トルコ人マジ異常

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あけましておめでとうございます!!
2013年ですね。
干支はなんだっけ?
今年もガンガン行きます!!
目標、死なない!!



そしていつもブログを読んでくれてありがとう!!

旅の中で、ブログを通して日本とのつながりを持てることはとても大きな励みとなっております。

こんな下品なブログだけど、今年もなるべくタイムラグのないよう更新していきますので、変わらず読んでくださると嬉しいです。
今年は上品なブログを目指します!!
早漏とか書かない!!


みなさんにとって2013年、素晴らしい出会いと実りに溢れた歳になることを祈っています。

それではトルコ!!
いってみよう!!!










12月29日 土曜日
【トルコ】 エディルネ






トルコ行きのバスは人気があるのか、深夜の便だというのにほぼ満席だった。



乗務員さんがコーヒーと紅茶の無料サービスに回ってくれる。

茶菓子まで配ってくれる。


うーん、トルコって人のいい国って聞いてたけど、いきなりその片鱗を味わう。








ぼっこぼこに穴のあいた最悪の道を、歩く方が早いんじゃねぇか?ってスピードでウネウネ蛇行しながら進んで行くバス。

まったく眠れない。

二日酔いで一刻も早く寝たいのに全然眠れない。








出発からわずか2時間ほどで国境のカスタムに着いた。
まずはブルガリアの出国ゲートだ。



近代的な立派な検問ゲート。

寝ぼけ眼をこすってバスを降り、列に並んでパスポートチェック。

みんなすいすい通り抜けていく。




俺の番。







別室行き。







え?!なんで!???


雨の中、ゲートの横にあるビルに連れて行かれる。


おおお、今までめちゃ楽勝だった国境越えなのに………


なんでですか?

そんなに早漏がいけないことですか?





「スロバキアで何か問題起こしたかい?」

オフィスの中、偉そうな方のデスクで聞かれた。

ああ、そういうことですか………
オーバーステイがこんなとこで響いてきたのか。





ことの成り行きを説明する。

ば、ば、ば、ばばばば罰金だって払ったんだからね!!
あんたたちシェンゲンじゃないでしょ!!


「うん、ブルガリアとルーマニアはシェンゲンじゃないから問題ないけど、スロバキアではどんな罰を言い渡されたの?早漏なの?」


「スロバキアに3年入れなくて、シェンゲンに3ヶ月入れないよって言われました。早漏ではないと自分では思っています。」


「うん、それは違うよ。シェンゲン全体に3年入れないんだよ。ちょっと勘違いしてるみたいだね。君は早漏だよ。」









………………なんだとおおおおおおあおおあおおおおあお!!!!!!

俺は早漏じゃねえええええええええ!!!!!!!!!

じゃなくてシェンゲンに3年入れないだとおおおおおおおお!!!!!!!



知らねー。俺全然知らねー。

だってスロバキアのお巡りさんたち言ってたし、完璧にしゃべれる日本語通訳の兄さんにも何度も何度も確認したもん。
俺知らねー。
チョーだりい(´Д` )




ええええ、なんなのそれ?
よく聞く話だよ、警察の対応ってのはその警察によってまちまちだって。

スロバキアの外国人警察の人も言っていたよな。
運悪く親切じゃない警察に捕まったらめんどうなことになるかもしれないからね、って。


これがそういうことなのか。
どうなのか。



とにかく、今ここでは問題はない。
重要なのは3ヶ月後にモロッコからスペインに入る時に、俺の話とスロバキア語の書類が効力を発揮するかということだ。

もし入れなかったら、ヨーロッパの先進地域、スペイン、フランス、イタリア、オランダ、スイス、ベルギー、そしてギリシャという世界屈指の遺跡たちを見ることが出来ない世界一周になってしまう。


なんとしても、なんとしても、ケツを貸してでも国境をクリアしなければいけない。

3ヶ月後、どうなることやら…………








オフィスを飛び出し、バスに戻り、みんなにゴメンナサイ!!と言うと、笑いながら大丈夫だったかい?と心配してくれる。
みんな優しい。








そして今度はトルコの入国ゲートだ。

ゲートに突入する前に、なんか小綺麗な建物に立ち寄るバス。

みんな降りていくから俺もついて行ってみたら、そこは免税店的なところだった。


タバコが腐る程売っている。
photo:01





3カートンで60ユーロか。
1箱160円ね。

まぁ、今から安いところに進んでいくからここで買う必要もないだろう。
最近はタバコが安いのでパイプはお休み中。








買い物を済ませた人々を乗せて、さぁトルコのカスタム。

入国税はいくら払わなきゃいけないんだろう。
何日滞在できるんだろう。



ゲートに入り、みんなバスを降り、荷物のチェックだ。

荷台の荷物を全部引っ張り出し、外に並べ、それを国境警察官が開けて調べて行く。
photo:03




といっても簡単なもので、開けた中身を手でさっさっと触るくらい。




荷物チェックが終わると、バスの中も入念に調べられる。
座席の隙間や、頭上のスペースなどを調べている。



ドキドキしながら終わるのを待ち、それから荷物を荷台に詰めなおし、今度はパスポートチェック。



あー、緊張する!!!

さっきの別室行きがすごく引っかかる!!



そうだよ、気にしてなかったけど俺のパスポートはすでに傷物なんだよな。
今までは大丈夫だったけど、これから厳しい国に行く時、いつもこれがネックになっていくのかな。








さらっとパスポートを返される。
バスに乗り込む人々。
出発。
トルコ入り。


あ、あれ?
なんもなし?
入国税は?









みなさん、トルコ入りは楽勝です。


トルコ好感度うなぎのぼり。








「フミ、もうすぐバスはあなたを降ろすために止まるわ。レストランがあるから、そこで待っていればエディルネ行きのミニバンが来るから、それに乗って。」



カザンラクのバスターミナルで出会った可愛い女の子が俺のところに来て教えてくれた。

カスタムでもずっと俺を気にかけてくれていた。


そして彼女は自分の財布から何やら汚れた紙切れを取り出した。


「フミ、これはイスラムの大切な言葉を書いた紙よ。私の叔父が書いてくれたものなの。ブルガリア語だからわからないだろうけどきっとあなたを守ってくれるはずよ。持って行って。」







そしてバスは見渡す限りの荒野の中の一本道に止まった。

俺を降ろすとあっという間に走り去って行った。



静寂の夜明け前。
小雨が降りかかる。


広大な暗闇の中にポツンとレストランの明かりが見えた。
荷物をかつぐ。








photo:05


レストランの中に入ると、暇そうにしていた従業員らしきおじさんたちがジロリと俺を見た。

こんな明け方、田舎のドライブインに紛れ込んだアジア人。



人生初のトルコ人との遭遇!!!
優しいと有名なあのトルコ人。

ホントに優しいのか?!
優しい優しいって、俺もたいがい優しい人に会ってきたからね、

並大抵のことじゃ驚かないよ?





「どっから来たんだい?」


「日本です。」


「はい、これ。」



タバコを差し出してくるおじさん。
受け取ると火をつけてくれる。




★タバコをくれる。

★トルコティーを運んできてくれる。

★タバコをくれる。

★帽子をくれる。

★トルコティーを持ってきてくれる。

★タバコをくれる。




ここまで入国から20分の出来事です。
photo:07






こ、こ、こ、これがトルコ人か(´Д` )

優しさが異常(´Д` )



その後も眠くてしょうがないのに6~7人のトルコ人に取り囲まれ、あれやこれやのおもてなし。
photo:08




「マイフレンド、お腹は空いてないかい?」


「あ、サンドイッチ持ってるので大丈夫です。」


「そうなんだ、わかった。」



奥に入って行った。

そしてパンとスープを持って戻ってきた。
ウインクするおじさん。
photo:09






この人わかってねえ(´Д` )

わかったって言ったくせに(´Д` )

てかもうよくわかんねえ(´Д` )





その後も、トイレ有料なんだけど、俺はフリーパス。
やってきたミニバンもなぜか無料。
photo:10







え?俺、ケツを貸さないといけないの?

この鼻ヒゲの兄さんにケツを?!











ウトウトしてるうちにトルコの国境の町、エディルネに着いた。


ここにはとても古いトルコを代表する立派なモスクがあると聞いている。
イスラム教の本場、トルコのモスク。
一体どれほどのものなのか。

そしてこれまで訪れた東欧の国々で何度も耳にした最強軍団、オスマン帝国の遺跡をどれくらい見ることができるか。

さらに最強帝国だった人々のトルコ人としての気概はいかほどのものか。


うわー!!探検し甲斐がありすぎる!!






「フミ、いいホテルを知ってるからそこにチェックインして荷物を置いて、観光しよう。大丈夫、何も心配しなくていい。有名なところに連れて行ってあげるよ。」


そう言って俺のキャリーバッグを引きながら路地に入っていくおじさん、ドロンとユセル。


怪しさが止まらない(´Д` )



なんだよ、解放してくれないのかよ。
案内してくれるのは嬉しいけどさ、1人でのんびり周りたいよ。





photo:11


やってきたホテルは、もう見るからにボロボロで営業してんのか?って感じのお化け屋敷。



中に入ると、白黒映画で見るような雑然とした受け付けがあり、壁に写真や国旗が飾ってある。
photo:12



ストーブを囲んだ爺さんと婆さん。





ドロンとユセルが爺さんと話している。
もちろんトルコ語なので一切わからない。


「フミ、30トルコリラだって。15ユーロくらいだよ。これはとても安い値段だよ。」




うーん、高いと思う。
これまでの東欧ではホステルで10ユーロだった。安いとこなら8ユーロくらいでもあった。

それがこんなお化け屋敷で観光客もほとんど相手したことありません、みたいな爺さんたちしかいないホテルに15ユーロはどう考えても高い。
もちろんWi-Fiなんかないし。
ていうかWi-Fi?なにそれ?みたいな爺さんたち。
photo:32








申し訳ないが他も見たいと、ドロンたちに言っていったん外に出る。


「他を当たってもいいけど、ここはホントに安いよ。他のホテルなら30ユーロはするよ。」


それはホテルだからだろう。
ホステルならきっともっと安いし、旅人たちへの情報も充実してるはず。
ここは世界遺産のある町。
必ずホステルはある。





が、しかし、目の前にはドロンとユセルがどうしたいんだ?と待っている。
雨と強風で2人とも震えている。


ていうかこいつはあれか?
ホテルとグルで客を連れてったらマージンもらえる的な客引きなのか?



雨は降り続ける。
もういいやと、お化け屋敷に戻った。







荷物を置いて、今度は換金所へ。
ホテルのお金を払わないといけない。
25ユーロを換金。






「よし、じゃモスクを見に行こう。」


小雨の降る中、世界遺産のモスクへ。

ここエディルネのセリミエモスクは、トルコを代表するイスラム建築の最高傑作とも言われるものらしい。



イスラムの町名物のバザールを抜け、感じのいいショッピングストリートを歩いていく。


怪しいトルコ人と一緒に。


カタコトの英語で一生懸命、町の説明をしてくれる。

これ絶対あとでガイド料くれって言われるな………

断りたいけど断れない。









そして目の前に現れたのがこいつ。
photo:15




半端じゃねえとしか言えねぇ。
photo:16




宮殿だよ、宮殿。

これ宗教施設か?

でけえにもほどがあるぞ!!?
ミナレットが今までのものの5倍くらいでけえ。

まるで宇宙船かなんかが着陸してるような、そんな風にも見える。






photo:18


入り口にまわり、靴を脱いでいざ中へ。



うおー…………
photo:19




すげぇ…………



巨大すぎる………



そして美しすぎる………



床にはフカフカの絨毯が敷かれており、長方形の模様が描かれている。

この長方形ひとつが、1人分のお祈りスペースだ。

これ全部。

つーことはこの建物に隙間なく人々が並び、せい然と土下座をするってのか。
photo:21







他にも観光客の姿がある。
白人たちが写真を撮りまくって記念撮影している。

その横で普通にイスラムのおじいさんが床に額をつけてお祈りしている。
我関せずと。



すげぇ………
自由すぎ。

これキリスト教の教会なら写真撮るなって言われるよ。

ていうかこんな素晴らしい建物なのに入場料ナシ。


いつでも誰でもどうぞ好きにしてください。
ただ女の人は被り物で髪の毛隠してね。
そんな感じ。



イスラム教の懐、半端じゃねえ広い!!!!





