ベルリンは落書きとビール

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9月15日 土曜日


ここは橋の下。
目を覚ますと、目の前でアラブ系の兄さんが釣りをしていた。

しばらく下半身を寝袋に突っ込んだまま日記を書いていたら、兄さんの釣竿が曲がった。
大きなバスを釣り上げた。

兄さん、こっちを振り返りウインク。




ドイツっていったらベンツがあってビールばっかり飲んでてウインナー食べててハイルヒトラーでマイケルシェンカーというイメージ。
他なにがあんだろ?


でも聞いたら、あー!!あれね!っていうのがたくさんあるはず。
それだけメジャーな国!!
有名な国はドイツが初めてだな。

かろうじて雨の降ってない空の下、今日も勘で歩き始めた。



ゆうべだいぶ彷徨ったから、もはやここがどこかも一切わからない。
文字のわからない大阪で梅田駅に着いて十三に迷い込んで難波を目指すような感じ。



人や車の流れを観察しながらこっちかな?と歩を進めた。



photo:01


街から少し外れたこの辺りは、団地地区のようなんだけど、人が住んでるアパートの横に廃墟のアパートがあったりして、落書きも多く、廃れた雰囲気が漂っている。
こんな大都会で、セントラルステーションから歩いて行ける距離にこんな廃墟がたくさんあることが信じられない。
政府はなにしてるんだろう。
これから出会うドイツ人に投げかけるいい質問が出来た。




しばらくすると、なんとなく街っぽくなってきた。
カフェや綺麗なショップが並ぶ都会的な雰囲気。
たぶんここがメインストリートなんだろうな。






さっきからずっとケータイをWi-Fi検索状態にしているんだけど、まったく鍵なしが引っかからない。
チクショー。

てかほんとに街のいたるところに廃墟があったり、空きビルがあったりして、そこまで活発なようには見えない。
バリケードで囲まれた空き地や、そこらじゅうで行われている再開発工事。

日本や北欧がインフラ整備が行き届きすぎてるのかな。
photo:03






メインストリートのちょうど真ん中あたりに人だかりが出来ていた。
なんだろなー、と近づいて行くと、中心に汚いコンクリートの壁があった。
photo:04


これか!!
これがベルリンの壁か!!
東西冷戦の象徴!!

つーか、こんな街のど真ん中で分断されてたのか。
パネルが展示してあって、第二次世界大戦によって破壊され尽くしたベルリンの写真や、壁を挟んで警官が睨み合ってる写真がある。


年のドイツ統一で壊されたこのベルリンの壁は、もうすべて残っておらず、こうしたモニュメントとして街のところどころに置かれているようだ。


メインストリートのある旧東ドイツ地区から旧西ドイツ地区に入るところに、検問所みたいなのがあって軍人の格好した人が立っている。
「visa stamp」
って書いてる。観光客相手のアトラクションか。
軍人さんたちの手にはアメリカの国旗。

かつて東ドイツはロシアの領地で、西ドイツはアメリカとイギリスとフランスが分割して占領していたようだ。
このあたりはアメリカが占領していたエリアなんだな。

俺歴史知らなさすぎ(´Д` )
photo:05







そのゲートのところからほんの数分歩くと、急に街が寂れてくる。
空き家と落書きが目立つ、見るからに貧そうな地域。


その中心にクロイツベルクっていう円状の遺跡跡みたいなのがあった。
しかしそこはただの汚い空き地みたいな雰囲気で、周りをぐるりと囲んでいるアパートが異様な怪しさを醸し出している。

気持ち悪いな。
てかベルリンって少し歩いたらどこもこんな感じだな。歴史の爪痕もあるのかな。





いい加減腹が減ったので、テキトーにピザ屋さんに入った。



これいくらだと思う?
photo:06





2.9ユーロ。300円。



やっし!!


やっしぃ!!


日本なら1500円はするぞ?

もちろんそんなに美味しくはないよ。まぁ吉野家みたいな感じなのかな。


さすが物価安いってみんなが言ってただけのことはあるなぁ。



ちょいと他の物の値段も調べにスーパーマーケットの「RAWE」に入ってみた。




信じられない………





ビールが安いとは聞いていたが…………





500mlのビールが………








(´Д` )(´Д` )(´Д` )(´Д` )(´Д` )(´Д` )(´Д` )






(´Д` )(´Д` )






30円。



アル中確定ですよね。




25セントとかだよ?
ちょっといいやつで55セントとか。
1ユーロいかない。


ドイツ人ビール飲み過ぎ(´Д` )(´Д` )(´Д` )




他にも1.5リットルの水が40円とか、大きなパンが80円とか。

激安だね。


その国の金銭感覚のいい指標になるのがランチの値段なんだけど、ドイツではだいたい4~5ユーロってとこだな。
それ考えるとビールが安すぎる(´Д` )

タバコは4ユーロとか。これは普通だな。





ベルリン観光はメインストリートのウンターデンリンデン通り、フリードリヒ通り、観光客だらけのムゼーウムス島から赤の市庁舎を回るってそんなもんで勘弁してください。
photo:07



