ!!
どうぞ!!








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もう………スペイン楽園すぎ

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4月1日 月曜日
【スペイン】 べヘール・デ・ラ・フロンテーラ ~ カディス







ハーイ、僕今スペインにいます!!
スペインいいところですよー。牛追いすごい(^-^)/




ってエイプリルフールでしたー(^-^)/


じゃなくてマジでスペインだった怖え!!(´Д` )








マジでスペインにいるんだなぁ。
たまにふと信じられなくなるよ。



でも現実だからね!!
進まないと帰れない!!
歌って稼がないと帰れない!!
現実怖え!!(´Д` )



てなわけで日記いってみます。
















凄まじい暴風で目を覚ました。


荒れ狂う風にテントがすごい形に歪む。

バタバタバタ!!!と叩きつける雨が、ものすごい勢いでテントを叩く。




うわぁ!!!と飛び起きて体を丸めた。



絶え間なく吹き荒れる風にテントがひしゃげ、中が狭まり、膝を抱えてもそれだけのスペースさえない。



手で内側から抑える。
photo:01




染み込んできた雨で、すでにテント内は水びたし。

寝袋もバッグもギターもびしょ濡れになっている。


怖い!!



風は止むことなくテントを叩き続ける。
固定の杭が抜けてしまったら一瞬で崖の下に吹き飛ばされてしまう。




頼む!!
止んでくれ!!

雨か風か、どっちかでいいから止んでくれ!!!




時計を見た。

まだ深夜の2時。


頼むよぉ!!!






















そんな恐怖の時間がどれだけ続いただろう。

風は勢いを弱めることなく、テントを潰す勢いで吹き荒れているが、バタバタと雨が叩きつける音が聞こえなくなった。





今しかない。

濡れてぺちゃんこになっている寝袋をバッグに押し込んで、テントの外に飛び出した。



ドバッ!!!と暴風に帽子が吹っ飛びそうになる。

真っ暗な崖の上。









もうテントは諦めた。

今はどこか風のこないところに逃げなければ。

外灯が照らすテントは無残に歪みまくっている。


朝、取りに戻ってくるからな!!


それまで生きててくれ!!!










人っこ1人いない深夜の道を暴風によろめきながら急いで町の方に歩いた。


すると少ししたところに、ちょっとした囲いのあるバス停を見つけた。



助かった!!