興奮する俺をその後も案内してくれるドロン&ユセル。
photo:28



photo:29



ていうかあなたたち夜勤明けで眠いんじゃないの?


「ズルズル、大丈夫、何も心配しなくていい、ちゃんと連れていってあげる。ズルズル。あ、これはオスマン帝国時代の建物で………」


2人とも顔がすげー疲れてますから(´Д` )

しかも雨と強風で鼻水すすりながら震えているのに、大丈夫大丈夫とガイドしてくれる。


なんでそんなに全力投球なの(´Д` )
顔白いよ(´Д` )
大丈夫(´Д`


もうここまでくると必ずガイド料とられるな。
仕事みたいに案内してくれてるもん。

それかドロンだけにお金とってドロンするのか?
ウケる。
そうでもないか。







「よし、このタクシーに乗ろう。」


タクシーに乗り込み、郊外へ向かっていく。

あ、これもしかしてタクシー強盗ってやつか!?

郊外に連れて行かれて仲間が待ってるってやつか!?

しまった!!!





が、しかしたどり着いたのは小高い山の上の施設。

第一次世界大戦中、トルコ軍がギリシャやブルガリアの勢力を迎え撃った砦で、山頂にいくつもの穴が掘られている遺跡だった。
photo:22



photo:23


穴の中に入ると、完全に衣料品店にあるようなマネキンが銃を持って立たされており、いくつかの写真や資料が展示されていた。
photo:24




ここでの戦闘の後、数百年君臨したオスマン帝国は瓦解したんだな。
トルコ人にとって、とても重要な場所なんだろう。



まぁその割には無人ですげー適当だけど。
無人なのでもちろん入場料ナシ。
photo:25




トルコ人もうちょっと観光で儲けようとしてもいいと思うよ(´Д` )

おおらかすぎ。



歩きながらこれはアレで、これはアレで、と説明してくれるドロン&ユセル。
鼻水すすりながら。


うわー、こんないいとこ連れてきてもらえるなんて。
しかもタクシー使ってまで。
まぁガイド料払わないといけないか………






見学を終え、待たせていたタクシーに乗りこみ、街に戻って今度は食事。

トルコ人はホント紅茶が好きだな。
いつでもどこでも紅茶飲んでる。
この小さなグラスで。
photo:26




ミートパイとチーズパイを食べ、紅茶でひと段落。
photo:27







「さて、それじゃ俺たちは帰って寝るから。」


う、ガイド料くれって言ってくるぞ…………




「じゃあねー。」


「え!?ちょ、ちょっと!!帰るの?!」


「うん、疲れてるからさ、今夜も仕事だし。あ、ここ払っといたから。」


「いくらでしたか?自分の分を払います。」


「は?なにいってるの?君はゲストだよ?何も心配いらないって言っただろ?トルコを楽しんでね。」


帰って行ったドロン&ユセル。
















うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!

刺してくれえええええええ!!!!
ドロンがお金とってドロンするとか言った俺を刺してええええ!!
1mmでもあなたたちを疑った俺を刺してくれえええええええ!!!!!!!


トルコおおおおお!!!!!

なんなんだトルコ人ーーーーー!!!!!!



え?!なに?!

優しさの皮をかぶった獣なの?

毎日紅茶飲んでたらこんなに優しくなれるの?


よし!!俺紅茶毎日飲む!!
トルコおおあおあお!!!!!!










感動しながら宿に戻り一眠り。
photo:31



夜に目を覚まして、それから散歩にでかけた。
photo:36




すれ違う人がみんな、お!ハロー!と笑顔で声をかけてくる。

ケバブ屋さんのおじさんが、ちょっと寄ってくかい?と笑顔で手招く。



しかし不快ではない。

ユーゴスラビアの鬱陶しい客引きたちはみんな、

オラア!!タクシーだよ!!ホテルだよ!!来いよ!!来ないの!?バカじゃないの?死ねば?


みたいな感じなんだよ。マジで最後キレるからね。


それがトルコ人の客引きは、

あ、マイフレンド、もし良かったら寄っていかないかい?あ!いや!!もし良かったらだよ!!あ、必要ない?そっか!!いいんだよ!マジ大丈夫!!全然気にしないで!?トルコマジ最高だから楽しんでね!!紅茶飲む?




笑顔が本物。
心からのウエルカムがにじみ出ている。
国で性格がこんなに変わるか?
トルコ人、すげえよ。





路地に入れば確かに建物はボロく、アルバニってる。
(ひどい国の例え。アルバニアごめん。)
photo:35




でもなんだか居心地がいい。
空気が肌にあう。

待ち望んだ国だったし、最初に出会ったトルコ人が神に限りなく近い男たちだったというのもあるんだろうけど、この暖かい空気はそれだけじゃない。

トルコの醸し出す不思議な空気はマリファナのように滑らかに体を包んでくれる。
photo:37








photo:30


バーで軽く飲んで気持ちよく酔っ払った。
ビール1杯6トルコリラ。250円。
今までに比べて高いけど、そんなことは小さなこと。
お店を出入りする時、必ずドアを開けてくれるトルコ人の優しさに比べたら安いビールだ。






帰りの夜道は人もほとんど歩いておらず、普通なら少し警戒するところなのに嬉しくて嬉しくて、バカみたいに走り回ってしまった。

バカみたいに。


俺を見つけた兄ちゃんたちがカフェから飛び出してきた。



「イヤッホー!!日本人だあああ!!紅茶飲め!!」
photo:39






ゴメン、ノルウェー。
ゴメン、オーストリア。
ゴメン、ハンガリー。


トルコ1位だわ。





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トルコで路上は稼げるか?

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12月30日 日曜日
【トルコ】
エディルネ ~ イスタンブール








photo:11



このホテルダメすぎ。


汚なくて狭い部屋には暖房設備がなく、寒くてよく眠れなかった。





でも爺ちゃんたちの笑顔は最高だけどね。
photo:02











さて、昨日トルコ初日にトルコ人の優しさというマシンガンで蜂の巣にされたわけですが、今日は路上に出るぞ。

このフレンドリーさがはちきれそうになってるトルコ人の中で歌ったら、一体どんなことになるのか?


怖い!!(´Д` )
俺怖い!!





と、その前にそんなトルコのミニ情報!!!


★首都……アンカラ
★人口……7300万人
★言語……トルコ語
★宗教……イスラム教
★人種……アラブ系
★通貨……トルコリラ
★レート……1ユーロ = 2.36リラ
★世界遺産……文化9件、自然なし
★GDP……世界17位


首都はアンカラだけど、最大の都市はイスタンブール。
このイスタンブールはボスポラス海峡にまたがった大都市らしいんだけど、西側がヨーロッパ、東側がアジア圏といった認識が一般的みたいだね。
でもトルコ自身は自国をヨーロッパの国ととらえているようで、EUへの加盟申請もしてるみたい。


歴史としては、なんと言ってもオスマン帝国を外すことはできない。

1400年代に最盛を極めたこの帝国は、東ローマ帝国の首都だったコンスタンチノープルを陥落させイスタンブールとし、バルカン半島を征服、黒海周辺地域、アフリカはモロッコからエジプト、イエメンまでを支配する大帝国となり、キリスト教圏を塗りつぶした。

500年に渡って続いた栄華だったのだが、徐々に衰退し、第一次世界大戦で国威の挽回をはかったが敗戦。
ここにオスマン帝国は解体。


トルコ共和国となったって流れだ。








路上の前にご飯を食べようとウロウロ。
photo:03


靴磨きがマジで本気の仕事。
装飾も凝ってる。
photo:04




アラブ人サンタが不自然。
photo:07







とても賑やかなショッピングストリートには無数のケバブ屋さんがひしめいている。

犬も歩けばケバブ屋に当たりまくるくらいのケバブ屋の数。


どこにしようかなー、と悩んでいると、後ろから肩を叩かれた。

振り返ると、ユセルが立っていた。





ユセルうううううううう!!!!
また夜勤明けだね!!!


「フミ、また会えたね。紅茶飲む?」


二言目には紅茶飲む?と言うトルコ人(^-^)/

一緒にご飯食べに。



photo:05


地下の古びたカフェに入ると、トルコ男性たちがビリヤードしたり、何やら見たことないテーブルゲームをしていた。

ルールわかんね!!
photo:08







お店の店主に歌ってくれと言われ、軽く3曲。
タバコの煙とゲームのジャラジャラという音の中、歌った。

またまたユセルに全部おごってもらっちゃったよ。
photo:06









それからユセルにイスタンブール行きのバスチケット売り場に連れて行ってもらった。

メトロというトルコでは有名なバス会社。

イスタンブール行きは27トルコリラ。11ユーロ。



よし、稼ぐぞ。
目標50トルコリラ。










photo:09


年末だからなのかどうなのか、ここ最近、通りには溢れんばかりの人が歩いている。

ここエディルネもそう。
photo:10



すごい人出。
photo:12








そんな中で路上開始。

1曲目が終わると、ユセルがお金を入れてくれた。
そしてやっぱり、あっさりと帰っていった。

ユセル、何から何までありがとうね。



もうそこからは大フィーバー。



「お!!日本人かい!?トルコいいとこだろう!!紅茶飲む?」


「トルコトルコ、オスマンポスポラスケバブ!!ドネル!!紅茶飲む?」



紅茶がとめどなく差し入れされる(´Д` )

トルコ人紅茶飲みすぎ(´Д` )
photo:13





金を狙うジープスの子供たち
photo:14





観光客写真撮りすぎ。
photo:15







そしていつのもお祈りのお知らせの歌、アザーンが流れるとトルコ人が寄ってきた。


「ごめん、アザーンが流れてる間は歌止めてね。大事な歌だからね。紅茶飲む?」






そんな感じで歌い続け、3時間の路上で3杯の紅茶を差し入れしてもらい、足元には小銭と紙幣の山。



あがりはなんと、150トルコリラ。63ユーロ。





すげえ!!
トルコ、めっちゃ稼げるやん!!

まぁでもその分物価も一気に高くなったけどね。
バーのビールが6トルコリラもする。
500mlで250円。

さすがはGDP世界17位。










夜になり、バスまで時間があったのでセリミエモスクの中でお祈りに参加させてもらった。
photo:16



photo:17



photo:18






デパートの2階で日記を書いていたら掃除の兄さんが紅茶持ってきてくれた。
ウィンクして去っていく。
紅茶飲み過ぎ。

ピカチュウ人気。
photo:20














21時。
市内からバスに乗り、郊外にあるバスターミナルへ。

夜10時、イスタンブールへ向け出発。



photo:19


すげえ!!各シートにテレビがついてやがる!!
トルコ先進国!!
そしてトルコのおもてなし精神、すげえ!!







道もとても綺麗な高速道路で、快適に走ること2時間半。
あっという間にトルコ最大の都市、イスタンブールに到着。




バスターミナルがでけえ。

でかすぎる。

もう、ここ地上ですか?地下ですか?ってわけわかんないくらいでかくで、実は地上3階。

迷子になりつつ、とにかく歩く。


おっさんたちがアンカラ!!アンカラ~~!!!と叫んでいる。
リズミカルで面白い。

アンカラアンカラアンカラアンカラ~~~!!!!


イスタンブールからアンカラに行く人が大半なんだろうな。








どこが街の中心部か、ていうかここがどこなのかもまったくわからないままに歩く。
適当にその辺で寝ればいいだろうと都会の街に向かっていく。


すると、1人の紳士が話しかけてきた。

どこに行きたいのかと言うので、センターですと答えると、彼はターミナルの下にあるバスの発着場へ連れて行ってくれた。


「この黄色いバスが中心部に行くバスだから。これに乗るといいよ。」


「うわー!!やった!!いくらですか?」


「ん?タダだよ。紅茶飲む?」




そしてバスに乗りこみ市街地へ。


うわー、都会だなぁ。
立ち並ぶ近代的なビル、高架の道路が何本も交差している。

すでに夜中の2時だけど人も結構歩いている。
こりゃ、久しぶりの大都会だな。

東京思い出す!!!









