シナイでセックスしない?

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3月5日 火曜日
【エジプト】 ダハブ





「おはよ~。いい天気だね~。」


「フミさん~、カフェ行きましょ~。」




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レストランは今日も太陽がサンサンと降り注ぎ、強めの風が吹き抜ける。

レゲエが流れ、ゆったりと足をのばす。


もう体調はすっかり良くなった。
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カフェ、フレンズで海を眺めながらフルーツジュース。
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本当は水曜日のジャムセッションデーまで滞在しようと思っていたこのダハブだけれども、ゆうべ思いがけずプレイできたので、これでこの町でやるべきことはもうやった。




このゆったりとした生活にも若干飽きはじめている。


いい仲間がいて、天国のような気候、安い物価。


居ようと思えば1ヶ月なんて楽勝で飛び去ってしまう。



制約のない旅。

大学生たちのように航空券をとってしまってるわけでもない。
いつまでだっていていい。






でも、やっぱり、早く先に進まなければ。

また戦いの日々に戻らなければ。











このシナイ半島には、ある有名な山がある。

シナイ山だ。


なにが有名かって、あれです。






モーセです。
モーセが神から十戒を授かった山です。




モーセが神から十戒を授かった山とか、話が壮大すぎる(´Д` )ハァハァ




映画観たことある人いますよね。

めちゃくちゃ有名な話ですね。






今から3200年くらい前に、エジプトで奴隷のように使われていたヘブライ人たち。


神から啓示を受けたモーセはヘブライ人たちを約束の地、今のイスラエルに帰還させるため、エジプトを脱出。


しかしエジプトの王、ファラオは皆殺しじゃホーケーども!!と追っ手を差し向ける。



追い詰められたモーセとヘブライ人。
終わったー、マジ終わったー、マジモーセの口車にのったー、というところでモーセが杖を振り上げて海をかち割ります。

そして逃げます。


追っ手も割れた海を追いかけるけど、海が元に戻ってひどい目にあいます。



マジモーセやべえということでみんな彼についていき、ついに一行はシナイ山にたどり着く。


そしてモーセはここで神から十戒の石板を授かるわけですね。



その後もモーセは人々を率いて約束の地を目指すが、現在のヨルダンであとちょっとってところで死亡。
120歳だったそう。やべえ長生き。





そんな超有名、超聖地な山が、ここダハブから車で2時間くらいのところにあります。



行くしかないですね。








行く方法は、まぁバスがいいです。


といっても公共のバスはないみたい。
ツアーです。


ダハブの通りを歩いていれば、そこら中にツアー会社がひしめいていて、それぞれ同じような内容、金額でバスを出してます。


往復のバス、入山料、ガイド料、カタリーナ修道院の入場料、


これら全部コミコミで100ポンド、1400円ってのが相場。



夜にダハブを出発して、夜中に登山して日の出を見て、お昼くらいに戻ってくるって流れ。



ガイドなしでは山に入れないってな話だし、ヒッチハイクもおそらく無駄。


おとなしくツアーに参加しましょう。

ショウゴ君と2人で90ポンドで見つけたツアーに参加した。















というわけで徹夜になるので夜まで仮眠。

が、2時間くらいしか眠れず、目をこすって出発。




ツアー会社のオフィスからミニバスに乗り込む。
メンバーは8人。


外灯もほとんどない夜道をかけぬけ、しばらくすると、闇の中にポツポツと明かりが見えた。
photo:04





駐車場にバスがたくさん止まっており、人がワラワラと群がっていた。

周りには小さな土産物屋が数件。








バスを降りると、冷んやりとした風が吹きつけた。

シナイ山は寒いと聞いていたが、ここまでとは。


そんな心を読むかのように、ベドウィンたちが群がってきて防寒着を売りつけようとしてくる。

仕事熱心だ。




なぜか荷物の中身チェックなんてものもありつつ、ゲートをくぐる。





ここですでに雇われているガイドのベドウィンさんにバトンタッチ。

俺たちのガイドはお爺ちゃんベドウィン。


彼を先頭に、俺たち8人のグループの登山が始まる。





最初は楽勝。

緩やかな上り坂をテクテク歩いて行く。
photo:05






「いやー、ここシナイ山だよ。ヤバイよね。」


「マジヤバイっぺよ。モーセですよ?モーセ。」


「モーセが十戒授かったのっていつだっけ?」


「さぁ?2~3年前じゃないですか。ていうかモーセが十戒授かったの筑波山だっぺよ。」




まだそんな下らない話をする余裕がある。

足元は多少ゴツゴツしているが、ウエスタンブーツでなんの問題もなし。


とにかく、明かりのない山の中だから星がきれい!!!
こんなに夜空が星だらけになってるのはじめて見た。
photo:06







「いやー、こんなとこでセックスしたいっぺよー。シナイでしない?とか言って。」


「ジュッカイしない?とか言って。」


「うひょ!うひょうひょ!!」


「えへへへへー。」





マジくだらん(´Д` )

マジでショウゴ君といると会話の9割下ネタ。




「モーセがオシッコしたら勢いで海が割れたんですよ。そして歩いてたらイソギンチャクがいたから、チンチン入れてみたらマジヤベエってことでテンガが出来たらしいっすよ。」



そんな余裕の登山ってわけだ。
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3月6日 水曜日
【エジプト】 ダハブ









寒い………
photo:01







頂上に着き、日の出までは山小屋で待機できるんだけど、建物の中でも寒い。


ロシア人の団体がガヤガヤと楽しそうに笑っている。


みんな山小屋で貸し出ししている毛布に包まっているんだけど、20ポンドもする。





我慢しながらショウゴ君とオニギリをかじる。
サンレストランのママが作ってくれたお弁当だ。
35ポンド、480円で唐揚げと玉子焼きがついている。








しばらくして外に出た。

空の端がうっすらと赤くなってきている。
photo:02






夜がギザギザと切り取られている。
はるかな山並みのその向こうはすでに朝なんだろう。







最後の階段を登ると、すでに日の出を拝むための場所取りでたくさんの人々が待ち構えていた。




そんな中にカッピーとナナコちゃんの姿。


「寒いねー。」


「寒いけど綺麗だね。」





崖の上に座りこんで、遠く明日を見つめる。

あの日の中に、たくさんの希望や不安がある。

望まない日なのか、待望の日なのか。

涙を乾かしてくれるか。
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photo:03


暗闇が薄れていく。

山の稜線が濃くなり、しだいにかすんでいく。

周囲の山も照らし出され、その壮大なひだや曲線があらわになっていく。





そして光線がほとばしりでた。
photo:07




ごく当たり前の、毎日毎日繰り返されていることなのに、どうしてこんなに綺麗だと思えるんだろう。







感動していると、色っぽい顔をしたナナコちゃんが近づいてきて言った。


「フミ君、やろうか。」





ちょ、な、な、なんてことを(´Д` )

こんなとこでヤっちゃうなんて恥ずかしい!!


こ、コンドームも持ってきてないし、でも十戒のあれだから10回しないといけなばばばばばば。







というわけで、声疲れ切ってるけど、


ライブ in シナイ山山頂








こんな山、ギター持って上がるとかアホですか?