歩きで回れる範囲なんてたかが知れてる。
photo:08






50円のビールを買って、アレクサンダープラッツ駅前の公園で飲んだくれる。
古そうな教会の後ろにそびえたつ通天閣みたいな塔。

ちょうどイベントが行われていて、たくさんの屋台が並んでいい匂いを漂わせている。



野外ステージでは聖歌隊のファンキーな歌。

ステージ前に行き、地べたにあぐらをかいてビールをあおる。
気持ちいい。


「ちょっとゴメンね、端に寄ってください。」


とドイツ語で言われる。
まったくわからんけど、それくらいはなんとなくわかる。

後ろから数人の神父さんが歩いてきた。牧師さんなのかな?
プロテスタントとかカトリックとかギリシャ正教とかよくわからないけど、かなり本格的な雰囲気が会場に漂う。

神父さんのお話に聞きいる人々。
photo:09



ステージではドイツ語に手話をつける女の人。
手話は世界共通なんだろな。

ふと、当たり前に耳が聞こえることを幸福に思った。



公園に讃美歌が響き渡った。





それにしてもWi-Fiがつかまらない!!
一日中探してるのにまったく手応えなし。
あー、ネットで調べられたらベルリンの名所とかもっとわかるのになぁ。
地図も情報もなんもなしはちょっときつい。



まぁ、それでもある程度は回ったしな。
夜の8時。
このままどっか移動してもいいんだけど、来たからには歌わないとな。

街のそこらじゅうにある地下鉄へ降りる階段をくだり、テキトーに通路で歌った。

やっぱりスキンヘッドの兄ちゃんが歩いてくると、どうしてもドキドキしてしまう。
ドイツ人といえば、ゲルマン民族至上主義で、ネオナチといえば外国人排斥主義者たち。

そんな怖いイメージがある。
ボコられないかな。



ビビりながらも1時間ほどで6ユーロになった。
悪くはない。
1日やったらそこそこ稼げそうだ。


それにしても、みんなドイツ語で話しかけてくるんだよな。
わかんねーよ。
看板の文字とかも、北欧の言葉はなんとなく英語に似てる部分があったから予測ができたけど、ドイツ語ってまったく予測もできない。


さすがは大国。
他の国に染まってないんだな。




今日は土曜。
飲み屋通りはすごい賑わい。たくさんのレストランやバーが並び、オープンテラスで笑う人たち。

その横を通り過ぎる俺。
photo:10






今夜も昨日と同じ橋の下に潜り込んだ。




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ミュンヘンへ

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9月16日 日曜日



photo:04


目を覚ますと、やはり昨日と同じ兄ちゃんが目の前で釣りをしていた?
ていうか夜中も竿を振る音が聞こえていた。
よっぽど好きなんだな。



ドイツ国内には33もの世界遺産かがある。
もちろん全部は回れないし、どれが有名なものかも全然知らない。

きっとこのベルリン近郊にもいくつかあるんだろうな。
でももう細かいことは気にしない!!
デンマークからここまで一気に進んだ勢いで、ドバッと先に行ってしまおう。



ここから先、無数の小さな国が入り乱れる地域が続く。
あっちに行けばどこどこの国境、こっちに行けばすぐそこが国境ってな具合なので、どういうルートで進むかなんてほんとに風まかせだ。

ベルリンからも東に60kmほど進めばポーランドとの国境だ。



そんなヨーロッパでの次の目的地はミュンヘン。

ミュンヘンがどんな街かなんて一切知らないが、どうしてそんなとこを選んだのかと言うと、ある人と落ち合う約束をしているからだ。

友人の友人、なんだけど、野菜パティシエとかやってる紳士らしい。
植松さんてかた。


あ、そうそう、実際に会ったことないんだよね(^-^)/

Facebookからつながったからね。


ネットは偉大だ。


研修か視察か仕事か、そんな関係でヨーロッパの都市を巡る予定らしく、ミュンヘンあたりならもしかしたら行けるかもいれませんと連絡しておいたのだ。


ちょっと大きな移動になるけど、前述したようにこの密集した国々の中から都市を選ぶ理由なんて、ほんの小さなきっかけで充分。


お会いしましたらビールご馳走しますので、っておっしゃってたんだよな。
スーパー楽しみ!!



これで会えなかったらゲロウケるけどね(´Д` )ハハハ




てなわけでさっさと進もうと、ベルリン中央駅へ。
えー、トイレが1ユーロ。

まぁ、わかってますよ。
いつもなら我慢して電車の中でするところだけど、膀胱で津波が起きているので仕方なく1ユーロ払って中へ。


さすが中央駅なので次から次に人が入ってくる。
トイレの収入だけですごい金額だな。



そんな人が入り乱れる中で堂々と歯を磨く。
金払ったもんね、と石鹸で顔を洗う。
なんだこいつは?みたいな目で見ている人たち。
だって金払ったもんと髪をジャバジャバ濡らしているとさすがに係員に止められた。
濡らし損じゃねえか!!