バスが止まり、そこから歩いて30分くらいでイスタンブールの中心部、オールドシティーに着いた。

ただWi-Fiがないので地図のチェックができず、ここがどこなのかわからない。



すでに2時を回っており、ほとんどのお店が閉まっており、あてもなく歩いた。





すると裏路地に数軒のレストランが並ぶ通りを見つけた。

しかしどこも片づけ中で入ることはできず。



「マイフレンド、あそこのお店はまだあいてるよ。」


こなれた感じが、ここが観光地であることを思い出させる。

入ったレストランは静まり返っており、俺が最後の客だった。

ビールを注文。
10トルコリラ。

たっけぇ!!!
330mlで420円だと!!!?

東京かここは?!
photo:21



さすが大都会。
エディルネの倍だよ。


しかもWi-Fiもつかいものならず、さっさとビールを飲み干して店を出た。






なんかモヤモヤするなぁと歩き始めると、レストランのすぐ隣にホステルの文字を見つけた。

下がカフェになっており、メニューの看板が出ていたので値段を見てみたら500mlで9トルコリラと書いていた。

やっぱりさっきの店、ちょっとボッてたな。
でもそれにしても高い。
エディルネだって世界遺産のある観光地だ。それなりに他の町よりも物価は高いはず。
イスタンブールはさらにそれの倍だ。






「ハイ、キャナイヘルプユー?」


すでに閉店しているカフェからフレンドリーな兄さんが顔を出した。

入って行きなよと言うので、ここでもう1杯飲むことに。


「ここはイスタンブールだぜ。全部高いのは当たり前さ。紅茶飲む?あ、ビールね。」


初日からいい兄さんに会えたな。






真夜中のイスタンブール。

ここは西洋と東洋の空気が混じり合う文化の交差点。



明かりの消えたカフェで、トルコ人の兄さんと朝方まで一緒に飲んだ。








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年越しイスタンブール

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12月31日 月曜日
【トルコ】イスタンブール








明け方の公園でベンチに寝転がってからどれくらい経ったか。


清掃員のおじさんに起こされた。


寝袋を少し開けて見てみると、笑顔のおじさんがのぞきこんでいた。


おはよう。イスタンブール。
今日は大晦日だね。




早速街歩きですよ。
photo:01



イスタンブールといえばとてもメジャーで人気のある街なので、行きたいなと思ってる方もたくさんいらっしゃると思いますので、出来るだけ詳しく書きたいなと思います。


人超多いです。


終わりです。


(^-^)/アー






さて、イスタンブールはスーパー観光地です。
photo:02



人の数がマジパナいです。

グランドバザールってとこに行きました。
photo:03



規模が最強です。

宮崎の一番街とはります。

嘘です。
photo:04





年末のアメ横みたいな感じです。
photo:05



なので大きな荷物を持って行くと、身動きが取れなくなるので激しくホステルに泊まりたいなと思いました。


もう人の数とか露店とかマジパナいです。
photo:06



パナさを察して!!
photo:07



photo:09




なので歌う場所がありません。

そして物価が完全に東京です。

東京よりも高いかもしれません。

看板も東京っぽいでしょ!!

photo:08









それから巨大なモスクがたくさんあります。
photo:10



モスクの外に水道があり、みんな足や顔を洗っています。
photo:11




観光客の数が恐ろしすぎて吐きそうです。


モスクの中は観光客だらけです。
photo:12



うじゃうじゃとみんな写真撮りまくってて、でもムスリムは気にせず祈ってて、ここなに?ってなります。



有名ななんとかモスクも、すごいことになってました。
photo:13



入場料とかないので嬉しいですけどね。
photo:14






あ、あと日本人の数が異常です。
久しぶりにこんなに日本人見ました。

「いやー、ホンマ足腰なまっとるでしかしー。」

「ゴルフで鍛えとるんちゃいますのーん?しかしー。」


と言ってました。






すべてがあまりにも混雑してて居心地はよくないです。
photo:15





カフェに逃げ込んだらトルコ人が話しかけてきます。

「どこから来たんだい?日本?いやー、人多いだろ?でも今日はそうでもないほうだよ。紅茶飲む?」


このトルコ人の親切さと観光客のあまりの多さと街の喧騒と愛しさと切なさとなんだっけ?



photo:16


紅茶おごってもらって、それから路上しました。


今年最後の路上!!!

いやー、今年は歌った。よく歌った。

まさに命がけの歌だったなぁ。

歌でつないだたくさんの出会いを思い出しながら、心をこめて歌った。

みんなホントにありがとう。
こんな俺と出会ってくれて嬉しいよ。




そして警察に捕まる。



警察にギターと荷物を取り上げられ連行される俺を、観光客たちが信じられないくらい写真撮りまくりですよね。


楽しい楽しい年越し旅行。
エキゾチックな街、イスタンブール。
そこで警察に捕まるアジア人。


世界中から訪れている旅行者たちに旅の思い出を提供してあげました。







警察官たちのオフィスに連れていかれました。


「この街では音楽の演奏は違法なんだ。オールドシティーだけじゃなくすべての場所で禁止されてるからね。あ、紅茶飲む?」


photo:17


30分ほど拘束されて解放されました。

次見つけたらギター没収だからねと言われました。


年初めの日本縦断から始まり、ロシア、北欧、東欧と回ってきた今年最後の路上は、トルコで警察に捕まり紅茶をごちそうしてもらうというなかなか経験出来ないものになりました。






というわけでイスタンブールにもう用はありません。
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あ、でもひとつだけこの街でやらないといけないことが残っているので明日までは滞在しようと昨日のホステル兼カフェに行きました。






450円のビールを飲みながらWi-Fiつないでいると、ここにも結構な数の日本人が泊まっているようで、アジア人がたくさん出入りしています。



カフェでiPadをいじってる1人に声をかけたら案の定日本人で、晩ご飯一緒に食べに行きました。


イスタンブールは海峡の街なだけに魚が豊富で、サバを使ったサバサンドがあったので食べてみました。4.5トルコリラ。190円。
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普通にサバでした。
日本思い出すうううううう!!!!
高校の時のお弁当思い出すううううう!!!!

懐かしい味が欲しければ行ってみてもいいと思います。
ただのサバです。





それからトルコといえばアイスだよね!!!と、トルコアイスのお店に行きました。





どっからどう見てもトルコ人丸出しのオッさんがアイスをコーンに盛ってくれます。




トルコアイスの粘着力のすごさをひたすらアピールされます。



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まず棒の先にアイスをつけて逆さにしても落ちない、というところから始まり、その棒で上にあるベルを叩いてガランガランと音を鳴らします。

もちろんアイスは落ちません。


そこまでやってからこちらにアイスを差し出してくれます。
photo:21


顔がマジムカつきますよね。



やっと終わったかと受け取ろうとすると、スッと上にあげられてスカされます。


このヒゲヤロウ!!!
鼻ヒゲはやせばいいと思ってんじゃねぇぞ!?




そこから怒涛の連続技です。



コーンを4つくらい重ねて渡してくるので、手に取ると、上にあげられます。

すると手には空のコーンが残ります。
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また渡してくるので握ります。

空のコーンだけ残ります。



シュッ
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シュッ
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シュッ
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手が見えねぇ!!



俺は31歳なのでこんな子ども騙しに喜ぶ歳はすぎていま楽しいいいいい!!!!!



最後にはこうなります。
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1分は楽しませてくれます。

7トルコリラです。300円。


かなりウザいので心に余裕のある時に行きましょう。



そんな感じで街全体が観光のために形成されているような都市です、イスタンブール。




「あ、ちょっと行かなきゃいけないとこあるんでいいですか?」


そんなショウヘイ君と向かったのは、ツリーオブライフ、というホステルでした。
photo:27



看板の下に、宿、と感じで書いています。


そうです。ここは日本人ご用達のホステル。
日本人宿ってやつです。

有名な沈没スポットってやつみたいです。



ショウヘイ君と出会ったホステルは18ユーロ。
ここは8ユーロととても安く、日本人ばかりで漫画がインターネット喫茶なみに揃ってるそうです。


ショウヘイ君は今止まってるホステルが高いため、ここに移るそうで、その予約にやってきました。

めんどくさそうなので外で待ってたんですけど、ここに滞在している日本人たちがドンドン出入りしていました。

こんなに日本人いたのか。









予約を終えて出てきたショウヘイ君。


「なんか俺、馴染む自信ないっす。」


苦笑いしてるショウヘイ君。
ご主人に2日の夜は空いてますか?と尋いたところ、

「大丈夫なんじゃな~い?は~い、2日までに出て行く人~、手~挙げて~。」


というと、漫画読んでた人たちが無言で手を挙げてたそう。

ワンピースの最新巻があったらしい。




「ご飯とか、みんなで少しずつお金出し合って食材買ってきてみんなで料理して食べるってのが定番みたいです。」


あー、シェア飯ってやつか………



いや、楽しいんだろうけどさ。

きっと楽しいよ。

でもその話を聞いたら、俺って旅慣れしてるしー、すごいことしてますしー、みたいな空気がものすごい漂わせてる人たちばっかりな気がして耐えられないだろうな。俺無理そうだなぁ。

でも日本人宿は世界中にあるからいつかは行くかも!!
その時はレポートします!!








いつものカフェに戻り、外のテーブルでビールを飲む。
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17時になると、一気にケータイにメールが殺到した。

日本の歳が明けたみたいだ。

今ごろ日本では紅白も終わり、年越しソバを食べ、初詣に並んでいるんだろうな。

あの静かで、すべてが新しくなった清浄な夜の中、護摩を焚き、甘酒を飲んでいるんだろうな。

お笑い番組を見ながらスキヤキを食べているんだろうな。



今、目の前では幸せそうな白人たちがビールを飲み、賑やかなジプシー音楽にあわせて手を打ち、歌い、踊って歓声をあげている。

イスタンブールのなまめかしい不思議な夜。
photo:29







その喧騒に背を向けて、公園に向かった。



静かな公園のベンチにマットをしいた。
遠くで聞こえる街の賑わい。


1年が終わる。



この世界一周に出るためにたくさんのものを失った。

失ったものの存在がいつも新しい出会いの後ろに見え隠れする。

若かったころの懸命だった恋。
今も思い出すたびに動悸がする。

ものすごく悩んで悩んで悩んで、それでも俺は旅を選んだんだ。


やりきらなければいけない。

失ったものたち、そして新しく手に入れたものたちのためにも、1ミリでも後悔を残してはいけない。

世界一周というとてつもなくデカイ、一生に一度しかできないであろう夢の中にいるんだ。

全てを手に入れたい、と思っていた歳はもうすぎたけど、今も俺は人よりも多くのものを手に入れたいと貪欲に思えている。

いつまでもこうありたい。





そして公園の木々の向こう、夜空にパッと花火が光った。


ドーン!!ドーン!!



2013年の始まりだ。
photo:30










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ピープルゲットレディ

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1月1日 火曜日
【トルコ】イスタンブール








photo:02


「………ロー……ハロー………ハロー。」



寝袋を開けたら清掃のおっちゃんが横に立って笑っていた。


「ケバブケバブ、風呂ポスポラスオスマン、紅茶飲む?」



公園のベンチ。
寝起きで紅茶飲んでます。
photo:01



2013年、とてもいい1年の始まりです。








「おはようございまーす。文武さん眠れました?」


昨日のショウヘイ君が公園にやってきた。

「ちゃんと眠れました?こんな寒いのによく眠れますね。」


トルコに入ってから一気に暖かくなり、上着もいらないくらいなんだけど、沖縄出身のショウヘイ君にはこの気温でも寒いみたい。







昨日も書いたけど、このイスタンブールでやらなければいけないことってのは、まぁ旅してる人ならたいがい知ってるとは思います。


そう、ポスポラス海峡を泳いで渡ることです。



嘘おおおおおおおおおおお!!!!!!!

バカああああ!!!!
嘘だってばああああ!!!!

海峡を泳いで渡る?!!
なに?そんなことして何の意味があるの?バカじゃないの?死ねば?

