この世の楽園に到着

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2月24日 日曜日
【エジプト】 ヌエバ ~ ダハブ





photo:01


船の中は寝るスペースの奪い合い。
エジプト人のおっさんたちの間になんとか潜り込んで横になれる場所を確保した。




まず船の中では、入国カードを記入する。
photo:02


それをパスポートと一緒にカウンターに提出。
パスポートはエジプトに着いてからイミグレーションに取りに行かないといけないようだ。




入国条件とかまったく調べてないので、何が必要かとか全然知らないけど、まぁなんとかなるだろう。


オッさんたちにグイグイ詰め寄られながらも、頭を押し返し寝転がった。
















目が覚めると、窓の外が明るかった。

ゆっくりと島影が動いている。
photo:03




おお、ここは海峡である紅海の上………


向こう側はサウジアラビア、
こっち側はエジプト。





たいした距離ではないんだけど、エジプトに着岸したのころにはすでに昼だった。


船を降りて、荷物を積んでいるコンテナにバッグを取りに行くと、もうマジで戦争(´Д` )


トラックの隙間を巨大な荷物を背負った人がうごめき、人の荷物を踏みまくりながら突っ込んでいる。


遠慮してたら、永久に荷物を取れない。

俺も人の荷物を踏み越えて中に突進した。
photo:04











岸壁に降り立つと、乾いた風がビュウと吹いた。
photo:05



高い建物がなく、どこまでも続く赤茶色の山並み。
そして真っ青な海。

ここはエジプトだ。
photo:06



photo:07








パスポートはどこで受け取るのか、広い港の中をとにかく歩き回るが、すべての文字がアラビア語で書かれているので、どれがどの建物なのかまったくわからない。
photo:08





人に聞いてもみんな英語が喋れない。



到着した荷物を山のように積んだ台車がものすごい活気で行き交っている。

年季の入った台車。
フォークリフトではない。
photo:09






どこに行っていいかわからずウロウロし続け、やっとこさ見つけた英語の喋れるし警察に場所を教えてもらって、イミグレーションに行き着くことができた。




これ、イミグレーション。
ぜってー、わからねえ。
photo:10



photo:12






入国手順!!



まず表の銀行でエジプトビザを買う。
15ドル。
photo:11



それを持ってイミグレーションに行って、スタンプ捺してもらって終了。



2秒。


前もって用意するものなし。
ただ、ドルで払ったほうが手間がかからない。
アンマンにいた旅人たちが、アフリカ入りの前にドルを調達しておくってのはこういうことね。









photo:13


これまた戦争の荷物検査ゲート。
遠慮してたら永久に通過できないので、体を押し込んでバッグをレールに流す。

するとオッさんが元気玉なみに巨大な荷物を俺のバッグの上にドコーン!!と置いてくる。


割れ物注意。













やっとこさゲートをくぐってついにエジプトに飛び出した。





むわり、と暑い風が髪を巻き上げた。
見渡す限りの険しい山と海。
乾いた茶色の地面。
photo:14





うおぉ………エジプト………

ピラミッドとかスフィンクスとかピラミッドとかああああかあああ!!!!!!!


あああああ想像しただけでロマンがすごいいいいいいいいいい!!!!



轢かれた犬の乾き方がすごいいいいいいいいい(´Д` )
photo:15





とにかく暑い。喉が乾く。
photo:16











勃起レベルに興奮しながら歩いてメイン道路まで出て、そこでヒッチ開始!!





イヤッホーーー!!!!

青い空!!!どこまでも続く一本道!!!
photo:17








気持ちいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!
photo:18










止まってえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!





止まってええええ!!!!