チケット売り場でミュンヘンまでの料金を調べてみた。
1番安いやつでお願いしますと言うと、無愛想にタイムスケジュールを見せてきた。

値段は、42ユーロ。

なかなか安いが3回も乗り換えないといけないみたいだ。
マジかーと思っていると、

「This is cheepest.」

と口をへの字に曲げてムカつく顔をするババア。
てめー日本人なめてんのか?
もうベンツ乗らねえ。


いいよいいよ、わかったよとこのチケットを購入。
えー、何時発かなー、ってあと5分しかねぇじゃねーか。


余韻にひたる暇もない(´Д` )




急いで1番下のホームに降り、いくつもある乗り場に混乱しつつも無事電車に乗ることができた。


おいおい、到着夜の9時だよ。
メシ食うなってことですね、町蔵さん。





ベルリンを出発すると、わずか数分でのどかな田園風景に変わった。
photo:01



波打つ丘にパッチワークの作物たちが広がっている。
北海道の美瑛にドイツ人の知り合いがいるんだけと、彼はこの美瑛とドイツはよく似ているんだと言っていた。
22歳のころは、ふーんくらいにしか思ってなかったけど、実際この目で確かめることになるなんてな。


とても美瑛に似た美しい風景の中を電車は走っていく。



小さな町をいくつも通りすぎて行くんだけど、廃墟がとても多い。
ボロボロに崩れた倉庫や、窓の割れたアパート、古めかしい建物。
この荒廃にはきっと戦争との因果関係があるんだろうな。

それもどこかで聞けたらいいな。
photo:03


ケミニッツの駅で乗り換えた時のソーセージ。
これで2ユーロ。




駅員の女の人が話しかけてくるんだけど、普通にドイツ語。
英語でお願いしますって言ってもわかんねーよ、ってドイツ語をしゃべり続けやがる。
テキトーにドイツ語で説明してさっさとどっかに行ってしまう。
わからないほうが悪いんだよバカみたいな感じで。

英語が話せないのは日本人も同じだから仕方ないとしても、態度が横柄なんだよな。
明らかに北欧の人より横柄。

まぁでも日本人も外国人に、あー?わかんねーよ?どっか行きやがれ!ってやってるよな。
外国人お断りの店なんてあるくらいだしな。

異文化交流なんて興味のない人間には、ただめんどくさいだけのことだ。




photo:02


色んな人が乗ってきて、そしてまた降りていく。
ギターを弾いて歌ってるヒッピーたち、ビールを飲んでる紳士、可愛い女の人、穏やかな表情の老人。
もう二度と交わらない人たち。
とても不思議な気持ち。




夜の9時。
ドイツ南部の都市、ミュンヘンに到着した。

大きな駅の中はこの時間でも大混雑。
いくつもの人生の交差点。
ただうろたえるのみの日本人1人。



そうだ、まずはWi-Fiだ。
あさって18日に落ち合う約束の植松さんにメッセージを送らなければいけない。
この街ならフリーが飛んでるかもしれない。




と、思ったけど、やっぱりダメだ。
全部ログインパスワードがいる。

喧騒が頭をかきまぜて、ゆっくりやるべきことを整理することができない。

トイレに行こう。


看板の絵をたよりに向かった先にはやはり有料のトイレ。
1ユーロ。



あー!!
やってらんねぇ!!

よし、お店に入って商品を買えばWi-Fiのパスワード教えてくれるかもしれない。
マクドナルドへ。


文武
「Do you have free Wi-Fi?」


ドイツ人店員
「ベンツベンツソーセージ。」


英語で話しかけてるのにドイツ語で返してくる(´Д` )



するとドイツ人店員がアジア人の店員を呼んだ。
お、こいつ英語できるのかな?


文武
「ここはWi-Fiありますか?」


アジア人店員
「ニーハオサンハオヨンハオ。」







………てめーー!!!!
俺は日本人だコノヤロウ!!!



ダメだ………まったく英語できねぇ。
セントラルステーションのマクドナルドの店員がこの程度の英語できないって、日本よりひどいんじゃないか?


また地図なしで野宿場所探しかよ………
てか植松さんに連絡出来なかったらどうしよう。

ほんと北欧って旅しやすい場所だったなぁ。




今夜もまたあてもなく街に出た。
眠れる場所はどこだろう。
秋が落ち葉をふきだめる。



こんな夜は一匹狼を口ずさんでしまう。
夜風も一緒に歌っておくれ。





ほっつき歩いて ほっつき歩いて

メシを探してほっつき歩いて

ほっつき歩いて 歩き疲れ

寝転んでまた月をかじる

王国の橋の下で

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9月17日 月曜日


いやー!!

ゆうべあれから駅を出てキングバーガーを見つけたんだけど、どうせダメだろうと思いながらWi-Fi検索したら見事ゲット。


キングバーガーありがとうーーーーー!!!!


おかげで久しぶりに彼女とも話せたし、これで植松さんとも連絡がとれる。
キングバーガー日本にも出店してくれ!!
美味しくないけど!!



それから夜中のバー通りを抜け、すぐのところにある橋の下に最高の野宿スペースを発見して、ゆっくり寝たわけだ。



人も通らないし、広くてきれいで、いやきれいじゃないか。
でもとても過ごしやすい橋の下。
おまけにここは河川敷の公園なのですぐ近くに簡易トイレもある。


橋の下レベル 95。

ミュンヘンで野宿するならここでキマリ!!


photo:02


てなわけでグッスリ眠って、10時くらいまで寝ていたな。
普通朝になったら人が散歩とかしだすので足音で起きてしまうんだけど、ここはほんと静かでいい。


寝ぼけつつ寝袋から顔を出すと、すんごいものが見えた。




川の向こうに大っきな教会の塔がそそりたってる。

うおーー!!!
一気に目が覚めた!!
photo:01



ここはドイツーー!!