海峡を泳いで渡るとか言ってた美しい若さと純粋だった心はあの日、津軽に捨てて来ました。




そうです、ワクチンの接種です。

イスタンブールには黄熱病のワクチンが無料で受けられる場所があります。

無料ってすごいよね。
なので行きます。

ワクチンゼロで世界一周した、っていうのも魅力的だけど、黄熱病の予防接種を受けていないと入国出来ない国ってのがあるんですよ。


たから決してビビってるわけじゃないからね!!


黄熱病?なにそれ?野口?野口さん頑張った。




病原体である黄熱ウイルスを持っている蚊(ネッタイシマカなど)に刺されてから発病するまでの潜伏期間は3-6日間です。突然に悪寒戦慄とともに高熱がでます。嘔吐、筋肉痛、出血(鼻出血・歯齦出血・黒色の嘔吐物・下血・子宮出血など)、蛋白尿、比較的徐脈(高熱にもかかわらず48-52/分と脈拍数が遅く、Pagetの徴候と呼ばれます。発病して2日目までに見られます)、黄疸等が見られます。このうち、黄疸・出血・蛋白尿が三徴候とされます。「黄熱(yellow fever)」の「黄(yellow)」については、黄疸で患者が黄色くなることに由来します。発病して7-8日目から快方に向かい治癒することも多いですが、発病して5-10日目に乏尿・心不全・肝性昏睡などから約10%が死亡します。治癒後は終生の免疫が獲得されます。
中央アフリカや南アフリカに分布します。





ビビってないよ。全然。

むしろ、生ワクチンを打って副作用で死ぬ人がいるっていう事実のほうが怖いよね。

キモい!!
ワクチン打って死ぬとかキモい!!(´Д` )






というわけでその話をしたら、これから南米に行く予定のショウヘイ君も受けたいということになり、2人で行ってきました。




あ、荷物が重いので、いつものカフェ兼ホステルに行き、初日に会った兄さん、アロルに荷物置かせてくれとお願いして、屋上のテラスにこっそり隠しました。


これは内緒なので、ボスに知れたらアロルのクビが危ういです。





トロルだけを手に持って、身軽になって颯爽と歩く。


ワクチンを受けられる場所はオールドシティーから橋を渡って、岸壁沿いに右に曲がり、少し歩いて行ったらカフェの間にあります。

トルコ人、釣りし過ぎです。
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釣りしながら紅茶飲み過ぎです。
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病院にはすぐ着きました。


しかし見事閉まっていました。


ですよね。
元日ですもんね。
イスラムでも元日は休みみたいです。







チックショウ!!

呼び鈴を鳴らしまくっていたら、ドアが開きました。

英語の話せないおじさんに身振り手振りでワクチンを受けたいと伝える。

腕に注射を刺すジェスチャーをするんですが、どっから見てもヤクを懇願してるジャンキーですね。





が、しかし、残念すぎることに明日もあさっても予約で満員みたいで、金曜日にならないとダメらしい。



「お願いします!!ワクチンを受けたいんです!!日本で家族が待ってるんです!!死にたくない!!俺死にたくない!!」


と2人で泣き落とししまくったところ、電話番号を渡され、明日の朝にここにかけてドクターに直接お願いしてみなということに。

ただ満員だから受けられるかはわからないからね、って。



明日頑張って交渉するぞ!!







ここでショウヘイ君とは別れてお互い別々に観光。

このベタベタしない距離感が気持ちいい。






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建物が密集する丘の上にポコンと飛び出している塔に行ってみた。

由緒は知らないけど、おそらく結構な歴史を持つ重要な建造物なんだろうな。
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中に入ると白人、アジア人たちが切符売り場で列を作ってる。
後ろからも絶え間無く人がなだれ込んで来る。


観光地すぎる(´Д` )


塔の入場料は12トルコリラ。
500円。



古びたレンガ造りの外観とはうってかわり、エレベーターに乗って展望階へ。


ドアが開くとそこは洒落たカフェバー。
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夜はナイトクラブになるんだってさ。

どこまでも観光地だなぁ。





景色は綺麗でした。
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360℃ぐるりと回れて、海と海峡に抱かれたイスタンブールの地形を望むことができます。
photo:09



坂の多いイスタンブールは、街全体がゆるやかな丘陵で波打っており、見渡す限り隙間なく建物が密集している。
photo:10



みんなここで生きている。

それぞれの人生を。









さっきの釣りし過ぎ橋のこっち側は、オールドシティー側の凄まじい観光っぷりから様変わりします。
photo:11




塔の裏には静かなオフィス街が広がっていました。




しばらく歩くと、とても大きなショッピングストリートに出た。
photo:12



モダンでオシャレなお店が軒をつらね、綺麗に整備されている。


観光客らしき人の姿はあまりなく、どうやらここが地元の人のための中心地みたい。
タクシムっていう地域みたい。
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もう、すごい数の人々。
みんな楽しそうにショッピングをしている。


そうだよ!!今日は元旦だもんね!!


あああああ、
ソバ食いてえええ
おせち食いてえええええ
餅にチーズ巻いて醤油つけて焼いたやつ食いてえええええ
天領うどんの肉うどん食いてええええええ
あんパンが食いたああああい!!!
正月に食べた豚肉だらけの砂糖がいっぱい入ったスキヤキが食いたあああああい!!!
(ミチロウ風)





お腹空いたのでケバブ食べました。
そんなに美味しくないです。
ケバブの本場、トルコなのにケバブが美味しくないです。



ていうか基本イスタンブールのファストフードはそんなに美味しくないです。


トルコの食事に期待しすぎていたので正直ガッカリです。


もちろんレストランに行けばもっと美味しいものが食べられるんでしょうけど、レストランでそれなりの物を食べようとしたら、イスタンブールでは1000円以上します。

クソ高いです。




質、量ともにブルガリアのケバブが今のところ頂点です。



そしてトルコ人にはトロールが異常にウケます。
photo:14












それにしても、この道、100パーセント稼げるなぁ………

稼げるんだけれども、今度警察に見つかったらギター没収って言われたもんなぁ………







コーラを買ってきて路上に座りこんで行き交う人たちを眺めた。

ここからだと世界が変わって見える。





赤いシグナルが青に変わり
人々は一斉に歩き出す
ためらうことのない足取りが
僕を急かしているように見えた
路上で

みんな楽しそうにしてたから
俺も楽しんでるフリをした
だけど軽薄な笑顔たちの中では
痛みさえも忘れていくのかと思った
路上で

汚れた子どもたちが集まってきて
汚れた手を差し出した
気が向いたので笑って見たけど
みんながそれに顔をしかめた
路上で

見上げた空は汚れていたけど
とても綺麗だった





ジープスの子どもたちが集まってきて、トロルを見て大喜びしている。
路上に座ると彼らの視点になる。
photo:15



そのジープスとアジア人とトロルという不思議な組み合わせに、世界中から集まった観光客たちがカメラを向けている。

路上の貧しい者たちの笑顔に、生の喜びと悲しみでも見てるのか。

バカバカしい。




子どもたちは無邪気に写真を撮らせているので、写真を撮らせたらお金をもらわないといけないよと教えてあげた。

それが写真を撮るものの礼儀だからと。

もちろん教育なんか受けていない子どもたちは英語なんかイエスもわからない。

でも俺も高校生のころから路上で色んなことを学んだ。
いつも人間の色んな面を見ていた。

彼らもこれから路上で色んなことを学び、たくましく育っていくんだろうな。


生の喜びや悲しみなんてゴミ箱の中だ。
photo:16









路上から立ち上がると、世界が変わった。


さて、俺もせわしない人々の仲間入りだ。







タクシムからグルリとローカルなイスタンブールを見て回り、橋を渡ってオールドシティーに戻った。
photo:17



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トルコ人釣りし過ぎ。
photo:19












元日のオールドシティーの中はやっぱり凄まじい人出。
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なんじゃこりゃ?
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photo:23





宮崎の一番街アーケード並みだね!!

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photo:25




ヒゲ書けばトルコ人になると思ってんじゃねぇぞ!!
photo:29











ショウヘイ君とご飯を食べに行った。
ケバブと紅茶とライスで10トルコリラ。420円。
photo:26




自分の考えをしっかり持っているショウヘイ君。
賢い生き方をしている。目標を見据え、それに向かって努力することができる男だ。
話を聞いていると、賢く快活で気持ちがいい。
でも、迷ってて情けなくて弱くて寂しさを感じられる男も俺は好きだ。
photo:28








宿に戻りなけなしの金でビール。
500mlで9トルコリラ。380円。

イスタンブールはホントに物価が高い。
しかも歌えないときてる。

エディルネで稼いだ金ももうすぐ底をつく。

明日ワクチンを打ってすぐに出発だな。



目の前の通りはレストラン通りで、お金を持った外国人観光客たちが歩き、それに各お店の客引きたちが声をかけている。

みんな世界中の挨拶の言葉を知っている。
慣れた客引き。
毎日毎日、ここにいれば世界中の人と会えるんだ。

世界の交差点だな。
イスタンブール。
photo:27











夜もふけ、通りから人がいなくなり、俺もカフェの中に入った。


「ブラザー、いいお酒あるんだ、内緒だぜ。」


他のお客さんも帰り、宿泊客たちも寝静まったカフェ。


そう言って棚から高そうなウィスキーを取り出してきたアロル。
photo:30



窓の外、どこのレストランも昨日とは打って変わって早めの店じまい。






パソコンがあったのでYouTubeで何か見ようかなと考えていたら、パッとこの曲が浮かんだ。

ビープルゲットレディ。

そういえばずーっと聴いてなかったな。あんなに好きな曲だったのに。
思い出が多すぎるから避けていたのかもしれない。

ロッドとジェフベックのあのセピア色のPVを見た。


ウィスキー飲みながらマジで泣きそうになった。



あれから何年も経った。
色んなことがあったなぁ。
これからも色んなことがたくさんあるだろうなぁ。



ふと思い出した時にまたこの曲を聴こう。




そんな元旦の1日でした。









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トルコ美人女医に注射をぶちこむ

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1月2日 水曜日
【トルコ】イスタンブール






公園のベンチで目を覚ます。
photo:01



目の前を足早に歩いている出勤の人々。
それが不思議な感覚。



当たり前だけどトルコでは三ヶ日なんてない。
海外で迎える初めてのお正月。
日本では今頃、白い息を吐きながらお墓参りだよなぁ。






荷物をたたんでカフェに行き、アロルの手引きでこっそり荷物をテラスからおろした。


そしてアロルに電話をかりて、昨日病院で渡された電話番号にかけた。

いざ勝負!!!




「はい。もしもし。」


「あ、どうも、日本人なんですけど、黄熱病のワクチンが欲しいです。2人で行きたいんです。死にたくないんです。」


「ん~………えっとね、金曜日に来てね。予約入れとくから。」


「き!金曜日!?金曜日しかダメなんですか!?」


「そうよ、普通は10日前に、遅くても3日前にはみんな電話してきて予約するんだから。」


「あああああああ、神よ、どうしてそんな試練を僕に与えるんですか?死にたくない!!!金曜日までこの街にいないんです。なんとかなりませんか?遠い地で野たれ死にたくない!!」


「そう言っても…………満員なんだから仕方ないじゃない。ワクチン受けてどこに行くの?」


「アフリカとか南米とか、ヤバイとこがんがん行っちゃうんです!!マジヤッベエんです。トルコ大好きです。」


「ありがとう。でも金曜日に来てね。」




ああああー、こりゃ無理かー…………(´Д` )

優しそうな女の人なんだけどなぁ…………




「………ワンハンドレットパーセント無理ですか?」


「ワンハンドレット?あははは、もう!!仕方ないわねえ。来ていいわ。ただし1人だけよ!!2人ともは無理だからね!!」



というわけで、なんとか1人分は確保。

ホステルから降りてきたショウヘイ君と、どっちが行くかジャンケンで決めようと思っていたんだけど、ショウヘイ君いわく、調べたら彼が行く予定の国はワクチンが必ず必要ってわけじゃないみたい。
フミタケさん行って下さいよ、と譲ってくれたショウヘイ君。

僕は明日までイスタンブールにいるので明日同じように電話で食い下がってみますと笑っている。


ありがとう!!ショウヘイ君!!
日本人ウゼェって病院の人に思われるだろうけど、ここは強引にいこうぜ!!!