迷うことなくそこに逃げ込み、ベンチに濡れたマットを敷く。


囲いがあるおかけで風が来ない。


ここならなんとか眠れそうだ。


ベンチに横になり、びしょびしょの寝袋に体を突っ込んだ。





















どれくらい時間が経ったか。

最低の一夜が明ける。


寝袋の外から明るい日が差し込んだ。

体を出すと、そこにはさっきまでの暴風雨が嘘みたいな青空が広がっていた。
photo:02





はぁ………ツンデレ具合の落差が激しすぎだよ。














荷物をまとめてテントを見に行ってみた。


一晩中あの風に吹かれ続けてたはずだもんな。

跡形もなく消えてるだろうな…………







photo:03


と思ったら以外にもグシャグシャになることなくゆうべと同じ位置に残っていた。




背景には美しい緑の丘陵地。
遠く高原には風力発電の風車がいくつも並んでいる。

見晴らしの良い景色が、は?なんかありました?みたいな顔でしれっとしてやがる。


仕方ない。持ってってやるか。

テントをたたみ、太陽で乾かしてからバッグにつめこんだ。











さて、このべヘール・デ・ラ・フロンテーラ。
photo:04





奇妙な魅力に包まれた白亜の町。
photo:05





まだまだ探検しがいのある顔を持っているんだろうが、昨日の牛追い祭りで結構満足している。


この先にもいくつもの町が待ち受けている。
天気もいいことだし先に進むか。


牛がちょっと変だしね!!
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次の目的地をどこにしようか。

全然調べてもいないので、どこにどんなものがあるのかもまったくわからない。


バス停にいたおばちゃんに地図を見せ、どこがグッドですか?と聞くと、おばちゃんは少し悩んでカディスと言った。



よし、目的地決まり。

12時半にやってきたカディス行きのバスに乗りこんだ。
値段は5.3ユーロ。






振り返ると、緑の中に白い町が見えた。
まるで映画のセットみたいに出来過ぎの外観。


古城と迷路。
山の上の白い町。

ここもまた戻ってきたいと思える素晴らしい町だった。



バイバイ、べヘール。














バスは南部ののどかな海岸線を走る。

こっちの窓には風力発電の風車。
こっちの窓には太陽光発電のパネル。
photo:07



photo:08








次世代エネルギーは先進国の最重要課題。


しかし潔白そうに見えるスペインも、モロッコに建設されている原子力発電所から電力を購入しているそうだ。

田舎に大金をばらまいて原子力発電所を作る構図は日本と一緒の業の中だ。















バスはいくつもの町を通り過ぎて行くんだけど、





まぁー、綺麗だわ。スペイン。

整備された街並み、パームツリーの並木、お城のような建物。

どの町もメルヘンチックな美しい景観で、窓がテレビのスクリーンみたいだ。

しかもそれらが今までのヨーロッパになかったような独特な雰囲気を持っている。

地方色豊かな南部スペインの鮮やかな空気に、バスの中からうっとりさせられるよ。


















そんな景色を眺めながら走り、バスはカディスに到着。


地図で見るとこのカディス、小さな島みたいになっていて、海を越える道で繋がっている。


どんなとこだろう?









バスを降りると、そこは綺麗な目抜き通り。
高いビルやオフィスが並ぶオシャレな街並み。
歩く人々も洗練されている。
photo:09




ビルの隙間から青い海が見える。

解放的なビーチリゾート。


へー、カディスってこんな街なんだ。

なんか新しい開発された街みたいだな。









photo:10


テキトーにピザを食べ、島の先端の方へ歩く。

この先っぽの部分が中心地みたいだけど…………







お、城壁ですか。
photo:11




アレですね、中がオールドシティーになってるやつか。







足を踏み入れると…………












photo:12




あーもうダメ。




スペイン南部ダメ。

photo:13







美しいにもほどがある。


なんなのこれ?
楽園なの?


宮崎にこんな海沿いないよ?
photo:14








美しくのびる海岸線。

モスク風の大きな教会がそびえ、ヤシの木がきらめく。



心まで風に飛ばされそうだ。

ずっとこの美しさに抱かれていたい。
photo:15











海岸線から町の方に入ると、そこは巨大な迷路。
これぞヨーロッパといった石造りの建物がどこまでも続き、細い路地が入り組んでいる。
photo:16



photo:17




建物が全て同じ高さで統一されているのもヨーロッパらしい。
両側の壁が迫り、まるで谷底を歩いているよう。
photo:18




揺れる洗濯物や、路地のバー、噴水のある広場のカフェなど、ここにヨーロッパの魅力の全てがつまっているような気がする。
photo:19









一瞬。






一瞬で心奪われた。






旅しながら、彼女との新婚旅行はどこにしようかなーっていつも考えながら町を見てるけど………


ここ1位。






ていうか決められねぇ!!!