すぐに荷物をまとめてあの教会を目指す。


ゆうべは夜だったからわかんなかったけど、このあたりは綺麗なカフェが並ぶおだやかな通りだ。
photo:03



そんな中を歩いてやってきたさっきの教会。

入場料いるのかな、と恐る恐るのぞいてみるが、人のいる気配がしない。

静かな教会内。


あー、いいなぁ。

落ち着くわ。

俗世とかけ離れたこの神聖な空間。
とても特別な空間。


しばらく椅子に座って心を落ち着かせていた。


告解室だよなこれ?
photo:04



アルパチーノが兄貴を殺して懺悔した。

実は僕、パンツを口に入れてオナニーしてしまったんです!!って言ったら神父さんなんて言うかな。
神はあなたを許します、かな。



なんとなく人の流れるほうへと歩いていく。
すると賑やかな通りに入った。
たくさんのオープンカフェが並ぶ。

お、この辺がメインストリートなのかな?とキョロキョロしていると、向こうにスウェーデンでよく見た城門らしきものがあるじゃないか。
門の向こうに見えるたくさんの人通り!!

あそこがたぶん旧市街とかになるんだろうな。
photo:05








門をくぐるとオシャレなショップが並ぶショッピングストリートになった。

いいじゃんかミュンヘン!!

歌いやすそうなホコテンの場所も見つけた。

さらにアップルストアーも発見。
Wi-Fi欲しさに店の前はケータイやアイパッドを持った人たちの群れ。

やったぜ!!ベルリンであんなに苦労したのがバカみたいだ。



あー、いい街だなぁ……って顔をあげたら、



すぐそこにめちゃ巨大なお城みたいな建物がドーン!と目に飛び込んできた。
photo:06



これなんだおい。

広場はすごい人ごみ。
すごい有名な建物なんだろうな。
美しいものにあかるアリのように、人々が集まっている。

近くには古い教会、ソーセージやチーズを売ってる賑やかな市場、最先端のファッションストリートなど、この広場を中心に街が動いてるみたいだ。
中世と現代が見事にマッチした街並みだな。


通りには無数のレストランやカフェ、ケバブ屋にアジア料理屋がひしめいており、ご飯には困らない。
みんな昼間からソーセージ食べながらビール飲んでる。

その中から選んだのはビュッフェのお店。
野菜やお肉を色々選んで結構な量をお皿に盛って4.8ユーロ。
美味しい!!
photo:07




いやー、ミュンヘンいいわ。
ベルリンはほんと汚い街だったけど、ここは落書きも少ないし建物も綺麗。
お花がたくさん咲き誇り、とても鮮やかだ。


photo:08


路上には銅像の大道芸人が多いな。ギターの弾き語りも何組かいる。
コジキもかなり多い。
道端にひっくり返って箱を置いている。
ひっくり返りかたがすごいんだよな。ポーズが。うなだれて、脱力して。絶望を体現したらこういうポーズになるだろうなってポーズ。見事。



俺もそんな中で路上開始。
なかなか反応がいい。
順調に稼いでいく中で、1人のギターを持った兄さんが話しかけてきた。
ドイツ人のジバン。彼も旅をしながら歌っているらしい。
てなわけで一緒にやることに。

レゲエを主にプレイするジバン。
渋い声がちょーイカす。羨ましい。
アイショットシェリフやジャミンとかの有名な曲をやりつつ、そのままジャムに流れていき、お互いにアドリブで歌う。
英語、ドイツ語、日本語が入り混じる軽快なジャムに人たがりが出来ていく。
リズムをとってる人々。
楽しい。やっぱり2人での路上は頼もしいしやることの幅が広がる。楽できるしね。
photo:09



photo:10


ドイツの女の子みんなめちゃ可愛い。
美人の国だ。



ジバンとの楽しいセッションは19時まで続いた。




43ユーロの稼ぎの中から13ユーロをジバンに渡し、明日また会おうと約束して、俺はバーガーキングへ。
やっとゆっくりドイツのことを調べられる。


えーっと、まずドイツは4つのパーツに分けられるんだね。

ベルリンのある東地域。
ハンブルグのある北地域。
ケルンやフランクフルトがある西地域。
そしてミュンヘンのある南地域。


ミュンヘンはドイツ、ハンブルグ、についで3番目の大きの街。
人口は130万人てとこ。
この美しい街並みと歴史ある建物の多さから国内でもっとも人気があるみたい。


ミュンヘンがあるこのドイツ南東部地域は、かつてはバイエルン王国という独立した国だったみたい。
ミュンヘンが首都のね。だからこんなに王宮や教会が多いんだな。
1100年代から続いたこの国は第一次世界大戦の混乱の中で消滅。
今ではドイツに吸収されて、バイエルン州という扱いになっている。




あと昔から非常に文化の花咲く都市だったようで、素晴らしい博物館・美術館がたくさんある。
ライト兄弟の飛行機やら、Uボートやら、モネやら、アホの俺でも知ってるような超有名なものが展示されてるみたい。

悩むなー。
どれか行こうかな。





そしてここから先、どのルートで進むかもある程度決まった。
南部地方にはアルプス山脈を背にしたのどかな田舎が広がり、その中には凄まじく美しいお城や壮麗な教会があるらしい。
そこを目指そう。



明日は植松さんとの初対面。
楽しみだ!!!