あ、アホがもう1人(´Д` )

バイオリン持って上がるナナコちゃん(´Д` )
photo:08






新鮮な太陽が、荘厳な山並みを照らす。

薄くかかった雲海の向こうには神話の物語。


清浄な空気、ギターとバイオリンの音がきらめく。
photo:09






ふと、トムウェイツのOl'55を歌った。




スピードを落とせば
神聖な気分
生きてるって思えたんだ

太陽が今登っていく
幸運の女神を連れて
ハイウェイの車とトラック

星が消え去り
パレードを先導するんだ






曲が終わると、人々から拍手が起こった。



ここはエジプト、シナイ山。

3200年前にモーセが神から十戒を授かった地。


生きてるって気がしたよ。
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帰り道。
ゆうべは暗くてわからなかった山の形や岩肌が、朝日に照らし出されて赤く乾く。
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息を飲む曲線やヒビ、ダイナミックな崖の隙間を下っていく。


この世の終わりのような、荒涼とした無機質さが美しさを放つ。
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疲れきった足がピクピクと震えてしまうが、みんな早く降りてしまいたくて足取りは軽い。

1時間ほどであっという間に平坦な道に降りてきた。
photo:14







ここで休憩。
鬱陶しいベドウィンたちに声をかけられながら9時のオープンを待ち、カテリーナ修道院の見学。

紀元300年ほどに作られたというこのキリスト教の修道院。

モーセはキリスト教でも、ユダヤ教でもイスラム教でも、偉大な預言者として信仰を集める存在だ。
photo:15








ここまででシナイ山巡礼は終了。

ベドウィンのラクダひきにひたすら絡まれながらバス乗り場まで歩き、ゆうべと同じバスに乗ってダハブに帰る。
photo:16




ガイドのお爺ちゃんは最後の最後まで見送ってくれた。

これからも毎日、世界中からやってくる人々を引き連れて山を登るんだろうな。


すごい人生だな。
photo:17
















ダハブに帰ってきた。

すぐに寝ようと、疲れ切った身体を引きずってサンレストランの階段を登る。


「ママ、ただいまー…………あれ?」


「飲もうよう!!美味しいビール飲もうよう!!」



暖かい日差しが踊るサンレストラン。

そこにはさっき頂上で一緒にいた、サックス吹きのカッピーがニコニコしてビールを飲んでいた。


なぜカッピーと呼ばれているかと言うと、顔がカピバラに似ているから。

なのだが、俺とショウゴ君からはパンツをいつもカピカピにさせているからカッピーなんだよね、スケベだね、と言われている。






ショウゴを起こそうということになり、やつのドミトリーへ。

勝手に中に入り、疲れてグッスリ眠っているショウゴをニヤニヤしながら取り囲む。




「……………う……うん………な、なにしてんだっぺや……」


「ねぇ、あのさ、飲もうよ。」


「寝ろよー!!ゆうべ寝てねーっぺよー!!」


「だって楽しいじゃん。ダハブだよ。恋しようよ。ほら、早く起きなよ。」


「なんなんだよー、この人たちおかしいよー、シナイ山登ったばっかりなんだからもうちょっと………シャワー浴びてくるっぺよ。」





ひたすら飲みまくり、夜はラッシュにライブを観にいき、疲れ果てて気絶したのが………


時間覚えてない。



ダハブは夢の国だ。
photo:18



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3月7日 木曜日
【エジプト】 ダハブ






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「なに?今日出発?なに言ってんだっぺやー。今日セブンヘブンのみんなでバーベキューあるんだっぺよ。いればいいじゃーん!!ダハブなんだからいればいいじゃーん!!」




あぁ!!出られない!!

ダハブ怖い!!


青い空と海と、暖かい風、美味いビール、楽しい仲間、


楽園だもん!!

出らんねー(´Д` )





photo:02


フレンズでコーヒーを飲んでいたら、何の約束もしてないのに勝手にいつものみんなが集まってくる。


「あー、風が気持ちいいねー。」


「気持ちいいねー。セックスより気持ちいいかも。」


「いや、それはないよ。多分セックスの方が気持ちいいよ。」


「ナナちゃんはゴム無しとゴム有りどっちがいいの?」


「何言ってんのあんたたち、バカじゃないの。えー、ゴムがあるとそんなに違うかな。」






話の内容が1mmも中身がない(´Д` )


ソファーに寝転がってそんな下らない話をダラダラ。
photo:03




ナナちゃんの太ももがセクシーで触りたいけど、ナナちゃんいい子だからやめよう。


「ナナちゃんの太ももなめたいなー。」


「ちょ、何言ってんだっぺや!!あー、俺顔うずめてー。」


「あー、俺のバイオリンを弓でこすって欲しいー。」


「はいはい。あー、ナナコこのメンバーで旅したいなー。」


「旅してー!!旅してーよー!!でもダハブ出られねーよぉ!!」


「旅してぇよお…………」


「あー、このランキング1位のカツオって人、死なねーかなー。」


「ちょ、ぶーーーー!!!!何言うんだっぺよ。ウケる。」


「だっていきなり出てきてすぐ1位だよー。ダイスケさんが帰ったら1位になれると思ってたのにー。ブログ気合い入りまくりだし、面白いし。」


「そっすねー。でも死ぬのはダメだっぺよー。」


「そうだよねー。死ぬのはダメだよねー。」


「あー、ダハブ出れねー。」










photo:04


夜になり、バーベキューへ。

仕込み班、火おこし班、ビール買い出し班に分かれてそれぞれ準備。
photo:05




前回やった時、なかなか火がつかなくて悪戦苦闘したそう。

俺はこの前まで、イスラエルでカオルさんと毎晩火を起こしていた。


サッと火をつけると、すごい!!と言われてしまった。


今いるメンバーはみんな東京の大学生とか。
みんなバーベキューとか焚き火とかの経験ないのかな。
火のつけるくらいでそんなにすごいと言われるとは。






セブンヘブンともうひとつの日本人宿、ディープブルーに泊まっているカッピーとナナちゃん。

でも最近ではすっかりセブンヘブンに入り浸っている。


セブンヘブンとディープブルーで派閥があるって言う人もいるけど、愛想良くしていればみんなフレンドリー。


俺だって実際セブンヘブンに泊まってるわけじゃないからね。
それでもみんなこの謎の居候と仲良く接してくれる。

泊まってる宿なんて関係なくみんなで盛り上がり、そして3人で火を囲んで演奏した。
photo:06







「明日、ディープブルーのシェア飯にくればいいじゃん。こっちもみんないい人ばっかりだよ。」



明日、行ってみるかな。


ああ!!ダハブ出られねーーーーー!!!!!!!






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ダハブ最終日

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3月8日 金曜日
【エジプト】 ダハブ







チキンカツ。
photo:01



25ポンド。350円。



エジプトなのにチキンカツとご飯と味噌汁。


サクサクの衣にトンカツソースがかかり、口に含むと日本の食堂の風景がぶわっと浮かぶ。


ご飯を頬張り、ワカメの味噌汁を飲む。


目の前に広がる、きらめく水平線。

汗ばむほどの日差し。




ここはサンレストラン。

愛すべき旅人たちのオアシス。

至福の時。
photo:02















それからいつものメンバーでシュノーケルに出かけた。


女子読者サービス!!
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男子読者サービス!!
photo:04