美しい町ありすぎ!!!
photo:20















そんな迷路の中をウロチョロしていたら、綺麗なショッピングストリートを発見。

この町もまた人通りは少ない。

夕方になってからお店が開くんだろう。





それまでカフェでエスプレッソ。
1.5ユーロ。
photo:21





濃いコーヒーに多めの砂糖。
甘すぎるくらいが俺は好き。

タバコをふかしてWi-Fiをつなぐ。

スイスイの質のいいWi-Fi。




石畳の道を歩く人々。

この町の一員になれたみたいな、コーヒー1杯の贅沢な気分。













17時から路上開始。
photo:22



歌っていると、1人のオッさんが話しかけてきた。

スペイン語で、俺も楽器やってるんだ的なことを言っている。


どこかに消えて行ったオッさん。


しばらくして片手にフルートを持って戻ってきた。
俺の歌にあわせて吹いてくれた。




石畳の町にギターとフルートが麗しく響く。

あぁ、なんて甘美な音色。


人々がお金を置いて行く。









しばらくセッションしてから、そろそろ行くよと言うオッさん。

楽しかったー。


あがりの中からお金を渡そうとすると、ヘイヘイヘイー!!それはなしだぜー!!とそそくさと帰って行った。


もう………受け取ってくれよ………



今日のあがりは少し早めに切り上げたので25ユーロ。














カフェでビールを飲む。
小さいグラスで1.5ユーロなので安くはないが、この石造りの町の路上で飲むビールは格別だ。



女の人が可愛いなぁ。

セクシーだなぁ。


人々の笑顔には嘘なんてカケラも存在しない。

隣人愛に満ち溢れている。

その駆け引きのない笑顔が俺の心を抱きしめてくれる。

なんて素晴らしいところだ、南スペイン。












photo:23



photo:25


路地を抜けて、小さな商店で缶ビールを買いこんで海岸沿いを歩き、綺麗な公園を見つけた。


俺からしたらファーストクラスのような立派な石のベンチに寝床を決める。
photo:24



マットを敷いて寝袋に入り、ビールを飲みながら日記を書く。


風が強く、荒波が防波堤を打ち、崩れる音がすぐ後ろで聞こえる。


こんな夜でも、公共のバスが静かに走り去っていく。









充実感に微笑みさえも浮かんでくるよ。

木々の隙間から星空がのぞく。


おやすみ。








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4月2日 火曜日
【スペイン】 カディス









朝方にパタパタと雨が寝袋を叩いたが、お構いなしに寝続けた。


次に起きた時にはサンサンと照りつける太陽がフカフカに寝袋を乾かしていた。
photo:01





荷物をまとめて、さぁ散策開始だ。











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海沿いの道を歩く。

お爺ちゃんお婆ちゃんがベンチに座り、大学の前では学生たちがキャーキャーはしゃいでいる。



太陽は天の恵み。
こんなに素晴らしいサービス、モロッコずれしてなくてもチップを払いたくなる。










島の突端に古びたお城があった。

photo:03



ほんの小さなものだが、海にせり出した城壁に波が当たり、見張り塔の上でウミネコが風を受けている。

photo:04






チケットいるかなー、と中に入ってみると、係りのおじさんが無料だよと言う。
しかも荷物まで預かってくれる。













別に何も見所のない城郭。

観光客の姿はなく、チラホラと展示物もあるが忘れ去られたような雰囲気。




城壁の上にあがり、海を眺めた。

役目を終えた砲台が、はるかな水平線に向けられている。

photo:05













宮崎の実家の窓からは海が見える。

広がる水平線とその真ん中に浮かぶ灯台の島。


かなたには宮崎平野の陸が緩やかな弧を描きながらのび、天気のいい日にはとても遠くまで望むことができる。


あの陸の、あの白んで霞んでいる部分には何があるのかな、どんな町があるんだろう、あそこにも人がいて、俺と同じような気持ちでこちらを眺めているのかな。



いつもそんなことを思っていた。


これが旅を始めた理由なんだろうな。

俺は今、ユーラシア大陸の端っこ、南スペインで同じように水平線を眺めている。



この海の向こうには何があるのかな。
向こう側からも、俺と同じことを考えながら水平線を眺めている人がいるのかな。


あのころとなんにも変わってない。
大好きなマギーメイを口ずさんだ。
















ここともうひとつお城があるんだけど、そこは海岸から眺めるだけにして、迷路の中に向かう。



photo:06



photo:07


小さなバーでは昼前からビールを飲んでる爺さんたち。
子供のお守りを頼まれてるおばちゃんたちがカフェでコーヒーを飲みながらお喋りしている。



ヨーロッパでは、お昼にこうしたベビーカーを押すおばちゃんの姿をよく見る。
女性の社会進出が日本よりも進んでるんだろうな。

そして託児所というやつをほとんど見かけない。

家族で助け合う構図にヨーロッパの家族の愛の深さを感じるな。
photo:08



photo:09





ガシャポン!!
photo:10
















ゆうべ見つけたケバブ屋さんでピザを注文。

photo:11





ピザが死ぬほど好きです。

でも日本ではゲロ高くてたまにしか食べられません。


20ユーロとかしますもんね。
2000円超えるとか異常ですよ。全然美味しくないのに。




ヨーロッパではだいたいマルゲリータが5~6ユーロで食べられます。

しかもスーパー美味いです。




ブログランキングのりり記さんがナポリのこと書いてらっしゃいましたね。

美味そうにもほどがあるマルゲリータが3ユーロとか書いてましたね。


すでに西ヨーロッパ編の目玉と言っても過言ではありません、ナポリ。



ここのピザは全種類6ユーロでした。
1食6ユーロとか高いですけど、野宿やヒッチハイクで色んなものを削って旅してる中で、せめて食事だけは美味しいものを食べたい。


まぁレストランなんかには行けないけどね。



もう、このとろけるチーズなんなの!!?
美味すぎる!!












photo:12



腹ごしらえしたところで、今日も早速路上。

市街地の迷路の中は、細い路地が複雑に入り組んでいるのだけど、ところどころに小さな広場があり、憩いのスペースになっている。


ちょこちょことギター弾きやサックス吹きなんかのパフォーマーがいるけど、場所ならいくらでもあるのでお互い邪魔し合わないで済む。





ビルの谷間に2時間ほど気持ちよく声を響かせ、お昼の部のあがりは19ユーロ。
photo:13


清掃の方、ご苦労様です!!