ビールとウインナーにありつく

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9月18日 火曜日


いやー、この橋の下、バッチグーだぜ。
今日もゆっくり眠って行動開始。



昨日調べたんだけど、メインストリートにある中央広場の一角に、一際高い塔を持つ教会があるんだけど、1.5ユーロで登ることができるみたいだ。

てなわけでやってきた中央広場。ここはマリエン広場という名前らしく、このでっかい建物は新市庁舎だったんだな。
快晴の日差しが照らす中、今日もたくさんの人々が行き交っている。
photo:01




高い塔を持つ教会は広場のすぐ目の前。すぐに見つけることができ、まずは中に入ってみた。



めちゃんこすげぇ!!
photo:02



今まで行った教会の中で1番の壮麗さ。

金色に輝く像が並び、壁や天井には美しい絵が描かれている。

まさに豪華絢爛。



こういうのだよねー、テレビでよくやってるナニナニ紀行、みたいなやつ。



それから一度外に出て、裏に回ると塔への階段があった。
1.5ユーロ。
安い。

この塔を階段で登るんだよな………

荷物を預かってもらえませんか……………って切符売り場のオッサンめちゃ無愛想なので、仕方なくバッグもギターも持ったまま階段を登りはじめた。


クソ狭い。
photo:03



クソ狭くてクソ急なので寝起きからかなりの苦行。

しかも階段はこれしかないので上からも人が降りてくる。

下からも登ってくる。


バッグがでかすぎてすれ違うこともできないので大渋滞ができてしまう。


切符売り場のオッサン、こうなるのわかってんならなんか言ってくれればいいのに。



たくさんの人たちが、笑顔で大変そうだね!と言ってくれ、バッグやギターを持ってくれ、頭の上を渡してくれる。

ひと時の微笑ましい共同作業。



汗だくでなんとか頂上までたどりつくと、素晴らしい景色が待っていた。
photo:04



マリエン広場と新市庁舎、有名なオッパイ教会、旧市街の密集した街並みと、はるかに広がるミュンヘンの街並み。

何百年も昔にミュンヘンが街として機能し始めたころに、街を囲む城壁が築かれた。
かつては城壁の外は何もなく、この旧市街だけの街だったんだろうな。
それがどんどん城壁の外にも建物が増え、役割を終えた城壁は崩されたんだろう。
こうして上から眺めると、歴史とともに街が拡張していった様子を想像することができる。




さて、落ち合う約束をしていた植松さんはすでにこのミュンヘンに入っている。
ゆうべFacebookでやり取りをして、18時に指定されたホテルで会うことになった。


それまで路上だ。

今日もたくさんの人に聴いてもらい50ユーロになった。
photo:05


夏の間をよくドイツで過ごされるというレイコさん。ビアホール行こうかって誘ってくれた。
植松さんとの約束がなければ行ってたのになー。
日本でお会いしましょう!!!



この大きなスポーツセンターの前のスペースは、あるアコーディオンのおじさんの定位置なんだよな。
昨日も夕方にやってきてそろそろ交代しないかい?と言われてバトンタッチしたんだけど、今日ももちろんやってきた。
ルーマニア人のコジキアコーディオンではなく、本格的に上手いちゃんとしたパフォーマーだ。


調子はどうだい?と笑顔のおじさん。
もちろん商売ガタキなんだけど、きちんと気を配って譲り合ってやっていればモメることはない。



そんなおじさんから面白いお話を聞いた。

実は、驚くことにここミュンヘンでは路上パフォーマンスをするには免許が必要で、ツーリストインフォメーションに10ユーロを払って許可証を手に入れなければいけないらしい。


しかもしかも、パフォーマンスのオーディションがあるってんだからビックリ。

昼の部と夜の部があり、夕方の5時で交代しなければいけないとも言っていた。


えー、そんなんあるんだなぁ。

まぁこんだけの街だもんな。
ものすごい数の路上パフォーマーが世界中から集るだろうし、何よりルーマニア人のコジキたちがいい加減な演奏をしたりするのを防ぐ意味合いもあるんだろう。


「まぁ俺も払ってないけどね。」


ニヤリと笑うアコーディオンのおじさん。
毎日10ユーロなんて払ってらんねーよな。多分ほとんどの人が払ってないだろう。

photo:06


つーか、これのタネを知りたくてしょうがない(´Д` )!!