ナナちゃんたちがディープブルーからシュノーケルセットを持ってきてくれた。


通りを歩き、波打ち際に行き、そのままドボン。
photo:05






顔を水面につけると、色鮮やかなサンゴと魚たちが踊っている。


やろうと思えば数分でこの宝箱を楽しむことができるダハブ。

こんなに長く滞在したのに、結局たったの2回しか海に入らなかった。

photo:06











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サンレストランに戻り、荷物をまとめる。

10日以上いたこのサンレストランとも、これでおさらば。


「ママ、ありがとうございました。ママがいなかったら僕野垂れ死してました。」


「何言ってんの。私は何もしてないわよ。またいつでも戻ってきなさい。」




サチコ、レイヤにも別れを告げる。



サチコ、可愛かったな。
photo:08




俺のトランプのケース、
寝袋の袋、
帽子、


油断して色々と噛みちぎられてしまったけど、こんなに可愛いんだもん。
怒れないよ。




ああ、至福だったな。
サンレストラン。


子供の頃に思い描いた秘密基地をそのまま形にしたような、そんな自由な夢がたっぷりと詰まった空間だった。

絶対忘れられない。

ママ。いきなりやってきて風邪ひいて寝込んだ放浪者をあんなに手厚く看病してくださって、本当にありがとうございました。



何も出来ない自分のアイデアのなさが口惜しいけど、せめてものプレゼントとして日本から持ってきた俺のCD、ホームレスを渡した。




ママ、どうかお元気で。
これからもたくさんやってくる旅人たちを、楽しいトークと美味すぎる日本食で癒してあげてください。










ショウゴ君に手伝ってもらいながら荷物をかついで階段を降りた。


レストランには、セブンヘブンのメンバーたちが、明日のダイビングのディスカッションをしているところだった。



「え!!行くんすか!!」


「フミさん!出るんですか!!」




みんなに挨拶してサッと背を向ける。

俺はセブンヘブンの宿泊者じゃない。
もちろんダイビングもしていない。
ただサンレストランに居候し、やってくる日本人たちと会話していただけ。

インストラクターのヨシさんとも、この時初めてちゃんと挨拶した。



軽い感じでいい。
そう思ってたのに、




セブンヘブンの入り口へ向かっていると、レストランの中にいた全員が出てきてくれた。


「歌ってくれてありがとう!!」


「またどっかで会いましょう!!」



完全に部外者のはずなのに。

そして日本人宿っぽい、見送り、ってやつに若干抵抗があったのに。


笑顔で手を降ってくれるみんなの清々しい顔を見ると熱いものがこみあげてくる。





みんな旅人。
所詮観光旅行ではあるんだけど、やっぱり海外での日々は毎日が戦いだ。
金の計算、ルート決め、危険に怯え道を歩く。
信用出来ない人々との心おけないコミュニケーションがどれほど精神的な疲労をもたらすことか。


その苦労を知る彼らの笑顔には特別な親しみがある。


わかってくれている、


その意識が優しく背中を押してくれる。


毎回日本人宿に行く必要はない。
でもたまには思いっきりリラックスしに行くのもおおいに有りだな。


みんな、ありがとう。
お互い健康に旅しよう。そしてまたどこかで会おうな。


バイバイ。
photo:09














そのまま、ディープブルーへ向かった。

ディープブルーはほとんど毎晩シェア飯を作っていて、みんなでワイワイと料理を作り、食べ、仲良くやっているとの評判を聞いていた。

もちろんシェア飯なので1人頭の値段も安い。


恐る恐る宿の中に入ると、日本人たちがガヤガヤとご飯を作っているところだった。



「こ、こ、ここ、こ、コンドーム、じゃなかった、こんばんは。」


「あ、こんばんはー。どうぞ、ゆっくりしてて下さいー。」



フレンドリーなメンバーに混じって俺とショウゴ君もお手伝い。

今夜のメニューはギョウザ。
みんなでもくもくとタネを皮に包む。

まぁみんな下手だけどね。
皮が分厚い(´Д` )
photo:10




「王将でバイトしたことある人とか、めちゃくちゃ上手いんでしょうね。」



そんな話をしながらみんなで作ったギョウザ。

美味しかった。
1人頭12ポンド。170円。
photo:11








ビールを飲みながらテラスでみんなでお喋りした。
周りのクラブからダンスミュージックが流れ出ている。


ご飯を食べ終わり、数人のメンバーが大きなバッグパックを抱えて宿を出て行った。

彼らもまた旅に戻るんだな。







0時。
ショウゴ君とカッピー、ナナちゃんと散歩した。

夜風が優しく吹き、波の音が気持ちいい。

あぁ、この町ともこれでお別れか。


離れ難い。
離れたくない。

いつまでもこのやったりとした空気に抱かれていたい。

この寂しい気持ちこそ、恋するダハブってことなんだろうな。

誰もがダハブに恋して虜になるんだ。








カフェ通りを抜け、静かな波打ち際のベンチにやってきた。

パラソルの下に置いてある、クッション付きのベンチ。


そう、ダハブに来た最初のころに寝ていたあのお気に入りのベンチだ。




暗い海の向こうにかすかな明かりが見える。

あそこはサウジアラビアなんだよな。

異国の明かりは星屑と混ざり、夜空に散らばっている。



「あー、出たくないねー。」


「ダハブ出たくねー。」


「旅怖えー。旅の仕方もうよくわかんねー。」


「セックスしたいっぺー。」


「あ、セックスはしたいね。」


「そうだね、セックスいいよね。」


「ダハブ出たくねー。」




ビールをあおると、夜空がまたたく。

もう充分楽しんだ。


明日、出発だ。









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ダハブ出た瞬間、過酷すぎ(´Д` )

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3月9日 土曜日
【エジプト】 ダハブ ~ シャルムエルシェイク







話し声で目を覚ました。


寝袋の隙間から太陽が差し込んでいる。



顔を出すと、目の前のベンチでショウゴ君とカッピーが笑っていた。
photo:01



ビール片手に(´Д` )






「あ、フミさん、ビール飲む?もう明日にしちゃいましょっかー。出発。」


「あ、いいね、出発明日にしちゃおっかなー。ビール、だめえええ!!!旅させてええええええ!!今日行かないと本当にクソ野郎になる。」






きらめく水平線。
この嘘みたいな素晴らしい景色ともこれでおさらばか。
photo:02












荷物をまとめてディープブルーにナナちゃんを迎えに行った。


準備万端のナナちゃん。そしてもう1人。
4人で荷物を担ぐ。


ディープブルーのメンバー、みんなが降りてきて見送ってくれた。








さて!!

これで本当にダハブともバイバイ。


カッピー、ナナちゃんたちはここから北上し、ヌエバからフェリーに乗ってヨルダンへ向かう。

俺は南下してシナイ半島南部の町、シャルムエルシェイクへ。


どちらに行くにもまずはバスステーションへ行かないといけないんだが、ダハブの町からバスステーションまでは歩くと30分はかかるそうなので、タクシーを捕まえる。


タクシーと言ってもトラックみたいなもんで、荷台に荷物ごと乗り込むスタイル。

1人5ポンドだよぉ、と懇願してくる運ちゃんに1人3ポンドでよろしく!!と強引に値引きして、交渉成立。



荷台に乗り込む。
photo:03







1人取り残されたショウゴ君。

悲しそうな顔で俺たちを見てる。
photo:04






「みんながいなくなったら、俺誰とビール飲めばいいんだっぺやー。下ネタが通じる人がいないと会話できねっぺよぉー。」




ショウゴ君、楽しかったよ。


ここから彼はアジアに飛ぶ。

もうこの旅中では会うこともないだろう。



こんなに一緒にいて気兼ねなく過ごせる奴と海外で出会えるなんてなー。
地元の仲間みたいに気の許せる、信頼できる男だった。

ダメ加減とかも最高だったし(^-^)/



「俺、親がどっちも茨城出身じゃないから方言ほとんど出ないんすよ。だっぺよとか言わないのに、ブログにあんな風に書くからなー。まぁいいですけどね。元気で行くんだっぺよぉー!!」



ホント、楽しい奴だった。
一緒に遊んでくれてありがとな!!

可愛い子とダイビングのバディ組めるといいね。


バイバイ、ショウゴ。














荷台で心地よい風を受けながら走り、バスステーションに到着。
photo:05





切符売り場で値段を尋ねるナナちゃん。


「ヌエバまではいくらですか?」


「……30ポンドだよ。」


「30ポンド?!高くない!?すみません、15ポンドって聞いてたんだけど。」


「あー、15ポンドでいいよ。」





なんだそれ!?


とりあえず倍の値段を言ってみるエジプト人。









無事、ナナちゃんたちはヌエバまで15ポンド。
俺はシャルムエルシェイクまで20ポンドでチケットを購入。



そして別れの時。



「フミ君、パリで待ってるから。」


「フミさ~ん、フランスで会いましょうね~。」



photo:06


彼らはこれから中東をめぐり、ドバイで予定されているライブをやり、それからフランスに行き知り合いのギャラリーで演奏するそう。


フランスで会おう、なんてイカしてるぜ。

カッピー、下ネタばっかりで最高に楽しかったよ。

ナナちゃん、太ももで目の保養させてくれてありがとう!!


またセッションしようね!!