人通りがなくなるお昼すぎは休憩タイムで、17時から夜の部。





まぁ、あれだね。

街もオシャレだけど人もオシャレだわ。

photo:14


白のパンツをこんなに嫌味なく着こなせるなんてさすがはヨーロピアン!!


オッちゃんも!!
photo:15




夜のあがりは22ユーロ。

合計41ユーロ。













路地裏に雰囲気のいいバーを発見したのでしけこんだ。
photo:16




ドアを開けるとストーンズやACDCなんかのロックが流れ、ビリヤード台やダーツが薄暗い中に置いてある。
photo:17



photo:18




木でてきたカウンターでは地元の兄ちゃんたちで賑わっており、俺もビールを注文。
小さいグラスで1.5ユーロ。

歌い終わって疲れた喉にビールがしみる。










すると、大音量で流れていたロックが少し小さくなった。

店内の全員の目がテレビに向けられる。










そこには…………













photo:19


サッカーですよね(^-^)/


リーガエスパニョーラ(^-^)/







「ああああああ!!!!!バッカヤロウ!!!ナンデファウルナンダヨ!!!!!」


「オラァァァァ!!!!キメロヤアアアアアア!!!!!!」









まずどこのバーに行ってもライブ中継してます。

21時くらいに行くと100パーセントでライブが観れます。

そして100パーセントみんなイカれてます。











いやー、やっぱ本場すげーよね。

バルセロナとかレアルマドリードとかの激アツな試合が毎日のようにやってるんだもん。



みんなの応援具合を見ていると、バルセロナって日本野球でいう巨人みたいな感じやね(^-^)/

スター選手がたくさんいて、観てて面白い。






今夜の試合は、バルセロナ対なんとか。

サッカーそんなに詳しくないからわかんないけど、なんとかってチームにはイブラヒモビッチとかベッカムとかいたよ。




贅沢!!!













プレーのひとつひとつに、な、なに!?ってくらい大騒ぎする店内。

日本ではサッカーって若者のスポーツってイメージだけど、ヨーロッパではお爺ちゃんもお婆ちゃんも観ながら興奮している。




「あああああああああ!!!!!!
イケエエエエエエエエ!!!!!!」


「ヤッタアアアアアアアアアア!!!!!!メッシイィィィィィ!!!!!!」



メッシが入れた。

爆発するように歓声が上がる店内。

バルセロナのユニフォームを着た人たちが肩くんで歌ってる。



ていうか飲みすぎ。
photo:20





「こんなの普通よ!!フンフンフ~ン♫」













もうー、フラメンコやら牛追いやらサッカーやら。



毎日飽きさせないでくれるよ!!スペイン!!








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ギター弾きの聖地へ

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4月3日 水曜日
【スペイン】 カディス ~ ヘレス









ゆうべのこと。

ベンチで日記を書いていたら、目の前のベンチにホームレスが来て、段ボールハウスを組み立て始めた。



今夜はお隣さんがいる。



ガムテープを使って器用につぎはぎしていくホームレス。


わずか5分ほどで完璧なカプセルホテルを作り上げ、その中に潜っていった。


段ボールでもある程度の雨は凌げるだろうし、彼ほど年季の入ったホームレスなら隙間なく組み立てているだろうから蚊が入ってくる心配もないだろう。



俺も同じ穴のムジナだけど、彼からしたら立派な寝袋にくるまってる自分はただの贅沢者に見えてるんだろうな。


そんなことを思いながら目をつぶった。















朝の9時くらいに目を覚ますと、目の前にあった段ボールハウスが跡形もなく消えていた。

ゴミひとつ残さずに。


さすがヨーロッパ。
ホームレスでさえスマートだ。


















photo:01


荷物をまとめていつものケバブ屋さんへ。

店に入ると同時に凄まじい雨が降り始めた。

あっという間に道路は冠水し、車が水をはねながら走っている。

photo:02






こりゃ今日はなんもできねぇなぁ、と思いながら日記を書く。













いつの間にかブログが世界一周ランキング1位になってますね。
クリックしてくれるみんなのおかげです!!ありがとう!!