止まってええええ……………







暑い…………
photo:19












暑いよ……エジプト(´Д` )




太陽が暴力的だよ………






みんな止まるけど、お金くれって言うよ………





さっき銀行でビザを買う時に40ユーロ換金したんだけど、レートも物価も何もわからないから、エジプト人たちが要求してくるお金が高いのかどうなのかわかんない。



まぁゲロ高いんだろうけど。





ああ、暑い…………





まず向かいたいのは、ヨルダンで教えてもらったヒッピーコミュニティがあるというキャンプ場。


この紅海沿いのどこかにあるということなのたが、詳しい場所はわからない。



まぁ行けるだろうとタカをくくっていたんだけど、誰に聞いてもみんなその場所を知らなかった。





後から知ったことだけど、俺が名前を間違えて覚えていただけでした。

場所は確認したので、行けたら行こう。










そんなわけで、ヒッピーキャンプ場は場所わからないし、もうダハブに行ってしまおうかな。





ダハブならバスも出てるだろうし…………





恋するダハブっていうらしいよ。


リゾート地で、旅行者が必ず訪れる場所で、なぜかみんな恋に落ちるらしいよ。


まぁセックスをする場所ということですね。
素晴らしいですね。

ついに俺のカッパドキアがペトラをベドウィンするときが近づいてきたようですね。


なんかいきなりダハブ行きましたとか普通すぎて嫌なんだけどね。







すると1台の車が止まった。


「ヘイ!!ダハブかい?よし!!乗りな!!」


「あ、でも僕お金も清潔感もないんです。」


「なにいってるんだい!!ヒッチハイクだろ!?乗りな!!」





おっしゃああああああ!!!!!


イスラエルからの観光客ゲットオオオオオオオ!!!!!





「俺たち今からダハブの町に行く前に、シュノーケルするんだけど、一緒にどうだい?ブルーホールって綺麗なスポットがあるんだよ。」




photo:20


このカップルはイスラエルのテルアビブからの観光客。

ダハブまで車で5時間くらいで行けるので、イスラエルからの観光客が多いんだね。


彼らはユダヤ人!!
ダハブへは何回も遊びに行っている常連で、すべてを知り尽くしている。

一瞬で安心!!


しかもブルーホールって有名なダイビングスポットに今から潜りに行くだと!!!

ラッキーすぎる!!!!!









いくつかの検問ゲートを越えて、走って行くと、綺麗な海が見えてきた。



車は町を背に走り、民家を離れてドンドン奥の入江に入って行く。

ブルーホールというところは、ダハブから10kmほど町外れにある穴場ポイントなんだそう。




しばらくすると、小さな入江に海の家みたいな南国ムードのカフェが並ぶ場所に出た。
photo:21






な、な、な、なんだよ、これ。

海が綺麗すぎる(´Д` )
photo:22






お!!ラクダが歩いている!!
photo:23





なにここ?パラダイス?




「よし、フミ。これをつけて。ウエットスーツがなくてもいいだろ?」


浜育ちですからね。
泳ぎは自信ありますよ。

ゆうべから飯を食ってないけど、溺れることはないだろ。



日本の海の家の2億倍くらいオシャレな建物の中で服を着替え、いざ海へ!!!
photo:24










あ、あれ?

海で泳ぐのゲロ久しぶりいいいいいいいいいい!!!!!!!!!


たしか22歳の時に津軽海峡を泳いで渡ろうとして、函館の海で5分くらいでドザエモンになりかけた時以来。



海ってしょっぱい!!!!!




シュノーケルも沖縄以来。
水の出し方や呼吸の仕方もずいぶん忘れてしまっているけど、なんとか海水を飲みながら泳ぐ。








もう………



あれですね…………






潜った瞬間、お母さんって思いましたね。

いい年して。

こんなに美しいものをお母さんとお父さんに見せたいって、すぐに思いました。


日本であくせく働いて、家と仕事場を往復する毎日で、外国っていったらすぐにテロリストに捕まって殺されると思っている、どこにでもいる普通の日本人であるお父さんとお母さん。