うっとおしいタクシーの客引きを無視しながらベンチで日記をかき、12時にやってきたバスに乗りこむ。



わずか1時間ほどでバスはシナイ半島南部の町、シャルムエルシェイクに到着した。



お金持ちたちのリゾート地、ってな話だけど、一体どれほどのものなのか。


ていうかシャルムエルシェイクって書こうとしたら、シャルム、の時点で予測変換でシャルムエルシェイクって出てくることにまずビックリ。

そんなに一般的に有名なところなんだな。全然知らなかったけど。










このシャルムエルシェイクのバスステーション。

ダハブと同じで、町の中心からかなり離れた郊外にある。

歩いて行くには遠そう。



バスステーションを出たところに、トラックが待ち構えていたので町まで行くか聞いてみる。



「町の中心まで行きたいです。いくらですか?」


「オーケー!!マイフレンド!!10ポンドだよ!!」


「さようなら。」


「ノオオォォォ!!5ポンドですううぅぅぅぅ!!!5ポンドアォォォォ!!!」





半額になるまでの時間、0.2秒。



本当に町の中心まで行くのか?と聞いても、オーケー!!オーケー!!ノープロブレム!!マイフレンド!!と完璧に理解してねーことを顔に丸出しにしながら俺の荷物を荷台に放り込みやがる。



「シティーセンターに行きたいんだよ!!大丈夫!!!?」


「シティセンタル!!マイフレンド!!ノープロブレム!!」


アラブ人はRの巻き方はすごい。







何度も念を押して荷台に乗りこみ、風を浴びながら荒野の中を疾走。



さーて、町に着いたらすぐに歌うかー?




と思ってたら………





案の定、わけのわからないところで降ろされる。
photo:07



「てめー、ここがシティーセンターか?ただの町外れの道路沿いじゃねえか?」


「ピラミッドピラミッド、ナイル?」



こうなったらもう英語完璧わかりません攻撃。アラブ人のキョトン顔、マジでムカつく。



行き先とかまったく理解してねーくせにとにかく乗せればいいだろうという考え。




無駄に5ポンド払い、ムカついたので歩いて町に向かうことに。








しかし……







地図もインターネットもない状態で、この荒野を開発したようなまばらな町の中心部を探すのは神業並み。
photo:08




虚しくさまようのみ。





トボトボ歩いている俺の横にタクシーが滑り込んできて、ひたすら叫びまくってくる。



20ポンドでいいよ!!


15ポンドでいいよ!!


10ポンドでいいよ!!


ここから8kmあるから歩けないよ!!


6kmもあるんだぜ!!




みんな好きなことを言ってくる。



「お金ないんです、英語わからないんです、お願いです、道を教えて下さい、お願いです、どうしたらいいですか?ねぇ、あ!!行かないで!!ねぇ!!どうしたらいいの!!インシャアッラアァァァァァァ!!!」



日本語でまくしたてると、何言ってんだこいつ!!と怒って走り去って行くドライバー。

しつこいバカにはバカの振りしてしつこくまくし立ててやるのが効果的だ。



でも中には、よし!!お金ないのか!!お金いらないよ!!乗りな!!と男気ホスピタリティを出してくるタクシーのオッサンがいて、それはそれで戸惑う(´Д` )


タダより怖いものはない。

特にイスラム国で。







人に道を聞いても誰も理解してくれず、理解してないのにテキトーにあっちだよ、向こうだよって嘘つくのでドンドンわけのわからない方に歩いてしまう。


数時間歩いても、町の影すら見えない。
廃墟と原野がどこまでも続くのみ。



もう、どうしよう………

途方に暮れる。バカ………







いくら道を聞いても意味がないので、ヤマカンで歩く。

乾いた風が砂埃を巻き上げ、顔を打つ。髪の毛はギシギシにきしんでいる。

一端の旅人の気分。















数時間して、なんとなく町っぽくなってきた。
photo:09



派手な看板や土産物屋が見えてきた。

ここはマーナベイという地域みたい。
ここがシャルムエルシェイクの中心地だ。




奥に進んで行くと、もうーすごい。

でかくて綺麗なカフェ、レストランがズラリとどこまでも続いている。
photo:10



photo:11



ケンタッキー、マクドナルド、ハードロックカフェ、

ただのスーパー観光地。

歩いているのは金持ってそうな白人観光客ばかり。
ロシア人が多い。


そして客引きの数も歌舞伎町並み。


「コンニチハ!!ジャッキーチェン!!」


「ハローマダム!!私のハートを受け取って下さい!!」




世界中の言葉を駆使して呼び込みしているエジプト人たち。



photo:12


ウゼエ!!





歩き回ってみると、そんな綺麗な通りが何本もある。
めちゃくちゃリゾート地。
photo:13





こいつはすげえや。

ダハブの町を5倍にしたような感じだな。







まぁ俺がここに来たのはゆったりするためでも観光でもなく、



金稼ぎだ。


こんだけ金持ち観光客だらけだもん!!!
めちゃくちゃ稼いでやるからああああ!!!!!







と、その前にとりあえず腹ごしらえ。

ケバブみたいなファストフードの値段を聞いてみる。


「25ポンドだよ。」


くそ。
クソ高え。

他の食べ物も全部クソ高え

もう、全部。


ちなみに、マーケットのビールが15ポンド。210円。

ダハブでは8ポンドだった。


さすが金持ちリゾート地。
物価が高え。



仕方なくケンタッキーで35ポンドのセットをむさぼり食って、張り切って路上へ。

たくさんの人が通るレストラン通りでギターを構える。









まぁ、ここはいつものアラブ国。

俺がギターを地面に置いた時点で暇な奴らがドンドン群がってくる。


ギターを肩にかけた時点ですでに30人ほどの人だかり。

身動きがとれないほど囲まれる。
もちろん全員エジプト人。
白人はみんな、遠巻きから、あら何かしら?と見るだけ。




なんなんだよ、マジで。こいつら。
もうこの時点で結構イライラ。




そして人だかりがすごすぎて、まだ1曲も歌ってないのに苦情が入ってここでやるなと言われてしまった。





イライラが膨れ上がりながら荷物を片づけようとしてると、


「俺いいとこ知ってるから俺に着いて来な!!」


「俺のオフィス!!カモン!!」


と、わけわからない英語で、俺の荷物を勝手に担いで歩いて行こうとしやがる。

なんだなんだ?と人だかりはさらに増える一方。


荷物を片づける俺の極限まで近づいて、


ジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロ




「ああぁぁぁぁぁあああ!!!!!!もうやめてくれ!!!!どっか行ってくれ!!!!!散らばれええええ!!!!!」



我慢の限界が来てヒステリーを起こしてしまう。
それをニヤニヤしながら見ているエジプト人。


輪を突き破って走って逃げた。


しかし逃げられない。


どこまでもついてきやがる。




「マイフレンド!!ここで歌っていいよ!!俺が守るから!!」


「チャイナ!!俺の土産物屋の前で歌ってくれ!!」





無視して少し動いたところに、いい広場を発見。


すぐさまそこでギターを抱える。
奈良公園の鹿のようにソッコーで集まってくるエジプト人たち。


奴らが話しかけてくる前にすぐに演奏開始。


白人たちからポツポツとお金が入る。

そのお金を盗んで歩いて行くジョークをアホのように繰り返すエジプト人。



なんだこの戦いは。
たかが路上でなんでこんなに苦労しなきゃいけねーんだよ。


すると今度は警察がやってきた。

この町では路上演奏は禁止されているという。





はぁ………

はいはい、わかりました。
やめますよ。
photo:14









ベンチに座って、うなだれる。
あがりはわずかに2ポンド。コーラも買えねぇ。

そんな俺をニヤニヤ見ているエジプト人。

このアホども………やってらんねぇ……!!!あああ!!イライラする!!!!