それにしてもインマイライフが上がって来ないなぁ。

あんなに面白いのになぁ。

勝手に楽しみにしてるブログです。


あ、あと女1人の世界旅、だったっけ?すごい勢いで上がってきてる人がいますね。


普通の日本女子が、様々なことに悪戦苦闘しながら進んでる様子がとても新鮮で、初々しくて楽しいブログですね。



伝説だった世界のどこかでさんも日本に帰って、ランキングはすっかり新しい顔ぶればかりになりました。

これからも読者さんに楽しんでもらえるように面白いランキングになるといいね。












なんてことを考えていると、さっきまでの雨が嘘みたいな青空が顔を出してきた。

photo:03



みんな傘をたたんで歩いている。



ほんと南スペインは天気の変わりやすい場所だ。

今日はゆっくりしようと思ってたのにな。


進みやがれコノヤロウ!!って言わんばかりの青空。
行くっきゃねえか!!















歩いてすぐのバスステーションで次の街へのバスを探す。



いやー、楽だーヨーロッパ。

町の真ん中に電車の駅があり、その横にバスステーションがある。

バスで町に入れば、すぐさま中心部に歩いて行けるんだもん。


イスラム国ってなぜかどこでもバスステーションが町から10kmくらい離れた郊外にあったから、バスステーションからまたバスか乗り合いタクシーに乗らないといけなかった。


その間も嘘の嵐で、中心部まで行くのにいつも苦労してた。

それがヨーロッパではゼロ。


なんて旅しやすいんだ。














さて、次の街をどこにしようか悩んでいたんだけど、ギターを弾く者として必ず行かないといけない街がある。


それが、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ。






そう!!

フラメンコの聖地!!!

そしてシェリー酒の聖地!!





みんなシェリー酒を飲みながらフラメンコを歌いまくってるそうな。


怖え。
普通のおっさんがめちゃくちゃ上手いギター弾くんだろうな。

そんな聖地で路上なんかできるのか?



怖えけど、行くしかねえよな。



3.5ユーロのバスに乗りこんでヘレスに向かった。















バスはのどかな草原の中を走っていく。

そんな草原の中、ところどころに闘牛とフラメンコギターの看板が立っている。

ここはアンダルシア地方。
フラメンコと闘牛の発祥の地。

バスの中、1人期待と不安に胸が高鳴る。



そしてバスは聖地、ヘレスに到着した。











photo:04


綺麗な駅舎。
のどかな街並み。

線路の向こうに工場の煙突がたち、フェンスで囲まれたさびれた建物から草がはえている。

高架下の道路やミカンの木。
photo:05



photo:06





ああ、こりゃ田舎だな。
日本のさびれた地方都市によく似ている。

人口は20万人ほどで、これといった名所もない。


今までの海沿いの町のように美しく整備されているわけでもなく、どこにでもある普通の内陸の町。
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外国なのにこんな表現おかしいけど、昭和のにおいが残る町を歩いた。




そして2秒でバーへ行き、シェリー酒。

photo:10





うひょひょー!!!

昼からシェリー酒とかサイコー!!!!



あ、あんまり美味しくないな。

渋くて、深みも特にない。

こんなもんなんかな。
ていうか普通の白ワインと味の違いがわからねえ。

グラス1杯、1.8ユーロ。
photo:11





ちなみにこの町にはシェリー酒の工場があって、観光客用の見学コースが人気みたいだけど、別にいいかな。


町のバーをめぐって地元の人が飲むシェリー酒を見つけてやる。












photo:12



photo:13


他の町と同じように、ここもまた昼間の時間はすべての店が閉まってゴーストタウン状態。
人っ子1人歩いてない。







そんな町を探検。

いたるところに古びた教会があり、町と一体となっている。
photo:14



photo:15




いいね。この町落ち着くな。
このどこにでもある飾らない雰囲気が、本当のアンダルシア地方の表情なのかな。
photo:16



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ケバブを食べて17時を過ぎると、少しずつ人通りも増えてきた。


よーし、怖いけど路上やるか!!



ここもヨーロッパですって感じのショッピングストリートがたくさんあって、どこでも歌い放題。


魚市場がある綺麗な通りのスーパーマーケットの横でギターを鳴らした。

photo:19













ちょっと貸してみろ!!と言ってギターを奪われて超絶上手いフラメンコを披露させる………





こともなく順調に稼いで、あがりは26ユーロ。


2時間でこれなら悪くないな。

photo:21















photo:20


20時に路上を終えて、シェリー酒を飲めるバーを探していると、細い裏路地に数軒のバーが固まってる通りを見つけた。



オッさんたちがワイワイやっている小さなバーに潜り込んだ。
photo:22






「シェリー?ドリンクドリンク。シェリー。」


「オー!!バルログバルログ!!」





笑顔が優しすぎるおじさんたちに肩を抱かれながらシェリー酒を飲む。


やっぱり渋みの強い味わいだな。

しかし値段はグラスで1ユーロ。
さっきは1.8ユーロもしたのに。

裏路地の地元の人たちのバーは安い!!