路上を終え、6時前に約束していたホテルについた。


植松さん、どんなかたなんだろう。
気難しい人だったりしたら嫌だなぁ。

ちょいとドキドキしながらフロントの前のソファーに座っていたら、日本人の声がホテルの中に入ってきた。



「あ!金丸さん!どうも植松です。いやー、急がしてしもうたみたいですみませんでした。」


すっごい優しい笑顔のおじさんだ!
一気に心配がほぐれた。

ご一緒に来られていたのは、植松さんのお店でパンのシェフをされているオオクマさん。

そして現地に住んでらっしゃる日本人女性のカナコさん。

このカナコさんもミュンヘンでお店を経営しているケーキ職人さんだ。


「ほな、ビール行きましょか。」


こてこての関西弁になごみつつ、ミュンヘンを知り尽くしたカナコさんの案内で、旧市街の教会の前にある古いレストランにやってきた。

photo:07


石造りの歴史がありそうなお店ではたくさんの人たちがビールをあおっており、民族衣装を着たウエイトレスさんが忙しく動き回っている。
ミュンヘンでも屈指の人気店で、カナコさんいわく、このお店は地下の貯蔵庫の樽から直接ビールをつぐので味わいや鮮度が最高なんだそう。
そしてグラスも良いんだそう。
ドイツではみなビールへのこだわりが半端じゃないんだな。

逸話としてはヒトラーがここでよく演説を行っていたというから驚きだ。



ていうか、こんなとこ来ていいのか俺?



路上をしている間に、ドイツの美味しいビールは何?というアンケートをとっていたんだけど、ミュンヘンでの1番人気は、アウグスティーナというメーカーのヘレスというビールみたい。

2番目がバイツェン。
このバイツェンの白ビールが美味しいという話。


カナコさん
「あ、ここアウグスティーナのお店ですよ。もちろん白ビールもありますから。」


どうやらドイツでは醸造所がレストランを直営する形が多いらしく、このお店もそうみたいだ。



テーブルの上にはパンの入ったカゴが置かれているんだけど、なんかこのパンの形、見たことあるなと思っていたら、そうだ、北欧とかでもそうだったけど、パン屋さんの軒先にたいがいこの形の看板がぶら下げてあった。
photo:08



パン屋さんのマークみたいなもんかなと思ってた。
このパンの名前はプレッツェル。
こんなことも知らんかったんやな。

岩塩の粒がついた塩っぱい味。



そしてついに!!


ついに!!本場のドイツビールで乾杯!!

アウグスティーナのヘレス!!
photo:09



うますぎる!!


そして運ばれてくるのはもちろんソーセージ。

このお店の名物、ソーセージの炭火焼。

激ウマなんですけど(´Д` )(´Д` )(´Д` )

炭の香りがたまらない(´Д` )(´Д` )(´Д` )
photo:10



発酵させて酸っぱくした味のキャベツがとてもメジャーな料理らしいんだけど名前は覚えてません!!

チーズ入りソーセージ、ジャガイモ、これぞドイツという料理のオンパレード。



あー、うますぎるよー(´Д` )(´Д` )(´Д` )


うまうまうまうまうまうまうますぎるよー(´Д` )(´Д` )(´Д` )(´Д` )





食事をしながら色んなお話に花が咲く。
植松さんは実は大阪で7店舗ものケーキ店を経営し、150人の従業員さんを抱える社長さんで、ヨーロッパによく勉強のために訪れているというすっごい人だった。

さらに日本の食の貧相さを嘆き、数年前から自社の畑を持ち、無農薬の野菜を作ってお店で使っているんだそう。


植松さん
「アトピーも喘息も、色んな体の疾患って食に由来するところが大きいんですよ。今の日本の食材は本当にヒドイから、せめてうちのお客さんにはちゃんとしたものを食べてもらいたんです。」


会社の成長ばかりを追求するのではなく、社会への貢献という大きな志を持ってる社長さんだ。


若いころに御堂筋を逆走して暴れまわっていたというオオクマさんは、今ではパンのスペシャリスト。
今日早速、原麦を挽く機械を買ったらしく、これでより美味しいパンが作れると自信満々だ。


小さくて可愛らしいカナコさんの案内も、本職のガイドさんですか?ってくらい詳しく、知的で、わかりやすい。


植松さん
「音楽もそうやと思うねんけど、自分の目指すものを追求し続けて研ぎ澄まして研ぎ澄ましていくと、人の理解できない世界に入っていくから、おのずと受け入れられにくくなっていくもんやねん。俺がそれやってもうたらアカンねん。やっぱりお客さんに喜んでもらうのが1番嬉しいしね。」


経営者として、人生の先輩として、とても深いお話を聞かせていただいた。

でもすでに白ビールが入って酔っ払いになってたのであんまり覚えてない(´Д` )(´Д` )(´Д` )



植松さんすみません(´Д` )(´Д` )




ひとしきり飲んで気持ちよく夜のミュンヘン散歩。

マリエン広場の裏手に地元の人たちの飲み屋街があって、たくさんの酔っ払いがあふれている。見たいなと思ってた有名な巨大ビアホールも案内してもらって、カナコさんに感謝。



いい気分でホテルに戻り、植松さんたちと別れた。
部屋とっておきましたから、なんて過剰な気遣いをしないところがとても心地よい。

ご馳走様でした!!!!