「マイフレンド、いい通りを知ってるんだ。向こうに静かで綺麗な通りがあるから、そこなら大丈夫。警察なんてほっとけばいいんだよ!!」


片言の英語で一生懸命言ってくるオッサン。



よーし、もうとことんやってやろうじゃねえか。
このままじゃ気が済まねぇ。








オッサンについて歩いて行くと、海辺の小洒落た遊歩道に出た。

波打ち際に広がる南国ムードのカフェ。

整備された道をリラックスした白人たちが歩いている。




静かで落ち着いたこの通りで、ギターを鳴らす。


またもや群がってくるエジプト人たち。

真横で何曲もガン見しているが、彼らがお金を入れることはまずない。

ガン見の仕方が異常。
視線を外してくれない。

エジプト人の人だかりは増えていく。




そして………






警察来ますよね。




「ふーん、そう。さっき注意したところだよね。何で歌ってるの?」




ヤバ………

警察かなり怒ってる。





よ、よし、俺をここに連れて来たオッサン。
ちゃんとフォローしてくれよ。


責任とって弁護してくれよ。




ね、弁護……おい、ちょ、お前どこ行くの?ちょっと、おい!!



おいーーーーー…………






オッサンとんずら。

さすがエジプト人。




「さ、署まで行こうか。」



5人の警察に取り囲まれて、綺麗なレストラン街を歩く。


そしてボロい建物に連れて行かれて、足元が水浸しの薄汚い個室に監禁。







もういらないそんなの!!

ダハブという天国を出た瞬間、警察署に監禁とかそんなネタいらない!!
photo:15











罰金とられるかな……と結構不安だったけど、それはかろうじてまぬがれ、2時間後にようやく解放された。


「次見つけたらブタ箱行きだからな。」


「そうですか。インシャアッラー。」








警察署を出ると、外はすごいことになっていた。
photo:16




きらびやかなネオンが昼間のようにまたたき、ダンスミュージックが爆音で鳴り渡っている。

白人たちは踊り狂い、エジプト人たちがそれに群がる。


すげえな………毎晩こんななんだろうな………

天国のようだけど、狂気にも見えた。
photo:17















稼げない以上、もうこの町に用はない。

イカれた町に背を向けて荒野に向かう。


タクシーがクラクションを鳴らしながら突進してくるが、お金がないと言うと無言で走り去って行く。








見渡す限りの荒野の中。

空を見上げると満天の星空。

乾いた夜風が吹きつける。


お腹空いたなぁ………

暑い……



バスステーションってどこだっけ?

たぶん2時間も歩けば着くだろう。

荷物が肩に食い込む。

腕の感覚がなくなる。




あぁ、ダハブ出た瞬間、警察署監禁&真夜中の彷徨とかそんなネタいらねーよ………




あぁ、でもなぁ、これはネタじゃねぇんだよなぁ。
これが俺の旅なんだよなぁ。

ダハブでなまってしまってるだけだよな。

これからもずっとこうやって戦いながら少しずつ進んでいかないといけない。


戦う相手は、エジプト人ではなく、もちろん警察でもなく、あらゆる状況において己の心だということは、もう嫌というほどわかっている。

逃げるのも、言い訳してセコイことするのも、すべて自分だとわかっている。

ダサいことしたら、心かドンドンダサくなっていくんだ。



戦いの相手は自分自身でしかないんだ。








あああ!!!


肩いてええええ!!!!!



バスステーションどこだあうああああおおおらああああああああ!!!!







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3月10日 日曜日
【エジプト】 カイロ










無我夢中で歩いた夜中の荒野。

ひとりぼっちが心地いい。
やっぱり旅は1人でないと。






シャルムエルシェイクバスステーションには0時に着いた。

衛生管理とかみじんも信用できない屋台のサンドイッチをかじる。
4ポンド。55円。
photo:01




歩き続けた身体は疲労でバキバキになっていたが、生ぬるい夜風と、バカみたいに爆音でかけられているアラブ音楽で妙に目が冴えている。


エジプト人がニヤニヤしながらこっちを見ている。










そして深夜2時にバスはやってきた。

疲労困憊した体で立ち上がる。



バスに飛び乗った。

チケットは65ポンド。900円。


目的地は………カイロだ。









ドライブ時間は7時間。
バス内では眠ろうにも眠れず、さらにエジプトの情勢を象徴するように道路には無数の検問所が設けられていて、警察犬による荷物チェックとかをクリアしていかないといけない。



そんなドライブの果てについにバスはカイロに到着した。








photo:02


わけのわからない道路沿いで降ろされた。


ブワリと風が砂埃を巻き上げて目に入る。
photo:03




キチガイのようなクラクションが鳴り響く。

大量の車やバイクがぶっ飛び、その間を人々がすり抜ける。

向こうには近代的なビルが砂かスモッグに煙っている。空気はひたすら臭い。


足元はどこまでも…………


ゴミ、ゴミ、ゴミ。
photo:04






うおぉ………

こ、これがエジプトの首都カイロか………







カイロ。

ピラミッドという世界屈指の観光地があるエジプトの首都。
アフリカイチの大都市で、次の先進国のリストに入っている。
人口は1千万を超える。


古代遺跡と現代文明が混沌と混ざり合う、不思議な都市。
そんなイメージ。


世界中から観光客がやってくるこのカイロなので、安全そうなイメージがあったんだけど………


いい噂聞かねーんだよなぁ。




タクシー乗ってたら黒人が乗り込んできて首にナイフを突きつけられて身ぐるみはがされたとか、通りを歩いていたらいきなりボコボコに殴られたとか、


バックパッカーが襲われたという悪い話が日替わりで耳に入ってくるという治安の悪さ。



さらには、観光客には関係ないだろうか、デモや暴動をガンガンやっているのでとにかく興奮してる輩が多く、不用意に出歩くのは避けなければいけない。




まぁ、アフリカに入ったってことか。

危険のレベルが今までとは明らかに違うということを頭に叩き込まないと。




てなわけで、ここカイロでは宿に泊まります。
野宿なんかしません。

どこにあるか知らないけど、サファリって激安な宿があるそう。



場所はわからない。

地図もない。

インターネットもない。

ていうか充電ケーブルが切れてiPhoneが死んでる。

地名も一切わからない。





時間は朝の9時。

タイムリミットは日が暮れるまで。
危険が増す夜までに宿にたどり着かないと。










photo:05


つーわけで歩き始める臭ええええええええええええええええけええええええ!!!!!!!



なんだお前ら、鼻つまってんのか?(´Д` )



この鼻がねじ曲がるような生ごみの臭い。
小便の臭い。
ディーゼル車の排気ガスの臭い。

こんなとこで暮らしてたら一瞬で体調悪くなる。


足元にはゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミ…………



そんなゴミだらけの道路沿いにどこまでも並ぶ汚い露店。

舞い上がる砂埃。
野良犬。

こんなとこで作ってるサンドイッチなんて食えるか!!!





そしてクラクション!!!

気が狂ってるとしか思えない!!


こいつらあれか、モールス信号使えるんだな。


プーププープープー!!!!

ぷっプップープププー!!!!!!


クラクションで会話してやがる(´Д` )




キチガイの街を歩き回り、ひたすら人にシティーセンター!!とたずねて回る。

のだが、やっぱり誰も英語が喋れない。


メインプレイス!!
メインスクエア!!
ショッピングストリート!!
ダウンタウン!!
ツーリスト!!