サッカーに夢中になってるおじさんたちと一緒に盛り上がり、試合終了まで飲んだくれた。
photo:23






















真夜中の町を歩く。

寝床はどこだ。


小雨がぱらついており、ホームレスのおじさんたちが銀行のATMコーナーの中で快適そうに寝ている。



ああ、いいなぁ。
俺も混ぜてもらおうかなぁ。

テント張りたくないし。




でもやっぱり彼らの中で立派な寝袋で寝るのは気が引けた。

町を背に歩き続ける。











毎日毎日、地元の優しい人たちとの触れ合いはあるのだが、触れ合いくらいのレベルでなかなかそこから突っ込んだ付き合いには発展しない。


南スペイン人の人懐こさは神レベルではあるけども、最終的にはある程度の距離を置いてるようにも感じる。

その先進国的な付き合いが心地いいんだけどね。




でも町を観て、観光して周るだけの旅なんてひとつも面白くない。
地元の人との濃密な交流がなければ日本国内のツアー旅行と一緒だ。



明日は何かいい出会いがあるかな。

ここに生きる人たちの人生を感じられるような交流ができるかな。









しかし次の日、この全ての願いを叶えるとんでもない出会いがありました。











町外れの住宅地に、小さな公園を見つけた。

パパッとテントを張って、寝袋に入った。









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スペイン最高の出会い

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4月4日 木曜日
【スペイン】 ヘレス









足が冷たくて目を覚ました。


また雨が土砂降りで水が染み込んできて寝袋がビシャビシャになっている。




もう、スペインって雨多いんだよ…………




膝を曲げてもう一度なんとか眠る。













朝、雨が止んだのを見計らってテントから出てダッシュでたたむ。


寝袋を絞るとジャバーっと水が溢れた。
こんなんでバッグにしまったらカビはえるよな………



しかし太陽は厚い雲の上。

水がしたたるびしょ濡れのテントをバッグに詰め込んで、町に向かった。










今日ものどかな街並みのヘレス。
photo:01



通りのカフェバーではみんなほのぼとの談話している。

photo:04





そんな空気に引き寄せられ俺も適当なカフェでランチ。



これで5ユーロです。
photo:02



photo:05




塩がなくなったら、隣の席のおばちゃんが塩を持ってきてくれた。


優しいなぁ。


パンをおかわりしたけど追加料金もなく、小銭の両替もしてくれた。


たまり溜まった小銭は全部で100ユーロあった。

いい調子。

あんまり思うように稼げてはいないけど、最低でも1ヶ国100ユーロは貯めていきたいな。



ヨーロッパでは宝くじかなんかを売って歩いてる人が多い。
photo:03





これスペインのお料理番組。
アシスタントがエロすぎる。レミパンも頑張って!(´Д` )

photo:11















カフェを出ると、また雨がパラついてきた。

こりゃ今日は歌えないかな。



行くあてもないので、ゆうべ飲みに行った路地裏のバーへ向かった。











たどり着くと、昼間からオッさんたちがワイワイ飲んだくれてた。


おー!!入れ入れ!!とゆうべもいたおじさんたちが招き入れてくれる。


さすがにまだ早いのでコーヒーをお願いしますと言うが、マスターは腕時計をトントンやって、もう酒の時間だよと言ってくる。


photo:06




まだ昼だから(´Д` )






外は雨足が強まり始めている。

もういっかとビールを注文した。










その時だった。


路地裏のどこからか、手拍子のような音が聞こえてきた。


耳をすますと、歌声とギターも聞こえる。




これもしかしてどっかでライブやってんのか?とビール片手に表に出てみた。


手拍子につられてフラフラ歩いていくと、古びたワインバーの前に着いた。



この中で何かやってる。




扉を開けた。










おー!!やってるやってる!!



映画に出てきそうなワイン樽が並ぶ老舗っぽいバー。

その中でオッさんたちがグラスを傾けながらフラメンコを演奏していた。
photo:07




ライブではない。

ただ歌が好きなオッさんたちが集まって遊びでやってるだけ。


みんなご機嫌で歌い、フラメンコ独特の手拍子を打ち、ギターをかき鳴らしている。







ていうかめちゃくちゃウメエ!!!!

ギターも手拍子も歌もクソウメエ!!!!!