こんなに綺麗なものが世界にはあるんだよ。


広がる色とりどりの珊瑚礁、不思議な形の鮮やかな魚、図鑑でしか見たこともない貝や生き物。


海水を飲みながら夢中になって泳いだ。









photo:25


「ここは、夕方になったらほとんど人が来ないんだよ。」


そう言うダハブマスターのガイ。
彼はダイビングの先生もやっており、このダハブのちょっとした顔。

そんなイカした海男と優しい彼女のリサ、3人で人のいない海辺を歩いた。



対岸に見えるのはサウジアラビア。

山並みの上に浮かぶ月。

あー、こんなところに来られるなんてな。
photo:26













車に戻り、ダハブの中心部へ。
彼らが今夜泊まるコテージホテルに行き、シャワーを浴び、エジプト人たちと紅茶を飲み、ご飯へ。




細い路地を抜け、広い通りに出た。


「イエー、This is Dahab.」


photo:27



そこにはどこまでも続く南国ムードのカフェやレストラン、きらびやかなお土産物屋さんが軒をつらね、賑やかな音楽が溢れていた。

潮騒と暖かい夜風が気持ちよすぎる。
photo:28




なんだこれは…………


こいつが本物のリゾート地ってやつか………





ガイおすすめのキングチキンってお店で24時間ぶりのご飯。
photo:29



この内容で30ポンド。
レートがわかんない!!

うますぎるうううううう!!!!!!
photo:30












photo:31



お腹いっぱいになったところで、この通り沿いにあるセブンヘブンっていう日本人宿にいってみた。


あいつが宣言通り沈没していれば、ここにいるはずなんだけど…………





「あ!!フミさん!!もう来たんですか!!いやー、ダハブ最高ですね!!」



セブンヘブンのオープンレストランにいたのは、

そう、


茨城県民、ショウゴ君。


「いやー、フミさんがブログに書いたから、色んな人から、茨城のだっぺよの人ですよね?って言われるんですよ。どうしてくれるんだっぺよ。」




ガイとリサとはここでお別れ。
何から何までありがとう!!
やっぱりイスラエル人、好きだなぁ。













「ヤバイでしょ、ダハブ。来て4日ですけど、俺まだ何にもしてませんからね。ヤバイっぺ?」



ショウゴ君が4日間まったく何もしないのがヤバイかどうかはわからないけど、とにかくヤバイ(´Д` )




酒屋でビールを購入。
1本8ポンド。

1ポンドが0.1ユーロ。13円くらいか。

ビールが100円!!!!
ヨルダンでは350円もしてたのに!!!!



「飯30ポンドも払ったんですか!!5ポンドで食べられんだがんな?!5ポンドでぇ!!」



タバコも100円とかそんなもんらしい。
しかもショウゴ君が泊まっているセブンヘブンって宿は1泊15ポンド。

200円(´Д` )


もうなんなのダハブ!!!!










ビールを持って海岸沿いを歩いていると、波打ち際にベンチとパラソルが置いてあるスペースがあった。



ちょっ、ベンチにふかふかのクッションが敷いてある(´Д` )(´Д` )(´Д` )




photo:32


快適すぎるベンチに座って乾杯。

暖かい夜風、潮騒、満月が海に揺らめく。

海辺に並ぶレストランの明かりが海にきらめいている。



あれ?なんでこんなに気持ちいいんだろう?





あ、なんだ、ただの天国なんだ。ここ。



天国ううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!


天国すぎるううううううううううううううううう!!!!!!!!!



楽しいいいいいいいいい!!!!
なんか明日とかがヤバイくらい楽しみいいいいいいいいいい!!!!!!!!