身振り手振りであらゆるイメージを伝えるが誰も理解しない。


アラブ人は向こうからちょっかいはすごい出してくるくせに、こっちから話しかけると相手にしてくれないんだよな。



そして、理解してるのかどうかわからないけど、あっちだよー、向こうだよー、と誰も彼も違うことを言ってくる。




車は歩行者なんてまったく気にせず走り回っている。戸惑っていると、一瞬で轢き殺されてしまう。


昨日1日歩き回って、さらにゆうべ寝てないので頭がフラフラする。

あぁ、こんな中でどうやって安宿にたどり着けるんだろう………





ふと向こうのほうで何かやってるオッサンが目にはいる。

手に何か持って騒いでる。


何やってんだろ…………




目をこらしてみて驚いた。





オッサンが手に持って周りに自慢していたものは、トロールだった。




「コルァァァァァァアアアア!!!!!何さらしてんだボゲエエエエエエエエ!!!!!」


ダッシュで走ってオヤジを捕まえてトロールをぶんどった。

怒ってる俺にニヤニヤしながら何か言っている。


クソ野郎が。
いつの間にバッグから外しやがった。

あー、全然わかんなかったー。

そろそろバッグに鍵とかかけないといけないかなぁ。

いまだにバッグの蓋とかチャックとか開けっ放し。
余裕こきすぎかな。



チャイナ~!!
photo:06









そこからはもうただひたすらたらい回し。


1ポンドの電車。

1ポンドのバス。

2ポンドの乗り合いバス。

2ポンドの乗り合いバス。

1ポンドの乗り合いバス。




何回たらい回しにされたかな…………



あっちだよ!!


いーや、向こうだよ!!


ウェラーユーフロム!!


あっちあっちーー!!!!




photo:09


みんないい人だよ………

英語わからないけど一生懸命教えてくれようとしてくれるし、優しい。

物を盗むって雰囲気も感じられない。
photo:11







でも…………





またバスを降りたらわけのわからない場所………

ここはどこだよ………

あぁ、どこに行けばいいんだ。
photo:10





ああああああああああああああ!!!うるせえええええええええ!!!!!!!

クラクションがひどい!!!

あいつら癖だもん。癖で鳴らしてる。

俺たちが指でハンドルを叩いてリズムを刻むようにクラクションを鳴らしている。




photo:07


もう………クラクラする。


3月だってのに気温は30℃を超えている。

日差しが強い………
photo:12




とにかく人に聞かないことにはたどり着けない。
身なりの綺麗な教養のありそうな人を狙って声をかけ続ける。



「すみません!!シティーセンターはどこですか!?」


「ピラミッドスフィンクス!!ナイル!?」


「シティーセンター!!!」


「OK!!ナイル!!」



信用できそうな人を見つけたぞ!!

この人はシティーセンターを知ってそうな言い方をしている!!




やっと、やっと宿に着いてゆっくりできる………




オッサンが捕まえてくれたバスに飛び乗り、しばらく走る。





なかなか遠い。

こんなに遠いのか?
ドンドン郊外に走ってるような気がするけど…………







そして10kmくらい走った郊外で降ろされた俺の目の前には…………







photo:08







間違ってねー、全然間違ってねー。

どっからどー見てもシティーセンターだー。


シティーセンターっていう郊外のショッピングモールだー。
















うおおおおおおおおお!!!!!!


もうダメだああああい!!!!


このゴミダメのような街で小さなホステルを見つけ出すのは、砂浜で一粒の星砂を見つけ出すようなもんだ………




もうダメだ。

モバイルショップを探して充電ケーブルを購入。70ポンド。1000円。


カフェに行き、充電し、Wi-Fiをゲット。
宿を検索し地図を手に入れた。





やっぱり……街の中心から綺麗に10kmほど離れていやがる。





時間は16時。日が暮れるまで3時間てとこか。






もう誰も信用できない。

荷物を担いで歩いた。









とにかく歩く。
歩いて歩いて歩きまくった。

髪を伝う汗。

サンダルの足はドロドロに真っ黒になっている。

荷物が食い込んで肩が抜けそうだ。





疲れた………

もうダメだ………



死にそう……………




途中少しバスに乗り、宿の近くまでたどり着いた。






どこだ……?


こんなゴミゴミした場所のどこに安宿はある……?



日が暮れてきた。


もう危険だ。早く………
photo:13



photo:14










そしてついに………


スラムのような通りの中にボロボロの看板を見つけた。
photo:15







これか………




廃墟のようなビルの中に足を踏み入れて階段を登る。

ズタボロの建物の中ももれなく臭い。
photo:16







タクシードライバーでデニーロが殴り込みをかけた売春宿みたいな廃墟ビルの最上階に安宿、サファリはあった。






「し、死ぬ………ハロー………」


「あ!!フミさんじゃないですか!!」


「うお!!フミさんだ!!」



扉を開けると談話室があり、そこに数人の日本人がいた。

見覚えのある顔は、ダハブで出会った旅人たちだった。



さらに、


「ア!!フミサン!!アニョハセヨ!!」



この声は………



ヨルダンで会ったハンサム韓国人、ヒョンジェ!!








一気に力が抜けた。


もうダメだ………


汚いドミトリーのベッドに荷物を置いて横になると、一瞬のうちに気絶した。








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3月11日 月曜日
【エジプト】 カイロ










泥のように眠った。

汚い安宿のベッドの上。


天上の塗装がはげ、今にも崩れ落ちそうになっている。

電気のスイッチは壁からもげており、ぶら下がった状態。


このきしむベッドで今まで何人の旅人が寝てきたんだろうな。


ここはサファリホテル。
カイロの有名な安宿。




談話スペースに行くと、6~7人の日本人がネットをしていた。

壁に貼られた注意書きの文字はほぼ日本語。
本棚に並んだ漫画の数々。



ここもまた日本人宿ってやつだ。
photo:01










中東からエジプトには各都市に日本人ご用達の宿がある。

なぜみんなそこに行くのか。


日本人がたくさんいるから楽だし安心出来るってのが大きな理由のひとつだろうが、それよりも重要なのは、その値段。


日本人宿ってやつはまずその町で1番値段が安い。

格段に安い。


欧米人が泊まるホステルよりも2~3割安かったりする。



1泊500円以下で安全を買えるんだから泊まらない手はないよな。




なのでこの中東からエジプトでは日本人バッグパッカー同士が顔を合わせる機会が格段に増えるってわけだ。



このサファリもめちゃくちゃ有名な日本人宿。




しかも。





この6階建てのビル。


2階にスルタンホテル、
4階にベニス細川ホテル、
6階にサファリホテル、


ってな具合で、ひとつのビルに3つもの安宿が入ってシノギを削っており、すべて日本人宿ってんだから凄まじい。
photo:02




エジプトに来る日本人の9割がこのビルに集結するんじゃないだろうか。



何十年も昔からここで日本人を迎え続けてきたこのビル。

今までの日本人宿とは違う、一種異様な空気さえ感じる。

老舗って雰囲気だ。

なので泊まってる人たちもアクが強い。


世界中を渡り歩いてきたツワモノ旅人たちが沈没、というか住み着いており、他にも仕事をしながらここで暮らしていたり、もはや宿とっていいものかどうか。



こんなアフリカの、エジプトの、カイロの片隅に、ボロボロの姿で旅人を迎え続けるその姿。

なんだか世界放浪というカテゴリーの深みを覗いたような気分だ。
photo:03















さて、そんなアフリカだけども…………



俺、別にアフリカにそんなに興味はない。


金も稼げないし。

ビザ代とかがめちゃくちゃ高いし。

危険過ぎるし。




なので、南には行かずにエジプトからモロッコまで北アフリカを陸路で横断するつもりだったんだけど…………


今の情勢だよね。


リビアもアルジェリアも泣けるくらい危ない。

とてもじゃないけど行けない。



じゃあケニアあたりまで下ってそれからモロッコに飛ぶか?