カナコさん
「金丸さん、コーヒー付き合いませんか?」

嬉しいお誘い。ゲイ通りの中にあるバーでさらにワインをご馳走になった。
オーストリアの赤ワインに、ミュンヘンのネオンが揺れる。


こんないいもの食べたの世界一周に出て初めてじゃねぇのかな。
その国の代表的な料理は必ず食べたいんだけど、やっぱり高かったりするからね。

ドイツはもうこれで胸張って満喫したって言えるな。

植松さんに感謝してもしきれない。







暗い路地裏からバイオリンの音色が聴こえる。

石畳に染み渡るように。



リアルハングオーバーinミュンヘン

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9月19日 水曜日


若干の二日酔い。
二日酔いなんて久しぶりだな。

むくんだ目をなんとか開いて寝袋を開けると、橋の外は雨が降っていた。


植松さんたちが路上を見たいとおっしゃってたので、今日は歌いたいところだったのにな。
俺に出来ることなんてそれくらいしかないし。




ここにずっといても仕方ないので、とりあえず街に移動。
二日酔いで何を食べようかなと思っていたら、ちょうど中華料理店を発見。

お、なんかわかんないけどラーメンみたいなやつがある。
5.5ユーロで適当に美味しそうな麺を頼んだ。


まずい(´Д` )
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なんかハーブの臭いがいっぱいする。

でもスープまで飲み干した。




バーガーキングの2階で日記を書く。
あー、雨降ってるけど植松さんたちのためにも路上やらなきゃな。
今頃、ケーキ屋さん巡りをしているはずだ。





「あ、いたいた。金丸さん!今日一緒に回らへん?」


う、う、植松さん?


なぜここに?



雨が降ったら多分バーガーキングにいると思いますって昨日言っていたんだけど、バーガーキングなんて市内にはいくつもある。

なぜにここがわかったんですか!!

しかも2階なのに!!

奇跡!!



ビックリしながらもそれから植松さんたちとご一緒させてもらった。



揚げパンの美味しい喫茶店。
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ダルマイヤーっていう高級食材店。
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高級デパ地下の食品売り場。
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俺1人じゃ絶対行かないようなきらびやかなお店をたくさん回った。

もちろん植松さんとオオクマさんにとっては、これはお仕事。
海外の食品事情の研究。
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それにしてもドイツ人の女の子って可愛い。
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いったんホテルに戻り、植松さんたちが部屋で準備をしている間、カナコさんに面白いお話をたくさん聞かせてもらった。



ドイツではトイレの前に必ず人がいる。
デパートでも、ホテルでも、レストランでも。
そしてテーブルの上に皿が置いてあり、そこに小銭が入れてある。
こういうの。
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あれなんだろ?
お金を回収する人なのかな?
と思って最初は言われるままに50セントを入れていた。
しかしこれがとても不思議なシステム。
あの人たちはお店の従業員ではなく、清掃局から派遣されて来ている清掃員なのだ!!
そしてあのお皿の小銭はあの人たちへのチップ。彼ら彼女らのフトコロに入るわけだ。

もちろん給料はちゃんと別でもらっている。
しかし、綺麗に気持ちよくトイレを使えたらチップを払う、というのがマナーみたい。

なのでハートの強い人はおばちゃんがガン見してきても無視すればいい。
入れたい人は20セント入れればいい。これが相場。
おばちゃんがあからさまに50セントや1ユーロを置いたりしてるけど、あれは見せ金なので気にしなくていい。とのこと。

まぁ機械にお金を入れる有料トイレよりかはマシだな。
たしかに綺麗に保ってくれてるし。



もう1つ聞いた面白いお話。

ドイツの大工さんは、修行で1年間、木の棒に必要最低限のものを詰めた袋をぶら下げて国を放浪して歩くという伝統があるらしい。
ボランティアで農家の納屋なんかを直したりして、人々も快く彼らに食べ物を与えるのだそう。
そのための独特な伝統衣装もあるらしい。
お遍路みたいなものだな。
それが大工さんってうのが素敵な話だ。



晩ご飯に行く前に楽器屋さんへ。
植松さんが弦をプレゼントしてくれるというのだ。
なんてありがたいこと!

今のところ旅に出てからまだ一度も弦を張り替えていない。
ていうか中古屋さんでこのギターを買ってからまだ張り替えてない。

お店に並んでた期間を考えたらどんだけ張りっぱなしかわからない。

この弦よくもつわ。

てことは俺はこのギターの本当の音はまだ知らないわけだ。
この死んだ弦でこれだけ良い音するんだから、張り替えた時が楽しみだ。

弦を2セット買っていただいた。




そしてお楽しみの夕食。
昨日とは別のアウグスティーナのレストランへ。
ここもまた古めかしい石造りの店内で、たくさんの人がビールを楽しんでいる。
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カナコさんとはここでお別れ。
カナコさん、楽しいお話や詳しい案内、ありがとうございました!
ミュンヘンのタンポポってケーキ屋さんにいるからみんな行ってみてね。知的で可愛らしい女性です。
あ、もち既婚ですよ。



さて、ここミュンヘンはビールの本場なだけあって、ビール祭りなるものがあるそう。
1年に一度、3週間に渡って開催される大イベントで、世界中からたくさんの人が訪れ、期間中は街中が泥酔者で溢れかえるという。
英語名はオクトーバーフェス。
なんと、それがこの土曜日から始まるのだ。