というわけで荷物をかつぎ、お世話になったアロルに別れをつげ、ショウヘイ君ともお別れして、病院へ向かった。





photo:03


1月2日だというのに街は普段通りの活気でせわしなく車が行き交っている。
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路上で売っているトルコ人の朝ごはん、ミートパイを食べ、今日も釣りしすぎの釣りしすぎ橋を渡り、病院に到着。


釣りしすぎ。
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建物の中はとても清潔感があります。
針の使い回し、なんてのもこの先進国ならば心配することもないだろうね。


可愛い女医さんにタマゴアレルギーはないか?と聞かれ、問診はそれくらい。

右腕の肩に小さな注射器が刺された。

外国人に注射打たれるの初めて!!
上手!!

あ、注射ぶち込まれたのは僕ね!!


てな感じであっという間に終わりました。
photo:07







あ、忘れちゃいけない。


「あの、彼にもしてあげて下さい。」


そう言ってトロルを見せたら、無視をされてしまう。




た、ただのジョークじゃないですか!


そ、そんな軽蔑するような目で見ないで!!

というわけでトロルは黄熱病の免疫は持ってません。
でもいりませんよね。ただのゴム人形ですから。
photo:08





「これ、お友達に教えてあげて。ここなら空いてるから。」


優しい女医さんに渡された紙には、ここと同じように無料でワクチンを受けられる別の病院の電話番号が書かれていた。

今回受けた場所はとても有名だし街から近いことで予約が取りにくいんだけど、この紙の場所なら飛び込みで行っても受けられるほど空いてるみたい。
もちろん電話確認は必要だけどね。

飛び込みで行くとかナメスギですね。






適当にそこらへんのカフェでWi-Fiにつなぎ、ショウヘイ君に電話番号をメールしたら、これでもうイスタンブールでやるべきことは完了。


次の目的地は南にあるというデニズリという町だ。

ここを拠点にして、有名な世界遺産に2ヶ所行くことが出来るはずだ。


おそらく入場料がかなりかかってくるはずなので、このデニズリでキッチリ稼がなければいけない。

もう警察に捕まるのは勘弁だ。






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3トルコリラ、130円で乗り放題の地下鉄に乗り、バスステーションへ。

昼間に見てもやっぱり巨大なこのバスステーション。


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数えきれないほどの民間のバス会社がひしめいており、歩いていると客引きのおじさんたちが、マイサン!!と群がってくる。

マイサンて(´Д` )



デニズリに行くんです、と言うと急にやる気をなくして、あーあっちだよ、と投げやりに教えてくれる。


アンカラ行きのバス会社が多いみたい。




あんまりデニズリ行きの便を持ってる会社は少ないようで、数軒回って安いところを調べた。


60トルコリラってのが相場みたい。2500円。

高いところは65トルコリラする。


バラン、って名前の会社やったかな。
ここが多分1番安い。

55トルコリラ。2300円。



ここに決めてチケットを買った。
金はもう底をついていたので45ユーロを換金した。

やっべぇなー、トルコ金使いすぎだよ。








おそらくほとんどの観光客がこのバスステーションに到着、そして出発する場所なんだろう。

バス会社のもそうだけど、喫茶店やケバブ屋の客引きも凄まじく執拗。


マジで鬱陶しい。



ケバブ屋のオヤジたちがウザすぎる。

ハロー!!と目の前に立ちはだかって足を止めさせられる。




しまいには俺のバッグを掴み、離してくれず引っ張り合いになり、破れるのが怖くて手を離すと、オッさんは奪い取って店の中に勝手に持って行き、奥のほうに隠してしまった。

中からこのテーブルだよ、と手招いている。



呆然としている俺を他の店員が、あーあ怒ってるよと見て見ぬ振り。



さらにiPhoneをいじっていると後ろから覗き込んでくるし、しかも手を伸ばしてきて勝手に画面を触ってくる。


断りもせずに俺のバッグからトロルをはずして持っていき、店の外で友達に見せびらかして回ったりしている。
photo:12







トルコ人の優しさは充分身にしみている。
みんなフレンドリーでいい人だ。

でもここまでくるとフレンドリーさ、とは言えない。

どうせもう来ないだろうから何したっていい、って思ってるようにしか感じられない。
さすがに腹立った。







ムカつきながらバス会社の待合室に避難して、時間が来るまで待ち、19時、やってきた綺麗なバスに乗りこんだ。




優しくてフレンドリーなトルコ人。
そんな彼らが観光というサービスをやってしまったらどういうことになるのか、この街でよくわかった。




イスタンブール、トルコのイメージ下げてくれました。





さ、次だ次。









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100人のトルコ人に囲まれる

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1月3日 木曜日
【トルコ】 デニズリ ~ パムッカレ







やっぱりトルコのバスはすごい。
photo:01



最安値の会社だったから結構ボロいバスが来るんじゃないかなー、って思ってたんだけど、いやいや、半端じゃないです。


紅茶、ソフトドリンクのサービスはもちろん、各シートにモニターが付いており、テレビ、映画、ゲーム、インターネットし放題。
もちろん早いWi-Fiもバッチリ。



そんな快適なバスに揺られること11時間。
朝になったばかりのデニズリの町に到着。









お腹空いたので適当にカフェへ。

トルコ人の朝ごはんの定番、いつものパイ。
photo:02


ひき肉入りとチーズ入り、あとポテト入りがあり、イスタンブールでは路上にはこれを売っている露店が無数にあった。



味はなかなかイケる。
これで3トルコリラ。130円。







イスラム教のモスクの前には、たいがい足や顔を洗うための水場がある。
photo:03



ヨーロッパには公共の水道ってまずないんだよね。


おかげで歯磨きするのも顔を洗うのもいつもお店のトイレで強引にやっていた。



放浪者にはとても嬉しいこの水場。

ここぞとばかりにすべてやったよ!!


歯磨き、洗顔、足を洗い、靴下も洗剤でジャバジャバ洗いまくった。

ムスリムのおじさんたちが周りのベンチに座ってのんびりしているが誰も気に留めていない。

おおらかだなぁ。



思いっきりシャンプーをしていたら、1人のおじさんが近づいてきた。

うわ、さすがにシャンプーはまずかったかな………



するとおじさん、洗い終わった俺の頭にタオルをかけてくれた。


あー、やっぱりトルコ人は優しい。
客商売をやってなければトルコ人は最高の人種。









このデニズリ。
町中にこれといった名所はないんだけど、人通りも多く、地方都市としてそれなりに活気のある様子。
photo:04



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この町でやることはただひとつ。

金を稼ぐこと。


ユーゴスラビア圏に入ってから、最近、少しずつ所持金が減り始めている。

アフリカでは稼げないはずだろうから、中東で少しでも減らさないように気合い入れていかなきゃいけない。




町を歩き回り、バザールのある中心部に大きな広場を見つけた。
photo:05



たくさんの人が行き交い、ベンチでは爺さん婆さんたちがのんびり談話しており、そこに紅茶の売り子さんが紅茶どうですかーと歩いて回っている。
photo:07




車の通りがあってちょっとうるさいけど、ここがベストの場所だ。

さぁ、気合い入れて路上開始!!!






photo:08


最初はまばらに立ち止まっていた人々だったんだけど、少しずつ増え始め、ていうかドンドン膨れ上がり、信じられないほどの人垣が出来上がった。


おいおい、マジかこれ?


さらにどこからかテレビカメラがやってきて撮影を始めると、なんだなんだ?と集まってきて、大袈裟じゃなく100人軽く超える人々に取り囲まれた。


「いいぞー!!紅茶飲む?」


「日本から来たのかい!?紅茶飲んで。」



足元には紅茶がとめどなく運ばれて来る。
紅茶飲み過ぎ。



そしてお金もドンドン入っていく。


日差しが強く、上着を脱ぎ、さらにセーターも脱ぎ、汗をかきながら歌った。
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人だかりは増える一方。
もちろん日本人が歌ってる?!って野次馬さんが半分なんだろうけど、それでも嬉しい。
ムスリムの人たちの拍手が鳴り響く。



これはエディルネ超えるんじゃないかーーーー!!?!!






「はいはいはいはいはい、終わりねー。ゴメンねー、終わりだよー。」




ああああああああああああ警察…………


ちょっとこの人だかりはやりすぎたか…………



お巡りさんが人垣をかき分けて入ってきた。

なんだよー、やらせてやんなよー、的なことを言ってくれる人々。


まぁみんな英語喋れないから何言ってるかひとつもわかんないんだけど。


このチンカスたぶん包茎だよ、とは言ってないと思う。
photo:10






人々に囲まれた中で、お巡りさんとジェスチャーでやりとり。


音楽ダメなんだよ、またやってるの見つけたらコレだよ、と手を交差させて手錠をかけられるジェスチャーをしてるお巡りさん。


俺が驚いてコレですか!!?と手錠のジェスチャーをすると、周りの観衆たちは大笑い。
photo:11




遠く日本からやってきた放浪者と地元のお巡りさんとのやりとりは、さながら人情映画のワンシーン。


そのほのぼのとしたやりとりを楽しむ地元の人々。
しばらくは彼らの話題になれるかな。





観衆の中に、カタコトだけど少しだけ英語の喋れる兄さんがおり、その兄さんと一緒に警察署へ。



みなさんバイバイ!!とお辞儀をすると、みんな笑顔で手を振ってくれた。














「オーウ!!マイフレンド!!ゴメンな、この町では音楽演奏しちゃいけないんだよ。紅茶飲む?」
photo:12



警察署の中で簡単なパスポートチェックをし、お巡りさんたちに取り囲まれほのぼのとお喋り。


「いやー、俺も音楽やってるから気持ちはわかるんだよ。ほら、これ僕の音楽。どうだい?あ、紅茶おかわりね。」


そう言ってYouTubeにアップしている自分の音源を聴かせてくれるお偉いさん。



みーんな、みんな、笑顔がとっても優しい。

あー、いい気分だな。










って余裕かましてる場合じゃねえ!!!!!!!


この町でも歌えないのかよおおおおおおおお!!!!!!!



ていうかお巡りさん言ってたけど、トルコでは路上演奏は違法だから、どこの街でも歌ったらいけないらしい。






こりゃかなりマズイことになったぞ。
ここで稼げなかったら、遺跡までの移動費や入場料をどう払う?

また換金か?

いや、もうこれ以上は換金したくないぞ?



こうなったら遺跡に行くだけ行って、その周辺で観光客を狙って稼ぐって手段でいくか?

お遍路した時にやってた門前路上のやり方。


もうそれしかない。


歌えない以上、このデニズリにもいられない。今日のあがりは47トルコリラ。






警察署を出た後、兄さんがご飯をおごってくれ、ウチに来るかい?と誘ってくれたけど、こういう時フットワークは軽く行きたい。もう先に進んでしまおう。
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兄さんに別れをつげ、ミニバスがひしめく通りで目的地までのバスを探し出し飛び乗った。
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3トルコリラ、寝不足でウトウトしているうちに1時間くらいでバスは目的地の町に到着した。




ここはパムッカレという町。
有名な世界遺産がある町。


夜の町はちょこちょこと観光客用のバーの明かりが見えるだけのど田舎。人の気配は皆無。

こりゃ明日歌えるのか?


とりあえず寝床を探そうと荷物を担いだところで、おっさんが声をかけてきた。


「マイフレンド、ホテル、ホテル。ジャパン?アイライクジャパン!」


こんなど田舎だったら寝るところなんていくらでもある。
気温も上着がいらないくらいの温度。

ホテルなんか泊まるわけない。


「俺は日本人の友達がいっぱいいるんだぜ。ほらこっち来なよ。」


そう言ってホテルの中に連れていかれる。

談話室の中はストーブが焚かれていて暑いくらいの温度。


「いやー、俺日本人大好きなんだよ。あ、紅茶飲む?」


「あのー、僕お金持ってないので泊まりませんよ。」


いきなり顔色が変わり笑顔が消える。


「チープチープ、安いから大丈夫。70リラでいいよ!!」


「僕40リラしか持ってませんよ。野宿するので大丈夫です。」


ドンドン顔色が変わるオッさん。


「OK、カモン。」


そう言って今度はホテルの庭に連れていかれる。


「ここでテント張ればいいから!ノープロブレム!!外は酔っ払いがたくさんいるから危ない。ここなら大丈夫。」


「だから僕お金持ってないですって。いつも路上で稼いでるんです。クレジットカードも持ってません。」


「OK、30リラでいいよ。紅茶もフリーだから!!昨日も日本人が泊まってたんだよ!ノープロブレム!!」



こいつマジ頭おかしいんじゃねぇか?
40しか持ってねぇやつから30取ったら明日どうやって飯食えっていうんだ?