んー、ケニアまでの国のビザ代が高え。
入るだけで1万円とか取りやがる。


少数民族とか滝とか、アフリカらしい場面にきっと出会えることだろうが、別にそんなに興味がない。





というわけで、



シェンゲンの退去期限も無事過ぎたことだし、ちゃっちゃと進んでしまおう。


エジプトから一気にモロッコまで飛行機だ。




てなわけで今日はチケットをゲットするのがミッション。


宿を出て町に繰り出した。






photo:04


宿の周りは新市街になっており、汚いは汚いんだけど、それなりにオシャレなお店が並んでいる。

まぁ半端なく汚いけどね。
ゴミはひたすら散乱してるし。

露店は歩道を埋めつくしており、路駐もの列も二重、三重当たり前。

歩道がなくなり、かっ飛ぶ車を避けながら歩かないといけない。



こんなクソ汚い町だが、ふと目線をあげてみると、通りの建物のすべてが石造りの豪壮なビルということに気づく。

これはそう、ヨーロッパで見ていた壮麗な街並みだ。
photo:05






なぜかってのは歴史にある。


このエジプトは100年前、イギリスの領地だったわけだ。

なのでこうしたヨーロッパ風の街並みになっている。


ここらの路地も、本当は綺麗なホコ天のショッピングストリートなんだろうけどねぇ、





まぁ住んでるのはエジプト人。

100年前がどうだったかわからないが、現在はとにかく汚い。


外観はヨーロッパ。
中身はイスラム。

不思議な街、カイロ。






まずは露店で腹ごしらえ。
半端なく汚いし手とかぜってー洗ってないオヤジが素手でベトベト作ってくれる。
photo:06



photo:07




まぁ安いんだなー。小さいけどサンドが1ポンド。14円とかそんなもん。
カイロでは5ポンドあれば充分腹一杯になれる。
photo:08



photo:09










そんな新市街を歩いていくと、たくさんの航空会社のオフィスが並ぶ通りがある。


エジプトエアー
チュニスエアー
JAL


様々な航空会社が軒を連ねている。

それらを一軒一軒回って、ひたすらモロッコ行きの値段を聞いた。




まぁ値段はだいたい同じだね。


2300ポンド、32000円前後ってのが相場だな。

もちろん2500ポンドってとこもある。



10軒以上回って2100ポンドってとこを見つけた。

3万か………


話では先にスペインに飛んで、それからフェリーでモロッコに入ったほうが安いってな話もあるんだが、値段はたいして変わらない。

ならば直でモロッコ行きだな。




それからも何軒か回ったけど、やっぱり2100ポンドが最安だな。

来月なら1700ポンドってのがあるみたいだけど、そういった先割ってのが出来ないのが俺の旅の痛いところ。

しかしこの交渉を楽しめるところも俺の旅のいいところ。





よーし、購入だ。



どのお金換金しようかなぁ!!

1番持ってるのはノルウェークローナ。

貯めてきたお金を使うのは若干抵抗がある。

現地で稼いだ金で買いたいところだけど、このエジプトで3万稼ごうと思ったら何ヶ月かかることか…………






しょうがなし!!

ここでケチっても仕方ない!!

またヨーロッパで稼げばいいことだ!!


換金屋さんで2200クローナを換金。
2500ポンドをゲット。
photo:10







そして無事チケット購入…………






と、いきたいところなんだけど、








そうは簡単に行かないのがエジプト。







最初の2100ポンドからどんどん上乗せしていくのが奴らの手だ。


「はい、2200ポンドねー。」


「ちょ、ちょ、ちょっと待ておい!!2100ポンドって言っただろ!!」


「へ?2100ポンドは再来週の値段だよ。だったら来週?来週だったら2500ポンド。今週に出たいんだろ?だったら2200だよ。はい、えー、2200ポンドだねー。パスポートかして。」


「待てやコラ!!話が違うだろうが!!」


「ピラミッドピラミッド、ナイル?キョトン?」



このボ………!!


仕方なく2200ポンドで交渉成立………させてしまう。





「もう、これで全部コミコミなんだよね?他に何か払わないといけないってことないよね?」


「そう!!ノープロブレム!!すべてコミコミだから心配いらないから!!」


「タックスは?出入国税とかはないんですか?それもコミコミなんですね?」


「…………ちょっと待って。」




上司と話す兄ちゃん。



「税金あるわ!!ゴメンゴメン!!プラス160ポンドでぜーんぶコミコミ!!空港でも払う必要無しだから!!ここで買わなかったら空港で倍取られるよ。さ、プラス160ポンドよろしく。」







ウソつけボケこら?
何ドンドン上乗せしてんだ?
その手があったかみたいな顔してんじゃねぇぞ?





はいはい、わかった、なにがあっても払わないから早くチケット下さいと強引に話を進める。


「うん、まぁ、空港で何も言われなかったら払わなくていいからさ。チャレンジしてみてね。はいチケット。」




なにがチャレンジだ?
つまり払わなくていいってことだろ?
上手くごまかそうとしてんじゃねぇぞ。








まぁこんな感じで、なんとかチケット購入。

3万は痛かったけど、仕方ないか。



とにかくこれでエジプトのタイムリミットが決定。

出発は金曜日。
たった3日しかないが、ズバッと回ってやるぞ。









photo:11


それから少し新市街を散策。

photo:12



photo:13



photo:14




ケンタッキーやマクドナルドがまったく目立たないグチャグチャした通りを歩いていくと、なにやらパッと建物が切れて広場に出た。




しかし………なんだろうこれ?
photo:15




広場というにはどこか異様な雰囲気が漂っている。


ここはどう見ても車道。交差点。

交差点に車が走っておらず、壊れた信号の下を人が歩いている。

いくつかのバリケードも見える。

これもまた何かデモの影響なのかな。


嫌な空気のする場所だな。

あんまり近づかないでおこう。


エジプトのひずみをほんの少し垣間見たような気がした。
photo:16










photo:19


歩いていたらオッサンが英語で話しかけてきた。

ひたすら俺に楽しそうに話しかけてくるがどうせ暇なんだろうなとほったらかしていたら、お腹空いてるかい?オススメの安いお店あるんだよ、と言ってくるからそいつはいいねと向かうと、そこはコシャリ屋さん。
photo:17







勝手にふたつ注文するオッサン。




「なにテメーの分まで注文してんだよ。オッサン。」


「ノープロブレム、これを食べたらお茶をおごるから。ノープロブレム!」





そのお茶まで俺におごらせる気か?

もういいからどっか行けと言ったらありがとうねと最高の笑顔を残して去って行った。



うーん、早速たかられてしまったな。

それにしてもコシャリひとつでいい顔するね。
photo:18




















宿に戻るとみんながご飯を食べているところだった。


「あ、フミさんも食べます?シェア飯。」


ここサファリでもシェア飯があるようだ。

というか、1人の旅人が大量に料理を作ってみんなにお金をもらって食べさせているような感じ、


俺もいただいた。
スパゲッティとポテトサラダで5ポンド。70円。安い。
photo:20










宿には数ヶ月単位の沈没組と、数日単位のバックパッカー組とでグループが出来上がっている。


沈没組には数ヶ月ここに滞在してる人もいるようだ。
年齢層も高い。
2階の宿には20年近く泊まってる人もいる。







彼ら沈没組の持つ旅の知識は半端なものではなく、世界中の旅情報をこと細かく把握している。


そしてそれを日替わりでやってくるバックパッカーたちに得意げに話して聞かせる。



情報の有益さにおいてはガイドブックをはるかに凌ぐものがあるのだが、こっちで話しているところに、イヤイヤそれはそうじゃなくてねー、と割り込んできて自慢げに語られることをうっとおしく感じる人もいるだろう。


でも基本みんな悪い人ではないし、反発しない限りうまくやれる。






うまくやれない人………いるだろなぁ………

とにかく旅話で彼らを越えられる人ほとんどいないから独壇場になってしまうんだよな。
確かにすごいんだけどね。




それもまた老舗日本人宿の味ってとこかな。










さ、明日はカイロの深いところ、ちょっと覗いてみようかな。




蚊と格闘するヒョンジェ。
photo:21










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iPhoneなくした

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はぁ…………








何から書こうかな…………




なんて書き始めたらいいかな…………









死のうかな…………












iPhoneなくしましたよね…………




強盗と格闘の末………とかなら、まだ納得でき………



いや、できないかな………



電車の中に忘れてきました。




そうですよね、わかってます。死んだほうがいいですね。



よし、今からタジン鍋の蓋で頭をカチ割って頭蓋骨陥没で具になります。











はぁ…………






あぁぁ………カイロのことの続き、書かないといけないな………

ジョジョの聖地であるカイロでディオの館を探し回ったり、タハリール広場で取り囲まれて荷物を略奪されかけたり、超危険地帯のオールドカイロを探検したり、ピラミッドで嘘つきエジプト人と格闘した話とか、いろいろあったんですよ…………


渾身の日記だったのにな………

いい写真もたくさん撮ったのに………



まぁ日記だから書かないといけないですけどね…………








えーっと、あれでしたっけ?20歳の時に旅を始める前からの11年分の電話帳を綺麗さっぱり失ってしまった話でしたっけ?