明日なにしようかな。
ぼーっとしようかな。
ずっとネットにつないでなかったから、メールやらブログやらたまりまくってるしな。




あ、あれ?ダハブ………





ダハブ最高。





「ああぁぁぁ!!怖い!!なんか楽しすぎて怖いいいい!!」


「もう俺2ヶ月くらいいると思うっぺよおおお!!!!!黄門さまああああああ!!!!」









この旅始まって以来の天国。

初日から天国すぎる。


ショウゴ君が帰ってから、1人で寝袋にくるまる。

潮騒と海と月。

遠くで聞こえるカフェの音楽。
photo:33





アフリカに入るの、やっぱりちょっと怖かったけどさ、



エジプト、最高だよ。







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ダハブなめてた

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2月25日 月曜日
【エジプト】 ダハブ







photo:01


目を覚ますと、そこは海の目の前。

パラソルがちょうど日差しをカバーしていて、気持ちよすぎる。


なんて贅沢な野宿なんだ………
photo:02










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穏やかなカフェ通りを歩き、フレンズというカフェに入る。

ゆうべショウゴ君に教えてもらったんだけど、ここが安くて店員がフレンドリーで、オススメなんだそう。






南国ムード漂う店内。ヤシの葉が風に揺れる。

photo:06





海に飛び出した窓際に座り、コーヒーを飲む。


猫が膝に乗ってきた。
photo:09




スタッフもフレンドリー。
photo:11






ソファーに足をのばし、クッションを背中に入れる。



暖かい風。
優しい波。
静かな音楽。



photo:10








あ、なんだ、ここただの天国なんだ。







天国ううううううううう!!!!!!!!!



なめてたぁー、俺ダハブなめてたぁー。


なにこの開放感。
なにこの気持ちよさ。

なにこの自由さ!!!!!





ダハブなめてたあああああああ!!!!!!!!!












「おはよーございまーす。」



やってきたショウゴ君。
すでに今から2ヶ月の沈没宣言をしている彼は、なぜかダハブでジムに通っている。


「体ムキムキにしようかなーと思って。暇だし。」


旅中にジムに通うって斬新だね(´Д` )




ちなみにジムの料金は月150ポンド。
2100円。安い!!!!


アパートも、家具付きで2万円とかであるらしい。




なんて天国なんだ??











時間がゆっくりと流れる。

いや、あっという間に飛び去る。




こんな開放感今までで初めてだ。

今まで気づかなかったけど、旅中は常にルートや金や治安など、いつも気を張っていたんだということがここに来てわかった。

友達や仲間を作り、美しい景色を見て、常に感動の連続の日常でも、やっぱりピリピリしてるんだよ。

出会う人出会う人、こいつは嘘を言ってるか?とか、あいつは俺の後をつけているんじゃないのか?とか。




今初めて、心からリラックスしている。


暖かい風が心まで優しく包んでくれる。



ダハブ、有名な沈没スポットと言うけど、こりゃわかるわ。


いや、沈没しなければいけない町だよ。
物価安いし。



長い旅の中のオアシスのような場所だ。

たまにこういうリラックスできる場所がないとやっていけないな。
photo:12







これエジプトのファストフード、コシャリ。
photo:14



こんな屋台で売ってる。
5ポンド。70円。
photo:15














「あ、そういえばさっき、向こうの方でヤシの葉っぱ持って歩いてる人いたっぺよ。髪の毛の長い人。」



ヤシの葉っぱ?

まさか?





探しにいってみた。


ダハブで日本人が泊まる宿はふたつ。

セブンヘブンとディープブルー。


ディープブルーのほうが安いという話。



ディープブルーの階段を上がると、そこにはあの人がいた。



「おー、フミ君、また会えたねー。」



南国ムードがよく似合うその清々しい笑顔の持ち主は、そう!!カオルさんだ!!
photo:13





「4日ほど向こうで野宿してたんだけど、洗濯物しに今日は泊まることにしたんだよ。」



エルサレムで別れて、こんなにまたすぐに会えるなんて!!!