ぐおー、こ、これが本場のフラメンコ…………

普通のオッさんがプロ並みの腕だ…………


photo:08



特にこのハットをかぶったクールそうなおじさんのギターがとてつもない。

フラメンコ特有の親指から小指まですべてを使った目にもとまらぬストローク。
感情がほとばしるようなオブリ。
そしてまったくブレないリズム。


その正確で美しいギターに、彼の人生を感じるようで痺れてしまった。





フラメンコの聖地、ヘレスの裏路地。
ちょっとのぞいたバーで歌を楽しむ地元のおじさんたち。

シチュエーションが完璧すぎる。














そのシチュエーションとフラメンコに酔いしれていたら、おじさんたち、演奏を終えて帰り始めた。


あー、もう終わりかーと思っていたら、あのハットのギタリストが声をかけてきた。


「英語喋れるかい?」


「あ、は、はい!!」


「よし、そこで一杯やろうか。」




なんとこのスーパーギタリストにお誘いを受けてしまった。


やった!!という思いと共にめちゃくちゃ緊張しながら、いつものバーに戻る。










「シェリー酒でいいかい?僕のお気に入りを飲ませてあげるよ。」



そう言って彼はマスターにスペイン語で注文した。


クーラーの中からではなく、足元に置かれた大きなプラスチックの容器に入った液体を注ぐマスター。
photo:09




「シェリー酒にはたくさんの種類があってね。その中でも外に出回らない特別なものがあるんだ。地元の人はそれぞれのお気に入りを持っているのさ。」



その色の濃い液体を口に含んだ。

うわ!!美味い!!

芳醇な甘さが口いっぱい広がる!!


すげえ!!これが本物のシェリー酒か。






「バルログ!?ギター!?ハポン!?バルログバルログ!!」


「ギター!!バルログ!!バルセロナアタック!!」




や、ヤベエ。

俺のギターが見つかってしまった。


色めきだつおじさんたち。

そう、彼らはフラメンコの聖地で暮らすギター大好き人間たち。

ギターが生活の一部にある人たち。


ギターを弾くとわかれば、もはややらないわけにはいかない。







マジか…………

怖えすぎる…………

つい今しがた、あんなプロ級のフラメンコを見せつけられたところで俺の歌………










い!!今実は指を複雑骨折していまして…………








とは言えない。


やるしかねえ。




狭いバーの中、興味しんしんで日本人のギターの音を待つ猛者たち。



も、もうどうにでもなれ!!!












思いっきり歌った。


ディランの風に吹かれてをやった。



歌が始まると、驚いたように笑顔で何か言っているおじさんたち。













ドキドキしながら曲を終えた。




ぶん殴られるか。



ワインぶっかけられるか。






しかしそんなことはなかった。

全員が俺を抱きしめ頬にキスをしてくれた。



はぁぁぁぁ、よかったぁぁぁぁ(´Д` )
全身の力がどっと抜けた。











「素晴らしいじゃないか。君の歌は本物の路上の歌だ。心があるよ。」


シェリー酒を差し出しながらハットのギタリストが笑った。





「よーし!!じゃあ俺も!!」


「オレオレ!!俺がやる!!」




三度の飯よりギターが好きっておじさんだらけ。
我先にと俺のギターをとって歌っている。
photo:12



photo:13






しかもうめぇ(´Д` )




photo:10



なんていい笑顔で歌うんだよ。

そしてみんなも最高の笑顔。


音楽ってこんなに楽しみながらやるもんなんだなぁ。



店内にスペイン語の大合唱が響いた。





















「よーし!!次行くぞ次!!」



おじさんたちと一緒に町を歩く。

路地裏をグルグル回って、フラメンコ好きが集まるバーをハシゴ。
photo:14




どこに行ってもお店にギターが置いてあり、誰かがギターを弾いている。


それもすべて観光客が行くようなショーをやってるフラメンコバーではなく、地元の人たちが楽しむバー。
photo:15





「あ、ここはやめよう。違うとこ行こう。」


「どうしてですか?」


「俺、あのギタリスト嫌いなんだ。」



そう言ってお店の中でギターを弾いてる人を指差すハットのギタリスト。


あー、こういう人間関係もまた、田舎っぽくていいなぁ。
photo:16













「よし、フミ。もっと面白いところに連れてってあげるよ。俺の行きつけのフラメンコバー。」


このハットのギタリスト。

彼の名前はシモン。

あなたは有名なんですか?と聞くと、まぁこの町ではそうだね、とニコリと笑う。


知的で上品で、50歳くらいなんだけど、男のセクシーさを持つフラメンコギタリスト。













彼の車に乗って郊外へと向かう。


街を抜け、住宅地の奥に入って行く。


こ、こんなとこにバーなんてあるのか?