「いくらなら出せるんだい?わかった!20!いや、15!!」


「無理です。」


「10リラでいいよ!!ここでキャンプ!!10リラ!!紅茶フリー!!温かいサンドイッチも作ってあげる!!それから後でたくさん人が来るからそこで歌って稼ぐ!!グッドビジネス!!」






はぁ………
客商売のトルコ人、マジうぜえ。

金ないって言ってんのに、後のことなんか知ったこっちゃねぇってか?


「わかりました。明日町を散策するので荷物を置かせてもらえますか?あとケータイの充電もさせてください。Wi-Fiはありますか?」


「OK!OK!ノープロブレム!!中は温かいから、ほら!!入って入って!!」




朝、洗った靴下がまだ乾いてなかったのでストーブで乾かす。

充電がかなりヤバくなってきてたのでここでフル充電する。

そして荷物も置かせてもらえるし、サンドイッチも作ってもらえる。


これなら10リラ払う価値はあるか。
オッさんのしつこさはかなり癇に障るところだけど、まぁいいだろう。




テントを立て、ホテルに入ってバッテリーの充電をしながら談話室で日記を書く。



オッさんがすぐそこでテレビを見ているけど、金を払った途端いきなり態度が急変して完全に無口になった。


笑顔のかけらもない。




金さえもらえば後は知らねーよってとこか。
くそ、ムカつかせてくれるな。




ひと言、ふた言、会話をしたもののすごく投げやりな言い方。
早くホテルから出て行ってテント行きやがれって雰囲気。





しばらくして、トイレはどこですか?と聞いた。


するとものすげー不機嫌になる。


は?なんで?


嫌々トイレに連れて行ってくれる。
そしてオッさんの心情を的確に表した言葉が彼の口から飛び出した。


「アフター、クローズ。」



1回しか使わせないからな、と言われた。

とっとと出ていけということだ。





このボケ野郎。
キャンプだろうが客は客じゃねえか。

今頃あー、なんでこんな金にならねえ奴を入れちまったのかなって思ってるんだろう。


町の規模からしたらそこそこ大きなこのホテルだけど、客の姿はゼロ。
シーズンオフなので、なんとしても客を捕まえたいところなんだろうけど、あまりにやり方が雑すぎる。



結局、靴下もちゃんと乾かないまま、充電も終わらないままホテルを出て、庭のテントに入った。





テントに入れば、橋の下だろうがホテルの庭だろうが、どこでも一緒。

あー、無駄な金使っちまった。


このしつこい強引な客引きをバッサリ断れる強い意思を持たないとなぁ。


でもどんな下心のある笑顔だろうが、向けられた笑顔には冷たくしたくないんだよなぁ。

無償の愛をくれた人たちのことを考えるとそうなってしまう。





ボラれることにしても、あまり深くは考えないようにしてる。

誠実に接して、その後で言われた金額ならイチャモンをつけずにそれを払うようにしたい。





昔、ラジオで小沢昭一さんか誰かが話していたお話なんだけど、とても印象的な言葉を覚えている。

小沢さんが駆け出しだったころ、先輩に銀座に飲みに連れて行ってもらった。

遊び上手なその先輩は、いつも支払いをすべてしてくれていた。


それからしばらくして小沢さんも知名度が上がり、お金もそれなりに稼ぐようになってから、後輩を連れて銀座に行った。


しかしお会計の時にとても高い金額を請求された。


どういうことだ?と文句をつけたらしい。


そのことを、当時飲みに連れて行ってくれた先輩に話したところ、こう言われたそう。


それは銀座が君につけた値段なんだよ。
言われた値段を払えないようでは銀座で飲むには早い。









とまぁ、観光地のそれとこれとでは話は全然別なんだけどさ、それからお会計にケチをつけるのはかっこ悪いって思うようになった。

多少ボラれたとしても、サッと払える男でいたいな。












ってホームレスが言えるセリフじゃねえええええええ!!!!!!!!


ジジイ!!庭かすだけで10トルコリラってどういうことだ!あああああああんん?!
(420円)


便所くらい気持ちよく使わせやがれバカ!!






小沢昭一さんのご冥福を心からお祈りします。



寝よ寝よ。







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パムッカレかー白すぎ

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1月4日 金曜日
【トルコ】 パムッカレ







photo:01


ホテルの庭で目を覚まし、テントをたたんで受付に行ってみた。




誰もいない。




なんで朝8時のホテルの受付に誰もいないんだよ。


昨日のあのジジイ、荷物置いて行っていいって言ってたもんな。

今更知らん顔させねぇぞ。
キッチリ置かせてもらうからな。



が、しかし1時間待っても誰も出てこない。
呼び鈴もない。

大声で呼ぶが返事なし。



ぜってーあのジジイ、聞こえてるくせに無視してるはず。
早くどっか行きやがれって。



いくら待っても無駄そうなので、ロビーに荷物を隠してホテルを出た。







このパムッカレには何があるのか。

かなり有名なので知ってる人は知ってると思います。





それの遠景。
photo:02



集落の外に巨大な白い山が見える。

あれが目的地。







寂れきった町の中を歩いて向かっていると、気持ちばかりの土産物屋さんが並んでいる。

マジ気持ちばかり。
photo:03






そして異常なのが日本語の看板の数。
photo:04



「うどん・そば」

「唐揚げ定食」


英語の看板より日本語、韓国語の方が多い。

なんかすっげー気持ち悪い。
photo:05





「コニチハ!!スミマーセン!!」

「ツギハドコニイクンデスカ?!」


ツアー会社の呼び込みがみんな慣れた日本語を使って来るからさらに気持ち悪い。


さすがは有名な世界遺産の観光地。
日本人旅行者がマジで多いんだろうな。




そんなツアー会社の客引きに捕まり、話を聞くことに。

次の目的地はコンヤというトルコの真ん中あたりにある町。

バスの値段は9時間くらいの移動で45トルコリラ。


「コレ、スゴク安イデス。エー、ジャアコレデイイデスネ。」


「ここまだ1ヶ所目だから他の会社の値段も聞いてきます。」


「アー、ワカリマシタ、40リラデイイデス。モシホカノ会社ガソレヨリモ安カッタラ差額ヲカエシマス。」


というわけで購入。
40トルコリラ。1700円。





コンヤの町からさらに東に向かったところに、これまたトルコを代表する有名観光地、カッパドキアという場所がある。


聞いてもいないのに、カッパドキアのツアーの説明を開始するおじさん。


「エー、コノグリーンツアーガ90リラナンダケド、ワタシナラ60リラニ下ゲラレマス。バルーンチケットハ160ユーロデスガ、ワタシナラ100ユーロニ…………」




トルコ、信じられないくらい金かかります。




外に出て歩き始めると、スミマーセン!!と群がってくる他のツアー会社の呼び込みたち。

みんな同じような説明。


ここで予約すれば割引の申し込みができるから、絶対ここで買ったほうがいいから!!
マジで!!
日本マジ好きですから!!

と超必死に説明してくる。


「バルーンノチケット!!160ユーロダケド120ユーロデイイカラ!!」



1万円以上払って気球に乗るとかそんな金持ち旅行者がやるようなアトラクションやるわけないじゃないですか。



「僕お金ないんです。気球のチケット10ユーロなら考えます。」


明らかに困惑した顔をするおじさん。
さっさと店を出た。




こんなとこで油売ってないで早く目的地に行くぞ。







日本語だらけの気持ち悪い通りを抜けると、目の前に白い大きな山が現れた。


登っていき、ゲートで入場料の20トルコリラを払う。850円。
photo:06






靴を脱ぎ、裸足で山を登っていく。
photo:07






お目当てだったのはこいつ!!!




パムッカレの石灰棚。
photo:08




日本でもたまにあるよね。夏油温泉の石灰ドームが有名か。

石灰を含んだ温泉が湧き出しているんだけど、成分が固まって棚を形成している。

その規模が半端じゃない。
あたり一面どこまでも石灰の山で、どこもかしこも棚だらけ。
photo:09



photo:10






自然の作り出す不思議な造形に目を奪われる。
photo:11





と言いたいところなんだけど、写真で見るように、どういうわけか棚に水が張っていない。

photo:12




おいおい、真っ白なこの山の中に美しい青色の水が、大小無数の棚にたまっている、あの光景を目当てにやってきたのに、これはどういうことだよ。
photo:13



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水が張ってる棚はほんの数ヶ所。

残念にもほどがある(´Д` )

足元を流れる水は温泉なのでもちろん温かく、ジャバジャバ歩くのはそれなりに楽しい。

ぐるりと回っていくと、奥の方にさらに立派な棚が広がっていたんだけど、青色の水が張っていないと魅力半減もいいとこ。
photo:15




なんだろ、乾季、雨季とかの関係なのかな。

水路が人工的に作られていて決まった棚にしか水が流れ込まないようにされていたりして、すっげーつまんない。


なんだよこれ、これで20トルコリラは高いよ。

観光してる人、半分以上アジア人だし。

photo:30



photo:16











なんだか拍子抜けして凹みながら石灰棚の上に広がる丘の方に行ってみた。

伸びやかな草原が広がっている。

あー、こっちのほうがまだマシだな。
photo:17






ん………なんだあれ?


草原の中に何か廃墟みたいなのがポツポツと散らばってる。



向かっていくと、足元にゴツゴツと大きな岩が転がっている。
photo:18






これ自然のものじゃないぞ。

だいぶ古いけど人工的に形作られた岩だ。



そんな四角だったり円柱だったりの岩が草原の中に草に埋れて顔を出している。
photo:19







そして近づいて行くと、廃墟がなんなのかわかった。




これ遺跡だわ。
photo:20







ギリシャとかイタリアとか、地中海にある、ローマ帝国とかの遺跡だよ。
photo:21




すげーすげー。
本物の古代の町の遺跡だ。

興奮しながらかつての町の跡を歩き回った。
photo:22



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いろんな建物の廃墟があった。

中にはこんな物も。


でかい!!
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劇場の跡らしい。

現代のものと全然変わらないやん。

これが2200年前の物とは信じ難い保存状態だ。
photo:25






はるかはるか大昔。
ここに人々が座り、歌や演劇を楽しんでいた。

神話の世界。
星座の物語の人々。

草原を吹き抜ける風の中に、古代の人々の歓声や生活の匂いを感じる。
photo:26





どこからともなく吹いてくる風。
鳥の鳴き声だけが草原に聞こえる。


めまいを覚え、石に腰かけた。
風化した模様が刻まれた石。
静かだな。



この果てしなく深い歴史の残骸の中、iPhoneで写真を撮った。


改めてiPhoneすげえと思った。
ここは現代なんだよな。
俺は現代に生きてるんだ。


人間1人の一生なんてほんの瞬く間の命。
すぐに死んで、そして俺を知ってる人たちもみんな死んで、俺の思いも、やったことも、跡形もなく消え去る。



何やったっていいさ。
どこ行ったっていいんだ。
photo:27











ここまで見て20トルコリラなら大満足だなと山を降り、すぐにクソホテルに荷物を取りに行った。

あのオッサン、ゆうべ、サンドイッチ作るから!って言ったからな。
まぁ間違いなく作ってねぇし、作る気もないはず。
俺を泊まらせるために勢いあまって言っちゃった言葉、ってのはわかってるけど、約束は約束だからな。
作らせてやる。
photo:28





俺小せえ!!
なんかさっきまですげえ大きなこと感じてたのに小せえ!!