旅で出会った優しい人たちの写真を便所でケツをふいた紙みたいに電車の中に放置してきた話でしたっけ?





よし、今からラクダつかまえて砂漠に行ってあてもなく歩いて干からびてタジン鍋の具になろうかな…………









書きためた詩とか、ビデオとか、たくさんの大切なメールやメッセージとか…………






もちろん、誰かが届けてくれたことに望みを託して電車を追いかけて先の駅をいくつも駆けずり回ったり警察署に行ったりGPSを追跡しようとしたりしたけど、ことごとくダメでした…………




今更こんな愚痴書いても仕方ないんですけどね………





文字に落とすと少し心が整理できるんです。
みんな、愚痴聞いてくれてありがとう。








はぁ………

これ2億回目のため息です………







なんでシートに置きっ放しにしたのかな………






はぁ………



絶望のどん底です…………





こんなに絶望のどん底にいるので誰かと触れ合いたいのに、モロッコ人たちは誠意と見せかけた嘘を駆使して次から次へと金をたかってきます。



稼いで新しいiPhone買わなきゃ、と気合いを振り絞って路上で歌いましたけどすぐに警察に止められます。








心細いです…………



心細いから誰かを信じたいのに、モロッコ人は同情するふりして金を搾り取ることしか考えてないです。











よし、今から有り金はたいて飛行機のチケットを取って日本に帰って彼女のヒモになって部屋に引きこもって部屋の中から地球の歩き方を読みながら少しアレンジして感動的で刺激的な旅日記を書き続けようかな。



今ナイアガラの滝だよ!!水しぶきすごい!!とか言って。

宮崎のアパートから。

チキン南蛮食べながら。

死のうかな。











とりあえず生きてます。

前向いてます。

新しいiPhoneもゲットしました。


設定やら、なくしたiPhoneの処理とかいろいろやらないといけないので、どこかの町で宿見つけてちょっと引きこもります。






この愚痴の記事を1週間に渡って書き続けたいところですが、九州男児の名に恥じることは出来ないので、5日くらいにしようかな…………








よし、今からジブラルタル海峡に行って泳いで渡ろうとして途中で力尽きて海の藻屑になってタジン鍋になろうかな。









おらぁ!!!iPhone、手に入れたやつ!!!!!


有難く使いやがれ!!!!



日本の携帯だぞ!!!!!




大切に使ってたからほとんど傷もねえぞ!!!!!




便利なアプリがいっぱいだぞコノヤロウ!!!!!







アングリーバーズの続きやってちゃんとコンプリートしやがれ!!!!!!















明日からカイロのこと書きます………







ラーメン食べたいです。




札幌の信玄がいいです。



これからもよろしく。










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カイロ書くか……ジョジョ好きのために

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3月12日 火曜日
【エジプト】 カイロ







えっーと…………メモ機能がいきなり強制終了して1時間かけて書いていた日記が一瞬にして風と消えてしまうなんてことがない品質のいいiPhoneを道路に放置されたラクダの糞のように電車の中に置いてきた話でしたっけ?






手に入れたiPhone。

一応、そこそこ新しいバージョンのやつなんだけど、細かいところの動きが悪い。



前のやつも、日記を書いてる時にごくたまに強制終了されることがあったけど、自動保存されるという気の利いたやつだった。



まぁニセモノだろうがなんだろうが、Wi-Fi使えて写真が撮れればそれでいい。





あ、カイロでしたね。




書きます。






でもこの日の日記って、ジョジョ好きの人のためだけに向けた日記で、ものすごくテンション高く書いてたんですよね。



ジョジョ名言とか散りばめて。



頑張ってテンション上げて書きたいと思います。







うひょおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!

今日のミッションはジョジョの聖地であるカイロでディオの館を探すウウウウウウウウウウリリリイイイイイイイィィィィイイイイグ、イグ、ヒグッ、うっ………







あ、あれ?

この頬を伝う水はなんだろう?

しょっぱいや。









というわけで、ホリィさんがスタンドの負荷であと数日しかもたないので、この日はディオの館を探しましたメッシャー。







ハーンハリーリーという巨大迷路の町があって、そこを探しました。



細い路地にお店がひしめいていて、店先に商品を並べまくっているもんだから、ただでさえ細い路地がもうギッチギチ。


マジで阪神が優勝したときのひっかけ橋の上。


さらにそんなところを商品を乗せた荷車がガンガン人を押しのけながら突っ込んでくるから、もうムスリムの女の子のケツを触り放題ですよね。



グッドです!!







そんな路地がアミダのように入り組んでいるんだけど、規模がマジ半端じゃない。


地図なしだったら確実に迷子になる。




大混雑の中を必死に歩いていると、いきなり首が後ろにのけぞった。


振り向くと、服屋の兄ちゃんが俺の髪の毛をわしづかみにしてグイグイ引っ張っている。



「なにすんだボケコラぁ!!!!」


と、日本語で叫んで手をはたくと、ナニスンダボケコラー、ヒャヒャヒャ~!!と挑発してくる。


通りを歩いてて何回髪の毛を引っ張られたり触られたりしたかな。


歩いてる人の髪の毛をいきなり首が後ろにのけぞるくらい引っ張るんだよ?

おもちゃで遊ぶみたいに。

キチガイだよ、マジで。



あいつら髪を引っ張ることが失礼なこと知ってるからね。

でも触りたいって思ったら、もうその気持ちを抑えられないんだよ。


あとアジア人なめてる。


エジプト人、マジバカ。


俺にマジシャンズレッドが使えたなら、鉄をも溶かす炎で痛い目をみさせてやるところだけど、そんな能力ないから運がよかったな。






そんなボケだらけのお店がひしめく通りから奥に行けば生活路地になり、小さな町工場が並んでいる。

舗装もされていない路地で遊ぶ子どもたち。


路地裏フェチにはたまらない。










ホルホースが12時ちょうどに銃を全弾ぶち込んだ配管とか、それっぽいディオの館とか…………



あぁ………写真………





もし俺にハーミットパープルが使えたなら、すぐにiPhoneのありかを探し出せるのに………







この日はとにかく、下町の賑やかなカイロを探検したんだけど、いい写真いっぱい撮ったんだよ。



はぁ…………







あ、探検したあとホテルにギター取りに行って路上やりました。

相変わらずイスラム国はすごい人だかりができて、盛り上がりまくって、1時間で50ポンドゲットした。


まぁ700円なんだけど、ここではホステル2泊分だし、サンドイッチなら50個買える。

悪くない。


が、エジプト人たちの絡みがハードなので1時間で切り上げた。







宿で路上の話をすると、


「へー、50ポンド。やるねー。君上手なんだー。」


「僕の友達もヨーロッパで路上パフォーマンスしてるけど、1日で50ユーロは稼ぐんだよ。君もドイツとか行くといいよ。」





と、沈没組の方たちが得意げに話してくる。

悪い人たちではないし、勉強になるからいいんだけど、こちらを何も知らないかのような扱いで話してくるのが少し鼻につく。


まぁ、彼らからしたらホント駆け出しの旅人なんだけどね。

マジで知識半端じゃないもん。



実際いろいろ教えてもらったしね。








この日はこんなとこ。


次の日が半端じゃなかった。

マジで怖かった出来事がありました。

明日あげますね。








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