たしかに街のいたるところに仮設のステージや客席が組まれているし、ビール祭り用のお土産品がそこらじゅうの店頭を飾っている。


昨日から出会う人出会う人が、ビール祭りは行くんだろう?と声をかけてくるんだけど、植松さんたちは明日ミュンヘンを出る。
すると、なんだって??!!お前たちは一体何を考えているんだ?!と犯罪者のような扱いを受けてしまう。
それほどミュンヘンっ子が誇りにしているお祭りなんだろうな。
俺にとってはナイスタイミングとしかいいようがない。行かない手はない。


てなことで、このレストランでもビール祭りの時に売られる特別なビールが先行で販売されており、それを注文した。
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こいつは美味い!!
味が濃く、芳醇な味わい。
アルコール度数は6%。
ビール祭り中はみんなこの強いビールを1リットルジョッキでがんがんやりまくるらしい。
もうビール一生見たくない………ってくらいの祭りだな(´Д` )(´Д` )


今夜も植松さんとオオクマさんの深い大人のお話を聞かせてもらい、とても良い気分でホテルに戻った。



文武
「あの、10分もらえませんか?」


これだけのことをしてもらって、何もしないわけにはいかない。
俺に出来ることはこれくらい。
ホテルの前のネオン街に歌を響かせた。

すると、もうホント奇跡なんだけど、今までなんともなかった弦が役目を終えたように切れた。

この日を待っていたかのように。

弦を買ったら切れたんだよ!
すごすぎる!!
さっきまで植松さんからそんな話を聞いていたんだよ。
いつか自分の思惑以上の大きな力の存在に動かされているような感覚になる時が来るはずだよ、って。



植松さん
「いやー、面白いね。このタイミングで切れるなんて…………あれ?マメサワさん?」


マメサワさん
「あっれー、うえまっちゃん、なーにやってんの?」


そこに通りかかったオーラのある日本人のおじさん。
なんと植松さんのお知り合い。


なにこの奇跡(´Д` )(´Д` )


ミュンヘンで知り合いと会うって(´Д` )(´Д` )(´Д` )


マメサワさん
「もうさー、いっちゃおうよ。イッチャオ。」


色黒でオシャレでただ者じゃない空気バリバリのこの方は、実はとんでもない大社長らしく、今朝はギリシャのホテルのプールで日光浴してたらしい。


レストランに戻り、マメサワさんのお話でめちゃ盛り上がる。
話がすごすぎるのでどんな内容かはご想像にお任せします。


マメサワさん
「えーっと、カネマルくんだっけ?君はどこに泊まってるの?橋の下?なら大丈夫だね。うえまっちゃん、この彼、人質でもらっちゃうね。」



マメサワさんと飲みに行くことになるという1時間前には想像もつかなかった展開に。



マメサワさん
「あ、俺も君の歌聴きたいなー。」


植松さんたちのホテルに一度戻り、もう一回路上で歌った。
飲みすぎてひどい演奏(´Д` )


マメサワさん
「へー、いいじゃんいいじゃん。」


2曲やったんだけど1曲につき100ユーロ札を入れてくれるマメサワさん。

マジでこの方、どれほどの人なんだろう………
多分日本では俺なんか口もきけない人なんだろうな。


植松さんとオオクマさんとここでお別れ。
思えば初対面の植松さんとミュンヘンで会うなんてこと自体が奇跡の始まりだったんだ。


植松さん
「パリにコダマさんっていう人がおんねんけど、話しとくから訪ねてみるとええよ。アメ村を作った人だから。」


アメ村を作った人?
どんなすごい人たちと知り合いなんですか………
話では、アメ村のあの一帯はかつて何にもない、ただのボロい住宅地みたいな場所だったらしいんだけど、そのコダマさんという方が仲間とサーフショップを作り、西海岸風の街に作り変えて行ったんだそうだ。
だから「アメ村」って言うんだな。




マメサワさん
「さて、イッちゃおうか?」


文武
「だ、だ、大丈夫ですか?ボラれたりしないんですか?」


マメサワさん
「だーいじょうぶだよー。俺がいれば大丈夫。でもおっぱいは触っちゃダメだよ。ちゃんと断る時は断らないとボラれちゃうからね。」



どういうとこがいい?と選ばせてくれたので、俺だけじゃ絶対に行けないテーブルダンスのお店へ。
爆音とチカチカする光の中、女の人に無理矢理おっぱいを触らせられ、ドリンクのお釣りをむしりとられる。
こういうことか………
マメサワさんはさすがに軽くかわしている。大人だ!

もっと普通に踊れるところに行こうということでクラブへ。
そして調子に乗って飲みすぎてしまった。

マメサワさんが地元の兄さんに声をかけ、仲良くなって別のクラブへ。

ここは健全なクラブで、サンダルがドレスコードに引っかかるという人生初の体験をする。
兄さんの家に行きスニーカーを借りて再度突撃………と、もうはちゃめちゃな展開。


完全に映画「ハングオーバー」。


あんまり覚えてないけど、踊り疲れてホテルに戻った。




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