カオルさんはほとんどインターネットを使わない。
なので連絡の取りようがない。


だから会えたら奇跡。




「いやー、気持ちいいね、ここ。フミ君は働きすぎだからここで思いっきり休まないと。」




photo:16


ディープブルーの屋上で昼間っからビールを飲んだ。
photo:17



日差しが照りつけ、風が吹きすぎる。


最高だ。


ここ、最高。













photo:18



photo:19



それから少し散歩して、ビールを買い、夕闇が迫る浜辺へ。
photo:20



photo:21







月あかりが海に線を引く。



昔、夜空に続く道という曲を作った。
こんな美しい月の線を見て作った曲だった。
photo:22






潮騒、夜風、

なんて気持ちいいんだ。

ダハブが抱きしめてくれる。



「よし、明日は釣りしようよ。」


「いいですねー。直火で焼いて食べましょう。ビール飲みながら。」




明日の予定はそれだけ。

それだけでじゅうぶんだ。
photo:23










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ダハブでライブのオファー

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2月26日 火曜日
【エジプト】 ダハブ






photo:01


波打ち際で目を覚まし、ボーッと水平線を眺める。

遠い遠い、記憶がさざ波とたわむれる。

寄せては引いて、つかむことができない朧げな感情の甘さ。





photo:02


海岸沿いにのびるダハブのメインストリート。

この時期なので人通りは少ない。




でもヨーロッパからの観光客の姿がパラパラと見られるし、こんな天国で路上なんて最高すぎるシチュエーションなので、すぐにでも歌いたいところなんだけど………



連日の歌いすぎで喉が完璧に潰れてしまっている。

いつもなら1日休めばすぐに治るんだけど、今回は長引いてるなぁ。


早く歌いたい。










今日もカフェ、フレンズで海を眺めながらぼんやり。
photo:03




このお店で有名なのが、フルーツジュース。
シェイクとシャーベットがダブルで入ったすごく贅沢なジュースがたったの10ポンド。140円。
photo:04




そしてシーシャが5ポンド。70円。





暖かな風に包まれながら、ソファーに寝転がって水タバコをくゆらせる。





て、天国(´Д` )

マジ天国(´Д` )








ダハブって日本人の間では、セックスするダハブ、って言われてます。

マックラブみたいですね。


あ、マックラブってのはマクドナルドのバイト同士が恋することです。

名前いらねぇ(´Д` )





このダハブ、ダイビングがとても有名なんです。

1本2500円とかで潜れるようです。



さらにダイビング免許の取得も出来るんです。

数日間講習を受けるんですが、その間パートナーと行動を共にするようです。
しかもなぜか異性とパートナーを組まされるらしいんです。


そして恋をするんですね。
だから、コンドーム使ってよダハブ、って言われてます。


あ、恋するダハブ、だった(^-^)/









「今宿に女の子がいないんだっぺよ。だから女の子が来たらダイビングの申し込みをするんだっぺよ。何が恋するダハブだっぺよ。恋する大洗のほうが有名なんだかんな。」


photo:05


ジムを終えたショウゴ君がやってきた。


ブラブラ歩いていた山さんもやってきた。
山さんはセブンヘブンで1ヶ月ほど沈没してる旅人。



「今日は風がなくていいねー。」


「気持ちいいねー。」


「みんな今日の予定は?」


「予定?そんなのあるわけないじゃーん。」


「気持ちいいねー。」





ダハブを知らない人は、旅中にそんな何日もグータラして沈没して、ろくなやつじゃねえな。早く進めよ。


沈没ってやつは旅に対して目的を持たない弱い人間が甘ったれてなってしまうものだろ?





って、そう思うはず。

俺もここにくるまでそう思っていた。





でもダハブの開放感は半端じゃないよ。

まさに麻薬。
こりゃどっぷり浸かってしまったら抜け出すのは容易じゃないだろうな。




あぁ、マンゴージュース美味しい………











「ダハブは釣りダメだよ。ベドウィンしか海のモノを獲ったらダメなんだよ。」





はい、終了。




地元の人にそう言われる。






今日唯一の目的が潰えた俺たちに出来ることといったら、





もうあれしかないです。









そう、










賭けポーカーです。




photo:06


セブンヘブンの横の建物の屋上にサンレストランという日本食レストランがあるようで、そこに連れて行ってもらい、昼間からビール飲みながら賭けポーカー。






ああああ!!!天国だよぉ…………




見よ!!
この幾つもの修羅場をくぐり抜けてきた美しく傷ついた戦う旅人の崇高な姿を!!!







photo:07







椰子の木が風に揺れて、水平線がきらめく。


屋上にはクッションが並べられて、レゲエがゆったりと流れている。
photo:08









ナスと牛肉の丼を注文。
これで20ポンド。280円。
photo:09





まぁ、いくら日本人のおばちゃんがやってるお店でも、しょせんエジプトだからね。

調味料とか足りなくて日本の味は出せないよ。




















photo:10


ハァハァハァハァ





マジゲロうま(´Д` )









「なーに?あんた野宿で旅してるのかい?!よし、ここで寝ていいよ。私もいつもここで寝てるんだ。トイレもシャワーもそこにあるから、下に降りる必要もないから。」







こんな最高すぎる場所で寝ていいんですか!!!???