しかし相変わらず誰もいないロビー。
大声で呼んでもやっぱり誰も出てこない。


くそー、あいつ絶対どっかから見てるはず。


その時、ホテルの庭に人影が。

すぐに出て行ってここのボスはどこにいるのか尋ねたら、入口のすぐ横のドアを開けて中に声をかけるおじさん。


オッサンが出てきた。


「おはようございます。石灰棚行ってきましたよ。」


「おー、そう。じゃ荷物忘れないようにね。」


やっぱりサンドイッチ作る気ねえな。


「ところでサンドイッチはいつ作ってくれるんですか?」


「は?サンドイッチなんてないよ。何言ってんだよ、ジャパニーズ。」


「とぼけないで下さい。ゆうべ、ここで、俺にキャンプしろと言ってサンドイッチ作るからって言ったじゃないですか。紅茶もフリーだからって。サンドイッチ下さい。」


「あー!何言ってんだ!知らない知らない!!ケバブケバブオスマンポスポラス!!アンカラ!!」



キレながらドアを閉めやがった。


「おい!!約束だろうが!!サンドイッチ作るって言ったから10リラ払ったんだぞ!!この嘘つき野郎!!」


「オスマンポスポラス!!ケバブケバブジャパニーズ!!」



中で叫んでるオッサン。

はぁ………別にサンドイッチくらいいいんだけどさ、こんな金目当ての嘘つかれたら残念でしょうがないよ。

扱いもすげー悪かったし。





すごすごとホテルを後にし、パン屋さんで安いドーナツみたいなのををかじった。
photo:29




腹減った。
こんなんじゃ足りない。


バス代とパムッカレの入場料を払ったからもうお金が3.5トルコリラしかない。150円だって。ウケるね。



町を歩いていると、オッサンたちがコンニチハ!!と声をかけてきて物を売りつけようとしてくる。

150円しかありませんと言うと、いきなり顔が真顔になって去っていく。


バス会社に行き、椅子に座っていても、もはや誰も話しかけてこない。
チケットを買うときあんなに日本語を連発してユーモラスに話していたおじさんたちは俺のことを気にもとめていない。






この町のトルコ人たちはアジア人をただの金にしか見ていない。

心からの交流なんてここにはカケラもないな。

観光地なんてそんなもんか。




歌おうかなと思ったんだけど、ゴーストタウン並みに爺さんと野良犬しか歩いていない。


一応、真ん中のバス停の横でギターを抱えてみた。


誰もいない。


爺さんがチラリとこっちを見て、また歩いて行く。


野良犬がやってきて俺の横に座った。


あまりの場違いさに切なくなってきてすぐにギターをしまった。







バス会社のおじさんに近くのホテルのロビーに連れていかれ、ここでバスを待つよう言われた。


ホテルの中には、マジでアジア人しかいない。



中国人の女子大生、韓国人のカップル、日本人の家族。

あー、こりゃ看板もアジア語ばかりになるわな。





「ボーイフレンドはいないの?」


「いないですよ。」


「嘘をついてはいけない。」


「なぜそう言うんですか?」


「美しい女の人にボーイフレンドがいないなんてとても不自然なことだよ。」



トルコ人のオッサンたちが中国人の女子大生に軽口を叩いている。

アイヤー!と喜んでる中国ギャル。


一緒に写真を撮ったりして鼻の下伸ばしてるスケベトルコ人たちに胸焼けおこしそうになる。

彼らからしたら、アジア人は金を持っていて、素直で文句を言わず、子供騙しで喜ぶガキ、っていうイメージなんだろうな。

実際そうだし。
アジア人、欧米人と接する時、オーバーリアクションすぎるんだよな。愛想笑いも大袈裟だし。



こういう時、中国人の団体みたいな王様な振る舞いができる根性ほしいよな。








やってきたシャトルバスのオッサンに荷物代で3トルコリラだよと言われ、そんなの聞いてないですと真顔で言ったらジョークだよと言われ、笑えませんと本気で返したら気まずい雰囲気になりました。



荒んでる!!
心荒んできてる!!

観光地の不躾なトルコ人たちのせいで、トルコのイメージガタ落ちになってる!!




あ、もう1位から転落してます。トルコ。

あのホテルのオッサンのせいで最下位に近いところまで行ってますね。


次のカッパドキアもきっと半端なく観光地観光地してるんだろうなぁ。

客引きウザいんだろうなぁ。

げんなりするなぁ。




今度から客引きが来たら、150円しか持ってません作戦でいってみるかな。

なんて言ってくるか楽しみだ。









シャトルバスはデニズリの大きなバスステーションに到着。

夜22時45分、Wi-Fiつきの大きなバスに乗りこんだ。


さぁ次の町。








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1月5日 土曜日
【トルコ】 コンヤ







朝4時。


夜明け前の大きなバスステーションの中には、たくさんのベンチが並んでおり、ひとつに1人のオッサンが寝転がって夢の中。



この時間なのにたくさんの人たちが行き交っている。


ここはコンヤ。
トルコのちょうど真ん中にある都市。
今夜のコンヤ!!とか言いたくなった人!!
そこのあなた、わかりますよ、その気持ち(^-^)/





さて、ここはどんな町なのかなー。


トルコの観光情報を調べたところ、このコンヤの町はどこのサイトにも紹介されていない。

大きな都市ではあるみたいだけど、観光客が立ち寄る町ではないようだ。



なぜそんな町に来たのかと言うと、もちろん金のため。
あと150円しかない。

トルコではすべての町で歌うことが出来ないとお巡りさんが言っていた。
法律でそう決まってるんだと。

てことは、ひとつの町で歌うチャンスは1回こっきり。

お巡りさんに見つかるまでの短い間に稼げるだけ稼いで、注意を受けたら次の町、というやり方しかない。


ここからトルコのメイン観光地、カッパドキアに行くまでにあと2つは町がある。

カッパドキアではおそらく入場料で70トルコリラは必要になるだろうから、たどり着くまでに稼いでしまわないと。




徹夜明けじゃ気合い入れて歌えない。
俺もオッサンたちに混じってベンチに横になった。









しかしわずか1時間で警備員さんに起こされてしまった。
仕方なく町に向けて歩いた。


Wi-Fiがないのでマップの確認が出来ない。

なんとなくこっちかな、という方向に向かって1人トボトボ歩き続ける。
photo:01






まぁ1時間も歩けばたどり着けるだろうと思っていたら、いきなり1台の車が横に止まって声をかけられた。

タクシーではない。



「ヘイ、マイフレンド、どこに行くんだい?」


「街の中心部に行きたいです。」


「よし、乗りな。」


「でも僕お金持ってません。」


「は?何言ってんだい。俺はタクシーじゃないよ。」



というわけで兄さんとドライブ。
結構な距離を走ったな。
歩いて行くには遠すぎた。




え?ていうかお金いらないの?
なにか要求してくるんじゃないの?
何か売りつけられるのかな………


「野宿しながら旅してる?クレイジーなジャパニーズだな。紅茶飲む?」


そう言いながら兄さんは、路上で歌うのにバッチリなショッピングストリートや、安くて美味しいファストフード屋さんと、行きたい場所すべてに連れて行ってくれた。



兄さんと一緒にカフェ朝食を食べる。
photo:02




そして彼は、じゃあ気をつけてねとアッサリと車に乗って去って行った。






だよなぁ!!

これがトルコ人だよなぁ!!!!

歩いてるだけで車に乗せてくれるんだもん。

やっぱり嫌いになれないよ。




そしてこのコンヤの町。

ここから怒涛の出会いラッシュが始まるとは、この時は想像もしてなかった。









さぁー、稼がないと飯抜きだぞ。

photo:03


ショッピングストリートに行き歌えそうな場所を探して歩き回る。
まだ昼前だけどたくさんの人たちが町を歩いている。



さっきのお兄さんが言うには100万人都市であるこのコンヤ。

今までユーゴスラビア圏で100万人都市ってほとんどなかったので、たかが地方都市でこれだけの人口がいるというトルコが改めて大きな国なんだなと実感する。






キョロキョロしながらショッピングストリートの真ん中に荷物をおろし、ギターを構える。

警察はいないぞ。

今しかない!!








きたきたきたーーー!!!!

あっという間にものすごい数の人だかりが出来上がり俺の周りを取り囲んだ。
50人はいたかな。


すげえ!!

もちろん、物珍しいということがかなり味方してくれてはいるんだろうけど、それにしてもこんな人だかりが出来るのは路上やってる人間としては嬉しいことだ。
photo:04





運良く警察にも見つからず1時間ほど歌えた。
ひとまず一旦ここで逃げようとギターを置くと、そこから写真一緒に撮っていいですか?の嵐。

可愛いムスリムの女の子と写真撮れるの嬉しい!!
photo:05



けど敬虔なイスラム教徒の彼女たちには絶対に触れてはいけないので、うっかり肩なんか組んじゃったら大変なことになる。
横に来られるだけで緊張するな。
photo:06



photo:07



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「よかったらお茶しませんか?紅茶飲みたいですよね?」


たくさんの人たちとお話したんだけど、その中の学生グループのみんなと仲良くなり一緒にカフェへ。
みんな俺の荷物を持ってくれる優しい奴ら。
photo:09










やってきたのは中心部からほんの少し歩いたアパート通りにあるカフェ「JB」。
photo:10




オシャレすぎず、ボロすぎず、親しみやすいこのカフェにはたくさんの若者たちが集っており、彼らの溜まり場となっているようだ。



「路上で歌ってたの?!えー!!歌って歌って!!」


フレンドリーな彼らが見守る中、数曲歌った。




「フミ、今夜はウチに泊まればいいから。ずっとここに居ていいし。歌いに行きたいなら荷物もここに置いておいていいから。紅茶飲む?」



というわけで「JB」のスタッフたちの部屋に泊まれることになった。



興味しんしんで俺に日本のことを聞いてくるみんな。
全然知らない人もいれば、ものすごく日本について詳しいやつもいる。


ヤクザ、の語源って知ってる?

俺は知らなかった……
トルコ人に教えてもらうとは!!









荷物を置かせてもらい、それからもう一度路上に出かけた。


みんながゾロゾロとついてきてショッピングストリートへ。


さて始めようかなというところで警察に見つかってしまった。

みんながトルコ語で交渉してくれている。


が、みんなの健闘むなしくやっぱり大通りでの演奏は無理みたい。


「フミ、この大通りでは演奏はダメみたいだ。でも細い路地ならいいらしい。だからここでやろう。ここなら大丈夫。」


そう言って彼らは目の前にある脇道の入り口を指差す。

ほんとに脇道の入り口。

大通りから一歩だけ路地に入っただけで、完全に大通りと変わらない。


「だってほら、ここからは大通り、ここからは路地だろ?大丈夫、何か言ってきたら俺たちが守るから。心配しないで歌って。」


いやいや、完全に屁理屈もいいところなんだけどさ、それも面白いかなと、ギターを構えた。



photo:11


歌い始めると、またたくさんの人だかりが出来上がり細い路地を埋めつくす。

みんなが物珍しそうに写真を撮りまくっている。
でも嫌な気分はしない。

拍手が巻き起こり、若者も老人も無神論者も敬虔なムスリムも、みんな笑ってる。

周りのカフェから運ばれてくる何杯もの紅茶。


足元にはたくさんのお金。
あがりは120トルコリラ。
やったぞ。これでまた飯が食える。
photo:12








「フミ、面白い言葉教えてあげるよ。」


路上を終え、みんなでご飯を食べに行った。地元の人しか知らないような小さなお店に行けるのってすごく嬉しい。
photo:13




「セキテルゲツ キュチュキュヤラムって言ってみて。」


「セキテルゲツ キュチュキュヤラム?」


「イヤアアアッハッハッハッ!!!!!」


「ウッヒョオオオオオオ!!!!!」




ファックユー短小め、という意味だった。








JBカフェに戻り、トルコのイケイケな若者たちに囲まれてたくさん話した。
photo:14



photo:15





英語をしゃべれるのは店員のジャネルとバイランだけなんだけど、彼らが通訳してくれすごく盛り上がる。

可愛い女の子が俺の横に座って頭をナデナデしてくる。


「フミ!!トルコ語はなにか知ってる?」


「セキテルゲツ キュチュキュヤラム。」


「ブーーーーーーー!!!!!」


「ギャハハハハハーーー!!!」


「フミ最高!!紅茶飲んで!!」

photo:16



photo:17











夜22時にお店を閉め、彼らのアパートへ。

途中でビールを買ったんだけど、彼らがお金を払い、俺のお金を受け取ってくれない。


「だってフミはゲストなんだよ?僕らはここに住んでるんだからもてなすのが当たり前じゃないか。ほら、バッグかして、重いだろ?俺たちは日本を愛してるんだ。日本が世界で1番素晴らしい国だと思ってるんだよ。」