車は静かな町はずれに止まった。

photo:17


これか。


日本にもありそうな、町から離れたライブハウスって感じ。

こんなとこ日本人来たこと絶対ない。










中は意外にも広く、数人のおじさんがビリヤードをやったりカウンターでシェリー酒を飲んだりしていた。

photo:18




一角にはステージがあり、いくつものガットギターが置いてある。


すげぇ。
まさに地元のライブバー。



「これ、僕だよ。」



そう言うシモン。

壁に貼られた立派なポスターには確かにシモンの絵が描かれていた。

photo:19







「バルログバルログ。」



これを見るんだ、みたいな感じでバーのマスターがなにやらYouTubeを再生した。


そこには何かの映画のワンシーンが流れた。

古ぼけたフィルム。

フラメンコの舞台の場面のようだ。


劇場の中で華麗に、勇ましくフラメンコダンスを踊る1人の美しい男に観客が喝采をおくっている。










実はこれ、シモンだった。





シモンはかつて、名うてのダンサーとしてアンダルシアにその人ありと言われたすごい人だったのだ。



「昔はバンドと一緒に世界中を旅したんだ。でも子供ができてね。その子供が大きくなったからまたギターを始めたのさ。」







穏やかに話すシモン。
しかしその顔のシワが激動の人生を物語る。

すげー人と出会っちまった。






シモンのたくさんのビデオを観ながらシェリー酒を飲みまくった。

そしてアンダルシアの有名な生ハムも。
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この生ハムが信じられんほど美味い。

口に入れると脂身がとろけ、ひと噛みするごとに赤身からまろやかな旨味が染み出る。
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シェリー酒との相性のよさ!!
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気持ちよく酔っ払い、ここでも歌わせてもらうと、俺の分の飲み代をタダにしてくれた。

シモンが後から払う、という風に手回ししてくれてたのかもしれない。

その優しさがたまらなく嬉しかった。







「今夜はウチに泊まればいいよ。子供たちは今夜違う家に泊まってるからゆっくりしてもらって構わない。」


「いいんですか!!」


「もちろんさ。だって僕も今までたくさんの人に助けてもらった。僕は君に何かをしてあげたいんだよ。それが僕の喜びなんだ。」















シモンのアパートに着いた。

彼の人柄を表すように、綺麗で清潔に保たれている。

いくつもの部屋、オシャレなキッチン、ステンレスのシャワー。


そして何本ものギターと楽譜があった。







部屋の壁にはたくさんのポスターや絵がかけられている。

シモンのものもあった。
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「これは僕の父親だよ。」


白黒の古いポスター。
そこには逞しく美しいダンサーがうつっていた。
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父親もまた偉大なダンサーだったそう。













キッチンのテーブルでシェリー酒を飲みながら、シモンがギターを弾いてくれた。

悲しくも力強いギターの音色。


ギターを渡される。


シモンにストロークの指づかいを教えてもらった。


「フラメンコギターにはものすごくたくさんのテクニックがあるんだ。練習練習だよ。ダウン、ダウン、アップ、ダウン、ダウン、アップ。そうそう。」


中指でダウンストローク、追いかけて親指でダウンストローク、すぐに親指でアップストローク。

これを滑らかに繰り返すことで、あのフラメンコの独特なジャカジャカを生み出す。



「フラメンコで大事なのはギターでもダンスでもない。歌が1番大事なのだよ。」










このスペイン南部、アンダルシア地方で、フラメンコに人生を捧げてきた男。


父親の背中を観て育ち、きっと子供の頃から町の小さなバーや劇場で、毎日のように大人たちの歌うフラメンコを見て育ったんだろう。



ニューシネマパラダイスの風景が浮かぶ。小さな田舎町で1人の男が様々な出来事の中で大きくなっていった。


そして栄光をつかみ、誰もが彼のことを讃えた。



彼は歳をとり、今もこの町の小さなバーでフラメンコギターを弾き、勇ましくダンスのステップを踏んでいる。


かつての栄光はないかもしれない。


でも彼は今もこの町の英雄なんだ。
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「最初は難しくて出来ないさ。ゆっくり慣れていけばいい。」



2人だけの真夜中のキッチン。

懸命にギターを弾いた。
フラメンコの英雄に見守られながら。





ダウン、ダウン、アップ。


ダウン、ダウン、アップだ。








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