しかも皿洗いとか掃除とかのボランティアをすれば3食出してくれるともいう。



ていうかこんな屋上に屋根もなくクッションを敷いてるけど、雨とか大丈夫なんですか?と聞いたら、
photo:11





「何言ってんのよ。ここは砂漠よ。雨は年に1回か2回しか降らないわよ。」





毎日快晴(´Д` )




あああ……ダハブ…………



人を虜にする麻薬のような町。













賭けポーカーを終えて、下のレストランに行き、みんなで話していると、1人のアメリカ人のおじさんが話しかけてきた。



「君はギターを弾くのかい?私はドラマーなんだけど、すぐそこにクラブがあって毎週水曜日にジャムセッションをしてるんだ。明日一緒にやろう。」




お、面白そうな話きたぞ。
ダハブで思いっきり日本語の曲を歌ってやるか?





「いやー、ダハブ最高だっぺー。大洗とタメ張るっぺよー。」


ショウゴ君と山さんと、ビールを買って、また屋上にあるサンレストランで乾杯。
photo:12



photo:13




そろそろグータラも終わりにして歌わないといけない。


しかし、こんなに休んだというのに喉の調子が回復していないのはどうしたことだろう。



それどころが体のダルさが出てきている。


まさか風邪か?

初日にウェットスーツなしでシュノーケルをして体を冷やしたせいか?





まぁ大丈夫だろうと、外のカフェに行き、サッカーの試合を観ながらシーシャをくゆられた。
photo:14






明日はクラブでセッション。
思いっきり弾けてやるぞ。











あ、謝罪というかお知らせです。

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今までスマホからクリックしてくれていた方にはホントに申し訳ありません。


というわけで新しいクリック部分を追加しましたので、お手数ですがスマホ・携帯電話のかたはそちらをクリックしていただけると嬉しいです。


ていうかこれで合ってるかわかんないですが、まぁ付き合ってやってください!!
よろしくお願いします!!


エジプトの海は綺麗です(^-^)/








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高熱で記憶がない

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2月27日 水曜日
【エジプト】 ダハブ







起き上がれない。

身体中に走る激痛。


38.3度


この旅1番の重症。







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2月28日 木曜日
【エジプト】 ダハブ







photo:01


昨日よりはだいぶよくなった。

でも身体中の激痛は収まっていない。

頭痛、喉の痛み。







photo:02


サンレストランの優しいママがブランケットをかけてくれたり、薬をくれたり。
あまりモノでご飯を作ってくれたりするので、せめて食器洗いくらいしようと立ち上がるが、服が体にこすれて痛すぎる。




こりゃダメだ…………











ここにいると色んな人が差し入れを持ってきてくれる。
photo:03



イブラヒム爺さんのとこで会った可愛い女の子、マンスールにいた旅人たち、外国人も。
photo:04












マサヤ君とナナコさんというコンビにもこの日会えた。

彼らはバイオリンとサックスのコンビで、同じく路上パフォーマンスをしながら世界を旅する日本人。もち初対面。


少し前に、これから中東なのでお会いしてセッションできたら嬉しいです!!ってメールをもらってたんだけど、やっと会えた日がこんな体調でゴメンね………






ゆうべのジャムセッション、俺は行けなかったんだけど、彼らにその情報を教えたところ、きっちり行って2時間プレイしてきたそう。


さすが、アグレッシブだな。













そんなたくさんの人たちと話してる時も意識が朦朧としていて何を話してたかあまり覚えてない。




少しは熱下がっててくれ、とママに体温計をかりて測った。







目を疑った。


39.4度


寒気と頭痛、ついに吐き気までしてきた。








寝袋と布団に包まってガクガク震えた。

これただの風邪なのかな。

マラリアとか、そんなんじゃねぇよな。
アフリカに来て蚊に刺されまくってるから、そんな不安が頭をよぎる。







きつすぎる。

ダメだぁ…………







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