うおお………

マジか………


今朝までの荒んだ心に彼らの優しさが染み渡る。

みんな何も期待せずに心から接してくれる。

これが親日国、トルコの本当の姿なんだよな。

色んな人がいるこの世の中では、心を開くのはとても難しいこと。
でもこうした人たちと接していると、心を閉じていることが本当にバカらしくなってしまう。

彼らに嘘はない。
下心もない。

あるのは遠い国からやってきた友達に、目一杯のおもてなしをしたいという思い。










アパートに行き、夜中まで大騒ぎ。
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photo:20





飲みすぎてバタンキューした俺に毛布をかけてくれる彼ら。






やっぱり言いたい。

トルコ最高。

今夜のコンヤに乾杯。







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トルコが親日の理由

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1月6日 日曜日
【トルコ】 コンヤ





JBカフェで穏やかな朝。
photo:01




ジャネルのいれてくれたネスカフェを飲みながらのんびりとみんなでお喋り。


あー、いい朝だなぁ。


あ、トルコではコーヒーはトルココーヒーとネスカフェの2種類があります。
トルココーヒーは粉っぽいです。
ネスカフェが普通のコーヒーです。










ショッピングストリートへ歌いに出かけた。

街を歩くと、昨日の路上を見かけた人たちが、おー!ジャパニーズ!!元気かい!?と声をかけてくれる。



歌い始めるとすぐに人だかりが出来上がり、たくさんの人たちと話した。
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photo:04





昨日の若者たちもやってきて、ヘイ、
ブローとハグ。
トルコでは握手をして両方のコメカミをくっつけるのが挨拶みたい。



「フミ!!フミ!!ストップ!!演奏ストップ!!」


わけもわからず歌を止める。
街に流れるイスラムの歌、アザーン。
お祈りの時間を知らせる放送がモスクから流れている。
アザーンが流れてる時は音楽はすべて止めなければいけないのだ。


「ごめんなさい!!知りませんでした!!」


「いいんだよ、いいんだよ。君は日本人なんだから。あはははー!!」



みんなみんな、笑顔を向けてくれる。
パムッカレでの軽薄な、嘘の笑顔ではない。
本物の笑顔だよ。
本物の笑顔ってこんなに暖かいものなんだよな。






昼と夜の2回。
すっかり仲良くなった仲間たちと路上で歌い、あがりは80トルコリラ。
警察は来ない。
これでカッパドキアにいけるぞ。
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いつもの紅茶の差し入れ。
photo:07






JBカフェではもはや、紅茶もネスカフェも軽食も全部タダで出してくれる。

お金を払おうとしても、君はゲストだから、と受け取ってくれない。
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「フミ、エルトゥールル号の話を知ってるかい?」



お!!ついに出た!!
恩着せがましく聞こえるといけないから自分からは聞かなかったこの話。


それは1890年の出来事。

オスマン帝国海軍が日本の和歌山県沖で岩礁に激突して沈没。
600人近くが亡くなる大惨事となったわけだが、数人のトルコ人たちが和歌山県の岸に流れ着いた。


時はまだ明治中期。
田舎の小さな村の人々にとってはトルコ人の顔つきなんて恐ろしくてしょうがなかったはず。
言葉ももちろん通じなかったはずだし。


しかしこの小さな村の住民たちは、食糧不足の中、わずかな備蓄を与え、ニワトリもしめて遭難者たちに与え献身的に保護し、69名が生還することができたという。


この出来事をきっかけにトルコでの日本のイメージは絶頂に達し、誰もが日本に感謝したという。


と、ここまでは俺も知っていた。

しかしトルコと日本の深い繋がりには実はこの続きがあったのだ。



時は1985年。イラン、イラク戦争。
イラクが、いついつから上空の飛行機への攻撃を始めるからな、と宣言をしたため、各国の政府はイランに住んでいる自国の国民たちを急いで軍用機などで救出していった。

しかし、日本は自衛隊派遣はしないなどの原則があったために救出に向かえず。

そこで日本はトルコに助けを求めた。


「わかりました。救出に向かいます。私たちはエルトゥールル号の恩を一度も忘れたことはありません。」


と言い、やってきたトルコ航空の飛行機で215人の日本人が日本に帰ることができたという。



なんてこった。
助けてあげたことだけしか知らないで親日国トルコ!とか言ってたなんて間抜けもいいとこだよ。


トルコ人が、俺たちは兄弟なんだよ、と言っていた本当の意味がようやくわかったよ。


でも彼らがもし日本にきた時に、日本人はどんな顔をするだろう。

俺が彼らに受けているようなおもてなしを日本人はするだろうか。

それどころかアラブ系の顔をしている彼らをテロリストと一緒に見て避ける人が大半なんじゃないだろうか。


「フミ、俺は日本を愛している。日本に行きたい。もし俺が日本に行ったら日本の人は俺のことをどう思うだろう。」



もちろん親日国トルコの人として心からのおもてなしをするさ!!


とは言えなかった。
きっと悲しい思いをたくさんすることだろう。

アメリカ人にでさえ帰れ帰れって入店拒否するお店があるのに、それが中東のイスラム教徒だったらどんなことになるのか、想像しただけで悲しい。



「日本人は最初に壁をつくるんだよ。そして時間とともに壁が壊れていき、もし全部壊れたら日本人はみんな全力で君を守ってくれるよ。エルトゥールル号みたいにね。」


「ありがとうフミ。それが聞けて嬉しいよ。だってトルコもそうだからね!!ミソスープノミタイデス!!!」





なんて愛に溢れた人々なんだろう。

例えば俺が裸の100万円を持って寝てたとする。
そこに通りかかった時、彼らは何をするか。
俺に毛布をかけるだろう。





よし、明日はみんなに日本食を作ろう。


日本を感じられる料理…………







決めた!!



答えは次の更新のタイトルで(^-^)/



ヒント……焼きそばはもう作らない(´Д` )

photo:10








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肉じゃがだよねえええええええ!!!!

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1月7日 月曜日
【トルコ】 コンヤ







ゆうべ朝まで語っていたせいで起きたのはお昼。


超絶男前のジャネルと一緒にJBカフェに出勤して、朝ごはん。
photo:01




ジャネル男前すぎ!!



日本の彼女にスカイプしたらちょうど友達と焼肉してるところで、画面にジャネルをうつしたら友達と一緒にいやああああ!!!!ハンサムーーー!!!と大騒ぎ。

照れながらジャネルがカタコトでアリガトウというのがツボにはまるらしく、さらに興奮して宮崎連れてこいいいい!!!と言うのでムカつくから切りました。



いやー、宮崎の街をジャネル連れて歩いたらスーパーモテるだろうなぁ。

しかも性格もめちゃくちゃ良い奴ってんだから非のうちようがない。





そして大の親日家であるバイランは、心から日本を愛するヒューマニスト。


デニス、イーサン、マグ、カン、マフメット、トゥリア、カート、


この2日間で20人以上の友達がFacebookで出来た。


マジごめんだけど、名前全然覚えられねぇ(´Д` )


これだけたくさんの人たちと知り合ったら、中には気の合わない奴とか俺を面白く思わない奴とかがいてもいいもんだけど、驚くことに全員が全員マジで良い奴ら。
みんなフレンドリー。

心の中で思ってるかもしれないけど一切顔に出さない。

みんな、ハイ、ブローと言ってくれる。
photo:02



photo:03










そんな愛すべきトルコの兄弟たちに今夜は日本食を作ってあげたい。



今までの戦績としては、


★フィンランド……焼きそば。惨敗。

★スロベニア……チキンライス。辛勝。
しかしネドルコというドーピングを使用した疑惑付き。


三度目の正直なるか。



「大丈夫大丈夫!!トルコ人は何でも食べるんだぜ!!」


なんて良い奴らなんだよ!!!








夜まで街を散歩した。
路上を歩いていたら色んな人が声をかけてくれる。

何言ってるかはわからないけど、今日は歌わないのかい?みたいなことを言っている。


いつもの若者たちに出会い、彼らとカフェに行き、そこでも歌わせてもらった。
photo:04



photo:05





みんなみんな笑顔。
なんて街だよ。コンヤ。
ていうかこれがトルコ人の素顔なんだよな。
そう思いたい。
photo:06











JBカフェに戻り、スーパーに食材を買いに行きたいと言うと、俺のこと気に入ってくれてる女の子が連れて行ってあげる!!と俺を連れ出した。





スーパーに到着。

えー、肉じゃがだからな。

何がいるのか。


牛肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、

こんなもんか。

あとお米、油、そして欠かせないのがソヤソース!!
醤油!!!!


残念ながらみりんもお酒も手に入らないけど、まぁなんとかなるだろう。


あ、ていうか大事なことわすれてた。




俺料理ヘタなんだ。




怖えええ!!!!


またクソを食わせることになったら恩を仇で返してしまう!!

しかも半年以上、日本食に接してないので味もよくわからんなってるはず(´Д` )


あんな良い奴らにクソを食わせて、日本人はこんなクソを食べてるのかと思われてしまったらエルトゥールル号の乗組員を助けた和歌山県の人々に申し訳なさすぎる!!


お母さんの味を思い出すんだ!!!
photo:07










スーパーを出て帰り道。
暗くなった街を歩く2人。

彼女は英語が喋れない。
なのでコミュニケーションがとれないんだけど、身振り手振りで会話した。

小さくて可愛いカート。

JBカフェが近くなったとき、カートが写真を撮ろうよと言った。
2人、肩を組んで写真を撮った。

ほんの少しドキドキした。
photo:08









JBカフェはタトゥーもやっており、ボスが描いている。

そのボスが俺に手紙を描いてくれた。
さすがタトゥー職人。
上手い!!

ありがとうボス。
こんなに素晴らしいプレゼントなかなかないよ。
日本に帰ってからもずっとずっと一生大切にしたい。
photo:09















閉店の片付けの手伝いをし、アパートに行き、さぁー、ここからが俺の出番だ。




日本人のソウルフード!!!


肉じゃがを作るぞ!!!!





まずはお米の炊飯。
もちろん炊飯器などないので鍋で炊くんだけど、俺鍋で炊いたことない(´Д` )


水加減がまったくわからない(´Д` )



適当にお米の高さから少し出るくらいの水を入れて強火で加熱。


はじめなんとか、なかなんとかって言うよね!!


ああああああ、大事な部分がわからなぃいいい(´Д` )(´Д` )(´Д` )


電気コンロなので吹きこぼれもしないので適当に膨らむまで待って、いい感じになってからかき混ぜて水分を飛ばしてあとは蒸す。

多分これでいいはず!!!





そして肉じゃが。


調理酒の代わりにワインが使えるってのは知ってるけど、残念ながらジャネルの家にはワインがなかったので、醤油と砂糖のみ。

キチンとアク取りとかやったよ。
photo:10







みんな、
まだ~!?フミまだ~!?
とお腹を空かせている。
photo:12




え!!料理に砂糖使うの!?
と驚いてるみんな。トルコではご飯には砂糖を使わないらしい。



クソを食わせるわけにはいかない!!











そして完成がこれ!!!!
photo:11



いい感じやない?!??


みんなで合掌してから、いただきます!!!
photo:13
























うおおおおおお!!!!!!!

うめぇ!!!

これうめええええええええ!!!!!!!!

みりんもお酒もなしでこの味はすげぇ!!!!
ちゃんと肉じゃが!!!!


そしてお米の炊き加減もバッチリ!!


食べた瞬間、マジで日本がぶわーー!!っと浮かんだ。

ああ、やっぱり醤油と砂糖だよなぁ。



気になるみんなの反応は…………
















おかわり!!


俺もおかわり!!!
photo:14



photo:15



photo:16







やったーーーー!!!!!

三度目の正直、見事大勝利!!!!




「初めての日本食がこれで本当に嬉しいよ!!」


「フミは本当の兄弟だよ。」



食材とビール代で50トルコリラ、2100円くらい使っちゃったけど、彼らの心からのおもてなしに応えるためだったらこんなの少しも惜しくない。


喜んでもらえてよかった!!!










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